1. 投資を語らう
  2. 投資家の日常は、いとをかし。..

個別企業の株式投資を中心に投資歴20年超の投資家 吉田喜貴さん、と、投資信託を中心に投資歴20年超の投資家 renny。


二人の日常で「いとをかし」と好奇心を刺激されたコト、モノを題材に、投資と絡めて語らっています。


このエピソードでは、



などなどをお話ししています。


後編も近日中にお届けします。

ご意見、ご感想、ご質問等、おたよりを以下のリンクでお待ちしています。ぜひお気軽に。


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吉田さんのブログ: ⁠⁠⁠投資を楽しむ♪⁠⁠⁠

rennyのnote : ⁠⁠⁠https://note.com/renny

サマリー

『投資家の日常は、いとをかし。』の2024年3月のエピソードでは、投資家のrennyさんと吉田さんが、投資に関する興味深い話題を取り上げています。株価の上昇や清原達郎さんの投資術について話が展開されます。三ツ星のレストラン「カンテサンス」は予約が難しく、20席の小さな店であり、フランス料理と日本の季節の食材を組み合わせた特徴的なメニューを提供しています。お値段も高めで、個室の予約がしやすく、日本人の客層が多いです。東京湾の水産資源が減少していることも話題となり、天ぷらの味の違いについても議論しています。

株価の上昇と投資家の視点
はい、ポッドキャスト、投資家の日常は、いとをかし。2024年3月のお届けしたいと思います。
このポッドキャストは、僕、投資家のrennyと同じく個人投資家の吉田さん、2人とも20年以上の投資歴を持っているんですけれども、
僕は投資・信託中心で、吉田さんは個別の企業の株式中心というようなことで、投資を続けてこられたんですけれども、
その2人で、毎月投資家の目線としてですね、いとをかし、面白いと思ったことをお話ししていこうというポッドキャストです。吉田さん、今月もよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
えーっと、今日この録音しているのはですね、3月の21日なんですけれども、日経平均が今日また史上最高値を更新したということで、吉田さんはその辺どういうふうにご覧になっているのかなというのをまずお話ししたいなと思うんですけれども、
さっき少しこのポッドキャストを録音する前にお聞きしたら、え、そうなんですかっておっしゃってたんですけれども、お気づきじゃなかったと。
そうですね。
今、日銀がいろいろ、金融政策というか、これまで取ってた手法をやめちゃいますとか、例えばETF買うのもやめちゃいますみたいなお話とか出てたりするんですけれども、
まあそこら辺でちょっと、なんて言うんですかね、少し、僕なんか個人的には少し円高なりそういうのになって株価には多少、なんて言うんでしょう、下がる要因になるのかなと思ってたんですけど、まあ逆で円安になるわ、株価は上がるわというようなことで、
なかなか思った通りにはいってないんじゃないかなと思うんですけれども、その辺で吉田さんは株価もご覧になってないぐらいなんで、あんまりお考えになってないということなんですかね。
そうですね。環境が良くなってくると興味を失っていくっていう人なので。
まあそういうようなので、読まれる本なんかも、モンテス級とかそういうようなところでしたっけ、そういう本に意識が向かいがちとかっていうようなことをおっしゃってたんですけれども。
そうですね、なんかそういう時って古典を読み漁って、後乗りするのって絶対押しで良くないんで、見るとなんか気になっちゃうからもう古典を読み拭けるっていう習慣になったのかな。
もうじゃあしばらくそういう感じになっちゃうんですかね。
そうですね。
まあね、これまた株価がこういう風になってくると、今始めないとどうするんですかみたいなことを言い出す人がまたまた増えていくのかなと思うんですけれども。
それでちょっと今日最初にお話ししたいというか、意図おかしいっていう風に僕も思ったんですけれども、投資家って呼ぶべきなんですかね。
清原達郎さんの投資術
清原達郎さんっていう、僕ら20年くらい前でしたっけ、すごい投資家だっていう風に世間で誰だこれはっていう風になった方だったと思うんですけれども、
この方が書かれた本、我が投資術という本が先月でしたっけ、今月頭ぐらいだったんでしたっけ、出て吉田さんもお読みになったっていうことなんですけれども、吉田さんはどんな風にお読みになりましたか。
いや、なんかもう何でしたっけ、昔所得税の高額納税者を国税庁が発表した週刊があって、その最後の発表が2004年で、その時に日本一所得税を収めた人っていうのが清原さんだったんですよね。
運用報酬、運用の成果報酬で得た所得に対する所得税が37億円だったっていう、実際どんな運用してるんだろうっていう話になったけれども、全然表に出てこなかった人なので、今回初めての著書ということで、もうこれは読まねばと。
そうですね、僕も同じこと思いました。実際お読みになってどんな発見というか、どんなことを思われました。
注目された時期っていうのは、たまたますごく運用成績が良かった時期に当たっていて、かなり上がり下がり激しい、すごい大変な運用されてたんだなっていうのが本を読むと分かりましたね。
そうですね、かなりリスクとしては大きめのものをやられてたりとか、なんとなく中小型の株式が中心なのかなとかっていうのは漠然とイメージしてたんですけれども、
結構リートとかにもかなり突っ込まれてたとかっていうのが、こういうとお書されてたんだっていうのが意外でしたよね。
何があれだったのかというと、清原さんのやられたファンドっていうのは、いわゆるヘッジファンドって言われるようなもので、買うだけじゃなくて、いわゆるショートっていう株価が下がれば儲かるとかっていうような投資も取り入れられてて、
実際それをやられてたっていう実例を挙げられてたんですけれども、ショートは散々だったっていうようなところも非常に面白かったなと思ったんですけれども。
私もやってた時期あるんですけど、あれは難しいですね。
吉田さんも空売りとかやってたことあるんですか?
そうなんですよ。決算書でダメな会社を見つけてから売りするんですけれども、結局そのダメな部分にみんなが注目してくれないと株価が下がらないので、待ってるうちに全体が上がってって釣られて株価が上がっちゃうと大変なことになって、難しいですね。
売りから入るっていうのは難しいんだろうなっていうのはなんとなく僕も想像はしてて、僕はやったことないんですけれども、特に株でそういう経験がないんで。
ただ本を読んでると得意な人はおそらくいるんでしょうけれども、うまく成果につなげるのは難しい手法なんだなっていうのを改めて思いましたね。
そうですね。
僕読んでてすごく面白いなと思ったのは、やっぱり最初の冒頭の第一章で、市場で少数派になるべきだっていうことを説かれてたのが一番印象的だったんですよね。
それでその本の中でこういうふうにスクリーニングするんだよみたいなことを書かれててですね。
それを実際やってて、SNSとかにそういうこと書かれてる人もいたりして見てたんですけれども、それやっちゃうと結局みんながそれ見てやるから多数派になるんじゃねーの?みたいなことは思ったんですけど。
だから本を読んだらそんなことをやっても意味がないっていうことを言ってるんじゃないかなと思ったんですけどね。
まあそうですよね。
本が出ちゃった時点でもみんな読んじゃうから。
あんまり意味がないような気がするんですけどね。
投資家が参考にする情報源
ひろはらさんの本で他にヒントになってちょっとやってみようかなって思ったことってありました?
中古が高ぶって今までほとんど私が推ししてこなかったんで、ちょっと調べてみようかなっていうきっかけにはなりましたね。
あとちょっと事前のやり取りで四季報のことを少しお話し出てたんですけど、四季報って読まれます?
いや最近はほとんど読まないですね。
なんかネット証券の会社調べると四季報…あれ四季報なのかな?
見れますよね。マネックスさんとかやってると四季報のページ確かどこの証券会社も大体出るのかな?
四季報の大体のデータってネット証券で見れたりしますよね?
そうなんですよね。見れるようになってからもほとんど買わなくなった感じですね。
じゃあ以前はその紙で買われてたりしてたことあったんですか?
最初の頃は買ってましたね。どういう会社があるのかとか全然わかんないんで、パラパラめくって勉強するみたいな。
なるほど。じゃあ結構その四季報ごろになって投資対象探すとかっていうようなことってやられたわけですね?
探すっていうよりどんな会社が上場企業にあるのかっていうのを知るためっていう感じでしたかね。
じゃあそれが一通りわかったらもういいかなっていうのと、ネット証券でも見れるからっていうような感じで、わざわざ買うことなくなったっていう感じなんですかね?
そうですね。
今はね、オンラインとかでもあったりするとかっていうようなことで、オンラインでサブスクのように読むこともできるみたいなんですけれども、
四季報をわざわざ僕もサブスクで読もうかっていうような気も全然起きないんですけれども、
サブスクの話も出てたんですけど、結構定期公読とかされてるものって吉田さんってどんなものがあったりするんですか?
結局一番長く契約してるのは、新刊のビジネス書の要約をするっていうトップポイントっていう雑誌があって、
もう20年ぐらいかな。
一冊4ページで紹介してくれてて、私基本本屋に平積みしてる本にはメモくれないっていうような人なんで、
でもどんな本が出てるのかは知りたいなと思って。
そういうのを取ってて、1ヶ月に10冊ぐらい紹介してくれるんだったかな。
年間だから120冊とか目を通すと、そのうち1冊ぐらいは読みたい本っていうのが出てくるんで、だから役に渡ってるかなっていう。
なるほど。ブログの方で日経にいらした後藤さんの本も紹介されてたように記憶するんですけど、
あちらの本はいかがでした?僕読んでないから何も言えないんですけど。
初心者向けにはいいかなって全て網羅されてて、私嫌いな初心者向けの本って、これだけをやっておけば大丈夫みたいな感じで押し付けて、思考停止にさせるのは嫌いなんですよ。
なるほど。むしろ考える材料はこれだけあって、この中から選ぶのはあなたですよみたいな感じの本だったっていうことなんですかね。
そうですね。だから新入社が始まって、これをきっかけに投資をしたいという人は結構相談を受けるんですけど、
初めに読む1冊って何を勧めたらいいか、あんまりいいのがなかったんで、今後はこの本を勧めていこうかなと思ってるんです。
それはその初心者っていうか、何を読んだらいいんですかとかっていうようなので、この本いいかなと思われたのは、
さっきのこれだけやっとけばっていう感じじゃないところが一番それに向いてるかなと思われた理由になるってことでいいんですかね。
そうですね。あとは投資を通じて視野を広げようっていうのが根底にあるような内容なので、私もそういうのが好きなんで。
なるほど。その投資が新しい扉になるっていうような感じの、そういうトーンで書かれてるってことなんですかね。
もうこれだけやっといたら、あとはもうその投資のことなんか忘れちゃった方がいいよっていうわけじゃなくて、
ここを入り口に新しいところに行ってみませんかっていうような、こういうトーンだったっていうことですね。
そうですね。
なるほどね。そういうこと、そういう書き方になってんだな。
僕は、それこそ後藤さんって確かサブスク的にはすごくノートとかでものすごい下位を持ちだっていうふうなんで、
それでどんな感じなのかなと思ってたんですけれども。
そうですね。僕もサブスクって言ったら、全然投資とは関係ないようなサブスクは読んでたりしますけど、
まあ投資に関してはあんまりやってないのかな。
じゃあちょっと話を変えて次の糸お菓子に行ってみたいと思うんですけれども、
吉田さんといえば食通というかグルメなんですけれども、
グルメのお話で今月の糸お菓子なことっていうのはどんなことがありましたか。
じゃあ直近の方から行きましょうか。
はい、直近の方から。
カンテサンスの魅力
ずっと行ってみたかった三ッ星のレストランのカンテサンスっていうフランス料理店にやっと予約が取れて行けたんですよ。
そのカンテサンスさんって場所はどちらにあるんですか。
場所は五反田。
結構なんかちょっと変わった位置にあるんですね。
五反田からバスで、どこだっけ、昔ソニーの本社があった。
大崎とかあの辺りじゃなくて。
あの辺りですね。品川の御殿山。
あー、なるほどなるほど。御殿山ね、はいはい。
なんか港区じゃないんですね。
品川区ですよね。
カンテサンスさんってどれくらい三ッ星というか、何年くらい続いて三ッ星取られてるんですか。
ミシュランガイド東京っていうのがいつだったかな、あれ。
勘されたのは2006年くらいかな。
じゃあ20年近く三ッ星キープなんですかね。
そうですね、そこからずっと三ッ星で。
お店の席数っていうか、それってどれくらいの感じの大きさなんですか。
レストランの特徴
それくらいだったかな、20席くらいはあったかな。
でも割に小じんまりしたお店なんですね。
そうですね。
その予約取るのって大変だったっていう風にお聞きしたんですけど、
それくらい大変さってどんな感じの大変さなんですか。
ネットでのみ予約で、おまかせっていう予約サイトで受け付けてるんですけれども、
個室が結構空いてるんですよね。
5、6人限定みたいな個室は空いてるんだけど、2人で行こうとすると全く空いてなくて。
そうなんですか。
なので去年これは本気でやろうと。
本気で。
去年の秋頃から1日3回その予約サイトをチェックして、
キャンセル待ちが出るのを狙い続けて。
それで半年でやっと取れたっていう感じでした。
半年かかったわけですね。
じゃあ実際お店に行かれた時もお客さん満席というかキャパシティいっぱいっていう感じだったんですか。
そうですね、満席で。
意外だったのは全部日本人だったっていうのが結構意外でした。
そうなんですか。
外国の方はいらっしゃらなかったとたまたまなのかもしれないですけど。
そうなんですよ。値段もとんでもないので。
日本人じゃなくて中国人とかばっかりいるんじゃないかなと思っていたら。
それって夜行かれたんですか。
夜だけで。
夜だけなんですか。
5時からの回と8時半からの回の2回転なんです。
じゃあその2回転だけど予約取るのはかなり大変だっていうことなんですね。
今先ほどおっしゃいましたけれども結構な金額というかお値段も相当するお店なわけですね。
そうですね、うちの夫婦はお酒飲まないんで普通の人より安いはずですけど、これ旅行行くのと迷うよねっていうような値段でしたね。
じゃあお酒飲んだりするともっと大変ということなんですかね。
そうですね、確実に1人5万円は超えるでしょうね。
なるほどね、すごいな。
実際お料理とかサービスとかそういうのってどんな感想をお持ちになったんですか。
料理と予約の難しさ
料理はもうおいしかったですね。
12品出てきて、小さい料理がちょこちょこと出てくるんですよ。
前菜が6品、メインが2品、デザート4品で。
なんかあれですね、前菜が多いんですかね、そういう意味では。
デザートも多いのか。
やっぱり他に行かれている、非機にされているフレンチのお店と違うなって感じられるところってありましたか。
値段は高いのでその分手間がかかっていて、やっぱり品数は多くなりますね。
普通そんなに多くないんですよ、だいたい。
あとはちょっと写真撮らせてもらえないから思い出せなくなるっていう問題があったんですけど。
写真NGなんですか。
そうなんですよ。
それってすみません、他のミシュランの保湿機のお店もそんな感じなんですか。
めったにないですね、写真撮っちゃダメっていうのは。
そうなんですか。
保湿だったらいいって言ってたんで。
多分有名人の方が結構来られる店なんだと思うんですよ。
だからそのあれですか、お料理というよりはそれにカッコつけて、そういう人を隠し撮りしないようにとかっていうような配慮みたいな。
多分そうでしょうね。
なるほどね。
そうなんですね。
やっぱり食材なんかも高そうというかそんな感じなんですかね。
そうですね。意外だったのは割と輸入した食材が多かったりして、
フランスから取り寄せた食材と日本の季節の食材を組み合わせて調理してあったりしたっていうのが結構珍しいかな。
どんな組み合わせがあるんだみたいな。
山菜と何かが組み合わせて出てきたりとか。
山菜と。
じゃあそのメイン2品って言われてたのは、それはお魚とお肉なんですか。
そうですね。
ちなみにお魚お肉は何が出てきたんですか。
魚は何だったっけこれ忘れて、思い出しないで。
お肉は何だったんですか。
お肉は羊でした。
ラムなんですね。
そうですね。
やっぱそうなんだ。
メニューってどれくらいの頻度で変わるんですか。結構な頻度で変わるのか。
1ヶ月に1回って話してました。
1ヶ月に1回。
季節に1回。
季節に1回ですか。
なるほど。
なるほどね。
でもそんだけ予約取るのが大変だと、一回予約取るのでもすごい大変だってことですよね。
そうですね。料理のおいしさとか値段からすると、本来記念日とかに行きたい店なんだけど、そういうのが無理っていうのが残念っていうところですね。
自分の都合じゃなくてお店の都合になっちゃうと。
都合というかお店の空き具合というかそこに依存してるっていうことになるんですよね。
なるほどな。そういうことですね。
こういう質問はちょっと疑問かもしれないですけど、もう一回予約取ろうと頑張りたいなって思うようなお店だったかどうかってそこらへんいかがなんですか。
でも、何年かに一回は行ってみたいですね。
なるほどな。そうですか。そこはちょっと僕は行くことはないだろうな。
三ッ星ってそういう感じなんだっていうようなのがあって、東京にフレンチとかで三ッ星って他にもあるんですか。僕はあんまりよく知らないんですけど。
エビスのジュエルロボションっていうフランスの有名な日本食店みたいなところが三ッ星だったかな。
あと和食も何店舗かあったりするんで。
なるほど。じゃあ吉田さん結構その三ッ星をいくつかは実際体験されてるわけですか。
今回三ッ星初めて行ったんですけど。
じゃあ和食の方もまだ未体験ってことなんですか。
そうですね。もう予約がどうやって取ったらいいかわからないような店ばっかりで。
なるほどね。それだけ敷居が高いんですね。
そうですね。たまたま昔行った店が最近三ッ星になったっていうところはありますけど。
もう予約の取り方はわかんない。
じゃあすみません。グルメのネタで。
このポッドキャストの投資家の日常は糸お菓子で何回か天ぷらのお話しされてたかと思うんですけれども。
ここ最近天ぷらを召し上がったりしたんですか。
天ぷらはもう行くところが決まっていて、アザブジオ版の前平さんというところで2ヶ月に1回伺って天ぷらいただいてるんですけど。
結構いろんな話が伺えて、流音なんかの影響みたいなのがあったりするんで面白いんですけど。
最近東京湾でキスが取れなくなってきていて、いつなくなっちゃうかなっていうような話をしていたら、
2月の末に行った時とうとう東京湾のキスが取れなくなり、その直前の1週間キスが1匹も釣れなかったらしいんですよね。
前平さんでしたっけ、それはキスとかってどこで調達というか、東京湾のキスってどういう風に調達されてるんですか。
千葉の豊岡漁港っていうところであるキスが一番美味しいということで、前平さんはそこを使っていて。
だいたい東京湾の魚にこだわる方って多くて、天ぷらの神様って言われてる総止めさんって門前の中にある三河瀬山橋っていうお店の方が今天ぷらのレジェンドなんですけど、
その方の話によると東京湾って大小いろんな河川が流れ込んでいるからすごく魚にとって栄養がたくさんあって、
波も高くないから本当になんか貴族のような魚が、身がふっくらした魚が釣れて天ぷらに最適なんだっていう風な話をされてるんですね。
でもだんだん東京湾の魚が釣れなくなってきていて、昔はメゴチとかっていうないどまいの天ぷらで欠かせなかったんですけど、
まずメゴチが数年前に完全に消えたんですね。
もうあがらないんですか。
東京湾の水産資源の減少
もうない、ほとんどないですね。
続いて同じ白身でキスがおかしくなり始め、20年前ぐらいと比べると魚殻量が4分の1ぐらいになっているのかなキスは。
メゴチはもう10分の1ぐらいになっちゃって。
なるほどね。
だからもう温暖化の影響なのか、それとも漁師さんが高齢化でなくなっていっているのかがちょっとわからないところなんですけど、
だんだん江戸前の魚の食材というのはもうなくなってきているんですよね。
そういう水産資源とかっていうようなことでいくと、
今結構この間テレビで見たんですけど、養殖とかってすごく進化しているとかっていうんですけど、
やっぱり天ぷらの江戸前とかと比較するのもとてもおこがましいのかもしれないですけれども、
やっぱり全然違うものなんですかね。天然の、さっきおっしゃった東京湾の環境っていうのはとても人工的に再現することは不可能だというような感じなんですかね。
そうなんでしょうね。東京湾も高度経済成長期とか汚かったはずなんで、
本当ここ20年くらい魚が捕れただけでまた消えていくということなのかもしれないんですけどね。
実際その天ぷらを召し上がったとき、奇数はどこの産地のものを使われていたんですか。
奇数は淡路島の近海で捕れた奇数で、やっぱり全然違いますね。
何が違うんでしょう。吉田さんの味覚から言って違いを感じたポイントってどこが違うんですか。柔らかさとかそういうことなんですか。
身がふっくらしてて、なんか味もちょっと違うんですよね。
味が違う、それはやっぱりなんて言うんでしょう、東京湾の方が味が濃いっていうか、そういうことなんですかね。
そうですね、味が濃いですね。
天ぷらの味の違い
なるほど、そういうふうな奇数にそこまで違いをっていうか、やっぱりあれですかね、江戸前の天ぷらで行くと奇数っていうのは重要なネタになるんですかね。
天ぷらは奇数が最重要だとは思ってはいけない。
あの店の奇数を食べればお店のレベルが分かるっていうくらいの感じですね。
さっきおっしゃってた門前仲町のお店の奇数っていうのはやっぱり絶品なんですか。
美味しいですね。門前仲町の総止めさんの天ぷらは穴子が一番美味しいんですよね。穴子があの揚げ方はどこででも食べられない。
穴子も江戸前というか、東京湾で取れて上がったものを使ってるんですよね。
穴子はどうなのかな、穴子は取れるのかも。
総止めさんの店は全部江戸前の揃えるって公募してるのであるんでしょうけど、他のお店は多分違うかな。
そうですか、いや、なかなか天ぷらの奥が深そうですね。
天ぷらはまるとやばいんですよ。油の値段も上がってるし、魚も取れなくなって値段上がってるんだよ。結構やばいです、値上がりの仕方がもう。
じゃあちょっとその天ぷらを食べるというか、天ぷら、きす、どうなんだろうな。
ちょっと僕そんなにめちゃくちゃ頻繁に食べるわけでもないんで何とも言えないですけれども、あの天ぷら、高級な天ぷらを食べる機会があったら、吉田さんのおっしゃってたことを思い出していただきたいなと思います。
でもですね、きすだけ食べるならいい店があってですね、上野の本田本家っていうとんかつで有名な店があるんですけれども、そこも東京湾のきすを使ったきすフライっていうのがあるんです。
きすフライ一皿で4000円くらいするんですけど今値上がりしちゃって。でも天ぷら屋に行くよりそこで食べる、同じきすが食べれて安いです。
そこもでもきすの調達には苦労されている可能性が非常に高いわけですよね。
そうですね。
なかなか東京湾であがったきすっていうのはこれからどんどん希少になっていくっていうことなんでしょうね。
えーっと、そろそろ前編の方のお時間が来ました。
投資家の日常はいとおかし、2024年3月の前編はここまでとしたいと思います。
吉田さんありがとうございました。
ありがとうございました。
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