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2025-10-20 16:42

#7 生成AIは”レースカー”と一緒【AIに代替されないスキル】

🎙️内容
デイリートークテーマ
「AIに代替されないスキル」

代替というシテンが良くないね、AIとの椅子取りゲームじゃない。
AIとはレースカーと見つけたり!!運転スキルが大切よ!!
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サマリー

本エピソードでは、AIが進化する時代における人間の価値やスキルについて考察されています。特に、技術の進化が新しい仕事を生み出すことと、AIを効果的に活用する重要性が強調されています。また、生成AIがいかに進化しても、最終的なアウトプットは使い手のスキルに依存することが述べられています。さらに、レースカーの例えを用いて、個々の能力の重要性が説明されています。

AI時代におけるスキル
どうも、しぶちょーです。ものづくりの視点は、産業機械の現役エンジニアである私、しぶちょーが、ものづくりに関するトピックを独自の視点で解説する番組です。
今日は、デイリートークテーマに沿った回です。今日のテーマはこちら。【AIに代替されないスキル】
これからの時代に求められる能力、AI時代に磨くべき人間力、AIを使いこなすための学習法などなどを語ってくださいというテーマでございます。
最近よく言われますよね、AIによって人間の仕事が奪われるとか、人間には人間にしかできないことをしましょうみたいなね。
AIを使わないと時代に取り残されるぞという煽り煽られしているわけですけども、まずは落ち着きましょうと。これね、焦らされたら負けだと思いますよ。
まずはこのテーマ自体がね、私個人的にあまり良くないなと思っていて、AIに代替されないスキルっていうのはさ、もうその言葉自体にAI vs 人間みたいなね、そういう対立構造の視点が入っているんですよ。
こういう対立で捉える必要は私はないと思ってるんですね。今日はそういうお話でございます。それでは早速いきましょう。
ここ最近本当にすごいよね、SNS見てもさ、AIに仕事を奪われるぞとか、AIを使う人と使わない人で格差が生まれるとかね、AIを使いこなさないと時代に取り残される、生きていけないみたいな、AIが与える社会のインパクトは確かに凄まじいですよ。
特に新しい技術とかツール、サービスが出てます。AIの技術が時代を変えていくというのは間違いないでしょう。実際にガラッと変わりましたしね、生成AIが出てきてから。ただ別にそれはAIに限ったことではなくて、今までの技術の歴史を見ていくと同じことって色々起こっているんですよ。
例えば産業革命の時代ね、蒸気機関が開発されて、今まで手作業だった仕事がどんどん機械化されていくわけですよ。最初は職人の仕事がなくなるぞとか、人間の価値が失われるみたいな、やっぱりそれらしいことがすごく産業革命直後も言われてたらしいんですけども、でも実際は機械を動かす人、整備する人、設計する人、管理する人っていう感じでも、
今までなかった新しい仕事がそれによってたくさん生まれたと。つまり技術が仕事を奪うっていう話はいつの時代も繰り返されてきて、そのために奪うわけじゃなくて新しい仕事っていうのが作り出されてきたわけですね。
IT、情報技術の話もそうですよね。パソコンとかインターネットが普及してさ、今までの仕事のやり方がガラッと変わると。紙の仕事がなくなるとか、この職業がなくなるなんて言われてるものもあったわけですけど、わけっていうかね、私はその時代は小学生とかそのぐらいだったから、その時代の最中にはあまり社会では生きていなかったんだけども、
結果的にはいろいろウェブ関係の仕事とかIT関係の仕事なんてものがいっぱい出てきたわけですよ。インターネットが普及したことによって、ITの文脈とはそれるんだけど、例えばYouTuberとか私みたいに情報発信するみたいなこともある種価値になってきたと。
つまり技術って仕事をガッと減らすわけじゃなくて、別の形に仕事を変えていくと、そういう側面が歴史からも見て取れるわけですよ。もっと例を出すと、例えば私がいる工作機械業界っていうのもそうですよ。
もともとは職人が手を使って動かす工作機械っていうもので、金属を加工したわけですけども、それがCNCというコンピューターで自動で動かすプログラムで加工するっていう機械に進化していってるんですけど、それで実際に手を動かす職人さんの仕事が完全に奪われたというわけではないんですね。
何を作ろうが、何で作ろうが、それって結局手段であって、工作機械が行っている金属の加工の本質って別に変わってないんですよ。金属を削るっていうものは変わってないんで、今まで手を動かしてきた職人さんっていうのの加工の感覚とか知識っていうのは別に自動化された機械の中でも役に立つと。
そういうことなんですよね。もう全然ゼロになったわけでもない。現実まだ汎用機械って言って、職人が手で動かす機械で加工されているものも多くありますからね。実際プログラム作るよりそっちの方が早かったりするんですよ。
AIと人間の関係
というので、場合によりきりというか役割によりきりで、ちゃんと分かれているわけです。だから結局AIっていうのも同じなんですよね。AIが登場して、もう人間いらないじゃないかと。代替されてしまうんじゃないかと思う瞬間もあるんですけど。
実際そのAIを生かすのは人ですし、敵対関係じゃなくて、やっぱり一緒に働くツールとして使いこなすというのが重要だと思います。AIを使いこなして何かを生み出す人っていうのがこれから時代を作っていくのかなと。
結局AIが変えるのは人間の価値そのものじゃなくて、人間がどこに価値を置くかという視点だと思うんですよね。個人的にはね、冒頭でも言ったんだけど、このAIに代替されないスキルっていう視点。
これね、ちょっと違うなーって聞くたびに思うんですよ。このAIに仕事を奪われるとか、人間が人間にしかできないことをやりましょうみたいな、そういう話あるんですけど。別にさ、AIが人間の仕事とか人間がやってることをできるようになったからといって別にそれを人間がやっちゃいけないっていうことにはならないと思うんですよ。
でもなんか、AIができることはAIにやらせて、人間は人間らしい、人間にしかできないことをやりましょうみたいなことがよく言われるんだけど、別にAIができることも人がやってよくないと思うんですよね。
このAIに代替されないスキルという視点で技術の発展を見てしまうと、技術が進化するたびにさ、人間の席が取られてるっていう感じがしないですか。AIができないことが人間のすべきことっていう視点で捉えちゃうと、AIがどんどん進化するからさ、最終的に人間っていうのはAIの隙間を埋める存在でしかなくなっちゃうよね。
AIができないことの中でポジションを探すっていう、そういう人間の立ち位置が狭くなるというか、本末転倒なことが起こりかねないなと思ってるんですよ。だからね、あんまりその代替されないとか、AIが代わりになるみたいな言葉言い方は私個人的にあんま好きじゃなくて、別に我々はそんなイストリゲームがしたいわけじゃないですよね。
やっぱその代替されるみたいなところに騒いじゃう真理って、アウトプットにフォーカスするからそうなっちゃうと思うんですよ。その生成AIで音楽が作れます、音楽ができましたとか、絵が描けますとかね、いろいろできることあるんですけど、そのアウトプットだけにフォーカスするんじゃなくて、結局プロセスにも価値はあると思うんですよね。
誰が作ったとか、どう作ったとか、その制作過程のストーリー、その創造の結果だけじゃなくて、そこまでに至るストーリーとか、そういう過程の部分って別に全然価値になると思います。現実を生きてる生身の人間だからこそ持つそのストーリーみたいなもの、それをやっぱ価値にできないといけないよねと。
別に結果で勝負じゃないですよね。そこまでなぜそれを作ったのかっていうところの思いみたいなものだって、それだけで十分価値があるんですよ。AIが大体できるスキルだとしても、それをAIに代替させない理由とかストーリーがあれば、別にそれはそれで十分だと思うんですよね。だからAIが大体できることだって別に人がやりたきゃやりゃいいんです。
AIにできないことをやるっていう視点じゃなくて、それはもうAIがイニシアシブ取っちゃってるから行動のね。違うんですよ。人間がやりたいことをやるんです。そのためにAIがあるんです。最初からそうAIが席取ってるから、その隙間埋めましょうみたいなことで先手取られてはいけないんですね。主導はこちらにあるんですよね。そういう視点が私はAI活用においてはすごく重要だと思います。
前にこの話をチラッとしたんですけど、AIのアウトプットの質っていうのは結局そのAIの使い手のスキルを超えることができないっていう根本的な法則があると思います。これは本の中で書いてあったことなんだけどさ。
100日チャレンジ、毎日連続100本のアプリを作ってみたら人生が変わったっていう本があるんだけど、女子大生がチャットGPTで1日1本ゲームを作るっていうチャレンジを100日連続で続けるっていう結構ストイックな内容の本で、この本の中にチャットGPTは使い手の能力以上のことができないっていうそういう文面があるんですよね。
実際に手を動かしてゲームを作っていく中で、女子大生、著者の方がそのことに気づくんですね。生成AIさえあれば今までできなかったことができるようになるということじゃなくて、あくまでも出てくる成果物、アウトプットのレベルっていうのはその使用者の能力に依存するんですよ。
本それ案件で、この本の中では主にプログラミングの文脈で語られているんですけど、別にプログラミングに限った話ではなくて、あらゆるタスクで言えることです。結局は人の能力次第なんですよ。生成AIを活かせるかどうかって。
例えば、私はコピーライティングの養成講座とか通って、言葉の作り方とか学んでましたけど、その講座の中でもよく語られていました。これだけ生成AIが普及している今でさえ、人の心に刺さる、ハッとするようなキャッチコピーで考えられるのってAIじゃなくて人なんですよね。
もちろん、AIに頼めばそれっぽいものをいっぱい言葉を出してくれるんですけど、そうやってアイディアを考える手伝いをしてくれるんですけど、どうしても言葉に厚みが出ないんですよ。もちろん100個考えろって言ったら100個バーって出てきます。でも100個出てくるだけなんですね。
生成AIの限界
その中から金銭に触れるものとか、ちょっとこれ深掘ったら良くなりそうだなと、もうちょっと磨きが合うなっていうのは結局自分で選んで磨いていかなきゃいけないんですよね。だからキャッチコピー、単に言葉を考えるっていうタスクだけでもその人の能力が結局試されるんですよ。
言えば言うだけ、色々アイディアとかプログラムを書いてくれるんですけど、それが良いかどうかを選ぶのは結局人間なんですね。だからその選ぶ力、選定する力っていうのが必要で、それにはやっぱり本人のスキルが求められるんですよ。
だから生成AIがあるからといって、誰もがプロのコピーライターのように洗練された言葉を考えられるわけでもないし、プロのエンジニアのように綺麗なコーディングができるわけでもないと、それやっぱり本人の能力に最終的なアウトプットとして依存するんですよね。
実はこれ、私本業で設計している工作機械でも同じなんですよ。工作機械っていうのは毎度説明してますけど、産業機械の一種で、あらゆる機械の部品を作っている機械です。機械を作る機械っていう意味で、マザーマシンなんて呼ばれたりしてます。
そしてこの工作機械ってとある原理があるんですよね。それが工作機械の母性原理というものです。これは工作機械で作られた部品、部品を削ってね、部品というか金属を削って部品を作る機械なんですけど、このできた部品の精度、精密さっていうのは、その工作機械自身の精度に依存して、それを超えることができないという原理があるんですよ。
つまり精度の悪い工作機械からは、どんな頑張っても精度の悪い部品しか生まれない。良い部品を生み出すためには、精度の高い優れた工作機械が必要なんだっていう原理です。これさっき語った、生成AIは使い手の能力以上のことができないって話と結構似てませんか。
さっき言った、工作機械の話って、工作機械の母性原理と言います。その工作機械そもそもが持っている精度より良いものはできませんよという話です。
生成AIの使い手と能力、アウトプットの関係の話もこれと全く一緒です。まさにこれ、工作機械の母性原理ならぬ、生成AIの母性原理ですよね。どんなに優秀な生成AIのモデルが出てこようが、結局自分自身を計算して高めないと、それを使いこなすことができないんですよ。
これ、もっとシンプルに直感的に例えるんだったら、レースカーに例えられると思うんですよね。私も曲がりなりにというか、車好きですし、最近あんまり行ってないんだけど、たまにサーキットとか走りに行ってるんですよ。
一回ね、雨の日に走ってて、サーキットで車ごとひっくり返ったことがあって、それ以来行ってないんだけどっていうのは、ちょっとそんな話は置いておいてですね。国内のBQライセンスっていうのも持ってたりするんですけど、このレースの世界でもさ、結局サーキット走るレース用のマシンね。
これ、どんなに性能が上がろうが、スピードが速くなろうが、最終的なラップタイム、一周何分で走れるかっていうのは、ドライバーの腕に依存するわけですよ。アクセル踏む、ブレーキ踏む、ハンドル回すと、そういった基本動作は誰でもできますよね。
でも本質って基本操作じゃなくて、加減速のタイミングとか、タイヤのマネジメントとか、いろいろドライバーの能力とかセンスに依存するんですね。だから今、生成AIの時代って、いろんなタイプの高性能なレースカーがたくさん出て生きているという状態なんです。
チャットGPT号とか、ジェミニ号、クロード号みたいなね。どれに乗り込むかは、あなた自身が決めれるんですけど、それを使ってどう走るかっていうのは、その本人次第だと。車の能力が上がっただけじゃ、ただストレート速く走れるようになるだけで、レースの中、一周のタイムが速くなるかはまた別の話なんですよね。
運転技術が伴わなければ乗りこなせないと。生成AIもそれと同じだと思うんですね。そう考えると、やっぱり結果、AIに何のスキルを代替させるにせよ、結局その分野のその人自身のスキルが求められるっていうことなんですよ。代替させることができないと。そのスキルを持っていて初めて生かすことができるということなんですよね。
レースカーのメタファー
結果として何が言いたいかというと、つまり人間の計算って別に今までそう変わらないってことです。ちゃんと勉強してスキル身につきましょうと。生成AIが代替してくれると言ってますけども、結局その代替してもらうにせよ本人の能力いるんですよ。だからやることは今までと何も変わりませんと。好奇心を持っていろいろ学んでいきましょう。
というのが本日の結論でございます。皆さんAIいろいろと騒ぎ立てられてますけども、落ち着いていきましょうと。そんなですね、AIに関して落ち着きたいというあなたにThis is 最高にちょうどいい番組ありますね。それが落ち着きAIというポッドキャストでございます。
これは私とカネリン氏2人でやってる新番組、ポッドキャストなんですけども、あれもう1ヶ月ぐらい経つのかな、初めて。ありがたいことにですね、すごくじわじわ伸びていますんで、もしもまだ聞いてないよっていう方がいたら、ぜひとも落ち着きAIラジオで検索していただければなと思います。落ち着きはひらがな、AIはアルファベット、ラジオはカタカナでございます。よろしくお願いします。
というわけで、今回はここまでとさせていただきます。私は技術ブログ、支部長技術研究所も運営してますので、そちらの方もぜひチェックしてください。Xの毎日ものづくりに関する投稿しておりますので、よろしくお願いします。ポッドキャストものづくりのラジオの方も毎週土曜日週1で配信中です。ポッドキャスト落ち着きAIラジオ、毎週火曜日金曜日週2で配信中です。こちらもぜひ聞いてください。というわけで、今回はここまで。以上、支部長でした。ではでは。
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