自信の形成
どうも、しぶちょーです。ものづくりの視点は、産業機械の現役エンジニアである私、しぶちょーが、ものづくりに関するトピックを独自の視点で解説する番組です。
今日はですね、ボイシーのデイリー特定版に沿った会議です。今日のテーマはこちら。自信はどこから生まれる?と。
自信をつけるために意識していること、自分を褒める習慣や自己肯定感を高める方法、自信が持てるようになったきっかけのエピソードなどを語ってくださいというテーマです。
あなたは自信ありますか? 自己肯定感高まってますか?
私はですね、自己肯定感爆高おじさんなんで、生きているだけで自己肯定感にバフがかかっていると。そういう生き方をしているんですけども。
これは機質的な部分もあるんだけど、一つは経験的な側面もあるかなと思います。
今日はそんな自信に関する持論を語る会でございます。
自信ってさ、自信をつけることよりも失わないことの方が大事なんじゃないかなと思うんですよね。
そのためには失敗を成し遂げるという必要があると私は思っているんです。
今日はそういうお話でございます。それでは早速いきましょう。
私はですね、3Dプリンターが大好きで毎日何かしら印刷してます。
特に最近は自分のものづくりということで、おもちゃの旋盤っていうね、子供用の工作機械っていうのを作って展示会に出したりしてますね。
子供用の産業機械、普段は工場の中で働いているような機械におもちゃとして子供が触れてくれることで、
ものづくりの楽しさとか魅力を知ってもらうと、そういうことをテーマにしたおもちゃを今自分で作ってます。
このおもちゃの旋盤って全部3Dプリンター製の部品を自分で作って組み立ててるんですね。
でもやっぱり色々と難しいんですよ。苦労した部分は本当にいっぱいあるし、何度も何度も印刷して、
ダメだダメだとなって、やっと形になったものではあるんですけど、
その中で特に苦労した部分があってね、それが実はね、電池ボックスなんですよ。
最近Xで投稿させてもらったんでね、ちょっとポストのリンクは概要欄に貼っておきますけども、
その時の投稿を一緒に読み上げますけど、普段何気なく使っている電池ボックスあるじゃない。
こんな部分でも自作しようと思ったら気が遠くなるほど大変なのよね。
作ってみて初めてわかる意外な創意工夫がある。だからこそあえて自分で作ってみるっていうのが大事。
結果ではなくそのプロセスから学びがあるからね、という投稿をしたところですね、非常に多くの反響をいただきました。
リモコンとかさ、他のおもちゃとかもそうなんだけど、当たり前のように電池入れるとかあるでしょ。
ゲームボーイとかね、私と同じ世代の人はきっと懐かしいと思うんですけど、ゲームボーイからゲームボーイにも電池入れるとかあったじゃないですか。
普段何気なく、何のありがたみも感じずに使っているじゃない、あれ。
でもさ、あんな部分であっても、じゃああなた1からあれ作ってくださいって言われたら結構難しいんですよ。
本当に大変なのね。失敗の連続です。全然上手くいかないと。
なんとなく形を上手く作ってみて、電池が入るようになったものの、これ外せないみたいな。
ドライバーないと電池外せないやんとかなるのよね。
だからあれって電池を入れるだけじゃなくて外すことも意識して作られたりとか、結構形の創意工夫があって洗練されているものなんですよ。
だから身を身真似作ったところで、意外と電池入れるっていう部分だけでも全然上手くできないんですよね。
だからこれダメだ、これダメだって言いながら電池ボックス、ただ電池ボックス作るためだけに何度も何度も3Dプリンターで印刷して、
どれくらいの材料と時間を使ったことかと。
こんな簡単な部分でさえパッと作れないなんて、さすがに自信を失わなかったんですよね。
失敗しても全然大丈夫でした。
とにかく失敗しまくり、まともにものづくりできなかったんだけど全然平気です。
むしろ失敗するたびに自信がついていきましたね。
これがものづくりのいいところだと私は思います。
失敗してしまったじゃないんですよね。
失敗からの学び
失敗を成し遂げたんですね。
言い換えれば、できない方法を発見したとも言えますね。
これがものづくりの視点だと思います。
こういう視点を持つと、やっぱり何をしても失敗しても自信を失わないと。
自信が常につくっていう、そういう状態を生み出すことができます。
というのも、ものづくりなんて一発で成功するなんてほぼありえないんですね。
必ずどこかに見落としがあってさ、うまく動かなかったりとか、
使用通りになっていないなんてことがよくあります。
そんなのは当たり前で、この失敗を前提としたスタンスっていうのが
自信を失わないためには重要なんですよ。
逆にものづくりで一発でうまくいった時って怖いからね。
なんか偶然うまくいっちゃったみたいな。
なんか見落としないかなみたいな。
そういう不安に逆に借りたたされますからね。
そういうふうに失敗が前提なんです。
失敗してしまった、うまくいかなかったと。
その度に落ち込んでいてもしょうがない。
そういうもんだと割り切って慣れてしまうと。
これが意外と自信を保つ上で大事だったりするんですよ。
失敗するなんて当たり前ですからねと。
そんなものでも一時自信を失っていられないですよと。
こういう視点で生きていくと自信減ることが少なくなりますから。
比較的自信のブーストがかかっていきますよ。
ただ気をつけなければならないのが
失敗してもいいやと行動するっていうのを推奨しているわけではないんですね。
これは違うんですよ。
全力で成功させようとして努力した結果失敗してしまうと。
これが当たり前だっていう視点を持つのが大事だと私は言ってるんですね。
やることを全部やった上で失敗してしまうのが当たり前と受け入れる器が大事だと。
やることを全部やらずに失敗したら、
それは失敗した理由明確じゃん。
やることやってないから失敗したでしょ。
全力を出してもなお成功しなかったっていうのがこれがもうよだれ者の成果なんですよね。
失敗を成し遂げたという瞬間。
うまくいかない方法を見つけることができたっていうことなんですよね。
こういうことを繰り返していくと成功にたどり着くわけですから、
階段を一つ登ったということなんです。
失敗することによって。
だから、自信をつけようということを語る上で、
よく成功体験を積もうと小さい成功でもコツコツ積んでいこうというふうに言われるんですけど、
成功できるっていうのは当然最高なんですけど、
世の中、そうそう成功しないと。
失敗の方が多いし、逆に小さい成功を積み上げようと思って、
簡単にうまくいくことばかりやってても自信なんてつかないんですね。
隣見たら同じことできるやつが5万といるわけじゃないですか。
それをいくらやったところで自信にならないわけですよ。
それは簡単に成功するものだからね。
だったら全力で何かやって、自分にしかできない失敗を積み上げたほうがよっぽど有益だと。
これ私の持論です。
次につながるからね、そういう失敗は。
自信はどこから生まれるかっていうのは、
自分にしかできない失敗を成し遂げるところから自信っていうのは生まれていくと思うんですよ。
なんで失敗してもいいんですけど、
一番結果がわかりやすくて、なおかつ成功したときの喜びが等しいようなのが、
ものづくりだと思うんですよ。
だからこの失敗を積み上げやすい、失敗を成し遂げやすいっていうのが、
やっぱりものづくりだと思うんで、
やっぱりものづくりをやって、自信をつけていきましょうということを私は推奨してるんですね。
何かね、自分で作ることって、それだけで自信になりますよ。
それがどんなものであれ、自分が考えたものが考えた通りに動くと、
そこに至るまでの失敗や成功、そのすべてが自信になります。
やっぱりね、ものが完成した瞬間の快感たるやものすごいですよ。
だからこそね、誰に対しても私はものづくりしましょうとお勧めしているわけですね。
そしてその中でもお勧めし続けているのがですね、3Dプリンターでございますよ。
物理的なものづくりの重要性
今のご時世、家庭用のハイスペックな3Dプリンターが3万円程度で買えてしまいますから、
誰もが物理的な形を生み出すことができる時代です。
生み出すことができるが、形は生み出すことができるが、それで何かをうまく作れるかといったら、
これは全く別の話で、全然うまくいかないんだよね。
このうまくいかなさ、そしてこの物理的なものづくり、
これを体験して自信につなげてほしいんですよ。
結構ね、ものづくりにおいて、プログラミングの分野でも自分がやりたいことをプログラムで実現しましょうみたいなことが語られています。
講義の意味で言えばね、プログラミングだってものづくりですから。
プログラムだったらさ、パソコンあればすぐ始められるし、仕組み作っていくのは面白いんですよ。
最近だとAIである程度パパッと作り上げられます。
バイブコーティングなんて言うけどさ、AIに指示しながらプログラムを書かせるってことは簡単にできます。
何かエラーが出てきてもね、エラーお願いすればすぐにAIが解決してくれるんですね。
それで動くものを作ってもいいんだけど、さっきも言った通り簡単にできる分、やっぱり自信にはつながりにくいんですよ。
当然その分野を勉強するのは大事よ。
難しいものを作り上げて成し遂げるっていうのは、やっぱり自信につながると思います。
ここからはただ私のポジショントーク全開で話しますけど、プログラムよりも物理的なものづくりをやってほしいんですよ。
だって分かりやすいもん。目の前にさ、物理的な自分が触れる形、目で見て分かる形が生み出されて、
それを使ってみていいか悪いかっていうのが直感的に分かるじゃん。
思い通りかいなかと、自分が描いた通りかいなかと、それか自分の互感でフィードバックできるわけ。
これが本当に強いんですよね。
ここ全然考えられてなかったとか、ここがぶつかる、ここがいけないんだ、逆にうまくいったみたいなね。
そういう成し遂げた失敗とか成功を互感で感じることができる。
目で見て触れる失敗の形、それが物理的なものづくりの特権なんですよ。
私はもうそういう物理的なものづくりを講師ともに繰り返してるもんだから、どんどん失敗に慣れちゃってさ、
ちょっとの失敗じゃなんとも思わない体です。
もうね、これ作り直したら何百万かかるよみたいな異物部品とかも平気で失敗してますからね。
平気じゃないんだけど、その時はすごい心臓ドキドキするんだけど、
やばいやばいやばいってなるけど、振り返ってみたらいい経験だったということですよ。
自信ってね、そういう下地も大事なんじゃないかなと思いますね。
成功を積み上げて自信をつけるっていうイメージだと、
なんかじゃあ、その積み上げた成功ってさ、失敗したら崩れちゃう感じしない?って思いません?
失敗を通じて得る自信
言葉のアヤかもしれないけど、成功を積み上げるってさ、
なんかその1回の失敗で全部ガシャーンってなっちゃう、そういうイメージがあるんですよね。
だから成功を積み上げるよりも、私が好きなのは失敗を敷き詰めるってことなんですよ。
クッションみたいにね、もう失敗をギチギチに敷き詰めていくと、積み上げるんじゃなくて、
部屋の中の床の鑑賞台みたいな感じで失敗を敷き詰めていってですね、
それをギューギューに詰め込んでいくと、その上に自分が今乗っていて、
自分の見ている位置がちょっとずつ高くなっていくよと、
それが自信だとしたら、なんか失敗ってすごい意味のあるものだと思いません?
イメージの話なんですけど、やっぱりそういうイメージが揺るがない自信になるのかなと私は思ってます。
だからこそね、物理的なものづくりで自信つけましょう。
五感で失敗も成功もフィードバックするのが一番いいからっていうポジショントークでございます。
今日のテーマね、自信はどこから生まれるということですけど、
結論を言うとね、自信は3Dプリンターから生まれるということです。
そこに今日は帰着します。
つまり、3Dプリンターを買いましょうということです。
リンクはこの番組の概要欄に貼っておきます。
今日の着地点はそこです。
皆さん、3Dプリンターで一緒に失敗を成し遂げましょう。
というわけで、今回はここまでとさせていただきます。
私は技術ブログ、しぶちょー技術研究所も運営してますので、そちらもぜひチェックしてください。
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よろしくお願いします。
というわけで、今回はここまで。
私はしぶちょーでした。ではでは。