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  2. #75 iRobot倒産〜ルンバ帝国崩..
2026-01-23 32:59

#75 iRobot倒産〜ルンバ帝国崩壊の真実【気になるニュース】

🎙️内容
昨年末に話題になったロボット掃除機のパイオニア
iRobot社の陥落について。なぜ、倒産してしまったのかをざっくばらんに解説します!!

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サマリー

iRobot社が倒産した背景には、ロボット掃除機ルンバの市場競争の激化があり、特にアマゾンによる買収の失敗が決定的な要因となっている。また、コモディティ化や中国企業の台頭がiRobotの市場シェアの低下につながっている。iRobotのルンバは市場での競争に遅れ、中国メーカーに追い抜かれる経緯とその理由が考察されている。技術的なこだわりが強すぎたため、市場の変化に適応できなかったことが指摘されており、これは日本のものづくりにも共通する教訓となる。iRobotがルンバを中心に築いた帝国が崩壊する真実について深掘りされている。このエピソードでは、AIの影響や新たな働き方についても言及されている。

iRobotの倒産
どうも、しぶちょーです。ものづくりの視点は、産業機械の現役エンジニアである私、しぶちょーが、ものづくりに関するトピックを独自の視点で解説する番組です。
今日は、ボイシーのデイリートークテーマに沿った回です。今日のテーマはこちら、気になるニュースと、まあ定期的にあるトークテーマですね。
あの、以前ね、この話しますよってずっと放置してたんですけども、今日は2025年の年末にあった衝撃のニュースのお話です。
ありましたよね、あのルンバの会社、iRobotが倒産したって話ね。これ、ものづくりに関わる人間としてはね、あのマジで他人事じゃないって話なんですよ。
いやーね、ルンバと言えばもうロボット掃除機の代名詞という、もうそのロボット掃除機っていう分野を作り上げたのが、ルンバ。
というかもう、ルンバって言った方がロボット掃除機っていうよりも通じるぐらい、それぐらいこう、ブランド力があった会社なわけですよね。
販売台数っていうのももう5000万台以上と、とんでもない数字売り上げたんですよ。それがですね、2025年12月14日にですね、
連邦破産法第11条、いわゆるチャプター11をね、あの申請したと。チャプター11ってのは日本で言うとこの破産手続きなんですよね。
まあ、倒産っていうよりは経営再建に近いんだけども、結局もともとルンバの製造を委託していた中国企業に逆にルンバ本体がですね、買収されることになったと。
そういうニュースなんですね。なぜ市場を創造したパイオニアが倒産に追い込まれてしまったのかと。
今日はこのニュースを深掘りしながらですね、ものづくりの視点を学んでいきたいと思います。それでは早速いきましょう。
まずですね、このアイロボットっていう会社がどんな会社だったかって話をね、これをちょっと振り返っていきましょう。
アイロボットは1990年、マサチューセッツ工科大学、いわゆるMITの人工知能研究所出身の3人が創業した会社なのね。
創業者はロドニーブルックス教授とコリアン・アングル氏、そしてヘレン・グレイナーという方です。
この3人ね、ロボット工学の分野ではもう世界的にめちゃくちゃ有名な人たちらしいんですよ。
特にロドニーブルックス教授っていう人はロボット工学の分野でサブサンプションアーキテクチャーっていうですね、革命的な考えを提唱した人です。
これ何かっていうと、従来のロボットって環境をまず認識して行動計画っていうのを立てて、そっから動くっていうですね、まあそういうプロセスを踏んでいろんな処理、複雑な処理をしていくわけですけど、
でもこのブルックス教授っていうのは、いやいやそんな複雑なことをしなくていいじゃんと。昆虫を観察していて気づいたのね。
虫ってさ、そんなに高度な頭脳を持ってないのに、ちゃんと障害物を避けて動けたりとか、自律的にいろいろ判断しながら動いて生きているじゃないですか。
たださ、高度な脳を持っているわけじゃなくて、結構シンプルなルールで反応しながら虫って動いてるんですよ。
だからシンプルなルールの組み合わせで複雑な行動っていうのが作れるっていうのも昆虫を観察して気づいたわけですね。
だから壁にぶつかったら方向を変えるとか、まあ螺旋状に動くとか、端まで行ったら戻るみたいな、こういう実は単純な行動パターンの組み合わせで、
いろんな自律的な行動っていうのを再現できるよねということを提唱したんですね。これがルンバの基本思想なんですよ。
ルンバっていうのも適時掃除しなきゃいけないことを判断しているよりは、ある種のロジックに沿って動くことで部屋全体をモーラできるよね。
という形でアルゴリズムベースでいろいろ掃除してたわけですよ。最初の方のルンバの話ですよね。
iロボット社っていうのが最初に何を作ったかというと、実はロボット掃除機じゃなくて軍事用のロボットを作ってたんですよ。
パックボットっていう爆弾処理ロボットみたいな偵察ロボットみたいなものを作って、イラクとアフガニスタンで実際に使われていたんですけど、
この前もチラッと話したんだけど、福島第一原発の事故の時もですね、現地偵察用にロボットが導入されたんだけど、その時導入されたのがiロボット社のこのパックボットっていうロボットなんですよ。
そういうものを最初作り始めていたんですけど、そういう軍事用途のものって、その供給自体は結構安定はしているんだけど、
やっぱり売れる数に限界があって、爆発的に利益が上がるわけじゃないんですよ。そこで2002年、満を持して発売されたのが家庭用ロボット掃除機のルンバだったわけですね。
これが大ヒットですよ。調べたところによると販売価格、発売当初は200ドルだったらしいですよ。だから日本円で、当時で言うと多分2万円ちょっとになると思うんだけど、2002年のね。
これだいぶ安いよね。2万円で自分で部屋中を動いて掃除してくれるお掃除ロボットが買えるっていうのは当時としては相当将棋だったようですね。
FS映画の中の話が現実になったみたいな。だって2002年って結構前よね。たぶん僕はね、2002年っていつぐらいだ。2002年は2002年なんだけど、僕は小学校、ギリギリ中学校ぐらい。
小学6年生ぐらいか。そのぐらいの時期だと思うんですけども、その時からもうルンバあったんだなって思いますよね。
まだその時はデッカイタンク式の掃除機で部屋を掃除してた気がしますけどね。そんな感じで2002年に発売されたわけですけど、そこからも融王邁進ですね。
2005年には累計100万台を突破と、2006年には200万台。ロボットメーカーとしては初めて出すなっていう上場と、まさにね飛ぶ鳥を落とす勢いだったわけですね。
さてさて、そんな輝かしい栄光を持つ会社がなぜ倒産してしまったのかと。ここからが本題ですね。直接的なトリガーになったのは2024年の1月。
アマゾン買収破断なんですよ。時系列を整理するとですね、2022年の8月にアマゾンがですね、あのアマゾンですね。私も大好きな即ポチ深きのねアマゾンですけども、そんなアマゾンがiロボットを約17億ドル、日本円で言うとこの2020億で買収すると発表したんですよ。
これがね、iロボットにとっては非常に救いの手だったの。なぜかというと、もうこの時点で中国メーカーがね、いろいろと類似機種を出していて、そことの競合争いでだいぶ苦しくなっていたんですね。だから経営難に既にiロボットがだいぶ陥っていたわけ。2022年の時点で、そこに救いの手を差し伸べようとしているのがアマゾンなんだけども。
アマゾンの参加に入るとですね、このアレクサの連携とかさ、例えば、あとはそのアマゾンのそのサイトの中での優遇とかさ、いろいろとこうメリットとかシナジーがあるはずだったんですよ。で、この創業者のね、コリアアングルCEOもこれで生き残れると思ったはずなんですね。ところがですね、これダメになっちゃうわけ。
iロボットもその買収してほしいし、アマゾンも買いたかったんですけど、ダメになっちゃうんですよ。これなぜかって言ったら、このEUですね、欧州委員会がマッターをかけたこの買収に対してね、2023年7月に本格調査を開始し、11月には正式にこの買収に対して異議告知書を提出していると。
何を懸念したかというと、アマゾンが自社のマーケットプレイスでルンバの競合製品を不利に扱うんじゃないかっていうですね、いわゆるその独占禁止法的な懸念を使われたわけですよ。
これがいろいろとですね、結構強い圧力というか、わちゃわちゃ揉めまして、結局アマゾンはiロボットを買収することを断念します。これが2024年1月29日です。
市場の変化と競争
でね、もうここがある意味もうターニングポイントというか決定的な出来事だったんですね。同日、総合社のコリアン・アングル氏はですね、CEOを辞任して従業員の31%をリストラするということを発表しました。
あとはもう火の車というか、言ってしまえば死を待つのみの状態にほぼほぼなってしまったと。売上の推移を見てもやっぱそうなんだけど、2021年に15億6500万ドルを売り上げていると。
なんとなくこの数字ふわっと覚えてもらえればいいんだけど、15億6000万ドル、2021年に売り上げていて、その次の年、2022年には11億8300万ドルと。
2023年にはですね、なんと8億9000万ドル。2024年には6億8000万ドルと。どんどんどんどん売り上げがですね、もう毎年毎年30%40%とマイナスになっていって。
4年間経ったらもう半分以下になっているわけ、売上がね。当然キャッシュも可発していて、2025年の第三四半期ぐらいにはもう手元の資金がほとんどない状態。手元に残っているのが2480万ドルと。
これはこの大企業の運転資金としては本当にギリギリの数字なんですよね。ギリギリだなっていうところにさらに追い打ちをかけるように、関税の問題が来たんですね。
これは記憶には新しいですけど、米中摩擦の影響の関税ですよ。
ルンバはこの時期に製品の多くをベトナムで生産してたんだけども、これが関税直撃してしまってですね、この米中の貿易摩擦の影響で46%の関税がそこにかかるようになってしまったと。
だから2025年だけで2300万ドル、ほぼほぼ持っているキャッシュの全部をその関税のコストで使っちゃうというところになってしまったと。
これでもう八方塞がり、ほぼほぼとどめの一撃になってしまって、そして2025年の12月14日にチャプター11を申請と。
もともとルンバの製作を委託されていた中国のピセアロボティックスという会社がですね、約2億6000万ドルの負債を帳消しにする代わりにアイロボット社の全株を取得するということになったと。
制度を委託されていた会社に買収されるという形になったということで、なんとも皮肉な話になってしまったんですね。
このアイロボットの陥落ってさ、これ単にAmazonの買収が失敗したからっていう話ではないんですよね。もっと根本的な原因があるんです。
それがコモディティ化なんですよ。コモディティ化が何かっていうと、これはかつては差別化できていた製品がみんな同じような性能とか価格になっちゃうことです。
どれを買ってもあんまり変わらないよね。だから価格が安いっていうことでしか価値が出せなくなってしまうという状況をコモディティ化なんて言います。
ルンバの市場シェアを見ると2016年には世界シェア64%もあったんですよ。そもそもそのロボット掃除機っていう市場を作ったのがルンバというかアイロボットだからね。
ところが2024年にはもう13.7%です。シェアがね。これはそのロボット掃除機業界ではもう2位に転落と。
2025年の第二四半期ではもうトップ5圏外と。その上位5社はですねもう全部中国企業になっちゃったんですね。
とにかくこの中国メーカーの猛追これがとんでもなかったと。特にねこのロボロックっていう会社、これ中国メーカーなんだけどここがすごいのよ。
ルンバより12年も後発なのに2024年にはですねルンバの世界シェアを奪って世界シェア1位をダッシュしたんですね。
このまあロボロックに入れられる中国メーカーの何がすごいかというとまず技術革新のスピードが段違いですよ。
例えばねこのライダーナビゲーションって言ってねライダーっていうねまあその距離測るセンサーみたいなものがあるんですよ。
まあよくねあのロボットとかに使われてますけどもライダーを使ってその部屋の地図をマッピングして効率的に動くっていう機能がかなり早く導入されました。
これiRobot社は2015年にやっとカメラベースのこのシステムを導入したんですけど中国勢っていうのはねもっと早くライダー方式を採用してたんですよ。
一応ね我が家にもルンバあるんですよ。買ったのね。どのくらい前だったかな家を建てた時なんで4年前か5年前ぐらいにルンバ買ったんですね。
その時も当然ねあのロボット掃除機色々探したんですよ。最初はこうルンバ一択だろうとロボット掃除機ってなったら当然ルンバでしょって言って色々とねこう調べてたんですけど
もうその4年前の時点でぶっちゃけこう迷ったというかなんか仕様を比較するとルンバを買う理由がないなってすごい思いましたもんね。
明らかにロボロックとか中国勢のその同じような価格帯のロボット掃除機の方が性能がいいんですよ価格帯に比べてね。
ロボロックは当然ライダーがついてるけどルンバは同じ価格でライダーもついてなくてセンサーがないとマッピング機能がないんですよ自動マッピング機能がなくて
ただこうルンバがこうアルゴリズムで動いて行き当たりばったり動きながら何とか部屋をマッピングしますよねみたいなそういう機能しかついてなかったのほぼ同じ価格帯なのに。
だけどなんで私がルンバを選んだかというと、家を買ったタイミングで家電を揃えるじゃない。それで家電屋さんに行ってさ、いろんな家電ね冷蔵庫とか洗濯機とかまとめて買うんだけど
そのタイミングでまとめて買うと色々とこうプライスダウンがあるからその選べるラインナップの中にルンバしかなかったからルンバ買ったのよ。
家電屋さんで買えるからね。その時中国メーカーのロボット掃除機って山田電機とか小島とかで扱ってなくてロボット掃除機って言ったらルンバしか売ってなかったから
ルンバを選ばざるを得なかったのね。それだけプライスダウンされるからまあいいかと思ってルンバ買ったんだけど
ルンバの競争劣位
ロボット掃除機単体だけで買うんだったら多分ルンバ選ばなかったと思うその時点でね。
やっぱりすでにその時からねコモディティ化っていうのはねだいぶ始まってましたし
なんならもう性能ちょっとルンバの方が悪いよねっていう感じでしたすでにね。
でまあそれもあるしそのライダーとかセンサーの感じもあるし
あとあの給水とかこの水拭きの一体化とかこれもでかいのよ
中国メーカーはね2017年ぐらいからもう水拭きの機能をルンバみたいなやつの中に搭載してたわけ
だけどそのiロボットっていうのはその2022年までルンバとあとブラーバっていうさ水拭き専用のロボットあるんだけどそれ別々に売ってたのよ
掃除機と水拭きは別っていうだからよくわかんないけどこだわりがあったのかもしれないんだけど
まあそういうふうに別々のその製品として展開してたのね。中国メーカーっていうのはもうそれ一体で売ってたと
ユーザー視点で言ったらさ置きたくないよねその水拭き用のロボットと掃除機用のロボット別々に置きたくないと
でまぁねそこを中国メーカーは一緒くたにしてるからさそこの技術の進歩もすごいのよ
自動でゴミ回収っていうのもそうだしモップの自動洗浄とか乾燥とか
明らかにねそのクオリティが高いわけで価格も安いでしょ
現ルンバですね現ルンバというかその時のルンバの値段と同じお金を出したら
遥かに高性能なロボット掃除機が買えるしそのルンバと同じ性能のものを買おうと思ったら
遥かに安いものが買えるとこれはもう全然ねやっぱ勝てないわけ
でねまああいロボット元CEOのねコリアアングル氏もですねインタビューで正直認めてるんですよ
技術面においてもう中国前に4年遅れていたと
これね本当に僕もその実際買う上で色々調べた上で
いやルンバって技術的にちょっと遅れてるなっていうか中国進みすぎてねっていうのを思ってましたもんね
だから一消費者の意見としてもだいぶねやっぱアイロボット遅れてたなと思いますよ
じゃあなんでアイロボットってこの最初市場を作ったのにこんなに遅れてしまったのかと
ここからはね私のザレ事だと思って聞いてほしいんですけど
市場の変化への適応失敗
やっぱね市場を作ったっていう成功体験がだいぶこう足風になったんじゃないかなと思うよね
ルンバっていうのは確かにね革命的だったんですよ
でもそのその成功にだいぶとらわれて基本的なコンセプトを守りすぎて市場が求める進化についていけなかったんじゃないかなと
だいぶ思ってしまうんですよね本当に私のザレ事ですけど別にどこに根拠があるわけでもないんだけど
さっきも説明したんだけどアイロボットの技術のコア最初のこのこだわりポイントってさ
サブサンプションアーキテクチャっていうやつなのねさっきも話したけど
虫昆虫にヒントを得て複雑なタスクであってもシンプルな行動原則の組み合わせで実現できるよね
というところで壁にぶつかったら曲がるとかぐるぐるぐるぐる回転していくっていうアルゴリズムベースで部屋全体を掃除するみたいなところから始まってるわけ
だからセンサーを使って部屋をマッピングして自動で制御するっていうそのやり方ってアイロボットがもともと始めたところとはちょっと対になる概念なのね
そういう複雑なことをしなくてもシンプルな構造原則でお掃除できますよっていうのが最初のコンセプトわけ
それをだいぶ守りすぎたというかそれでこう市場を作ったっていう成功体験があるからアイロボット社自身もやっぱりアルゴリズムで何とかしようっていうところが強くて
ライダーの導入とかカメラの導入とかね自動でマッピングして適切なところを掃除しに行くっていう制御面の実装がだいぶ遅れたんじゃないかなと思うんですよね
それは自分たちが思っている技術的な価値とは相反するところにある技術だから俺たちはもうアルゴリズムベースでいくんだと複雑な制御はせずにシンプルな作りでいくんだっていうところを
だいぶこだわりすぎてしまって中国はもうそんなこと関係なくてもうねこのお掃除ができればいいわけだからね結果としてじゃあ今ある制御技術最新のものを使いましょうねって言って
そういうライダーとかさらに物理的なカメラつけてねAIで物体認識していろいろかわしながら掃除するみたいな積極的にスマホと連携していくっていうところを最初から作り始めた結果ですね
あっという間に技術面で抜かされてしまったと
日本の製造業への警鐘
なんとなくねこの製品ラインナップとか搭載されているセンサーとか機器を見てもすごいそんな感じがするのよ
自分たちの技術的なこだわり固執しすぎてしまって市場が求める進化についていけなかったと最初に作ったロボット掃除機っていう価値をブラッシュアップしていけなかったんじゃないかなと思うよね
別にアルゴリズムで動いてくれなくていいもんね買う方としては壁にガンガンぶつかりながら掃除してくれるより壁にぶつからずにスマートに曲がって掃除してくれた方がいいに決まってんだけど
部屋を掃除するっていう基本的な価値の追求にあまり重きを置けなかったのかなっていう気がすると
これは日本のものづくり企業にも共通する教訓だとだいぶ思うんですよね
かつての日本も品質の日本とか技術の日本と言われていたわけですよ
日本が作った市場もいっぱいあります日本の製品が生み出した市場ってのもいっぱいあると
じゃあ今もなおその分野で日本の製品っていうのは接近しているのかといったらてんてんてんなんですよね
これね全くこのiロボットが送ってきた経緯というか
全く同じような流れで成功体験に縛られていつの間にか韓国とか中国に追い抜かれてましたみたいな分野がたくさんあるんですよ
液晶テレビシカリとかスマートフォンスマートフォンというか携帯電話とかね
そういう分野とかあとね工作機械今私ね工作機械メーカーにいて
工作機械ってものにずっと携わってますけども産業機械ですよ金属を削るね
この分野でも僕はそれに近いことになっていくと思いますよ
日本の工作機械業界も日本で世界をリードするような工作機械大国ではあるんですけど
うかうかしているとこのルンバと全く同じ道を辿る気がしています
もともとその一度ねその革命っていうのは起こっていて
数十年前ね50年前60年前は工作機械って言えばアメリカだったんですよ
でもアメリカってのはその技術的なこだわりとかその文化があってね
工作機械に対してでも市場っていうのがね
まあその nc っていうものに登場によって一気に変化したんです
でもアメリカの工作機械業界っていうのはその変化についていけずにですね
崩壊してしまうとその時にそのチャンスで市場をリードできたのが日本の企業なんですよ
これは今回で言うとこのルンバアイロボットの中国企業の関係と一緒よね
この関係っていうのが今度はその日本っていう国が日本リフェンディングチャンピオンみたいな立ち位置で
中国との対決になってくるんじゃないかと
だからまるでこのルンバアイロボットと中国の関係で日本と中国みたいな
そういう立ち位置として工作機械メーカーが食われていってしまう可能性は全然あるなと正直この業界にいても思いますよね
まあこれもねハードウェアビジネスの宿命なのかもしれないんだけど
形あるものっていつか真似されるんですよだって形あるからさ
それ買ってきてねそのリバースエンジニアに分解していれば大体何が起こってるかわかるわけ
だからこそ常に進化しなきゃいけないんですよ
でもやっぱ大企業になればなるほどねプライドがあるし
成功体験っていうのもあるし
組織が大きいから意思決定も遅くなってスピード勝負では負けちゃうわけよ
しかも自分たちが作り上げた市場ならばなおさら自分たちが作ったというプライドとか
その視点自体が市場の変化に対する感度を鈍感にしてしまうと
その結果気がついたらですねとんでもない差がついてしまっていたよ
というのがこのアイロボットの陥落と言えるかなと思いますし
これがあらゆる分野で日本vs中国の関係で起こり得る構造になっていると思います
工作機械もそうですよ
ハードウェアの作り込みっていうね
とにかく職人技で着下げとかでバチバチに進捗出して直角出してみたいな
工作機械といえば高精度だと
とにかく機械の精度を作り込むんだっていうところにこだわりすぎていたらですね
機械の精度を作り込む技術ないからもう制御で何とかしちゃえばいいやん
同じような動きすればいいんでしょうって言って
制御技術をすごく磨いている中国にあっという間に追い抜かれてしまう可能性も全然あるわけですよ
だからある意味日本がね工作機械業界
工作機械に限らずですけど製造業で得意としていた
擦り合わせとか部品の作り込みみたいなものにこだわりすぎるとですね
市場の変化とか市場における付加価値みたいなものを失って
コモディティの戦いになってしまうと
コモディティの戦いになったら中国に勝てないので
そうなる前に自分たちのものづくりの付加価値って何なんだろうっていうのを
もう一度見直す必要があるんだということを
このアイロボット社の陥落において
学ばなければいけないんじゃないかなというのが私の意見です
市場を作ってきたとブランドがあるんだというのはですね
もう永遠の免財布じゃないんですよ
アイロボットの陥落っていうのはやっぱ私にはね
そういう継承に聞こえて仕方がないわけですね
というわけでちょっとロボット掃除機の話しましたけど
ルンバ自体は我が家でまだまだ現役で動いてますけど
これが今後希少になってくるかもしれないですね逆に
ロボット掃除機自体はめちゃくちゃ便利ですね
やっぱボタン一つで部屋掃除してくれますし
たまに何かに乗り上げてこう止まってたりとか
あと子供がいる家とか子供のおもちゃ吸い込んだりとか
子供のおもちゃを踏んだりして
ルンバ停止率みたいなものが結構高いんですけど
それでもこのロボット掃除機って部屋の価値ってね
すごく生活を変えるものだなとは思いますんでね
ロボット掃除機自体はまだ持ってないよっていう人がいたら
結構今安いんだよねそれなりのものも
ぜひぜひ買ってみてください
というわけでここからコメント返しです
ちょっと待ってね
シャープ634壊れた部品が教えてくれる失敗の視点にいただいたコメントです
プラスチックパーツの超都外など製品が壊れる場面は
そもそも設計強度不足なのではと思われることもよくある気がします
接着剤でつけても同じ場所で再び壊れたりする場合は補強もしたり
PETGよりもPLAの方が弱いイメージでしたが
全然破壊でパキッと折れるケースが多く3Dプリンターのフィラメントの
材料積層方向の強度データとかないですかねということでありがとうございます
強度データ自体はあるんですけど
あんまりこう3Dプリンターってさ
結局インフィルの設定があるから
なかなかこの強度計算難しいですよね
インフィルの充填率何%にしたんだって話になっちゃうからさ
強度を語ろうと思ったらねあとは積層方向もそうだし
樹脂単体の機械的物性の値っていうのは当然公開されてるんですけど
それをどう計算に縋ったりとか設計計算しようっていうのは
普通の金属部品より3Dプリンターの部品の方が正直難しいですよ
このあたりはまだまだノウハウの世界ですからね
それだけ3Dプリンターってトライアンドエラーが簡単にできますんで
いろんな形でやってみてこれならうまくいくこれならうまくいかないっていうので
失敗しながら作り込んでいくっていうのが
自分の個人のものづくりにおいてはそれがいいのかなと思います
ということでありがとうございます
続きましてシャープ632
おもちゃで伝えたい工作機械の魅力にいただいてコメントです
くのひろさん
ブルーカラー代なりホワイトカラーという
労働市場の逆転現象が北米では顕著になっているので
日本でもその流れになると思います
そのためにも今
ものづくりの文化を守り継承していかなければなりませんね
応援していますということでありがとうございます
まあそうね落ち着きAIラジオの方でもこのニュースちょっと紹介しましたけど
ブルーカラーの給料の方がホワイトカラーより高いですよっていうのは
まあアメリカでねすごく話題になってますよということなんですけど
まあこれもね正直ね
あの騒ぎすぎというかまやつばものだなとは思ってます
全てが全てねそうではないですからね
ただねこう天職を持つというか
なんかこうものづくりの技術を身につけるっていうのは必ずいいなとは思っていて
だからってこうブルーカラーとして働くというよりは
まあそのブルーカラーの人でもホワイトカラー的な仕事を
iRobotの帝国崩壊
兼用してできるようになったりとかAIの力でね
ある種この色の分け方っていうのはなくなるから
このブルーカラーとして天職技術を持っている人の方が
有利なんじゃないかっていう考え方もねあるとは思いますね
ブルーカラーがブルーカラーとしてそのまま
そのホワイトカラーを抜いて
どんどん評価が高まっていくっていう世界にはあまり
ならないんじゃないかなっていうのが個人的な考えですね
ここはねある種ハイブリッドというか
違うカラー新たなカラーが出てくるとか
新たな働き方をする人が出てくるっていう形になるんじゃないかな
と思ってますので
その時にフレキシブルに変化できるっていうのが
ある意味いろいろものづくりを経験した人たちになるんじゃないかな
というところで非常に期待しているということでございますね
新たな働き方の可能性
ということでありがとうございます
続きましてYTR334Sさん
チリモン我が家も流行ったちびっ子より大人の方がハマってしまいました
ということでありがとうございます
まさかYTR334Sさんもチリモンを知ってるんですね
チリモンっていうのはチリメンモンスターチリモンでね
チリメンジャコあるじゃないですか
食べ物をね
あれのおもちゃというかチリメンを食べずに
コレクションとして使うみたいな
そういうねチリメンモンスターっていう製品なのかな
一応消費を登録されてるみたいですけどそういうのがあるんですよ
チリメンジャコのパックみたいなのが来て
そこから魚の収入に分けてテープで紙に貼っていくみたいな
非常に面白いのでね
お子さんいる方は是非チリメンモンスターで調べてみてください
ということでありがとうございます
というわけで今日はだいぶ長くなったんでね
ここまでとさせていただきます
私は支部長技術研究所という技術ブログも運営しています
そちらの方も是非チェックしてください
Xを毎日ものづくりに関する投稿をしていますのでよろしくお願いします
ポッドキャストものづくりのラジオの方も毎週土曜日週次で配信中です
ポッドキャスト落ち着きAIラジオ毎週火曜日金曜日週次で配信中です
本日ですね落ち着きAIラジオの深掘り会が配信されておりますので
是非そちらも聴いてください
またですね面白肉スラボというコミュニティも運営しております
こちらはものづくりの視点ものづくりのラジオのリスナーさん向けのコミュニティになっておりまして
私とより深く交流しましょうとか
あとはですねリスナーさん同士でつながってくださいみたいなところをやっているコミュニティとなっております
無料でメンバー登録できますからよろしくお願いします
有料メンバーシップもありまして有料メンバーシップ登録していただけると限定コンテンツも見れるようになっております
最近はちょっとビデオポッドキャストなんかを限定コンテンツとして配信しておりますので
そちらぜひ見てみてください
またボイシーでもプレミアムリスナー随時募集しております
いつもの配信はしないようなツッコミ無し毎週日曜日しております
こちらもですね面白肉スラボとコンテンツは一緒なんですけど
ボイシーの方でもね一応あのあれよ
ビデオポッドキャストを配信するときは
YouTubeの限定リンクは合わせて配信してますんで
同じコンテンツどちらでも見れますから
お好きな方入っていただければなと思います
応援してくださる方はぜひともよろしくお願いいたします
というわけで今回はここまで
あー違った告知を忘れてましたね
1月25日今週の日曜日になりますけども
今週とか来週かの日曜日になりますけども
アイガーラというですねイベントに登壇します
こちらはですね私が2年前主催でやっておりました
生成AIエキスポin東海というイベントのメンバーで
運営メンバーで集まって立ち上げた
テックガーラっていう大きいAIとかITカンファレンスが
25の週にあるんですけど名古屋でね
それのサイドイベントをして行うイベントとなっております
場所は愛知県名古屋市にある鶴舞というところの
ステーションAIっていうイノベーション施設で行います
日曜日の13時からです
私は落ち着きAIラジオとして登壇するんですけど
カネリンと私とあとですね
宇宙話の佐々木亮さんですね
をお招きしてですね
AIに関する対談っていうのを
大体45分くらいかな現地で行います
オンラインでも見ることできますんで
概要欄にリンク貼っておきますから
ぜひともですね時間ある方はね
登録して聞いていただければなと思います
一応ね現場で収録もするので
落ち着きAIラジオの配信会として
また1週間後か2週間後ぐらいに音源は配信されると思いますけども
そんなイベントありますので
現地遊びに来れるっていう方いたらですね
ぜひともよろしくお願いします
といったところですかね
というわけで今回はここまで
以上しぶちょーでした
ではでは
32:59

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