3Dプリンター購入の動機
どうも、ものづくりFMパーソナリティのおたけです。
この番組は、ものづくりが大好きな僕、おたけが製造業について語る番組です。
初めて3Dプリンターを買ってみたのでその感想を語る回。
はい、というところで、3Dプリンターを前から欲しい欲しいとTwitterでつぶやいていた内容を実際に購入したことについて話す回です。
買ったとは言っても、3Dプリンターを職場で購入しました。
家庭ではございません。
何を買ったかは、バンプーラボのP1Sというシリーズになります。
この辺何が良いかというのは正直分かってないんですけれども、ただ実際に買って使ってみた、3Dプリンターを使ってみた感想は、ものすごく良い買い物をしたなということです。
買い物をしたものでいくと、本体が10万ぐらいのものかつ4色送りしてくれるようなものを合わせて15万程度でAmazonで購入できるものになります。
今回買ったバンプーラボの3Dプリンターの決め手というものを何か考えてみたときに、3Dプリンターの専任というのは会社で僕に一任されておりました。
正直、Xでいろいろな情報を流れていましたが、機械をいざ自分が選定しようって、初めて思うと分からないものだらけです。
どれがそもそも王道なのか、機能は何が必要か、そもそも何があるのか、本当に全て分からないというのが改めて思いました。
この点に関して3Dプリンター界隈はすごくいいなと思った文化が、情報がオープンなところになります。
ソフトウェアとかもGitHubみたいな形でオープンソースでやっているような形に近しくて、3Dプリンターというところもすごく情報がオープンだなというのは今回機械選定していく中で思いました。
本当にこの機種選定でも決めかねている時に関しても、Xのソープフォロワーさんにご紹介いただいた機種というところでバンブーを選定しています。
今回選定しているバンブーの機種はコンシューマー向けですが、そもそも僕らが使おうとしていた用途的に、造形の速さであったり特殊な材料というのは不要で、
展示会でも産業用の3Dプリンターというところを情報収集しつつも、その展示員さんたちの話を聞いても、
民生用、コンシューマー向けの3Dプリンターでも全然問題ない用途ですよねというところが判断できて、今回買うことに至りました。
バンブーいいなと思ったところが、購入前にちょっと問い合わせをさせてもらったんですね、公式さんに。
これすごく良かったのが、回答が15分もしないうちにバンブーのウィキのURLとともに返信があったこともあって、サポートもいいなというところも踏まえて、
今回バンブーさんの機会を購入に至っています。
印刷体験の詳細
ちょっと言ってますが、公式がオープンなウィキを参考に回答してくるというのも良いですよね。
日本のメーカーに勤めていると、わりと情報は否得に従ったり、
正確性みたいなところを本当に調べてから回答するので、ちょっと情報が遅かったりするんですけど、
3Dプリンターの文化だからなのか、バンブーさんの方針なのかわからないんですけども、
15分10分ですぐ回答が来る。
しかもそれが公式ウィキっていうのが、日本のこういうものづくりとかでもこういう風になってほしいなって思った1個エピソードですね。
ここからはとりあえず印刷してみた感想です。
開梱して最初にフィラメントって言われる材料供給に悩んだところはあるんですけれども、
ダンボールを開けてとりあえず適当に固定してある部品を外し、組み立てるっていうところに感じて、
わりとすんなりと立ち上げが完了しました。
フィラメントの印刷とか最初の初期設定に関しても、
Wi-Fiにつないでデバイス経由で設定すればもうちょっと苦労なかったんだよなっていうところもあったんですけれども、
その辺はちょっと日本企業で情報セキュリティ厳しいようなところもあるので、
ちょっと諸事情もあり少し手間取りましたが、
そうしてすぐすんなりと機械を入れて30分も経たないうちに初期設定完了した記憶があります。
Wi-Fi回避のために最初はデフォルトで入っている既存のデータでものを印刷しました。
印刷したものが位置調整のあるスマホスタンドっていうものを初っ端に印刷しています。
これ面白かったのが、自分が何かスタンドとか可動部があるものを設計しようとしたときに、
何も考えないと定番のように軸と穴を組み合わせるように作ると思うんですけれども、
この最初に出てきたデータっていうのはシート上で全部つながっていて、
ボールジョイントみたいな形が可動部になっていました。
これによって一部品として造形できて、
組み立てる中でつないでいる部分を切ることで可動させるというような設計になっていました。
きっと少ないフィラメントで可動部を作るっていう工夫だとは思うんですけれども、
今までの本当に金属で自分がやってきた設計とはちょっと設計手法が違うところもあって、
本当に面白い世界だな、物の作り方が変わってきたなっていうような実感がありました。
実際に印刷をしてみた感想です。
きっと今の3Dプリンターを初めて触る人はみんな思うと思うんですが、
印刷速度がとても速いです。
しかも思っていたより造形の精度がいいです。
Xで写真や動画を見ていて知ってはいたつもりになってたんですけど、
実際に印刷している実物を見るのは違いますね。
本当にここはまさに100分は一見にしかずというところでした。
見た目ももっと積層の跡がグッと出るのかなと思っていたんですけれども、
外側面は本当にツルツルといってもいいようなくらい綺麗だったので、
この辺も設定をいじることで積層を粗くしたり、
もしくはもうちょっと詰めることができるというものになっていくのかなとは思っています。
やっぱり改めて思ったのは、実際に物を見てみることは大事だなというふうに感じます。
3Dプリンターが出てきて、物の作り方が変わるみたいなことを前々から言葉では聞いてはいたんですけれども、
従来技術との比較
今回本当にバンブーラボという20万円もかからないような3Dプリンター、本体では10万円くらいか、
のものを実際に使ってみて思ったのは、
やっぱり金型の成形、プラスチックの射出成形からも十分に置き換えができるものというような感覚です。
速さこそ数十秒で部品が出来上がる金型成形には敵わないんですけれども、
金型って軽くても数百キロの塊を成形機に乗せたり、冷却の配管の水抜きをしたりとか、
樹脂が変わってくるとパージって言って金型の中の色抜きというものをしたり、
ニュースにもなったりしていますが、置いておくのに保管コストがかかったりというところで、
コストがかかる、大量生産には向いているんですけれども、コストがかかるものです。
一方で3Dプリンターというのは段取りは印刷するデータを決めるだけで、
樹脂の色が違えば樹脂の色替えをするというところはあるんですけれども、
あと形状によったらきっとサポートを外すみたいな作業がありますが、
本当に月に10個だけあればいいという部品を今まで金型でやっていたものに関しては、
十分に3Dプリンターで置き換えすることができるんじゃないかって心底を持ってしまったところですね。
僕はもともと樹脂部品の成形に関係した仕事をしていたところもあって、
使ってすぐにできることに頭が行ってしまう程度に、
本当にいいものだなというのが今回3Dプリンターを触った感想です。
あとは職場でどうしても入れようと思うと、
最初は割と産業用のいいものを買わないといけないんじゃないのみたいな頭がある人って結構いると思うんですけれども、
いやいやちょっと待てよと本当に用途的に欲しいものは何なのかっていうのを
みんな考えて安いものでもいいんじゃないかなっていうのは改めて思ったところです。
3Dプリンターの利用と価格
今回の用途的には樹脂のブロックで印刷した時の強度、
例えばNGナイロンみたいな形で一般的な樹脂ぐらいの程度の強度があればよくて、
ガラス入りとかのすごく硬い強度を求めてないですし、
本当に別に量産するとかでも何でもなく、
ただ職場のちょっとした軸とかまたちょっとしたニーズ道具を作るっていうとかでそんなにスピードを求めてなかった形です。
って考えるともう本当にそこら辺の通販、ネット通販で売ってるようなもので十分でした。
改めて何がすごいってこれが本当に10万とかで素材が買えちゃうことですよね。
最近になってちょっと調べてますがバンブーラボのA1 miniって言われるシリーズであれば、
本当に3万円台で購入できてしまう。
これって本当に価格破壊だなって非常に思います。
なんなら家庭に欲しいです。
あとはちょっと日本企業的に3Dプリンターが向かないなと思ったところは、
オープンソースだったりクラウド化されててすごくいいんですけれども、
逆にオープンすぎるようなUIであるがためにちょっとセキュリティーが高い情報を使うのが非常に難しいかなっていうのは、
日本企業的にはちょっとやりづらいなと思うところです。
会社によっては本当にネットワーク機器を勝手に繋いではいけないっていうルールの下、
やっている会社っていうのはまだ多くはないですが少なくもないと思ってます。
なのでやっぱりセキュリティーが高い情報を扱おうと思うと、
完全ローカルに動くスライスソフトであったり、
ローカルネットワーク環境でプリンターと直接繋げるようなネットワーク構築みたいなことをしなきゃいけなくて、
企業利用時の課題と展望
その辺はちょっと企業によってはめんどくさいかなって思うんですけれども、
そもそもめんどくさいセキュリティーの情報を使えばいいかなっていうところもあるので、
簡単な事故とかそういったものの制作に関しては、
ぜひぜひ3Dプリンター、他のまだ使ってない方がいれば、会社がいれば使ってくださいと、
布教していきたくなるようなものでした。
本当にこれを使いたいメインの用途とかもこれから実験していくんですけれども、
これを説明できればいいんですけれども、
さすがにそこはお伝えできないので、個人的に職場の2Sなどを推進していく際に、
何かいいものがあればネットを通じてノウハウを発信できたらいいなと思っています。
とりあえずまず、僕は身の回りの姿置きを作ることで、
自分の仕事の2Sっていうものを進めていきたいなと考えています。
というところで、今回は僕が3Dプリンターライフを一歩踏み出したというご報告の回でした。
最後、クロージングというか雑談の時間です。
ポッドキャストを半年ぐらい止めていた中でずっと思っていたことが、
音声を編集するという時間がめんどくさいんですよね。
何がめんどくさい?
ソフトを開くところは僕そんな、開いてしまえばそんなに嫌いなところはなくて、
開くまでの腰が重いというところがすごく問題だなと思っています。
個人的にこのディップノイズと言われるパッという破裂音とか、
口がクチャっていう音が好きじゃなくて、そこをしっかり消したいなという思いがあって、
そうするとPCの前に立つというところが非常に個人的に難しいんですね。
というか、めんどくさい。
なぜかというと仕事終わった後に自分のPCを立ち上げるという、
この家から帰ってきつかれてるなというのがすごくめんどくさいなと最近思っていました。
というところでちょっと今回から挑戦しようと思っているのが、
バックミュージックとかはPCで書けるんですけれども、
そもそもの元の音声のカットとかというところをスマホもしくはタブレットでできないかというところに挑戦していこうと思っています。
ちょっと今回もそれでやろうとは思っているんですけれども、
成功するかどうかはちょっといろいろ実験しながら、
自分の中で簡単にPodcastが続けられる環境を作っていきたいなと考えています。
ここから最後です。
ものづくりFMはメーカー技術営業兼ものづくり大好きな僕をたけが、
製造業への恩やものづくりの楽しさを伝えていく番組です。
毎週金曜朝7時に最新話を更新予定です。
お手元のPodcastアプリでフォローをして最新話を聞いていただけると嬉しいです。
Podcastのコメント欄やフォームからのメッセージもお待ちしております。
Xでもおたけという名前で日々ものづくりについてつぶやいています。
こちらもフォローいただけたら嬉しいです。
数ある番組の中、この配信を聞いていただきありがとうございました。
また次の配信でお待ちしております。
お相手はおたけでした。
それでは。