1. Thursday - Vocalizing Emotions
  2. Jun 2024 | Tea Time News & S..
2024-06-27 1:11:28

Jun 2024 | Tea Time News & Stories with Mokusei

ポッドキャスト番組『Thursday』の最新エピソードです🎤

最近は、とつとつと話している感が。


後藤邦孝さん(書店「bareishoten」大分市)がゲストでお話し聞かせてくれました。 じっくり聴いてください。@bareishoten


◉前節の木星社の話

「黒鳥と木星の時間」若林恵さん、ゲディミナス、6月28日「Run up for Air」 、読書の話・今日マチ子『きみのまち 歩く、旅する、書く、えがく』、新しいTシャツ作ります!、Like the Wind日本版03の予定ほか。


◉ゲストのコーナー:後藤邦孝さん(書店「bareishoten」大分市)

どんな書店なのか?/ケーキ/書店を始めた経緯 東京・大分/巡礼の道/外国文学/『水車小屋のウィル』/その人の生活には溶け込みたい/日々の営みを大事にしたい/後藤さんが選ぶ3冊/プレゼントします(応募方法は追って)ほか。


感想も引き続きメールやおはがき、DMでお待ちしています。


ではでは。


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サマリー

5月17日、三輪夏装美さんがパーソナリティを務めるポッドキャスト「Subscription Based免疫学Music」が配信されています。さらに、5月21日には検討誌のポッドキャスト読書会が開催され、たくさんの方々から感想や読んだことの報告が寄せられています。田和田ゆう子さんの最新エッセイ「君の街」は、パンデミック後の日常や旅行の感覚を描いており、具体的で身近な感覚とセンスの良さが魅力です。文章と絵が相まって、新鮮な視点で読者を魅了する一冊です。バレー書店の店主の後藤さんとお話をさせていただきました。彼はスペインの巡礼の道を歩いた経験があり、その後書店を開業されました。梅雨入りした大分で、バレー書店に訪れた感想や本屋を始めるきっかけについてお話いただきました。2013年に大分からスペインのサンチャゴまでの800キロの巡礼の道を1ヶ月で歩き終えた経験をもとに、Mokuseiさんがバレー書店を開業された経緯や、お店のコンセプトについてお話されています。大分で営まれているバルのような雰囲気の書店兼カフェで、地方の方々に「溶け込んでいる」と感じられる空間を提供されています。常連客と新しい客が混ざり合っており、来店者が自分の気分や求めるものに合わせて本を選ぶことができるそうです。ポッドキャストからブログやSNSなどのネットコミュニティ情報へ広がり、本も選ばれる形で発信されていることについてお話されています。

ポッドキャスト「Subscription Based免疫学Music」の配信開始
こんにちは。
こんにちは。始まりました。
始まりましたね。
あの、こんばんはと言うべきでしょうか、こんにちはと言うべきでしょうか、ポッドキャストって難しいですね。始まりはね。
いつでも聞けるので。
みんなこう、朝に聞いてるか、夜に聞いてるか、昼間に聞いてるか、地球の裏側から聞いてるか。
ああ、そうですね。
わからないのが、いいかもしれないですね。思い出したら、聞いてもらえるかもしれないということで。
はい。夜に収録してますが。
今日は夜ですね。
暗い日差しの中で聞いてる方もいらっしゃるかもしれないですね。
知れないですね。季節はまた巡り、梅雨に入ったんですかね。
でも梅雨入り宣言、まだですけど、配信される頃にはしてるかもしれないですね。
してるかもしれないですよね。なんか遅いんですかね、今年の梅雨は。
そうですね、確かに。もう7月入りますもんね、そろそろ。
そうですね。若いランナーと、たまに最近走ってるんですけど、ヤングガンズって名乗ってる人たち。
知ってます。
走ってる時に、あのポッドキャストも聞いてくれてるみたいで、一緒に走ってるとなんか面白いフレーズがたまに生まれることがあって、
2月に冬に走った時は、風が吹く前にっていう、風が吹く前に何なのかちょっとわかんないんですけど、風が吹く前にっていうフレーズがなんか話してて生まれてきてですね、
なんかのタイトルみたいだなと思って、歌のタイトルか。
どんな文脈で出てきたのか忘れちゃったんですか。
走ってて雪が降ってて寒くて、風が吹いたり吹いてなかったりした日だったんですけど、風が吹く前に早く終わろうぜなのか、お風呂行こうぜなのか、そんな考えが無意識にあったのかもしれないですけど、風が吹く前にという言葉が生まれたりしつつ、
いろいろ季節で走ったり人に会ったりしてると、いろんな言葉が浮かんでいいなと。
いいですね。ヤングガンズからその風が吹く前に出てくるのもまた、あの二人のポジティブな感じでいいですね。
そうなんですよね。だからまた走る機会があると思うので、次はどんな言葉が季節とともに生まれてくるのか楽しみですね。
そんな導入ですが、昨今いかがですか。
昨今ですね。週末に神戸に行ってきまして。
例のスポーツですか。
例のスポーツなんですけど、弾丸で言ってきたんですけど、阪神タイガース大会に行ったんですが、神戸の町以前、
ちょっと前に1年住んでたことがあって、懐かしい神戸の町で懐かしい神戸の友人と会ったりとかして、
町が変わってないところと変わったところと、昔よく行ったお店も経営が変わってて、
もうあそこ最近よくないよみたいな感じの変遷を聞いたりとかして、時の移ろいを感じましたね。
いろんな変化もやっぱりあるわけですね。神戸で思い出したんですけど、
国庁舎の若林圭さんというのがいつもお世話になっている先輩、尊敬する編集者がいるんですけど、神戸出身なんですね。
そうなんですか。
イベントの振り返りというか、そっちのトピックスに突然移るんですけど、やってた時に、
阪神タイガースファンというのは知ってたんですけど、サッカーも好きだし、
ランニングはやらないけど、ランニングのことなぜか詳しかったり、いろんな知見がすごい深い方だなと常々思ってたんですけど、
神戸生まれだというのをこの間。
そうなんです。でもちょっと納得というか、そんなに深く存じ上げないですけど、神戸の街のコスモポリタンな感じ。
感じはあるかもしれないですね。なので、そこからいろんな国にも住まれたりとか、東京がメインで活動はされていると思うんですけど、
いろんなそういう土地の感覚というのももしかしたらあるのかななんて思ったりして。
いいですね。
いろんなことを考えながらトークセッションをやってきましたね。
京都で、国著と木製の時間ということで、
6月7日に。
金曜日ですね。やりまして、本についてのよもやば話という回で、結論からお伝えするとすごく面白くてですね。
岡橋さんの和芸が存分に発揮されて。
アーカイブとか撮って聞かせていただきたかったですね。
ちょうど100分ぐらいで終わって、質問も含めて。
本を作ることについていろんな話を聞かせていただいたんですけど、
神戸生まれだったんですね、みたいな話から始まって、中学生の頃にどんな雑誌を読んでたかとか、アドリブっていう雑誌を読んでたらしいんですけど、音楽の。
聞いたことないです。
ないですよね。
なんかね、アメリカにいらっしゃった時に、向こうの雑誌があって、そういういろんな音楽の雑誌を読んだりとか、いろんな編成を経て、
今の日本の出版構造の中で本を作ることについての話とか、本当にいろんな話でぴったり最後、
トピックスに合わせてちょうど時間も100分で終わり切るっていう、なんかすごい。
いつもよりテンションも高かったんですかね。
すごく面白くて貴重な時間だったなという、そんな感じのイベントはありましたね。またやりたいですね、成功者もね。
いいですね。
また成功者でトークセッションやるときの参考情報で、前も力月が来たときに行ったんですけど、近くにお好み焼き屋がありまして。
いいですね。
そこがおいしくて遅くまでやってるという。だからトークセッション終わって行けるっていう。
いいですね。
徒歩100メートルくらいになるんで。
京都でお好み焼きって、やっぱり大阪のイメージありますけど。
そうですね、イメージ的にはね。
そんなおいしいところが。
そうですね、おいしく食べて。
いいですね。
いろんなトークセッションの熱冷めやらぬ、さらにいろんなお話をして、ちょっと散歩付き合いやということで。
一緒に歩いたとかって。
歩いて、五所のあたりを真夜中ぐるぐるぐるぐるぐる歩いて。
でからその通り歩いて帰ったという、そんな1日でしたけどね。
いい1日ですね。
面白かったですね。またトークセッションも企画してやりたいなと思うので、ぜひ皆さん来てくださいと。
ぜひ京都でも、京都以外でもぜひ。
そうですね、やりたいですね。
お願いしたいですね。
イベント関連の話をすると、ゲディ・ミナス・グリーニュースという選手とのトークセッションを終えて、
神田のゴールドウィンのノースフェイスのストアでさっきやってたんですけど、
ゲディ・ミナスという選手のライク・ザ・ウィンドの1号にも登場しているリトアニアの出身の選手ですね。
彼が来日してて、非常にいい話を聞いてまいりましたのでということで。
ゲディ・ミナスについては本当に記事でも読んでほしいですし、またシャモニーのレースも今年も走るって言ってたので、
どういうことになるか要注目ですね。
本当にトップアスリートで強い選手なんですけど、スピリットの話をしてましたね。
相変わらず、やっぱりこういい状態で楽しく走るっていうのが一番何よりも大切だというような話を聞けて、
いろんな人は元気づけられたんじゃないかなと思いましたね。
また次のライク・ザ・ウィンドに登場されたりとか予定はあります?
シャモニーでまた会うはずなので、記事にまたしたいですね。
いいですね。
ストーリーズにも写真はちょっとあげておこうかなと思って。
楽しみです。
リトアニアからわざわざいらっしゃったんですか?
今スペインじゃないや、ポルトガルのマデイラ島に今住んでて、
マデイラ島からいろんなところにレース行ったり、いろいろしながら活動してるみたいですけどね。
そんなこんなですね。
あとはこのポッドキャストが配信される頃だと思うんですけど、
6月28日はタカオのKO52っていうビルがあって、
そこでいろんなトレイルランニングに関するアンサー4とかタカオビールとか、
ボアダムっていうコーヒー屋さんとかいろんな人たちが入ってる場所があるんですけど、
そこでランニングアップ4エアっていう大気汚染に関するプロジェクトをやってるランナーの、
アメリカのランナーの話についてのドキュメンタリーフィルムがあるんですけど、
それの上映とトークセッションを、
いはらともかずさんとみなみけいすけさんという2人のランナーとともにやりますので。
タカオで?
タカオで。
それも金曜日かな。
金曜日ですね。夜7時ぐらいからでしたっけ。
時間ちゃんと覚えてないですけど、インスタグラムに載っかってますので、
ぜひみんな、それは無料で参加いただけるということで、
パタゴニアフィルムという、パタゴニアが作ってるドキュメンタリーフィルムで、
Like the Windの英語版の最新号でも実はそのドキュメンタリーとか、
背景となるいろんなストーリーっていうのがあるんですけど、
まさにそのプロジェクトをドキュメンタリーフィルムのプロジェクトについての記事も、
英語版では記事にしてたりするので、そんな話も含めてできるといいかなと。
日本語版にもまた予約そうと思ってるんですけど、
イベントがいいアクセントになりつつ、本当は何をやってるかというと、
今進んでいることがありますか?
Like the Windとか作ってますね。
実際にいろいろ紙面を作ってやってるという感じなので、
Like the Windも8月末ぐらいに多分次のやつ出せると思うので、
またプレオーダーも含めて、8月入ったらできるかなという感じで、
本業頑張っておりますので、ぜひ皆さんまた読んでもらえると嬉しいですね。
そうですね。Like the Wind文章も面白いですけど、写真もいいので楽しみですね。
3ヶ月ぐらいかけてじっくり読んでいただいて、ようやくまた次のが出て、
順番にコレクションしていただけると、毎語毎語いろんなテーマがあるので、
ずっと揃っていくと、いろんな視点からいろんなことが見えるかもしれないという感じでやってますので、
Like the Windも引き続き作ってます。
この間実はPodcastでも言ってたんですけど、Tシャツがついにデザインもボディも調達ができまして、
これを聞いている頃にはインスタグラムにデザインとか受付情報とかアップされてるはずなので、
ぜひ聞いてもらえると嬉しいですね。
イベントも紙面もTシャツもいろいろ作ってますね。
そんなこんなでございます。忘れないうちに、この間木星社の多くの人にも言われたんですけど、
とにかく忘れないうちにいろいろ話した方がいいって言われたので、
全部とりあえず最初に情報はお伝えしましたということで、
ということで、前回出版社なのでということで、本を読んで本について話しましょうということで、
検討誌のポッドキャスト読書会の開催
田和田陽子さんの検討誌のポッドキャスト読書会。
やりましたね。
やりましたね。ということで結構あれ実は聞いてくれてた方が多くて。
感想とかいただけました?
検討誌買って読みましたとか、読んだことありますとかって。
嬉しいですね。
いくつかお便りをいただいたりして、
これ京都の方ですね。検討誌の表紙をインスタグラムに上げられていて、
ランナーの方ですね。やっと手に入れました。率直にいい本です。紹介ありがとうございますということでコメントくれていて、
まだ半分くらいを読めたとこですが、物事の表裏表裏一体さ、価値観や世界観の不安定さの中で、
人がどう懸命に生きるかということを感じずにいられません。後半が楽しみですというような前半を読んでお便りくださった方もいますね。
なので本当に皆さんいろんな読み方をされてるんだなと思って、面白いなと思うので、また後半読んだら感想ももらえるといいですね。
そうですね。
いろんな人がどんなふうに読んだんだろうというのは引き続き聞いてみたいので、引き続きまた感想をお待ちしております。
あとは読者の、我々が読んだものというよりも、本をきっかけに読者の方のコメントの紹介というのをもう一個だけ続けると、
瀬戸田レモンマラソンに行きましたと。2月ですね。
遥か前でもないか。その時にいろんな方とお話ししてたんですけど、ある女性のランナーの方が出てたんですね。
その方は基本的にはハイキングをいろいろいろなところに行かれる方で、あんまり走りはしなかったんだけど、瀬戸田レモンマラソンには出てて、
それをきっかけにトレイルランナーもたくさん来てたからいろんな話をしてて、トレイルランニングにも興味が出て、
12月のイズトレイルジャーニーにも出ようと思っていると。
すごいですね。
宿を探したり、いろんなジェルを買ってみたりとか、いろんなことを初めて興味を持ってやられているというようなメッセージをいただいたりしたんですけど、
何かを始めるときの楽しさとか、やったことなかったんだけど、やってみたらこんなこともあったんだっていうような知る楽しさとか、そういうのがすごく感じられていいなって思いましたね。
そうですね。今お話を伺っただけでも、やっぱり調べて登録、エントリーしてホテルとってとかっていう行動に一つ一つ移しているのがすごいなと思いますね。
そういう新しく何かを始めた瞬間の、何やってても楽しいっていう瞬間ってありますもんね。きっとね。
そうですね。初めて挑戦するから、もしかしたら不安もお持ちかもしれないけど楽しみがすごくあってみたいな。
そうですよね。いいですよね。何かこう気がついたら、いいことだとは思うんですけど、気がついたら同じお蕎麦屋さんとか行って飽きもせずに同じお蕎麦を食べてたりするんですよね。
だから逆にそれはそれですごくいいんだけど、ちょっと新しいところにまた一歩行ってみようかなっていうような気にもおかげさまでなったりして、カレー屋さん行こうかなとか。
そういうこともやっぱあるんだなっていうのを改めて思い出させてくれたりして、いいなと思いましたね。
いろいろつながってますね。過去に話したことと出会った人のエピソードだったりとか。
いいですよね。あとさっきのトークセッションに南端市の京都の書店の北西さんが、クーの北西さんがトークセッション聞きに来てくれてたりして、前回のポッドキャストのゲストですね。
ペーパークーっていう、今度からフリーになると思うんですけど、そういうジムみたいなものも作られてたりして、
みんなやっぱり自分の何か言いたいこととかっていうのをそういう形で作っていくこともまたずっとあるんだなと思ったりして、いいなと思いましたね。
いろんなことがつれづれになるままに思い出して、やっぱりいっぱいありますね。
そうですね。ちょっとペーパークーは読みたいですね、ぜひ。
もし込むと送料を払うと年間通して送ってくれると思うので、おすすめですね。
なので、読者のメッセージとかトークセッションの反応とかに関連して話すと、そういったことが最近いっぱいありましたね。
いいですね。いい夏の始まりですね。
いろんな方に会えたりメッセージもらったりして、お話とか言葉が広がっていくというのはすごく新鮮でいいなと思いましたね。
という昨今の活動で、ゆう子さんの方は読んだものとしては、バーチャル読書会ではないですけど、ポッドキャスト読書会としては今回もちらっと読んだんですよね。
同じ本を読んできましたね、今回。
読みましたね。君の街というタイトル。
京町子さんの。
京町子さん、君の街、歩く旅する、書く、描くっていうタイトルの本ですね。
前回はあの本だったんで、田和田ゆう子さんの本だったんで、今回はもうちょっと別のジャンルというか。
これまだ発売されたばかりの本なんですよね。
そうですね。
今年の6月12日初版発行っていう。
出たての。
京町子さんはビジュアルイラストレーションでずっと本を出されていて、そのイメージはすごくあったんですけど、今回文章でも書かれているエッセイというか、そういう本ですね。
エッセイ「君の街」の新鮮な感覚
パッとこれ実は、成功したでトークセッションやる時にちょうど発売のタイミングだったので、買って帰ろうと思って買ってきたんですけど、それで今回の読書で読んでみようということで、ちょっと取り上げてみたんですけど、どうでしたか、読んでみて。
まず面白かったんですけど、あんまり本で発売されたばかりの本で、かつ発売された直近の話を書いてある本っていうのをなかなか手に取ることって、ちょうどそのタイミングでっていうのがなかったりするので、その新鮮さっていうのがありました。
コロナ禍以降の話だったりするので、とか今年のことまで書いてあるので、こういうここ数年のいろんな変化を同じ時代を生きている人で、特に東京の方だったりするので、同じ近くの生活圏で、いろんな気づきだったりとか、とか価値観についてだったりとかっていうのを書かれているのがすごく、あまりこういうのを読むことがなかったので新鮮でした。
確かにそのタイミングとして考えると本当に2024年の今でて、その感覚っていうのはすごく描かれてますよね。
もうちょっと具体的に言うと、旅に出る。旅に出た先で何を見たのか感じたのかっていうようなことから始まって、それがなおかつ日本ではなくて、なぜか台湾に。
そこからいろんなところに行かれて、伊勢とか東京も含めて、そういう本なんですけど、パンデミックの後に旅をして、それはどういう風景に見えたのかとか、どういう感覚に自分がなったのかっていうのを書いているのを最新のこの状態で形になっているのってあんまりあると思うんですけど、パッと手に取るっていう感じのものとしてはあんまりなかったのは確かか。
新刊で手に取ったとしても、小説だったりすると、この去年、今年のことが書いてあるわけではなかったりするじゃないですか。だからそういう意味でもエッセイで本当に発売されたばかりのものを手に取れたっていうのがすごくいい出会いだったなと思います。
そうですね。ポストパンデミックのある感覚っていうのが、新鮮なまま入っているっていう、そういうエッセイの特徴というか、そういうことなのかもしれないですね。
そういう意味ではすごく、具体的に読んでみると、いろんな本当に繊細な感覚とかも含めて書いてあると思うんですけど、これもともとパンデミック中に連載が始まった漫画の方のプロジェクトでずっと進んでて、最終ページは
2021年の春で旅行先の台湾で楽しそうにしている絵にしようというふうに考えて、パンデミック中に始まったプロジェクトだったんだけど、2021年の春になっても終わらなくて、想定外に2021年、22年というふうにずっと続いて、それが実は絵日記として何冊か
同じシリーズとしてずっと出てたんですよね。それのパンデミックがようやく終わって、それが3年に1回3冊目で終わったんだけど、改めて24年の今、エッセイという形でさらに出したっていう、実はすごく当初よりも想定外に長く続いてきたお話の一番最新の本ですということですよね。
そういったすごくある時代をずっと観察されていたっていう、そういう計らずもそういう著者の目線というのがずっとあるんだろうなというのは思いましたね。
だから作ろうと思って作ったんじゃないものだけど、それが良かったんですかね。
そうですね。あと私は、ちょっと今日町子さんってすごくやっぱりアーティスティックな絵を描かれて、東京芸大のご出身でというところで、ちょっと最初構えてたところがあるんですね。
何か難しいことを、この本に限らず、何か私新しい本を読むときって、難しかったらどうしようとか分からなかったらどうしようとか、これ読んで何も感じなかったらどうしようとかっていう、その読書感想文化の弊害というか、これ読んで私ちゃんとした正しい感想を持てるんだろうかみたいな、いつも結構本読むときのハードルとしてどうしても持ってしまうんですけど、
作者のアーティスティックな絵と文章
そういう意味ではやっぱり、この方の芸術性とか、独特なすごくセンスがあってみたいなところが、どうなんだろうって、私にとってどうなんだろうと思ってたら、意外にとっても共感できるポイントがたくさんあって、すごく面白かったです。
【佐藤】文章も絵もそうなんですけど、すごくやっぱり身近なところをすごく正確に捉えようとしてるっていうのはすごくありますよね。読んでると自分の体の感覚とか蒸し暑さにやられる感覚とか、その時に飲む台湾のミントのお茶の冷たさとか、そういうすごくやっぱり手に取りやすい目線とか感覚っていうのがすごく描かれてて、
それが今の時代に台湾という場所に旅をして、最初台湾で他にもいろんなとこ行かれてると思うんですけど、台湾というところに旅をすることができるように再びなった先で、改めてまたそういう同じ身近な感覚を感じることのできるっていうことが、どれだけ素晴らしいのかっていうようなことを感じさせるようなことがすごく描かれてて、やっぱりすごくいい作品なんだなって思いましたね。
絵もやっぱり本当にいいですよね。
天使が所々にいて。
そうですね。だから本当に絵を見てるだけでもすごく何か想像することを感じることっていうのがずっとあるような。
そうですね。文章を読んで絵が出てくるんですよね。絵を見て、さっき読んだ文章と自分の頭の中で思い描いてたことと、この京さんが描かれた絵を合わせてみたいな、味わえるっていう。
あと、難しかったらどうしようと思ったって言ったんですけど、難しい言葉で描かれてないんですけど深いところがあったりとかっていう。
変異な言葉、変異でもないんですね。やっぱり自分の言葉を選んで描かれているんですけど、難しい言葉ではなくて、表現も難しくないけど、全然浅くもなくて、深くてとか、いろんな要因があったりとかみたいな、すごく素敵な文章だなと思いました。
そうですね。本当に自分の目線と感覚と対象っていうのがものすごく手に取るようにできるだけそれを新鮮なまま描き言葉にしているっていう、やっぱりエッセイというジャンルならではの捉え方なのかなというふうに思いましたね。
クロニスタという、スペイン語で言うと記録するものというか、歴史の証言というか、そういうジャンルでやっぱり今の感覚っていうのがすごく入っている貴重な一冊だなと。
そうですね。
思いましたね、これは。
あとはちょっと男性が読んでどうなのかわからないですけど、私女性、同じ同性としての共感みたいなのあったように思いますね。
例えば、幸せだと幸せそうって思われたいっていうタイトルの章、最後の方にあるんですけど、
生きづらそうって言われたりするっていうことを描いていて、本人がどう生きてるか、普通に幸せに生きてるんだけど、生きづらそうって言われてしまうことだったりとか、
私も仕事の人と会うと、会社の人とかと会うと、疲れた顔してるとか、さっきより疲れた顔してるとか、
怒ってる感じがするとか言われるんですよね、仕事モードのままご飯食べに行ったりとかすると。
でも怒ってもないし、疲れてるかもしれないけど楽しみに来てるのに、そう言われるとショックを受けるんですよね。
そういう感じの、生きづらそうって言われたときの何とも言えない、え?っていう感じとかがすごくいい感じに描かれてたりとか。
あと台湾のところで、サングラス、日差しが強くてサングラスを買って、ご本人曰く小柄で地味な女性モブタイプなので絡まれたりしがちなんだけど、サングラスしてると絡まれないみたいな、私もそうなんですね。
小柄で地味な、弱そうなので、例えば野球観戦に行っても相手チームのファンに絡まれたりとか男の人に絡まれたりとかするんですけど一人でいると。
友達といると絡まれないのに一人だと絡まれるみたいなこととかをちょうど今年会って、
その時たまたま格闘技をやってる幼馴染と約束してたので、その人と最初から合流してたら絡まれなかったんだろうなって思ったんですけど、そうじゃなくて自分が強そうに見えるっていうのが一番いいなって考えてたところだったので、
このサングラスというアイテムで武装する様子の描写を見て、私が考えてたのと通じるところがあるなとか思って、見た目怖そうになりたいなっていうか、怖そうっていうか舐められない感じにはなりたいなっていうところが思ったりとか、
そういう本当に細かいところで行くとそういうレベルでとても共感しながら、そうそうっていうことだったりとか、そういうところがあるんだなとかっていういろいろ本当に一つ一つの章で楽しく読みました。
なるほど。なんかやっぱり、この今日町子さんが旅に行って、旅先で見るものって全てがいいものではないんですよね。
そうですね。
見たくないものもあるし、逆に今言ったみたいな、自分の感覚と違うこと言われたりとか、自分と相手との関係性で、どうしてもやっぱり非対称な部分っていうのがすごくあるような違和感みたいなことも書かれてたり。
そういう意味で、旅に出てすごく楽しくてよかったですっていうお話ではなくて、改めてそういう非対称性にものすごく直面するっていうことも含めて、やっぱりコロナが終わってもそういうところはもともとそうだったところもまた見えてきたりとかっていう風なことなんだろうなってすごく思ったりするので、ある意味だからパンデミックがあって何かが変わったっていうことも当然あると思うんですけど、
実は気づいてなかっただけで、ずっと前からそうだった、非対称なことっていっぱいあったとか、自分の感覚と周りと全然噛み合ってなかったっていうことってずっと本当はあったんだっていうことに改めて気づき直すきっかけになっただけだったっていうようなこともあるかもしれないので、
そんなようなことも読んでてツラツラと感じるところではありますね。
エッセイでありつつ、絵も含めて絵日記みたいになっていて非常に親しみやすいんだけれども、今改めてそういう歩みを進めるというか、一歩旅に出たときに何が見えてどういう非対称さがあるのかっていうところまで含めて考えるといろんな本当に深い話があるなと思いましたね。
あと一個だけ僕が、特に前半台湾に行ったときの話で一番印象に残ったところがあって、日本とは言葉も違うし、いろんな意味で違いのある土地だったりすると思うんですけど、
電車の中でうまくいかなかったら、誰かが助けてくれるという普通の人が普通に暮らしてて、非対称的なのは当たり前だし、言葉も通じないし、わからないこともあるんだけど、ちょっと日本語を話せる人がいたりとか、いろんなきっかけで、
全然違和感がある世界で、何か変な奴が困ってるとか、何か変なことが起きそうっていうときに、それを一歩その溝を越えてパッと助けてあげるっていうようなこととか、そういうことっていうのがやっぱりそれでもあるんだなっていうのはすごく最初にそういうエピソードがいっぱい出てきて、すごくいいなっていうのは思いましたし、
やっぱり立ち止まったりある非対称性の中の自分はここだっていうふうに決めて動かずにいると、そこのギャップも越えられないんだろうなって思うので、それを一つ越えるようなこととかを一歩でもやれるっていうのがすごくいいなというふうに思いましたね。
前に進んでいるのか、ギャップを埋めているだけなのか、後ろに下がっているのか、右に曲がったのか左に曲がったのか、どこに向かうのかわからないっていうことはあるかもしれないけど、
少しの変化が何かを生むっていう。
変化とかっていうのを何かを見たときに、やるかどうかの違いっていうのはすごく大きいなっていう、いいエピソードを読んで思ったので、なんかいろいろ深いですね。
そうですね。
いい本読みましたね。
本当にいい出会いでした。
最新で出ているこの君の街っていうタイトルの前にも絵日記としていくつか、ディスタンスとか本当にいい本が、RNプレスっていう出版社ですね。
野口玲さんという方が、編集の方がやられている出版社ですけども、そこからずっと出てますので、ぜひ。
他にも読んでみたいと思いました、本当に。
いいかなと思いますので、またポッドキャスト読書会やりましょう。
ぜひやりましょう。
次何やりますかね。
本当はカフカの変身とか読もうぜみたいな話をしてたんですよね。
そうなんですよ。
実はちょっとまた小難しいの出してきてと思ってたんですが、君の街に今回やっぱりしようってなってすごい嬉しかったですね。
そうなんです。
これが出るって聞いて、やっぱりこっちだなって思っちゃって。
カフカも100周年なんですよね。
そうなんですよね、今年。
これ没500年ですかね。
カフカとか変身って、それもある意味違和感の話ですよね。
自分が朝起きたら虫になっててっていう。
普通の本当に真面目なシュクシュクとしたサラリーマンの方が主人公だけど、起きたら自分が虫になっててどうしようっていうような話で、
それを今読むと、ある意味面白いというか、不気味なこと、不幸なこと、よくわかんないことっていうのが前提になっている世界をすごくカフカって書くから、
やっぱり幸せでハッピーで全て成長していくっていう物語とか、時代じゃないものっていう方が、
そういう変なもの、弱いものっていうことに注目しているっていう点がものすごく文学的というか、文学として語らないと、それしかできない、文学にしかできないようなことなんだろうな、視点なんだろうなって思うんですよね。
だって虫になりました私、朝起きたらって言ったらね、へ?ってなるだけ。
だけど、それが小説として、それが何を象徴しているのかとかって考えていくとやっぱり、
なんかそういう人間じゃないものの存在とか、虫っていうね、人間よりも人間の存在というか、
いろんなことをやっぱり語り得ることにつながっていくと思うので、
カフカ読んでないのにそんな話をしてますけど、
やっぱりそれが人間の存在というか、
それが人間の存在というか、
それが人間の存在というか、
それが人間の存在というか、
それが人間の存在というか、
それが人間の存在というか、
それが人間の存在というか、
カフカ読んでないのにそんな話をしてますけども、
また次回もしかしたらカフカでやるのもいいかもしれませんね。
日本の小説でもいいかもしれないですけどね。
ポッドキャスト読書会ということで。
はい、またやりましょう。
またぜひやりましょう。
ということで、今回この後の後半もゲストがうまくいってればちゃんと収録されて、
これにくっついて配信されてるはずなので。
今回はどなたが?
今回は大分県のバレー書店という書店があるんですね。
外国文学専門、専門でもないと思いますけど、
木星社の方もたくさんいつも売ってくれてるバレー書店という書店の店主の方とお話をしているはずです。
まだ収録してないんで、無事に収録が終えてたらこの後ゲストの会が続くので聞いてほしいんですけど、
スペインの巡礼の道をずっと昔歩かれた方なんですね。
だからやっぱりランナーというよりもずっと長い距離を移動するということを経験されて、
日本にも帰ってきて書店をやるっていうのはどういうことなのか。
こないだ成功者で本を作ることはどういうことかという話をしたんですけど、
成功者も含めて今書店をやるっていうのはどういうことなのか。
大分でっていう話を、
こないだは南端市の北西さんに聞いたんですけど、今度大分の後藤さんという店主に聞いていきたいと思ってますので、
楽しみですね。
読書会とかもやりたいですね。
実際にそんなこんなで、うろうろとしておりますが、
引き続き梅雨になってまた蒸し暑いですけどね、
走って本読んで、ビール飲んで、
熱中症に気をつけて、
今年もまた夏に入っていきましょうという感じですかね。
そんなこんなで、あとは何かありましたっけ。
ひととりニュースもお伝えしましたし。
そんなところですかね。
また引き続きお便りもお待ちしてますし、
本も雑誌もTシャツもこれが配信されている頃には買えるようになっていると思いますので、
Tシャツも着て、本も読んで、
走って、
おいしいもの食べて、
おいしいもの食べて、人と出会って、
新しいことを始めてやっていきましょうということですね。
はい、じゃあそんなこんなで。
ありがとうございます。
ありがとうございます。
お互いに感謝を述べあって終わるっていうね。
はい、じゃあ皆さんありがとうございます。
ありがとうございます。
ではまたお会いしましょう。
はい、こんにちは。
こんにちは。
2回目ですかね、実際にお会いするのは。
そうですね、お会いするのは2回目。
はい、今日はゲストに後藤さんという方が横にいます。
バレー書店の開店
大分市の本屋やってます。
バレー書店の後藤です。
後藤さん、今日はちょっと雨ですけど落ち着いた午後ですね。
そうですね。
梅雨入りしましたもんね多分ね。
そうですね、大分もね。
梅雨入りして今日は後藤さんのバレー書店に来ましたということで、
九州は5月に阿蘇に行ったりして、
ちょっと大分のバレー書店にもう一回来たいなと思って、
今日はお時間をいただいたという。
ありがとうございます。
あれ、来たのが2021年ってことになるんですよね。
チラッと見にというか。
そうですね。
開店の直前で工事まだしてましたね。
書店を始めるきっかけ
そうですね。
あれが2021年の7月ですかね。
7月に開店したので。
その頃ってことですよねきっとね。
そうですね。
2021年ってまだ割と外もまだ出れない。
いやもう完全にコロナ禍で。
そんな時期ですよね。
そっか、そっからすごい時間経ったように感じるけど、
まだ実はでも3年?
いや3年ちょうど7月で3周年になるので。
意外と3年長いですかね。
長いですね。
あっという間ではなく長い。
長く考えると。
あっという間でもありましたけど、
大変だったなっていうのが強いですかね。
やっぱりそれは2021年っていう年にお店を開いて、
そっからだんだんだんだんまたコロナがなくなってっていうことが一番大きいんですか。
どうですかね。
一人でお店をやるっていうのがやっぱ大変だったかな。
全部やりくりしながら。
そうですね。全部やる。ケーキも全部焼いてますし、
本屋とカフェを2店舗一人でやってるっていうような感じなんで。
なるほど。じゃあ結構やることが本当に多いし。
そうですね。だからもうそれをひたすら毎日やってたら3年経ってたっていう感じで、
だからそれが大変だったんですね。
バレー書店っていうお店をちょっと簡単に紹介すると、
大分駅から歩いて10分かかんないですよね。
10分かかんないですね。徒歩8分。
徒歩8分のところにあって、
基本的には入ると書店、書棚があって、本が並んでると。
プラス今後藤さんがちょっと言ってくれたんですけど、
ケーキを毎日出してるんですかね。
そうです。
と、コーヒーとかお茶と、あとお酒も一応出すという。
営業時間がお昼の12時から夜の10時まで。
月曜日と火曜日。
月曜日と火曜日が定休日という、そんなお店ですね。
っていうのを21年に作られて、
なんか非常にちょっとお店のライティングも暗めにしてあるんですかね。
そうですね。暗いですよね。
本読めないんじゃないかなと思ったんですけど、
落ち着く雰囲気にやっぱりしたかったんですね。
あとはもう本が傷まないようにとか。
そっかそっか。明るすぎたり、日が当たりすぎるとやっぱり
痛みやすいとか、いろいろあるんですかね。
何となく最初考えてた感じではあるかなと思うんですよね。
暗くしたかったわけでもないんですけど
雰囲気なんとなく最初考えてた感じではあるかなとは思うんですよね
もともとはバレエ書店を開く前も書店で働いていらっしゃって
もともとずっと本に関するお仕事をされていたという感じなんですかね
大学は大分大学を行ってたんですけど
卒業してそのまま東京に出て東京の書店で5年
働いてまた大分に戻ってくることになって大分の書店で5年働いて
大分でも書店で働かれたんですね
そこから1回スペインに歩きに行った話はまた後ですか
そうですね
バレー書店の開業
スペインで長い距離を歩いて
その後にバレエ書店
それこそ東京から大分に戻るときですね
ちょうど家もなくなったんで
東京からだとそのまま行けるから
借りてたところをそのまま鍵を不動産に投げ込んでそのまま成田に向かって
東京から移るというか東京の仕事一通り終えた直後にそのままスペインに歩きに行った
そうです完全に無職で
一式持って背負って
そうなんですね
それはちなみに何月ぐらい
季節的には
6月丸々ですかね
2013年
13年
じゃあもう11年ぐらい
そうですね
丸々1ヶ月歩かれて
巡礼の道をずっと歩いて
行かれたという
あれ全部行かれたんですか
そうですサンジャンピエドポーっていう町から
フランス人の道というんですかね
800キロ歩きました
丸1ヶ月かけて
きっかけはあったんですかなんか面白そうだなとか
お段落して全然違うことやりたいなと思ったとかそういう感じだったんですか
ちょうど大分に戻ろうかなっていう
気持ちがちょっと芽生えてた時期で
それが確か2013年の1月ぐらいだったんですけど
そこでもう
僕旅行ガイドの担当してたんですよね
その本屋で東京の本屋で
でそこで
一冊だけポンってスペイン巡礼の本が
ガイド本が入荷してきたんですよ
これは行けってことだな
ちょうど大分これ帰れっていうことなんだなみたいな
その糧にもって
もうそれでもすぐ辞めますと
お店を辞めますっていう風に伝えて
そこから
5月の25日ぐらいに立つんですけど
それまでは
歩く練習ですね
近所を
出勤も全部歩いて
毎日歩いて準備して
新宿まで20キロ歩こうとか
そんな感じで
なんかそういう本が
きっかけになってしまったっていう
そうですね
それまで
知ってはいたんですよ
スペイン巡礼っていうのがあるっていう
映画とか
ただ別にそこまで興味があったわけではなくて
別に僕はやらない
現実味がなかったというか
あまりピンとくるものではなかった
ただ本当全てがちょうどよかったというか
タイミングですね
そうですね大分に帰るちょうど
そのタイミングしか多分なかった
1ヶ月ね丸々こう
仕事もせず
家賃もかかわらず
歩くだけ
なるほどそれで行かれて
いわゆる歩く道具というか装備というか
一式持っていかれたと思うんですけど
何か特別これは持っていこうと思ったものとか
そういうのってあったんですか
それが寝袋だけでしたね
本当に歩くために削らないといけなかったので
できるだけ
本とかも持っていこうかと思ってたんですよ
ただ持っていかなかったですね
歩くことに集中しようじゃないですけど
歩くために行くんだっていうすごい信念
なぜか強い思いが
歩きに行くんだっていう
だから観光とかも全くしなかったですし
歩くのに集中するために寝袋だけ持って
そうですね寝袋と着替えが2枚ぐらいですね
もうそれも現地で調達しようみたいな
じゃあもう本当最低限の
最低限も最低限ですね多分ね
そうなんですね
飛行機とかも割と簡単に荷物はあんまりなかった
そうですねそもそも僕海外に行くのが初めてだったんで
よくわからなかった点があって
フランスのシャルドゴール空港に着いたんですけど
もうお金の卸し方もわかんなくて
何にも勉強せずに行ったんで
そこでどうするかっていうのを
楽しもうって思ってたんですよね
なるほど
フランスから入ってずっと歩いて
本当にひたすら歩いたって感じですか
そうですねずっと歩いてましたね
多分他の日本人とかも会いましたけど
ペースが多分異常だったと思いますね
他の人は大体20キロ歩けばいいぐらいの感じだったんですけど
僕はもう毎日フルマラソンとか
42キロぐらいある
かなり歩き続ける
歩き続けましたね
でも800キロだと40キロだと20日間はかかる
そうですねちょうど20日ぐらいで多分着いたんですか
じゃあ行って帰って間20日間ちょっとぐらい
ちょうど1ヶ月まるまる本当に歩き続けた
いやそれも全く知識がなかったので
オープンで撮るっていうあれがなかったんですよ
だからその1ヶ月できっかしで帰らないといけないっていうのがあって
歩くしかない
歩くしかない帰れなくなるから
そうだったんですか
そうなんです
バルのインスパイア
歩いててどうでしたか
印象に残ったこととか
こんな忘れられない辛い思いをしたとか
逆に良かったこととか
そういうのってどうですか
そんだけ歩いてると
記憶がもしかしたらないことも多いかもしれない
そうですね
辛い
基本的に毎日辛かったですけど
なんで歩いてるんだろうみたいな
ただ本当に乗ってくるとというか
歩いてると自分じゃなくなるんですよね
多分感覚的に
ただ移動してるものみたいな
客観的に見るようになってくるんですよね
どうにかシャワーとビールにやりつけようみたいな
それで歩いてたんです毎日
なんか不思議な感じでしたけどね
面白いですね
巡礼の道のあれだと
パウロ小英霊の小説とかもありますもんね
そうですね
歩き続けて
終わりはどういう感じだったんですか
そのサンチャゴについて
巡礼の道の最後のゴール地点にはみんな行くように
自分も到達をして
その時はどんな感じだったんですか
もう淡々と着いたなって感じですか
着いたなって感じだったんですけど
カテドラルを見た瞬間にやっぱ涙が止まらなくなって
それはもう不思議な感覚だったですね
全然そんな
なんだろう
なかったんですよそういう気持ちというか
ただ歩こうみたいな
達成しようみたいな感じで歩いてたのに
それを見た瞬間にやっぱもう
なんとも言えない
感覚でしたね
結構あそこはやっぱり人も多くて
歩き終えた人とか
いろんな方が来る場所っていう感じなんですかね
そうですね
観光客なのか巡礼者なのかというか
ちょっとわからないぐらい人がいっぱいいて
ただ多分同じように巡礼した方とかと
ハグしあって
なんかやったねみたいな
その感覚もちょっと
達成感は本当になかったんですよ
やっと終わったみたいな
やっと歩きを終えたみたいな感じだけだったんですけど
ただ本当自然と涙が出てきて
なんかそういう1ヶ月歩いたりそういうのって
今のこのバレー書店っていうことに
何かつながってることってあるんですか
その前に来たときに
お店のしおりをいただいたときに
スペイン語が何か書いてある
あれも多分巡礼の道の
そういうインスパイアされたことなのかなとか
そういう今につながってることってあるんですか
インスパイアは絶対あると思うんですけど
ラテをやるにあたって
コンセプトがちゃんとしといたほうがいいなっていうのはあったんですよ
やっぱバル
毎日僕は朝歩き始めるときにバルに寄って
カフェラテを飲んでっていうのがルーティンになってたんですけど
なんかそのバル
バルってスペインのどんな田舎町にもあって
近くの人がね
いつもの挨拶みたいな
毎日来るみたいな感じがすごいいいなって思ってたんですよね
そういうお店がいいなって
お店をやるときに思って
それでバルみたいにお酒も出して
っていう感じにしようっていうのがあって
バルのような書店カフェ
コンセプトとしてのところはあったんですけど
じゃあそういうイメージは引き継がれているものが
そうですね
スペインのお酒を出したり
パスクチーズケーキであったり
ケーキも毎日焼かれてるんですか
毎日焼いてます
日によって違う
だいたい季節のケーキで1ヶ月とか2ヶ月とかで変わっていくんですけど
なるほどじゃあなんか書店なんだけど
ケーキだけ食べに来る人も当然いたり
全然います
お茶だけする人もいたり
そうですね
結構いろんな方が来るんですかねここは混ざってると
混ざってますね
カフェだけ利用で来る方は
本いっぱいあるみたいな
本がいっぱいあるみたいな感じで
驚くっていう
言われる方もいるし
買い物されない方もいるし
本やっとしてきて本だけ購入されて買えられる方もいるし
本買ってそのままカフェ利用していいですかっていう方もいるし
やっぱりいろんな
いろんな使われ方がしますね
それはもともとそういうふうになってほしいなって思ってた状態ってことですか
そうですね本当にこういう感じをイメージしてたというか
置いてある本とか本当にいろんなものがあると思うんですけど
選ぶ基準というとちょっと違いますけど
こういう本を置いてる傾向があるなとか
そういうのって自分で思ったりしますか
割と海外の文学
そうですね海外文学と詩と短歌は多めにしてますね
あとビジネス書は置かないようにしてます
それはもう
この店ではもう仕事を忘れてほしいっていうのがあって
小説とか物語とか
そうですね自分の中に入り込めるものを多めにしてるかなと思いますね
もともとご自身で読まれる本とか好きなジャンルとかもそういうものが多いんですか
そうですね海外文学がやっぱり好きで
昔からそういうのを
昔からそうですね
読んでましたね
詩とか短歌好きですし
海外文学っていった時にすごくいろいろ広いと思うんですけど
特に好きな領域とか作家とか
でもそれも昔とはちょっと変わってきましたね
やっぱり年々変わって
年々変わっていきますね
僕はボルヘスとかやっぱりラテン系がすごい好きだったんですけど
そうですねいろいろ見る
読んでいくうちに変わってったかな
その綺麗な文章が好きになったり
じゃあその時々の状態とか
それも変わっていくんですね
国とかはあんまり気にしないですけど
なるほど最近読んだ中だと
例えばどういうのが良かったとかありますか
最近復刊したんですけど
スティーブンソンの
水車小屋のウィルっていう本が出て
それは久しぶりに読んだんですけど
最初に読んだ時とは全く違いましたね
印象とか
印象
要約すると田舎というか山の狭間に住んでるビルが
降りたいと山を
都会に出たいと
そういうところからストーリーが始まるんですけど
すごい地方に生きるものとして
分かるみたいな共感もあったし
結局そこで生きることを決めたウィルにも
すごい感がさせられる小説だったかなと思います
山を降りるというか
レールランニングをすぐ思い出したんですけど
ここではないどこかに行こうとしてるような
でも自分の場所はそこであるというような
そういう揺れてるところとかも含めて
何かしら共感するところがあるんですかね
そうですね
大分から東京に出てまた大分に戻ってきた身としても
すごい身につまされるというか
改めてまた感じるところもあるんですね
そうですね
大分はご自身の地元だからというのが一番やっぱり大きい
そうですねここでお店をというのはもう
求められる場所
多分大分からもう出ないだろうというところが強かったですね
そうですね
そもそも大分で働いてた書店がなくなってしまって
じゃあ県外の本屋で働くかってなったときに
その選択肢はなかったんですよ
もう大分で生きようっていうのがあって
そうなってくると自分で作るしかない
やると
そう
なるほどな
今大分で小僧さんみたいに書店を始められる方っていうのは
そんなにいないですよね
何か始めるってなると書店じゃなくて例えばカフェやろうとか
そうですね
そういうのはありそうですけど
やっぱり書店っていうところが
自分の一番長年やってきたことだし
興味があることだし他にあんまり考えるわけでもなく
やっぱり書店だったっていうことなんですかね
そうですね
カフェをやってるっていうのも
実はやっぱり本屋を続けるためにやってるようなところがあって
本屋だけだとやっぱりどうしても難しい
地方でやるには特に難しいっていう
もう選択肢はなかったですね
カフェを一緒にやるっていうのはもう絶対条件だったというか
最初からということですかね
なるほど
結構いらっしゃる方は常連というかの方の方が多いんですか
それとも割とパッとくる方も混ざってる感じですか
混ざってますね
6割ぐらいはでも常連さんかな
予備によってまた違うと思うんですけど
土日とかは新しくの方が多いですし
書店として一番こういう本を届けたいんだとか
そういうことで考えるものなんですか
それとも本当に来る方が読みたいものとか
たまたま見つけてくれるものがあれば
きっといいなっていう感じで揃えてるのか
そうですね
届けたいとか全然ないかな
本当人それぞれなんで
しかもその人が今必要な本っていうのは
本当に人それぞれ様々あって
それをこっちが押し付けるっていうのは
僕はもう考えられなかったというか
だから気分で今これ面白そうって言って買ってくれるのがすごく一番嬉しいですね
その時の
フラッと来て
これ面白そう
読んでみようって来られるのが一番嬉しいかな
読まれた方で感想を言ってくれる人とかそういうのもあるんですか
あんまりないですか
いっぱいいます
この間買ったあれよかったんだけどとか
話しに来る方もいらっしゃるんで
いいですね
ああいうのないのとか
おすすめを聞かれたらもちろん僕は絶対答えるようにしてるし
ただ
押し付けがましい本屋にはしたくなかったんですね
なるほど
じゃあやっぱり来た人はその時の気分とか
そうですね
求めてるものとか
それも強弱が多分人によってあると思いますけど
それによって何か見つけてくれる
そういう場所であるといいなという
そういうことなんですかね
日常に溶け込みたかったんですね
本屋として
本屋として
このいらっしゃる方の
そうですね
お茶を飲みに来たり
イベントと可能性
たまには本買ってみようかなと思ったりっていう
なるほどな
だから居心地がいいんですね
ありがとうございます
なんか静かだし
今日も雨が降っててちょっと今止んでますけど
外の雨の風景も見つつ
本当に今コーヒーを入れていただいて
飲みながら話してるんですけど
なんかいいですね
ずっと時間が過ごせる感じがして
長いですね皆さんね
大体時間はね
そっか
席もこれ何席ぐらいあるんですか
1,2,3,4
7席ですかね
7席
なんかね
座るとくつろいでっていう感じですもんね
それでね
テーブル席からやっぱ本棚が見れるっていうのが
いいですよね
そうですね
壁一面にザーッと並んでる本棚が見れて
本があまり好きじゃないというか
普段は読まないって方でも
この空間がこういいなって思ってくれたら
いいなと思って
そうですよね
なんか用がなくても
いつでも来れる
逆にそれがね
本を読むきっかけになる可能性もありますし
そうですよね
なんかこれからやってみたいこととか
もうちょっとこう
お酒の種類を増やしたいとか何でもいいんですけど
なんかこれから
なんかもう一個やってみるとすると
やってみようかなって思うこととかってあるんですか
あんまりイベントとかを
しないんですよ
しないというか
お店で
お店で
日々の営みを大事にしたいっていうのがあって
ただ
求めてる人はいるんですよね
そういう
特に地方だと
誰々さんが来てとか
こういう
いつもとは違う刺激じゃないですけど
そういうのを求めてる方もいらっしゃるんで
やれたらやったほうがいいかなとか思ってますね
そのイベントというか
本に関すること
だけじゃなくて
本ってね
でも本当にいろんな側面があるというか
花の本もあるし
料理の本もあって
子供の本もあって
だからやれることっていっぱいあるんですよね
みんなでお花いけようとか
料理教室しようとか
できることをやっていきたいなとは思ってますね
それはそれで何かのきっかけになるようであれば
でもやりすぎると大変ですもんね
そうなんですよ
毎週あると
それはそれで
だいたい一人でやってるんで
大変ですもんね
なかなか難しいですけど
なるほどな
でもその日常に溶け込みたいっていうのはすごく
やっぱりそうなんだろうなっていうのも
やっぱりまた来てみてすごく思いましたね
そうですね
それは本当にバルのイメージが強いっていうのはあるかもしれないですね
スペインバル
バルをイメージしながら書店をやられてる方っていうのも
なかなか珍しいかもしれないですね
でも分かりやすいですよね
聞きすると
しかも実際に来てみるとやっぱそうかって思うので
なるほど
せっかく今日はバレー書店っていうところに来たので
この後録音を終えたら
後藤さんに今の気分の本を
ちょっと何冊か選んでもらおうかなと思ってるので
聞いてくれてる人には
ちょっと本読んだ感想とか
この話を聞いた感想とか送ってくれた人がいっぱいいたら
いっぱいの中からちょっと抽選で
その本をプレゼントしようかなと思うので
後藤さんに今から選んでもらって
何で選んだかっていうのをちょっと聞いて
発信してみようかなと思います
っていう感じでやってみましょうか
ポッドキャスト
それもね
ポッドキャストの広がり
今日来て思いついたんですよね
ポッドキャストだといつも
お話を聞いて終わりっていうことが多かったんですけど
せっかくなんで
本も選んで
それを実際に手に取ってくれる人がいるといいなっていうことで
やってみたいなと思います
ということで
はい
なんか後
他にこうなんか言っときたいことありますか
大丈夫ですか
いや大丈夫かな
そんな中
はい
わかりました
じゃあ一旦
今日のゲストの
後藤さんのお話でしたということで
ありがとうございました
ありがとうございました
じゃあ皆さん
本の情報発信
本の情報も発信するので
本もぜひ楽しみにしてください
お板のバレー書店から
後藤さんとお送りしました
ありがとうございました
実はもう一人店内にいて
フォトグラファーの山田明さんという人が
一緒にいるんですけども
お話はこの2人でお届けしましたということで
ありがとうございました
ありがとうございます
01:11:28

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