そうですね。オープンからクローズまで30連勤という大変なお仕事をされて。
100マイルの方が楽だったんじゃないかっていう。
そうですね。30日間続かないですからね。
そうですね。
30日間続くって何だろう。巡礼の道とかね。
ああいうのだと1ヶ月30日間とかね。
サンセバスチャンだっけ。
サンチャゴ。
サンチャゴか。
それレベルの30連勤という感じですね。
なかなかロングハイクな。
ロングハイクな感じですよね。
もともとはトレイルランニングをよくやられるという、そういうスタイルのランニングで理解は正しいでしょうか。
そうですね。普段はトレイルランニングの末席に座っております。
末席を温めているという感じですね。
なるほど。なので忙しかったけどいろいろとオーサーズという原宿の場所で面白いことをやりつつ、最近また走り始めたということで、走ってばっかじゃないよと。
そうですね。やっぱり忙しいと、自分が住んでいるところから家まで一駅手前で降りると大体2.2、3キロあるんですよね。
そこを気分を入れ替えるために歩きながら帰るんですよね。たまにタクシーに乗っちゃうんですけど。
夜中に。
でもやっぱり歩いていると考えが整理できたり、たまに自転車でそっちの駅に行ったりするんですけど、
やっぱりスピードが遅い分目につくものとかが結構いろいろあるんですよね。変化しているものとか。
そういうものを見ていると結構脳が刺激されるというか、新しいアイディアとか出てきたりとか、今までちょっと答えが出なかった問いに対しての一つの解が見えたりとか、
そういうことは多々あるなと思っていたので、忙しくて走れないけど、歩いていると結構いいことあるなみたいなのは、この1ヶ月はそんな感じでしたね。
特に秋だし、いい天気の中。
夜空きれいでしょ。星とかが空気が澄んでるんで。
収集の明月という言葉もありますからね。
そう。冬になればなるほど空気が澄んできて、すごくきれいな空になってくるので、それをぼーっと眺めて歩くだけでも、なかなかオツなもんだと思いますけど。
いいですね。ライク・ザ・ウィンドってランニングの雑誌と言ってるんですけど、今日走らない話をしてますね。
走らない話。
僕も夏のシャモニーでちょっと怪我をしてから、8月末ですね。
9月、10月はほぼそういうわけで走れず、走行しているうちに忙しくなり、仕事も。
なかなかまとめて走り続けるっていう2、3ヶ月じゃなかったんですけど、1年のうちそういう時期があってもいいかなという感じもしましたね。
年も年だからね。
年も年ですしね。うまくバランスを取りながら。
やっぱりキヨさんとかも主戦場にしている100マイルのレースに出ようと思うと、頑張ろうと思うと結構追い込む時期とかあるじゃないですか。
だから3ヶ月ぐらいかけて、3、4ヶ月かけて体作っていくと、なかなかファンランするタイミングって失っちゃったりもするじゃないですか。
どっかで息抜きをしないと、20代とか30代の体ではないので。
勢いだけではなかなか続かないですからね。
怪我とかの元とかにもなるし。
そうですね。だから歩いたり休んだり、体をうまく使って、あと頭もうまく使ってということで。
ランボイズ、ランガールズとネイバーズで読書とランニングの回ということで。
やってますね。
やってますよ。
3回ぐらい?
結構ね、次が6回目とか7回目ぐらいなのかな。
割と実は多くて回数としては。
走る距離も3キロぐらいなんですよね。ほぼ歩くスピードぐらいで。
どっちかというと、頭を稼働させて文字を読んで、体も心も頭も使うっていう。
そういうふうにしてるんですけどね。
リブートさせる感じ?
そうそう。だからなかなかそういうのもあると。
走るだけということに加えて、いろんなところを動かすという意味ではいいかなと思ってやってたんですけどね。
また12月20日にもあるので、Like the Windの記事を読んでみんな来るといいなと思うんですけど。
12月20日って結構お忙しいじゃない。コーヒーのやつもあるでしょ。
コーヒーのやつもありますね。
行きますよ。
ありがとうございます。
そうなんですよ。だからダブルヘッダーで。
12月20日はちょっと木星社のインスタグラムでもうすぐ告知もするんですけど、
昼にもう1件トークセッションがあって、その後に夕方に読書とラーニングの会をやるという、1日2回あるんですよね。
近いから走っていくの?
走っていこうかな。時間が間に合うかなっていう感じで、大会の伝え合いというところでやるんですけど、
その前の週ですよね。13日に一緒にちょっと矢野さんとやるんですよね。
そうですね。
ゴールドインの本社1階で自然観察書店というのがオープンしたということで。
もうほぼ最終日に近いですよね。14日までですよね。
そうですね。
9日からだっけ?
6日間やるということで、そこで本が800冊あって、読んだり買ったりできると。
ゴールドインの存在意義というのはどういうことかっていうのを形にした本もあるので、
それも本を買うともらえるという、そういうことになっているということで。
そこでフィールドレコーディングで街の音を撮ったりとか、いわゆる読書会をやったりとか、
そういうのが取り行われるということなんですけど、読んだり走ったりしてるだけじゃなくて、
それも含めて歩いたり、あとはそれについて話したり、自然観察書店と言ってるぐらいなので、
自然とか街をどういうふうに観察するかっていうのを一緒にやりませんかということで、
お声掛けをいただいて、矢野さんと僕で朝9時でしたっけ?
朝9時ですね。
集合して、みんなと一緒にそういう時間を過ごすという会をやることになったということですよね。
そうですね。ゴールドインの本社があるところは、あれは何通り?
あれは青山通りの。
青山通りの外縁前と表参道の間ぐらいですよね。
間ぐらい。間ぐらいのちょっと外縁前よりっていうんですかね。
あの辺ですね。
あの辺、朝9時ってね、あまり人が週末なのでまだ歩いていない。
そうですね。たぶんね。あんまりいないかも。
イメージとしては。原宿でさえも朝、さすがに9時とか8時台だとそこまでいないから人が。
ちょうど歩くにはいい時間帯のような気がしますけどね。
そうですね。天気がいいといいですね。
冬は割と安定しているから。
空気も済んで、心も済んで、日頃の邪念を取り払って。
修行でもないですけどね。そういう時間になるといいですね。
その時に何が見えるかというのはちょっといろいろ見てみたいですけどね。
どういうふうにしますかね。皆さん参加される方と一緒に歩いてちょっとほばしりして、
写真撮りながら行きますか。
iPhoneとかスマートフォンですよね。持ってもらって。
意外に自分のオフィスがあのそばだったりもするので。
お昼休みぶらぶらしたりするんですけど、意外に結構自然あるんですよね。
そう、つぶさに見てると。
もともと高段みたいなところがあったのが、新しく建て替えられて。
ありますね、あそこね。
裏側に結構レジデンスのある大きなマンションというか、高層ビルが建っているんですけど、
あそこ公園もちゃんと作られてるし。
そうですか。
多少人工的ではありますけど、植木とか。
都会の中のエアポケットみたいな場所なんで、本社の裏側がね。
だからそのあたりを1時間、3、4キロ歩いて、
ぶらぶらっとしながら話しながら写真撮ったりすると面白いんじゃないですかね。
自然と我々の関係みたいなのを考えるときに、
自然って山の自然もあるけど、都会の環境も環境であり、
自然環境と工技では捉えられると思うんですけど、
そういうものがどう見えるかっていうのは、
週末の朝一に外苑とかってあんまり歩いたことないな、そういえば。
外苑のランニングコースは仕事終わって夜に走ったりとかしたことはありますけど。
見えないでしょ、自然が。
見えないです。だから朝にあの辺をちょっと、っていうのはちょっと新鮮ですね。
あれだって終わったらコーヒー飲めるんでしょ?
飲めないの?
コーヒー飲めると思いますよ。
なんかコーヒー屋さんも書いてありましたよね。
温かいコーヒー飲んで、お水は皆さんマイボトルで持ってきて飲むと思うんですけど、
コーヒーもちょっと飲みながらどうだったかという話はできるといいですね。
そうですね、トレルランニングだとほんと山で、山の自然そのものって感じですけど、
都会の中における自然とかって、今までに矢野さん的エピソードとかってありますか?
都会の中の自然。子供の頃、今あんまり見かけないけど、
地面のひび割れたところからタンポポ生えてたりするじゃないですか。
今でもありそうですよね。
ああいうのってすごく生命力があって、かつタンポポの種が風に飛ばされて荒い所に飛んでいった先に、
歩いているうちにそういう面白活動がまた思い浮かぶかもしれないですね。
そうだね。やっぱりさっき冒頭で僕、夜道を歩いて帰る話したじゃない?
自転車だと見落としてしまうとか、ランニングだと見落としてしまうものがあるけれど、
歩くって絶妙なスピード感で、
普段スマホを見て歩いちゃったりとかするであろうエリアだと思うので、
逆に自然を探しながら歩いたら見えてくる景色ってありそうだなとは思うんですけどね。
そこに期待はしてるんだけどね。
そうですね。歩くと走るっていうので、だいぶ外に対する自分自身の開かれ方は変わる気がしますよね。
走るのって自分のフィットネスの状態とか、
主語が自分が最後まで行くとかっていう関係にすごいフォーカスして、
それはそれで研ぎ澄まされていいっていうところもあると思うんですけど、
歩くってなるともうちょっと何か偶発的に見つけちゃったりとかっていう、
この関係性が開かれている感じはだいぶありそうですよね。
走るって自分で意識するわけじゃない?
走るってぐらいだから、ランニングしようとか遅刻しそうだから走らなきゃとか。
歩くって日常的に人の移動のミニマムなところが歩くじゃないですか。
だから意識しなくても歩きはするよね。
散歩っていう意識もあると思うけど、
そういう自然の中で何か観察するにはちょうどいいかもね。
自然観察書店なんでね。
自動運行しながらある程度ね。
そうね。オートクルーズで。
自然観察書店。観察っていいですよね。
自分っていうよりは世界を見るっていうことだから、
自分を超えた存在のことを観察してそれをどう理解をしていくかっていうことだから、
主語っていうか力の入れ方が向こう側にあるっていう感じがしてね。
自分自分してなくていいかなっていう。
なんとかファーストっていうのが多いから今。
そうじゃなくて、世界の側のことを見続けるっていう。
そういう感覚はすごくいいですよね。
で、一通り歩いて本社に帰ってきたら。
なんかちょっとみんなでお話しするんですか?
そうですね。一応、会のメインとしてはトークセッションということにはなってるんですけど。
メインなんですね。
どっちがメインだかわかんないけど。
すみません。
どっちがメインだかわかんないけど。
移動して、今度は止まって、言語化していくっていう。
言語化というと大げさだけど、どういう発見があったのかとか、
そういうのを話しながら先人たちが作った本もいっぱい置いてあると。
すごい数あるよね。
800ぐらい。
約800。
約800。
結構いろんなジャンルでありますよね。
あるね。
これも自然と捉えるな、面白いなみたいなセレクトもありますよね。
その辺のセレクトを見ながら、自分がその日体験したこととうまく関連させながら話せるといいんですけど、
関連してなくても面白そうな本ってことで話してもいいと思うんですけど、
今のリストも見つつ話してるんですけど、気になったやつとかってありますか?
気になったの?
800冊もあるんで、初めて見るタイトルとかもね。
ほとんど僕は800冊の中では知らないタイトルが多いですけど、
僕はちょうどこのポーズキャスト始まる前に話してた、レベッカ・ソルニット。
説教していたがる男たちかなんかが今確か入ってると思うんですけど、
僕はどっちかというと、その著者のウォークス、歩くことの精神史っていう。
なんか今回はそのイベントと繋がるところもあると思っていて。
そうですね、結構近しいね。
やっぱりみんな大好き、Appleのスティーブ・ジョブズとかも、
なんかあると歩いて考えてクリエイティブを創発させるみたいな、
そういうところもあるし。
そうですよね。
いろいろそういう。
うまく繋がりそうなものも結構ありますよね。
あと鈴木理作さんの写真集かなんかも入ってましたよね、たぶんね。
入ってそうですね。
歩くといえば、京都といえば、区政社京都に一応会社があるんですけど、
京都といえば哲学の道ですよね。西田貴太郎のね。
あれも本当に横に川があって、東山の山のふもとを歩きながら。
ほうねん院の方に向かって行く感じですよね。
あそこも歩くにはすごくいいところですね。
日本独特の西田哲学がそこから生まれてきたというところもありますし、
そういう本とかもね、もしかしたらあるかなという気もするし、
結構ジャンルとしては本当にいろいろ。
ありますね。
そうですね。
今っぽいスマートシティとキノコとブッダとか。
そうですね。そういうのもありますね。
あと定番もね、ソロのやつとかね。
定番もあるし、日本の作家もあるし、海外の。
たぶん幼少のまま入れてるやつもあるんじゃないかな。
翻訳じゃなくてね。
ソロってさ、選択肢に家に帰ってたっていう噂を聞いたことがあるんだけど、
森で生活せないって。
川じゃなくて家で選択肢に。
帰りたくなったんでしょうね。
家に帰ってたっていう話を誰かから聞いたことなんだけど。
ソロって完全に森だけじゃなくて、
人工物の力っていうのも結構書いたりはしてるみたいですよね。
だからそれも含めてある程度、
完全なピュアな自然だけじゃないっていうところはソロ自身も書いてるので。
コンビビアリティがあったのかもしれないよね。
かもしれないですね。
そういうのは本当に、
自分の中で文化を分析するのはやっぱり変えるんだっていう。
いや俺も聞いた話だからね。 本当かどうかは知らないよ。
そんな話とか、面白いですよね。
そういう裏話も含めて。
いろんな人がいろんな言葉で語るっていうことの中から出てくるものっていうのが面白いと思うので
なんか皆さんがどんなところに目を向けて都会の自然とか日々の自然を感じているのかってすごく興味あるんだよね
そうですね その辺もぜひお聞かせいただいて
逆に本持ってきてくれてもいいですけどね この本読んだとかね
僕ならこう入れる 私ならこれを入れるみたいな
この本持ってきたんだけどとか
こっそり入れとけばだね
そっと置いとく 書店にそっと置いとく
梶本二郎のレモンみたいですね レモンを丸銭にそっと置いとくみたいなね
それもでもいいかも 本をそっと置いとくという
レモンじゃないものを持ってくるか 秋だから柿とか