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2023-12-08 56:27

寝る前にほっとひと息(deep sleep)|寝落ちラジオ

こんばんは。 おやすみラジオの佐藤まなです。 ご視聴いただきありがとうございます。 各種SNS ━━━━ ▼Twitter https://twitter.com/OSatomana ▼instagram https://www.instagram.com/oyasumi.satomana/ ▼note https://note.mu/oyasumi_satomana ▽メール(お仕事・お問合せ用) oyasumi.satomana@gmail.com ❀贈り物 https://giftee.com/u/satomana 。.。:+* ゚ ゜゚ *+:。.。:+* ゚ ゜゚ *+:。.。.。:+*゚ ゜゚ *+:。.。:+*゚ ゜゚ ♪BGM サイト:甘茶の音楽工房 作曲者:甘茶 URL: http://amachamusic.chagasi.com/ ♪ジングル サイト:OtoLogic URL: https://otologic.jp/ ♪ジングル サイト:MusMus URL: http://musmus.main.jp/ お借り致しました。 ありがとうございました。   #眠れるラジオ #寝落ち

00:04
こんばんは、おやすみラジオの佐藤まなです。
最近、ちょっと気分が沈んでまして。
ていうのも、少し前に、浅井涼さんの性欲っていう本を読んだんですけど、
なんていうかね、めちゃくちゃいい本なんですけど、いい本すぎて、うぅっていう。
みんなどこかに心の弱い部分ってあると思うんですけど、
コンプレックスに感じている部分とか、なんかちょっと苦い記憶とかね、
元カノのこと思い出すと、なんかちょっと切ないような苦いような気持ちになるとか、
中学校時代のことはできるだけ思い出したくないとか、
なんかそういう普段は触れないようにしている部分って自分の中にあったりしませんか?
そういうね、自分の弱い部分、脆い部分があるけど、
でもなんとなく普段は明るい気持ちで生きようとか、
いい風に生きようって、うまくやっていこうって生きている部分って、
みんなこう少なからず持っているんじゃないかなと思うんですけど、
そういうね、自分の弱いところを掘り起こされる本だったというか、
なんかね、全然そういう感じの本だと思って読んでいなかったので、
心の準備もなくて、心が揺さぶられてしまいまして、
私はね、多分漢字性が強い方なので、なんか余計ね、読んでウッってなってしまいまして、
今回読んだ本、性欲ってどんな本かっていうと、漢字は正しい欲で性欲って書くんですけど、
性欲の話なんですよ。
食欲、睡眠欲、性欲っていう人間の3大欲求の中の性欲の話で、
性欲っていうとちょっとタブーというか、なかなか話しづらい話ではあるんですけど、
その性欲がストレートに異性を好きになる。男の人が女の人を好きになるとかじゃない。
で、そのゲイとかレズとかアセクシャルとか、そういう形であれば、
マナさんも聞いたことがあったんですけど、今回この本の題材になっているのが、
大仏性愛っていうんですかね。
03:00
生物、人間ではないものに対して性的に興奮する、性的志向がキーになっている本なんですけど、
どういうことかっていうと、この本の登場人物は水に興奮するんですよ。
蛇口から出てくる水。
蛇口から出てくる水の形が興奮する。
ダムの風流の形が興奮するとか、水とか水の形が性的興奮の対象になるんですね。
だから本当に男の子が女の子の胸を見て興奮するっていうのと同じように、
蛇口から出る水に興奮するっていう。
私もね、そういう性的志向があるのかと思って今回初めて勉強になったんですけど、
そういう絶対他人に理解されないだろうって思うこと。
絶対他人に理解されないだろうなと思って生きる苦しさみたいな、
そういう圧倒的な孤独感みたいなのがこの本では描かれているんですけど、
なんかね、それが結構うっとくるポイントで、
私はね、結構メンヘラレスっていう風にこうやってラジオで言ってる割には、
じゃあ今まで生きてきた中で、まさに人生の中で明確に死にたくなる理由があるかって言われると、
何かがあるわけじゃなくて、めちゃくちゃね、過去に辛い出来事があった。
いじめられて心がおかしくなったとか、パー腹されて鬱になったとか、
そもそも家庭環境が複雑だとか、
そういう誰かに話して、
ああそれは辛かったね、それは大変だったねとか、
って言われるような何かがあるわけではなくて、
それが逆に自分にとって苦しさの一つになっちゃっているというか、
明確な生きづらさがないからこそ、
明確な生きづらさがないからこそ、
誰になんて助けを求めたらいいかわからない。
っていうのが多分私の苦しさの根本にあって、
誰にも理解されないだろうなみたいな。
それがこの本の登場人物と同じだなっていう風に思ったんですよ。
水に興奮するんだって、そんなの誰に話せばいいんだ、
誰に理解してもらえるんだっていう話じゃないですか。
誰にどんな言葉で話したって意味不明だろうなみたいな。
06:05
この本の登場人物は諦めてるんですよね。
自分のことは今後誰にも理解されないだろうなっていう
諦めのもと生きてる、その感じがすごい共感できちゃって。
マナさんが誰にも見られないツイッターとかでつぶやいてたまんま同じようなことが書いてあったりして、
そういう苦しい気持ちってできれば浸りたくないじゃないですか。
マナさんはそういう自分の沼みたいな、
沼みたいな、辛い沼みたいなところはもう蓋をしてるので、
そこは沼だから立ち入らないようにしようって、
普段はできるだけ立ち入らないように前向きに生きてるんですけど。
若い時はそういう自分が共感できるものを探していた、探し求めていたんですけど、
今はもう割り切って生きようと思っているので、
なんか久々にその沼にはまってしまったような感覚になって、今回ちょっと揺さぶられてしまいました。
本当にすごいゴリゴリに心の深いところまで刺激してくるような本なので、
生きづらさを抱えている人にはもうすごい一文一文がわかるみたいな、
そんな本になっているんじゃないかなと思います。
いつかこの話をしようと思っていた話があって、
ツイッターで少し触れたことがあるんですけど、
ある風刺画の話で、読書についての風刺画なんですけど、
3人の男が立っている。
で、3人の男の足元には今まで読んだ本が積み上げられていて、
各々今まで読んだ本の上に立っているんですよ。
で、どれぐらい本を読んできたかによって、
この人はね、全然本読んでないから、地面から。
この人は結構読んでるから、高いところから世界を見る。
この人はもっと高いところからとかっていう感じで、
本を読んできた人、読んできてない人、
どういう世界が見えるかっていうのを表している風刺画なんですけど、
まず一人目の男。
一人目の男は本当に全く今まで本を読んでこなかった。
で、その男は何も積み上がってないから、
地面からそのまま立って世界を見てる。
で、そこで見える世界はお花畑と青空が広がって見えてるんです。
09:04
で、二人目の男。
二人目の男は今まで結構な数の本を読んできた。
で、だから今まで読んだ本の上に立っている。
で、だから今まで読んできたそのたくさんの本の上に立って世界を見てる。
そしたらどんな世界が見えるかっていうと、
たくさんの本を読んできた男が見える世界っていうのは、
荒れてぐちゃぐちゃになった街並み世界が見えるんですよ。
もう暗い世界の終わりみたいな光景が広がっていて、
で、これねすごいわかるなと思って私、
このそこそこ多めの数っていうのが、
どれぐらいの本の数を表すのか。
私もそんな読書家って名乗れるほど本をたくさん読んできたわけじゃないんですけど、
でも本ばっかり読んでいた時って結構絶望しかなくって、
いろんなことを考えれば考えるほど、感じれば感じるほど、
ああもう死ぬしかないじゃんって思っていた時があって、
昔の有名な文豪たちも、
太宰治とか赤鷺隆之介、三島由紀夫、川端幸成、
みんな違ってみんないいっていった金子美鈴もみんな自殺してますからね。
本当なんていうか考えて考えて、行き着く先って自殺じゃんって、
救いはないじゃんって割と本気で思っていた時期があって、
だからこの本を読んで一旦見える世界が絶望っていうのは、
すごくわかるなと思ったんですよ。
前に渡谷梨沙さんっていうアクター側小作家が、
インタビューを受けている記事を見たんですけど、
息子さんについて聞かれてたんですね。
息子さんにたくさん本を読んであげてますか?とか、
息子さんはそんなに今大きくない年の子なんですけど、
息子さんも本が好きですか?みたいなことを聞かれていて、
渡谷さんは子供が本を好きにならなくてもいいと思ってますって答えてたんですよ。
それがすごい印象的で。
渡谷梨沙さんはインタビューの中で語っていたのが、
読書ってプラスの面ばかりが語られがちだけれども、
渡谷梨沙さんが小さい頃から本好きだったからこそ、
弊害もあったと捉えてますって言ってて、
12:02
本の世界だと自分が主役になれるけど、現実はそうじゃないし、
生きづらさを感じたり、友人関係に向き合うのが億劫だったり、
そういう少女時代を過ごしてきましたって。
だから息子には本以外にもいろんな世界を見せたいと思ってます。
っていうようなことをね、インタビューで語っていて、
なんかそうだなーって思ったりして。
本を読め、本を読めって、私たちは小さい頃から結構手放しで、
本を読むことはいいことだっていう風に言われてきたけど、
なんかね、ずっと本を読んできてると、ジャンルにもよるんでしょうけど、
病むというか、ちょっと迷宮に入っちゃうような感じはあるよなーと思って。
だからね、この二人目の男であらわさんとしていることって、
ちょっとわかるなーって思ったんですよ。
で、次、三人目。
風刺が三人目の男っていうのは、さっきの二人目の男。
そこそこの数の本を読んできた男の、
そのもう何倍も何倍も何倍も本を読んできている男。
そのすごい数の本を読んできた男。
その本の上に立った男から見える世界っていうのは、
夜明けの世界の中で、
男から見える世界っていうのは、夜明けの美しい朝日っていう。
二人目の男の目に映っていた、長い長い絶望、暗闇の世界を抜けると、
朝日が昇ってくるっていう。
この風刺が私はすごい印象的で、
ああ、そこでやっと報われた感というか、救われた感があるのかみたいな。
この風刺画を知った時に思わずスクショして、いつかラジオでこの話をしようって思ってたんですね。
で、この風刺画が少し前にちょっと違う形でツイッターでバズってて、
10万いいねぐらいのね、バズり方をしていて、
そのツイートっていうのが、知識の差を筋肉だけで解決した人っていう文章とともに、
さっきの風刺画にちょっと手を加えた画像が貼り付けてありまして、
画像がどんな風に載ってたかっていうと、
一人目の男は元々の風刺画だと地面からそのお花畑の世界を見てるよっていうのだったんですけど、
15:08
その一人目の男が知識はないけど筋肉でよじ登ってきて、
二人目の男が見えている世界までよじ登ってくるみたいな、そういう画像に加工してあったんですね。
三人目の男は出てこなかったんですけど、だからね、そうやって筋肉だけで知識の差を埋めたっていうのでバズってたんですけど、
私はね、元々の風刺画がすごく好きだから、どうしても反応しずにはいられなくて、
その時この風刺画って元々はこういう意味の風刺画だったと思うなーって。
今二人が見えている世界、この二人が見えている世界って筋肉で解決した世界でもなんでもなくて、絶望の世界だよって。
二人の目線にはこんなにも荒れた世界が広がってるじゃんっていうのをね、思って思わずツイートしちゃったんですけど、
それでね、その時に風刺画の話をしたことがあったんですけど、私がね実はずっと言いたかったっていうのは、
その突き抜けて、三枚目の男みたいに突き抜けて本を読むといいよ、いいらしいよっていう話ではなくてですね、
私の場合、その突き抜けるくらい本を読んで絶望の世界から朝日が見えましたっていうのじゃなくて、
本プラス映画とかドラマとか漫画とかアニメとか、そういう本以外のものもたくさん知ってみたことで、
自分にとっての朝日が見えた気がするっていう話をずっとしたいなっていうふうに思っていて、
さっきのツイッターでバズっているツイートに、本来はこういう画像なんだよっていうのを私が貼っ付けた時に、
この画像すごく刺さりましたって言ってくださったリスナーさんもいて、
そのリスナーさんは、私はたぶん今一人目の男から二人目の男に移行中で、いつか三人目の男が見える世界を信じたいですっていうふうにリプをくれたリスナーさんがいて、
すごいね、たぶんめちゃくちゃ謙虚にそういうふうに自分二人目の男に移行中っておっしゃったと思うんですけど、
私は本に限らず映画とかアニメとかドラマとかそういうのを見ることで救われたかなと思って、
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私の今の考え方の源って、本によって培われたこともたくさんあるんですけど、
前向きさみたいなのは結構アニメとかドラマとかから得られたもののような気がします。
あとオーディション番組。
オーディション番組。
思うのが、映画、ドラマ、アニメ、漫画、本、全部物語、作り話ですけど、結構全然違うなって思うんですよ。
例えば本って、感じるとか考えるっていうのが大きい媒体だなっていうふうに思っていて、
純粋にストーリーを楽しむようなミステリーとかそういうジャンルももちろんたくさんあるんですけど、
本の性質ってすごい感じる、考える、学ぶみたいなところが大きい気がするんですよ。
映画とかアニメとかもそういう性質はあると思うんですけど、
映画、映像系、絵があるものって第一にストーリーがあって、映像を作るのとかってすごいお金がかかるので、
人を楽しませるストーリーっていうのが第一にあって、
ストーリーがあってそこに共感できる要素があったり、感動できる要素があったり、ワクワクできる要素があったりみたいな。
主人公がどう変わっていくか、主人公を取り巻く環境がどう変わっていくかみたいな、
そういうストーリーがあるのが映像系だと思うんですよ。
でも逆に本って結構なんてことない日常の一部というか、
日常の切り取りの中で人間がどう思ってるかとか、どういう気づきがあるかみたいな、
ストーリーっていうより人間、日常、生活、営みをどういうふうに表現するかっていうのが大事な気がして、
本ってその日常の一部について一段深く感じたり考えたりすることができるなあっていうふうに私は思っていて、
逆に映画とかアニメとかドラマとかっていう映像系は、ある期間の成長物語とか作詞作曲とか、
連続した事件があったりとかで、ある程度の時間の流れがストーリーにあって、
1から10、そっから30になって50になって100になって、またマイナスに落ちたりとかそういう流れがあって、
21:08
本ってその10から30とかマイナスな時とか、そのワンポイントを深く感じる、考えさせてくれる深さがあるイメージがあって、
アニメとかドラマは0から10、1から10、1から10、1から10、
そういう距離というか広さがあるイメージなんですよ。
全然例外もありますけどね。大まかなイメージがあるんですよ。
マナさんはアニメとかドラマみたいな大きな時間の流れというか、
0から10、30、50、マイナス10、30、70、80、100、みたいな時間の流れがあるんですよ。
自分が生きるのって、マナさんまだ30歳くらいなんですけど、
30歳くらいになったら、自分が生きるのって、
アニメとかドラマみたいな大きな時間の流れというか、
0から10、30、50、マイナス10、30、70、80、100、みたいな、
そういう物語を知れてよかったなっていうのをね、思って。
自分が生きるのって、マナさんまだ30年しか生きてなくて、
そんなにね、あれこれと経験してきたわけではないし、
あれこれと経験するのも限界があるし、
自分の性格とか考え方、選択肢の選び方って、
結構ね、簡単に変えられないと思うんですよ。
自分の人生を生きてると、性格上、結局同じ行き止まりの道を選んでゲームオーバーみたいな、
なんかそうなっちゃうことが多いなって、私自分のことを思ってて。
でも、こういう広さのある物語、それぞれの0から10、30、50、みたいなのを見て、
ちょっと疑似体験することで気付けることがあるなぁと思って。
客観的にそういう0から100を見られるからこそ気付きがあるみたいな。
なんか自分のことって仕事でうまくいかないとか、頑張ってるのに人生うまくいかないとか、
自分のことは全部、自分がどう考えたからこうしたんだ、こうだったからこうしたんだみたいなのを、
自分が把握してるからこそ、うまくいかなくても仕方ないと思ったりとか、
自分にとっていいような解釈をしたり、現実なんてこんなもんだって思ったり、
24:05
自分の中で筋道が通ってるから、ちゃんと筋が通ってるから行き止まりを選んでしまったっていう誤り、
過ちに気付かないで、いつも同じ行き止まりに行ってたりするなぁと思って。
だからね、その0から100までの物語を見ることで、
ちょっとね、そういう自分の迷路を上から見ているような感覚になれるというか、
その道を選ぶと行き止まりになるのね、みたいな。
ここで楽しい道を選べる人って、こういう人なんだ、こういう行動なんだ、みたいなのをすごい考えさせられる。
なんで、そういう本の深さにプラスして、アニメとかドラマとか、そういう広さのある物語を知ることで、
私はちょっと朝日が見えてきたなぁっていう、そんな気がしてます。
なのでね、今回はちょっとね、本を読んで心がかき乱されてしまったので、
あーこれは行けないと思って、宇宙兄弟を見てました。アニメの宇宙兄弟なんですけど、
今回2回目で、ちょっと自分の好きなシーンをね、ピックアップして見てたんですけど、
宇宙兄弟ね、すごい好きなんですよ、私。大人のスポコンみたいな。スポコン、スポーツしてないですけど、
本当に大人のスポコンだなって思うぐらい、なんだろう、夢を叶えるために階段を登っていく感じがスポコンっぽいです。
スポコンっぽいなぁと思って、宇宙兄弟もすごいゼロから100の物語だなっていうふうに勝手に思ってるんですけど、
宇宙兄弟ってどんな物語かというと、もうめちゃくちゃざっくり一言で言うと、宇宙飛行士を目指す物語、宇宙飛行士を目指して月に行きたいんだっていう男がいるんですけど、
最初は宇宙飛行士になる試験を受けるところから始まる。
宇宙飛行士の試験の様子っていうのもしっかり描かれるんですけど、宇宙飛行士の試験が終わった後も結構長くストーリーが続いていって、
その間もいろんな試練があったり、いろんな人と出会ったりするんですけど、
マナさんが好きなのは宇宙兄弟の中で、宇宙飛行士の選抜試験の3次審査のシーンなんですけど、
27:00
3次審査では本当の宇宙に行ったっていう想定で、宇宙ステーションを模したような窓とかもない、本当に必要最低限の居住空間に1人じゃなくて5人でグループになって、その閉鎖ボックスっていうところに2週間入れられるんですよ。
もうそれだけでマナさんちょっと信じられない耐えられないっていう感じなんですけど、その閉鎖ボックスの中にグループで入って課題を毎日こなしたり、いろんなストレスをかけられて、ストレス耐性のチェックをされたり、協調性を見られたりするっていう試験なんですけど、
宇宙兄弟って今放送されているだけで100話ぐらいあるぐらい本当に長いいろんな場面のあるアニメなんですけど、マナさんはその閉鎖ボックスのシーンが一番好きでして、今回その部分を改めて見直してました。
で、なんでこの場面が好きかっていうと、これはね、なんか主人公のストーリーじゃなくて、主人公の戦友でマカベケンジっていう男がいるんですけど、このケンジっていう男はもう主人公から見ても宇宙飛行士に選ばれるのってケンジみたいな男なんだろうなって思うぐらいすごい人格者で、
ハイスペックで顔もかっこよくて、綺麗な奥さん、可愛い娘さんもいて、常に正解を選べる男、人生の正解を選べる大正解男みたいな人間なんですけど、このケンジがこの閉鎖ボックスではものすごく苦戦するんです。
ケンジが一緒になったグループのメンバーが比較的内向的な人が集まっていて、主人公とは全く別のグループなんですけど、三次試験お互い別々のグループで試験を受けていて、
ケンジのグループは頭脳明晰な雰囲気のグループというか、頭脳明晰おとなし目の人が集まっていて、その中に溝口っていう男がいるんですけど、
溝口が本当にクセ者でして、すごいプライドが高くて、自分の言うことが一番正しい、俺が一番みたいな感じの男で、それは宇宙飛行士のこんなね、トップオブトップの試験に残ってるような男なので、そういう男がいても不思議じゃないですよね。
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たぶん今までの人生でも自分が常に一番だったような男が、勝手にケンジのことをすごいライバル視してくるんですよ。
ケンジは別にそんな自分が一番だとか思ってないし、リーダーをやって審査員にアピールしようとか、いいこぶった発言をして協調性をアピールしようとか、そういう気持ちはなく、ただみんなとうまくやりたいだけなのに、
溝口が毎回毎回、え、それアピールのつもりですか?みたいな感じに突っかかってきたり、なんかね、ずっと嫌な感じなんですよ。
で、グループ全体も、あの、溝口が閉鎖ボックスの中で毎日課題が出されるんですけど、課題によって個人個人点数をつけようみたいなルールを溝口が作ったからこそ、すごい個人主義みたいな、みんな自分のことだけ一生懸命やって、みんな敵みたいな、そういう雰囲気になってすごいギスギスギスギスしていくんですよ。
で、ケンジはこのままじゃダメだ。もう何とかして雰囲気を変えなきゃ、空気を変えなきゃって思うんですけど、もうできない。
もう何とか気丈に振る舞って、グループの雰囲気良くできないかってね、いろいろ考えたりするんですけど、ついにね、途中で心が折れる出来事があって、
もうこんなことやめてやろうかみたいな。もう宇宙飛行士は無理かもしれない。俺の夢はここで終わりなのかもしれないっていうところまで追い込まれることになるんですよ。
で、私はそこが好きで、ケンジみたいな人生大正解男でも、こういう時期があるんだなじゃないですけど、こういううまくいかない時があって、その時にどうするかだよなーとかって思って。
なんかね、私恥ずかしいんですけど、今まですごい自分のことばっかり考えてたんですよ。自分の現実とか自分の感情ばっかり深掘りしていて、結構自分の問題にだけ向き合っていたところがあって、他の人の人生についてすごい無関心だった気がするんですね。
だから結構そのケンジの物語を最初見た時に、なんかそういう、それぞれこういう物語を持っていて、自分の友達だったり家族だったり、全然知らない電車で隣に座ってきたサラリーマンとか、みんな大なり小なり。
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いろんな試練というか、試練って言うと大げさですけどね。そういううまくいかないことがあって、それを乗り越えたり乗り越えられなかったりして、みんなそういうものを持って生きてるんだなーと思って。
自分だけがね、なんか大変うまくいかない、つらい現実って言うのじゃないなーって恥ずかしながらね、争わになって初めて気づいたんですよ私は。
ここ最近もそういうことを改めて感じる出来事があって、寝れない日が続いていて、深夜の12時くらいからジムに行ったりとか、朝まで寝ずに起きてて、
だからちょっと暇なので、朝6時前とかにめちゃくちゃ早くにゴミ捨てに行ったりとかしてたんですけど、深夜12時にジムに行くじゃないですか、そしたらジムの向かいがラーメン屋さんなんですけど、
そのラーメン屋さんが夜営業を終えて、ワックス掛けの日だったのかな、椅子とかそういう全部どけて、真夜中に深夜12時とか1時とかにワックス掛けをしている人を見たりとか、朝ゴミ出しするじゃないですか。
マナさんいつも7時過ぎくらいに起きるんですけど、6時前、5時40分とか5時45分くらいに家を出てみると、結構もうスーツの人とかちゃんと服着て出勤してる人とかいて、
なんかこんな自分の知らないところで夜遅くとか朝早くから頑張っている人が日常にこんなにいっぱいいるんだなと思って。
いつもね、本当に自分の完璧に幸せじゃない部分というか、欠けている部分について、幸せそうな人と自分、欠けている自分を見比べて、自分って不幸だなって思ったりとか、そういうことを考えてたんですけど、
なんかね、もっと別の見方を、もっと広い見方をしていかなきゃいけないなーって、ずっと自分の不幸とか生きづらさについて焦点を合わせてたんですけど、
36:00
どう生きるかとか、どう前向きに生きてるか、前向きに生きてる人、そうじゃない人はどう生きてるんだろうみたいなところに焦点を合わせようと思って、ここ2,3年ね、そうやって前向きなところに焦点を合わせてきたんですけど、
たまにね、今回みたいにその前向きピントが合わなくなっちゃうこともある。
なので、今回は宇宙兄弟を見直したり、いつもと違う時間を生きてみて、ちょっと前向きピントに合わせることができたかなーっていう感じで、
あと今、ミシェル・オバマの自伝を読んでるんですけど、本もね、いろんな種類があるんで、日常生活深掘り系じゃなくて、ゼロから100の、そういう広い物語を読みたいなと思って、今ミシェル・オバマのマイストーリーっていう本を読んでいるんですけど、これもね、すごい面白いです。
ミシェル・オバマって、アメリカ全体統領のオバマの妻ですね、ファーストレディのミシェル・オバマなんですけど、ミシェルの幼稚園からのストーリーがね、綴られていて、もうかなり分厚いずっしりとした本で、私もまだ3分の1ぐらいしか読めていないんですけど、
今3分の1読んで、やっとオバマと出会った時ぐらい。で、まだまだね、オバマが選挙に出るとかっていう話も全くないような時期なんですけど、面白いのが、オバマを最初に見た印象とかっていうのが書いてあるんですよ。
2人が出会ったのって、シドニーの有名な法律事務所。2人はもともと弁護士で、年はオバマの方が年上なんですけど、オバマは大学卒業して、1回就職してからロースクールに入り直して弁護士になっているので、弁護士のキャリアはミシェルの方が上で、
ミシェルがもともとバリバリ働いていた有名な法律事務所のインターンにオバマがやってきて、ミシェルはインターン生の教育係みたいな関係だったらしいですね、最初。
で、その新しいインターン生が来るぞっていう時、その法律事務所では、オバマっていう男が、オバマっていう男がどうやらかなり逸材らしいって話題になっていて、ミシェルの法律事務所は通常インターンは2年生からしか受け入れないのに、
39:10
オバマはその1学年下でインターンを受かっていて、今までそんなインターン生はいなかったぞっていうので、結構ね話題になってたり、あと結構顔がかっこいいらしいよとか、で今回すごいインターン生が来るらしいって事務所で話題だったらしいんです。
で、ミシェルはふーんって、事前に履歴書を見たけど、そんな言うことか?みたいな。履歴書の写真はちょっとオタクっぽいわねって。
まあ、履歴によるとハワイ出身だから、少なくともエキゾチックなオタクであるというのは加点要素ねとかって書いてあって、結構フフッと思いながら読める本で。
ちょっとね、そういう随所随所に結構面白ポイントもありつつ、ミシェルもすごい自分の力で自己実現をしてきた人なので、いろんなヒントがあって、たくさんメモしながら今マイストーリーを読んでいるところです。
マナさん、この本を読むまでミシェルのことをオバマの妻ってことしか知らなくて、オバマもミシェルもそれは大統領とかファーストレディーになる人なんだから、さぞさぞエリートガイドというか、生まれながらにエリートガイドが用意されていて、
そういうルートを歩んできたのかなと思ったら、全然そうじゃなくて、オバマも家庭環境が結構複雑だったり、ミシェルもスラム街、スラム街とは言わない、とまでは言わないかもしれないんですけど、結構治安の悪い地区の出身だったりして、
全然ね、親がもともと政治家でとか、親が医者でとか、金持ちでとかっていうタイプじゃなく、ミシェルのお父さんは浄水場のボイラーを管理する人。
で、お母さんは専業主婦。お母さんはミシェルとミシェルのお兄ちゃんを大学に行かせるために、2人が大きくなってからお母さんも働きに出てっていうようなね、本当にものすごく普通のお家の人で、なんならミシェルの実家、家って持ち家じゃなくて、ずっと小さい頃からオバ夫婦と一軒家を共有して暮らしていて、
42:00
1階をオバ夫婦が使って、2階をミシェルの家族が使ってっていう感じで暮らしていたところから、ファーストレディになるんですからね。本当にその辺のアニメとかドラマよりすごい話だなっていう。
で、そんなミシェルのストーリーがいっぱいあるんですけど、メモした一部を紹介すると、「どんなハンデがあったとしても、時間をたっぷり費やし、必要な時には助けを求め、やるべきことを先送りにせず、きちんとこなしていればそのハンデを帳消しにできると思えた。」っていう文章だったり、
大きな変化をもたらすイエスを手に入れるまでには数十、数百のノーを聞くことになる。とかね、そういう文章結構ね、あーなるほどって思う文章があったり。
でもミシェルって、黒人であるとか、その出身地域にハンデはあるんですけど、割と着実に階段を登ってきたタイプなんですよ。
頭もいいし、人一倍努力もしてきて、着実に一流弁護士になるっていうところまで来ていて、でもオバマに出会って、オバマの信念みたいなものに触れて、
あれ?自分の人生これでいいのか?私、弁護士が本当にやりたいことなのかな?っていう迷いが生じて、オバマのすごいところって、オバマが成熟しているのはなぜかっていうと、
社会を変えようっていう働きかけを今までいろんなことをしてきた経験もそうだけど、オバマが大学を出て一度就職をした時に明らかに満たされない経験、明らかに満たされない時期を過ごしたっていうのが、きっとオバマの根底にある。
それに対して私は苦労を恐れて、世間体と収入を求めた結果、何にも考えずに法律の世界に突き進んで弁護士になっただけだ。本当に私、これでいいのか?っていうのを途中ですごい悩むんですよ。
で、悶々と悩むんですけど、そこからミセルがした行動っていうのが、悩みだした半年間は急激な何か変化を起こすじゃなくて、まず自分の能力を高める努力をして、もっと難しい仕事を与えてほしいっていうふうに両親に頼んだり、新しい大きなプロジェクトに参加したり、
45:00
で、同時に新聞の求人案をチェックするとか、弁護士以外の人脈作りに精を出すとか、そうやって自分の能力を高めつつ、いい道はないかっていうふうに探っていたんですけど、その時期にお父さんを亡くして、
で、ミシェルのお父さん55歳だったんですけど、ミシェルは人生って短いんだなーって気づくんですよ。いつまでもこうやってぼんやり人生について考えたり悩んだりしてる暇はないって思って、今こそ動くべきだって思って、
で、当時ミシェルはシカゴに住んでいたんですけど、シカゴ中のたくさんの相手に履歴書を送って、ミシェルの経歴って素晴らしいので、引く手余ったというか、たくさんの返事をもらって、
で、ポストの空きがなくてもランチどうですかとか面談しましょうって言ってくれる人も多くて、ミシェルはそこで新しい仕事を得るためじゃなくて、自分がこれからどうしたらいいか、どういうキャリアがあるかっていうアドバイスを受けるために、
そのアドバイスをくれそうな人と誰でも会う。で、たくさん話を聞くっていう期間を設けたんですよ。
で、だんだんだんだん色んな人の話を聞いて、豪華な学歴を持ってしても自動的にやりがいのある仕事につけるわけではない。
次のステージはおのずと広がるわけ、開けるわけではないんだっていうのに気づいたりして、で、会う人会う人に自分のキャリアのジレンマを打ち明けて、
で、あなたはどうして来て、どうして来ましたか、どういう風にここまで来ましたかみたいなのを聞いて、で、次にあなたはどんな知り合いがいますか、次に私が会うべき人って誰だと思いますかみたいなのをどんどん尋ねていって、
そうやって樹々つなぎに色んな人と会って、で、今後のミシェルの運命を方向づける人と出会うっていう、今マナさんが読んだのはここまでなんですけど、
まだねオバマとも結婚してないし、遠距離恋愛中でオバマと、まだまだ選挙の背の字もないし、ここからどうなるんだろうっていうところなんですけど、
そう、なんかねマナさん今日ずっと物語の話ばっかりしてるじゃないですか、本とかアニメとか、で、もしかしたらそんなね、本とかアニメの話なんてって、そんな話で救われたら苦労しないよって思う人もいると思うんですよ。
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昔のマナさんも完全にそう思うタイプでしたし、アニメなんて、そりゃアニメだしねって、現実はそんな、そんな上手くいかないよ、そんな上手くいったら苦労しないよ、現実はどうせ、どうせこうだし、みたいな思ってて、
ずっとその自分の現実とか今の感情に固執してたんですけど、なんか現実と他にもう一個前向きなストーリーを抱えるって大事だなって私は思っていて、
現実は現実でね、本当にそんな簡単には上手くいかないし、現実を全く見ずに物語の世界を妄心するのはね、ちょっといただけないですけど、現実を生きつつ一個前を向かせてくれるような希望のあるストーリーを心に持っておくと違うかなぁと思って、
マナさんはこういう自分が病んだ時は特に自分が前を向けるような物語を読むようにしてます。
結構マナさんが落ち込んだ時はどうやってメンタルを持ち直しますかっていうような質問をいただくこともあるんですけど、本当にとにかく前向きな物語を見て、あとはジムでめちゃくちゃ運動するっていう感じかな。
今回は深夜12時のジムで宇宙兄弟を見ながらバイクを盛り込みしてましたから、2時間ぐらいバイク漕いでました。
宇宙兄弟でなんで人は宇宙に行くのかっていう話があるんですけど、宇宙開発にかかる費用って莫大で、日本の税金で年間何千億っていう税金が投入されて宇宙開発をしてる。
一回ロケットを打ち上げるだけで何百億っていうお金がかかっている。そこまでしてどうして私たちは宇宙に行くのかっていう場面があるんですけど、宇宙兄弟で一個示されている答えが、
本物の宇宙飛行士野口壮一さんが実際に講演会とか本で語っている話なんですけど、三次元ありの話が出てくるんですよ。
51:06
三次元ありってどういう話かっていうと、まずね、一本直線があります。まっすぐ直線を引いて、一次元ありはその直線の上をまっすぐ歩いて前進する。
でもそこに突如大きい石が目の前に現れた時、一次元ありは一次元なので前後にしか動けない。だから前にしころを置かれたら一次元ありはもう前に進む術を持ってないんですね。
でもそこで二次元ありが出現して、二次元なので左右にも動くことができる。前後左右動ける二次元ありはその石を迂回して前に進むことができた。
で、二次元ありはね、大きい石があってもそうやって迂回して前に進むことができた。
でも次に二次元ありの前に現れたのが左右に無限に広がる大きい壁。大きい壁がドーンと前に現れて、そうなったら前後左右に動ける二次元ありでも迂回もできない。前に進むこともできない。困ってしまう。
で、そこで三次元ありが現れる。三次元ありは前後左右そして上下に動くことができる。だからその目の前に現れた大きな壁も登っていくことができる。で、前に進むことができますっていうような話で。
で、この例え話から何が言いたいかっていうと、上から見るとか下から見る左右から見るっていう風に別の視点を持つことで気が付くことがあるんじゃないか。
で、宇宙に人が行くのは単に遠い星に行くっていうことじゃなくて、地球で人間が抱えている問題を新しい視点から見て解くことができるんじゃないか。それが人間が宇宙に行く理由なんじゃないかっていう話をするんです。
実際に宇宙で新薬の開発とかが行われていたりして、このね、私たちの世界ではできないことを宇宙でやって開発して、それを現実というか私たちの世界に持ってくるみたいな。
で、マナさんはこれって宇宙とはちょっと違うかもしれないんですけど、物語っていうのも同じ役割があるような気がしていて、自分の現実だけ見ていると壁を乗り越えられそうにないなって思うとき。
54:24
でも、物語の世界にトリップすることで、またちょっと違う視点とか希望を持てるなっていうふうに思っていて、宇宙とか物語とか突拍子がないって思われそうですけど、私はそうやってちょいちょい現実逃避しながら生きてますという話でした。
今日はね、何の話をしてるんだろうっていう感じなんですけれども、最後までお付き合いいただきありがとうございました。
今日のラジオはここまでです。
今日の相手は佐藤マナでした。
皆さん、いい眠りにつけますように。
おやすみなさい。
56:27

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