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2024-07-31 15:08

【文字起こし用メンバーシップ配信】絵は描くものではなく造るもの


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メンバーシップ配信です。文字起こし用配信です。
今回は、イラストに対する誤解という部分をまとめていきたいと思います。
イラストを描く手順というのがまずありますよということを知ってください。
例えばね、家を建てるときに、いきなり家は建たない。
まず、設計図があって、土台というものを作って、基礎土台というものを作って、
そこに柱を建てて、その柱を骨格骨組というものを作って、それに壁をつけたり内装をどんどん増やしていって、
最終的には外の塗装をして、家が完成みたいに手順、順番的にやっていくわけですよね。
これと同じようなものです。イラストの制作というのはそういうもので、
誤解があるのは、最初に描き始めて、一発で完成の絵が出来上がるところを目指して描いていくというのが誤解かなと。
だからまずは基礎作りというのを、基礎の完成というのを目指して描く。
そして次に骨格の完成というものを目指して描く。
それから内装を作っていく。
それが完成したら家具を、家具というよりはトイレをちゃんと作るとか、お風呂をちゃんと作るとか、台所をしっかり作る。
そんな感じで外壁をしっかり作る。屋根を作る。
さらにそこからさらに自分なりの家具を配置していく。
そんな感じで作り上げていくというのがイラストの描き方です。
基礎とかが出来た時点では、本当に家のシルエットぐらいしかわからない。
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これぐらいの広さなんだというシルエットしかわからないですよね。
だけど骨組み柱を立てて骨組みを組んだ時点でも家の形っていうのは出来るじゃないですか。
この家の形がパッと出て、遠くから見ても家だなと、まだ骨格だけだけどみたいなね。
それに外壁とがくっついていって、どんどん家らしくなるみたいなね。
最終的にはこんな綺麗な家になりましたみたいな。
外から見ての見え方もそんな感じだと思うんですけれども、
イラストの描き方をこれに当てはめて考えると、
まず基礎を作るという時点では、
これをイラストでいうとあたりを描くみたいなところですね。
これぐらいのところに背景と人物がいるイラストだったとしたら、
このあたりに人物がこういう感じのポーズでいて、
このあたりに背景があって、背景の建物がこのあたりで、
あるいは海がこれぐらいの面積であってとか、
いうのをあたりというものでまず描きます。
これが家を作る時の基礎にあたる部分ですね。
次にじゃあ柱を立てて骨組みを組みましょうっていうところで、
下書き、あるいはラフという下書きの一歩手前ですね。
ラフというものでこれを描いていきます。
大体のあたり、このあたりに人を描こう、このあたりに家を描こうっていうところに
もうちょっと人物らしい、顔がこうでこんな表情で、表情も表情ぐらいです。
だから笑ってるんだったら目にっこりぐらいのものでもいいですよ。
口がにっこりみたいなね。
そのところで具体的なポーズはピースしてるとか腕組んでるとか、
後ろ向いてるとかいうのまでちょっと分かるように描いていくと。
建物もこの辺に建物っていうのがあたりの段階だったんですけど、
具体的にこの建物はビルにしようとか三角屋根の家にしようとか
いうのを三角屋根の家だって分かる程度でいいですね。
ビルもビルだっていうのが分かる程度にいいので描いていくと。
そしてそれをね、それで全体をだから出来上がらないといけないですね。
家の骨格も全体が出来上がるので、その時点でね。
見た目は悪いですよ。見た目は柱ですから、木の柱とかね。
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鉄骨とかしか見えてないけども、全体の形が分かるぐらいのものになってくると思います。
それぐらいまで描くのがラフですね。
次に下書きという感じにしていきます。
家でいくともうちょっと廊下、廊下じゃないや。
ここがキッチンで、キッチンの台所用品がこうやって入ってますとか。
ここがトイレでちゃんと便器がついて、手洗うところがついて。
ここにタオルをかけてみたいなね。
というのを場所をしっかり作って決めていくという、
設置していくというのに作業に近いのが下書きというやつですね。
ラフの時点でざっくり描いたものを、今度はもうしっかりとね。
これが顔の表情も、さっきはなんとなくニコだったのを、
じゃあ目とか鼻とか口とか細かく描いていくピースサインも
なんとなくピースだったのを、ちゃんと指を一本一本描いていくみたいなね。
そういう感じで全体を仕上げていく。
まあ言えばこれでちゃんと絵に見えるぐらいの感じにね。
描いていくところが下書きで。
この段階でももちろん全部ですね。
人物も背景も含めて下書きという形で完成をさせます。
で最後に、今流行っているイラストでいうと線画というものを描きますから、
これを本書き線画という形でちゃんとした線に仕上げていくという風にして描いていく。
漫画とかだったらほぼ線画とベタ塗り、黒い部分を塗りつぶすみたいなね。
これで出来上がっているので、この時点で絵としては完成していると言っても別にありですね。
さらにカラー絵だったらこの線画に対して色を塗っていくということになっていくので、
このあたりが家が出来ている中、この家をもっと外壁を塗るみたいな感じで装飾していく。
というのがこの線画からのさらに着彩というような作業になっていくという風に私は考えております。
ということを前提に一つ大きく誤解されている部分というのをお話ししますが、
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それはですね、線を描くときは綺麗な線が一発で描ける必要はないということですね。
絵が上手い人は一発で綺麗な線を描いているから、
ああいう風にならないといけないんだなーって思っちゃうと思うんですけど、
あれはですね、複散物ですという風にも捉えてください。
たくさん絵を描いたり、デッサンを色々練習したりしているうちに、
一発で綺麗な線が描けるようになっていったものということですね。
だからこれはどう考えたって時間というのが必要なんですよ。
時間をかけて訓練したり、一発で綺麗な線が引けるようにならないと絵が描けないということではないんですよね。
例えば音楽とかで楽器の練習とかでも何度も繰り返さないと綺麗な音が出せないというのは絶対あると思うんです。
スポーツとかでもそうでしょうね。
普通はね、いろんな基礎の動きとかを訓練していって、体に染み付いていって、それが本番で発揮できるようになるっていうね。
そのために練習が必要っていうところがあるんですけど、
本番で発揮できるっていうように、楽器の演奏とかスポーツっていうのは本番っていうのがあるんですよね。
本番という限られた時間の中でいかにいいものを出せるかという戦いというかね、そういうものなんですよ。
だから本番でうまくやるために練習でいっぱいできるようになってて、本番で一発で決めるっていうのを目指すんですけれども、
絵っていうものは完成したものを見せるっていうものなので、
描いている最中のうまく線が引けているとかを競う、あるいは評価するものじゃないんですよね。
出来上がったものが全てなので。
だからさっきの最初に説明した、家を作るように土台から組み立てていって、
最終的に綺麗な家ができましたと。
はい、この綺麗な家に誰か住みませんかみたいなね。
そういうものなので、完成した絵、それを見てどうでしょう、どうですか、いいでしょうっていうものなので、
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その過程において上手にできている必要は全くないわけですね。
最終形が綺麗であれば。
なので実際描いているのも今さっき言ったように順番で徐々に絵が完成していく。
それに伴って徐々に線も綺麗になっていくっていう風にして描いていくので、
だから下描きの段階では完成レベルの線になっていればいいんで。
これもだから一発で別に描ける必要はなくて、ちょいちょいちょいちょいって継ぎ足ししながら線を描いていって、
で、はみ出したところは消しゴムで消したりして線を整えていって、
その継ぎはぎの状態でもいいので線画、線画じゃない、下描きというものを完成させると。
そしてそれを最終的に綺麗な線で収めるのがペン入れ本描きという作業になっていきますので、
下描きの時点ではどんなにいっぱい描き直しをしていたり継ぎはぎになっていても構わないんですね。
線画というところでもできるだけ、でも線画そこまで下描きができていれば、
あとはなぞり描きをするだけなので、
なぞり描きで線をきれいに引くということに集中してやれるので、
だからそういうふうに描くという意識を最初から持っていれば、
最初で線が汚くなったからダメだ、下手だとか思う必要はないんですね。
下描きまで順々に作っていくというやり方、
その過程の中でできるだけ理想とする形に線が整えられていれば、
あとは最後のペン入れ線画という部分ではなぞり描きをするだけなので、
線そのものをきれいに描くということに集中してできるということです。
それを何度も繰り返しているうちに、一発できれいな線が引けるようになっていくので、
下描きまでの工程が速くなるという、そういうものだと理解していただいたらいいと思います。
まとめますと、イラストを描く、絵を描くというのは、絵を作るということだということと、
きれいな線は一発で描けるものではない、これは誰でもそうであるということで、
作り上げる過程の中で最終的にきれいな線になるようになっていれば良いということですね。
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今回の話はこの2点の話をしました。
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