1. 未来をつなぐものづくり
  2. #16 ロケット無事打ちあがり..
2025-09-01 12:13

#16 ロケット無事打ちあがりました!

小型人工衛星を積んだロケットがフロリダケネディー宇宙センターから打ち上げられました!その様子をお伝えします。

またyoutubeで取り上げられたURLも記載しておきます。

https://m.youtube.com/watch?v=kztP92J-034

https://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20250824/3000043478.html

https://youtube.com/shorts/VpI4JfDX8_A?si=OXW7Nshuld0IPUO6

サマリー

岐阜県の工業高校の生徒たちが制作した人工衛星「雷鳥」がアメリカで無事に打ち上げられています。彼らは宇宙開発の過程や、協力してくれた大学や企業の重要性について学んでいます。高校生が作った小型人工衛星「雷鳥」の打ち上げは成功し、宇宙への挑戦が実現しています。今後、宇宙飛行士による衛星放出のイベントも予定されており、期待が高まっています。

アメリカへの旅の始まり
こんにちは。岐阜県の工業高校で教員をしている、すみです。
この番組、未来をつなぐものづくりでは、日本の製造業を支える企業の技術や、
そこで働く人たちの思い、そして工業高校での教育現場を紹介していきます。
前回の話の続きなんですけれども、実際にアメリカに行って、人工衛星を積んだロケットの打ち上げを見に行ってきました。
実は今回、私は10年ぶりにアメリカに行ったということになります。
前回はシアトルに行ってきました。
その時はなぜかと言いますと、ちょうど航空機械工学科という学科が、岐阜工業高校にできるタイミングで、
航空機の本場といえば、やはりボーイングのエバレット工場ということで、シアトルまで行って見学をしたり、
マリナーズの試合を見たりですね、本当に有意義な時間を過ごしてきました。
それ以来のアメリカということで、今回の目的地はフロリダです。
シアトルは西海岸ですが、フロリダは東海岸なので、13時間くらい乗り継ぎも含めると15時間くらいですかね、かかりました。
現地に着いたら、まず驚いたのは交通手段ですね。
日本でも、まあ、空港から降りればタクシーを拾ってということは多々あると思うんですけれども、
ウーバーがほとんど交通手段として普及していましたね。
まあ、黄色いタクシーですね、イメージが強いのは。
そういったのはなくて、ほとんどがウーバーで、自家用車で、一般の人がお金をもらってタクシーの代わりをするということが主流になっていました。
それはちょっとびっくりしましたね。
10年ぶりのアメリカでしたので、ウーバーが到着して、荷物を積んで、
まあ、私は助手席に乗ろうということで、助手席に乗ろうとした瞬間ですね、
運転手にですね、何やってんだお前みたいなことを言われて、何かなって思ったら、
左ハンドルだっていうことを忘れてましたね。
あの運転席に乗り込もうとしてたんですよね。
そこで運転手の人が、お前が運転するのかよみたいなことで、もう大受けしててですね、
まあ、私もジョークジョークみたいな感じで、あの一盛り上がりしたっていうのが今回の旅のスタートでした。
人工衛星雷鳥の打ち上げ
さて本題ですね。
今回打ち上げられたのは、岐阜県の高校生たちが作った人工衛星、雷鳥です。
雷鳥っていうのは一般公募して付けられた名前です。
大きさは縦横10センチ、高さ20センチ、重さは1.6キロほど。
本当に手のひらサイズの人工衛星なんですね。
まあ、でもこの小型人工衛星はこれからどんどん打ち上げられるってことで、
同じロケットに積み込まれている小型人工衛星他にもですね、
ロンドンブーツの田村さんの手がけた人工衛星であったり、
もしくは他の日本の大学の人工衛星であったりと、
いろんな日本に関係する小型人工衛星もたくさん積んでいるという情報が入っていました。
それぞれの人工衛星はそれぞれのミッションを持って宇宙に飛び立つわけですけども、
今回私たちが作ったのは、小型なその機体に地球を撮影するカメラとか、
通信システムとか、そういったものをぎっしり詰めてですね。
まさに小さな体で大きな夢を背負った衛星なんですよね。
しかもそれを作ったのは岐阜県の4つの工業高校の生徒たちで、
といっても岐阜大学や県内の企業の方の協力を得て、
約2年半ぐらいかけて完成しました。
高校生といっても工業高校生なので、3D CADを使って設計をしたりですね、
実際に自分たちも加工をしたりとか、組み立てなんかも高校生だけでしました。
本当にアイデア出しだけではなくて、実際に製作するというところに結構深く関わったという意味では、
高校生が作ったとでも過言ではないかなというふうに思います。
当然ですね、NASAに提出する書類とかですね、外費判定とか、
そういったところ、難しいところはですね、大学とか日本の企業に協力を得ながらということですし、
難しい加工をさすがに工業高校においてないような加工機で加工しなければならないということであったり、
超精密な仕上げをしなければいけないとなると、地元の中小企業の力を借りないとできないということになるんですけども、
本当にこれだけ主体的に工業高校生が関与したというのは、
他の高校生が携わってあげている人工衛星は他にもありますけれども、なかなかないんじゃないかなというふうには思っています。
宇宙って聞くとやはりですね、宇宙飛行士を思い浮かべるということがほとんどそうなんじゃないかなと思います。
私もですね、宇宙兄弟の漫画を読みまして、宇宙飛行士というのはすごいなという思いはもちろんあります。
彼らは本当に輝かしい存在ですよね。
まあでも宇宙開発は宇宙飛行士だけで成り立っているわけではないんですよね。
その裏には数え切れないほどエンジニアや研究者、企業の人たちの努力があるんです。
今回打ち上げた雷鳥も同じです。
高校生の努力も当然あるんですけども、多くの大学の先生方や企業の技術者の方の力がありまして、
この思いが一つになって宇宙に届いた。
そんなところが宇宙開発の本当の姿なんじゃないかなというふうに思っています。
打ち上げの瞬間
打ち上げの日にタイミングを合わせて行ったんですけども、やはり打ち上げというのはずれることもあります。
当初の予定よりも3日間ずれましたね。
なので前日ですね、少し時間があるということで色々現地を見学させていただきました。
ケネディ宇宙センターっていうのもあるんですけども近くに、
そこにはアポロ計画で人類を月へ導いたサターンファイブロケットとかスペースシャトル、アトランティス、
そしてアルティメス計画のSpaceXなんていうのも、これから人類を再び月へ導こうとしている展示がありました。
そこを見学して強く感じたのは、自分たちは今宇宙開発の歴史の最先端に立っているんだということですよね。
これは本当に特別な感覚でした。
ぜひ高校生の皆さんも一度あの場所に立ってほしいというふうには思っています。
そして迎えた打ち上げの瞬間ということですね。
打ち上げは珍しく夜中だったんですよね。
現地でいうと深夜の2時、日本時間でいうと夕方15時ですね。
15時45分だったかな。
なので日本でちょうどライブ中継を計画してましたので、
逆に日本時間の夕方に打ち上げられるということで、
非常にその多くの方に見ていただくことができたということは、
時間的には良かったなというふうに思っています。
私たちは現地は時差もありましたし、
なんか昼でも夜でもよくわからないような体の状態になっていましたので、
特に眠たいということはなく、その打ち上げを目の当たりにすることができました。
真っ暗な夜空に突然眩しい光が広がったと思ったら、
火の玉のような輝きがですね、上空に打ち上がり、
空へ駆け上がっていくというような光景でした。
なんか初日の出の高速バージョンですかね。
そんなような感じがしました。
20キロぐらい離れている場所なので、
明るくなったな、上がったなと思ったら、
5、6秒経ってからですかね、ゴーゴーゴーゴーという音がしてきましたね。
小型人工衛星の打ち上げ成功
その光景は本当に神秘的で、今まで一度も見たことのない迫力と美しさに心が震えましたね。
しかし人間はすごいなというふうに本当に思いました。
高校生の皆さんに伝えたいのは、
今皆さんがしている勉強や活動はすぐには成果が見えません。
しかしその積み重ねがいつか宇宙のような壮大な挑戦につながり、
たくさんの人に感動を与えるかもしれません。
宇宙とは言わず、日常生活にその知識や技能が生かされるということは十分に考えられます。
来地を作った高校生たちも何度も何度も失敗し試行錯誤を繰り返しました。
しかし諦めなかったからこそ、今こうして宇宙を飛んでいるんですよね。
だから自分の学びを止めずに、どうかその学びがどこかで身を結び、
素晴らしいものを作るということを信じ続けてほしいなというふうに思っております。
そしてもう一つは、できるだけ若いうちに海外に行くということですよね。
いろんな経験ができます。
いろんな違う文化を知ることで考えることが選択肢が増えると思いますので、
ぜひ海外にも足を運んでほしいなというふうに思います。
英語ができないからちょっとなーって思うかもわかりません。
大丈夫ですよ。
Google翻訳があります。
私はほとんどGoogle翻訳でですね、乗り切ってきました。
まず最初に、I don't speak Englishと笑顔で伝えて、
その後にですね、Google翻訳を見せながらですね、会話を進めていきました。
特に問題ないですよね。
一生懸命こちらが伝えようとすれば真摯に答えてくれるっていうのが、
それは日本でも一緒じゃないですかね。
日本人でも一生懸命何か伝えようとしている外国人がいたら、
何とかしてあげたいなって思うじゃないですか。
同じようなことだと思います。
なので私も空港でですね、突然話しかけられたアメリカの方に
Google翻訳だけでめちゃめちゃ仲が良くなってですね、
その方は日本の漫画が好きだみたいなことで、
日本が大好きだみたいなことで、
ドラゴンボールが大好きなんで最後はカメハメハをお互いして
さよならしましたけども、そのぐらい仲良くなれますよね。
ただやっぱりその時間差を置かずに
コミュニケーション取れたら最高だなっていうのは間違いないんで、
英語はできるなら勉強しといたほうがいいですよね。
私も遅いながらもちょっとやってみようかなっていう風にも思ってます。
今後の人工衛星はですね、
ISSに無事にドッキングして物資としてですね、届けられました。
その後ですね、9月の中旬ぐらいに
宇宙飛行士の方が宇宙へISSからこの小型人工衛星放出するということになっています。
またその際ですね、放出するためのイベントがありますから、
そこはですね、宇宙の様子を映像としてJAXAで完成室で見ながら
カウントダウンするというイベントがあります。
そこはまた音声配信でまた皆さんにですね、
お伝えできたらなというふうに思っております。
なかなかJAXAのその完成室に入ることってないんですけどね、
まあ楽しみにしています。
今回は高校生が作った小型人工衛星雷鳥の打ち上げについて話をしました。
今後のイベントと準備
一般の方はよくわからないことって結構たくさん聞いててあると思うので、
もしご質問等あれば遠慮なくしていただけたらなというふうに思います。
またこの関連の様子がですね、
YouTube等で配信されてますので、
またそれはリンクを貼っておきたいなというふうに思います。
もし検索される方は人工衛星、ギフ高校生みたいなキーワードで調べると出てくるんじゃないかなというふうに思っております。
暑い日が続きますね。
いよいよ9月になります。
本当は9月からと言いたいところですけども、もう授業はスタートしております。
日常が戻ってきた中で今度控えるイベントは就職試験です。
これに向けて今面接指導等をやっておりますので、
次回はですね、就職に向けての面接指導や準備について少し話ができたらなというふうに思っております。
ではまた来週お会いしましょう。さようなら。
12:13

コメント

スクロール