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2024-10-21 10:00

総合診療という科 #みんラジ 70

皆さん知ってますか?

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今回は、総合診療医についての話をしてみようと思います。
総合診療医って聞いたことありますかね?
自分的には総合診療医って言葉が当たり前だったんですけど、
聞いたことないって言われたのが比較的最近あって、なんかショックでした。
っていうのも、私が総合診療医の立場だからですね。
なので、そんなもんなんだなぁと思ってショックでした。
だから、そもそも知られてないところもありますよね。
総合診療医って、使われだしたのって結構最近の話で多分、
総合診療医だから、結局何でも見ますよっていう名前になってるじゃないですか。
何でも見るんですよ、スタンスとしてはね。私も。
だから、イメージとしては、
診療所のじいちゃん先生みたいな、
とりあえず行く場所っていう感じです。
かかりつけ医とか言ったりしますけど、
そういうイメージで僕は総合診療医っていうのを持ってるんですけど、
総合診療医ってすごい言葉の意味が広くて、
ある人は総合診療医って、
昔ですね、NHKでドクターGっていう番組があったんですけど、
難しい疾患、この人なんか病気で困ってるっぽいけど全然診断がつきませんみたいな、
診断激むず問題を診断する、だから診断のスペシャリストとしての総合診療医っていう言葉もあるし、
さっき言ったように、そういう難しい病気とか見るわけじゃないけど、
見てもいいけどね、そっちよりかはメインとしては、
地域を守る、家庭医っていう言われ方とかもしたりしますけど、
地域医療系、地域医療っていう言葉も結構幅が広いんですけど、
東京のど真ん中でも、普通に誰でも見る、おじいちゃんおばあちゃんも見るし、
若い人も子どもも見るし、何でも見ますよみたいにやってる人も、
それも家庭医だと思うんですよ、地域医療だと思うんですよ、僕はね。
だから地域医療、地域っていうのが別に敵地だけを指してるわけじゃなくて、
そこの地域全体の問題、何でも見ますよみたいのが地域医療。
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それが家庭医って呼ばれるけど、その人たちも総合診療院の中に入ってるんですよね。
ごめんなさいね、だいぶ複雑だけど、結局総合診療院っていう一言で表そうとしても、
いろんなタイプの人間がいて、
ちょっと普通の内科外科とか、内科の中でも消化器内科とか神経内科とか呼吸器内科とかあるけど、
それって病気で分けてるんですよね、だいたい。
だからこの病気はこっちの科で見ますよ、この病気はこっちの科で見ますよっていう感じでだいたい分けてるんですけど、
総合診療科に関しては何でも見るからそこで分けられなくて、
分ける必要ないかもしれないけど、総合診療医っていう人が皆さんのイメージと合致するとは限らなくて、
だから病院の中でいろんなのを見てる人も総合診療医だし、地域でおじいちゃんおばあちゃん子どもを見てるのも総合診療医だし、
でもやってることは全然別なんですよね。
分かるかな?
その地域でおじいちゃんおばあちゃん見てる人たちの考える思考と、
病院で全然診断がつかない人を診断しようとする医者の思考と全く違うんですよ。
診断って難しいので、すごい細かいことを考えないといけない。
だからそういう人たちってどういう細かい検査をするかっていうところを基本的に考えていってて、
いろいろ検査するってなるとお金がかかるじゃないですか、コスト意識があんまりしてたら検査進められないので、
なのでもういろいろとやるんです。めっちゃお金かけてね。
じゃないと診断につかないから。
だからそういう感じでやるんですけど、それをおじいちゃんおばあちゃんを見る人がやってたら、すごい困っちゃう。
だから、そういう思考過程が全く違うんですよ。
だからそういう人たちがひとくくりに総合診療医っていう風に言われてるのが、今の現代の医療の問題点というか、すごいわかりづらいところ。
本当はね、さっき言ったように家庭医とかって言い分けたらいいんだけど、家庭医も総合診療医として名乗っちゃうので、
なのでなかなかちょっと難しいところがありますよね。
で、別にその分類の話をしたかってやったわけじゃないんですけど、
いろいろとね、科だけでそのお医者さんどういう医者かわかるかって言ったら結局よくわかんないんですよね。
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それってだから総合診療医に限らず、さっきの内科外科で分かれるし、そこから消化器内科、神経内科、呼吸器内科みたいな話をしたけど、
そこも分かれたとして、じゃあ消化器内科、というか一般の人からしたら内科外科ぐらいしかわかんないと思うんですよね。
で、その先って全然さっぱりだと思う。実際自分もその先がわかるようになったの。
てか、何か科を意識しだした、科の違いがわかるようになりだしたのって、
それこそ本当に働き始めてから、働き始めてすぐってあんまり正直わかってなくて、
多分ね、みんなわかってると思うんですよ。僕がちょっと例外だと思うんですけど、
卒業するまで、教科書で何かって書いてあるけど、別にその他の先生、
何て言うんだろうな、
例えば分かんなかったのって、
飛鳥器科と腎臓内科の違いが自分、研修院に上がってからも最初全然わかってなくて、
腎臓っていうところ、おしっこつくるところにね、
ばい菌がつくジンウジン炎っていうのがあるんですよ。
それが膀胱炎が悪くなったやつみたいな感じですね。
膀胱をおしっこためるところからもっと菌が上がってきちゃって、
腎臓っていうところにばい菌がついちゃうとジンウジン炎っていうのになるんですけど、
腎臓の病気じゃないですか。
腎臓の病気だし、ばい菌が悪さしている感染症だし、
だから自分はね、てっきり内科が見るもんだと思って、
腎臓内科がジンウジン炎を見ると思ってたんですけど、
そう、研修院の時にジンウジン炎の患者さんが来て、
腎臓内科の先生に、
夜ね、救急がえらいで、今来てるので対応お願いしますって連絡したら、
なんかめっちゃキレられたんですよ。
うちは腎臓内科だと。
腎臓内科はジンウジン炎見ないって言われて、
あの、その時全く意味がわかんなかったですね。
そう、すっごいなんか、
すっごいイライラしました。
だって腎臓内科でしょって思ったけど、
そう、なんか違うらしいんですよ。
病院によっても違うだろうけどね。
そう、見る疾患が、だから科によって何を見るかっていうのは決まってて、
えっと、正解は皮尿器科だったんですけど、
まあそう、なんかね、
そう、だから、その人たちはそう思ってるんだけど、
別に皮尿器科の人たちもジンウジン自分で見るよって思ってるし、
別にそこで、だから僕が間違えてただけだったんですけどね、
その病院の中のルールをね。
なんですけど、なんかこう、あれ?ってなるじゃないですか。
なんか内科なのになぁみたいな。
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そう、その辺の違いってすっごいわかりづらいんですよね。
だから、そうさ、病院選ぶときに、
こう、何かに行ったらいいかな、どこの病院行ったらいいかな、
で、科の名前見るじゃないですか。
内科とか肛門科とか。
ついてるけど、
まああれって本当にもうただただ書いてあるだけで、
そのお医者さんが何を見れるかって全然わかんないんですよね。
もうピン切りすぎて。
見れるっていうのもね、幅があるし、
その得意なのか、苦手だけど一応見れるのか、
全く見ないのか、みたいな。
なんかね、あの辺本当はもうちょっとわかりやすくなったらいいですよね。
まあ、ということで、
今日はとりあえず総合診療科の話をさらっとしてみました。
またね、機会があれば話したいと思います。
どうもありがとうございました。
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