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今回は、昨日話を出した虚血性腸炎について、もうちょっと解説してみようと思います。
昨日、腹痛の回で、虚血性腸炎がお腹の左下の痛みで出ますよという話をしました。
虚血性腸炎なんですけど、まず言葉がどういう風になっているか。
虚血性腸炎というところですけど、虚血というのが血が足りてない状態なんですよね。
虚血、虚というのがない状態。
虚血性腸炎。
この虚という字、かっこいいですよね。
虚空走破山だったかな。
テイルズオブファンタジアでそんな技がありましたね。
この虚は、廃虚の虚か。
廃虚の虚であってるかな。
かっこいいですよね。
虚血性腸炎。
血が足りてない腸炎なんですけど、
余計な話したから飛んじゃったな。
まず、虚血性腸炎なので、
血が入ってないと起こる病気なので、
基本的にその腸どこでも起こるはずではあります。
だから、小腸から大腸まで起こるはず。
もっと極端な話、胃とか十二指腸とかでも起こるは起こるかなと思ったり。
どうなんだろう、病名が変わるかな。
変わるかもしれないけど、でも胃の十二指腸も虚血で起こったとして、どうかな。
あんまり胃がそうなるってイメージわからないですね。
十二指腸からしたっていう気がするかな。
ちなみに食堂、食べ物の通り道のところの虚血が起こると、
だいたいエシ性食堂炎っていうのが起こりますね。
若干状態が変わるけど。
結局血が行かなくなったら調子が悪くなっちゃって、
それでそこの臓器がダメになるんですけど、
その腸に血が行かなくなったバージョンだと虚血性腸炎っていう風に言います。
虚血性腸炎、圧倒的に起こりやすいのがお腹の左下のところで、
だいたいどういう時に起こるかというと、
便秘の時に起こることが多いというか、
救急外来とかでお腹が痛いです、血便が出ました、便に血が混じってましたって言ってね、
来られた時に虚血性腸炎っていう診断に至った後に、
何で起こりましたかって聞かれたら、
だいたいは便秘のせいですって答えるのが結構一般的です。
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ただ、本当に便秘のせいで起こってるかって聞かれると正直よくわかんないというか、
便秘で血がいかなくなってって話を一応するんですけど、
でも自分でもあまりしっくりきてないんですよね、正直なところ。
便が溜まって、それで腸がパンパンになるから血がいかなくなるかって言われたら、
そんなはずないと思うんだけどなって思いながら、
便が溜まっているのは内側の話で、
内側がパンパンになって外側に血が行きづらいってどういう状況って僕も思うんですけど、
でも一応はそういうことになってます、世の中的には。
なので、まず虚血性腸炎になった人は便秘にならないように気をつけましょうっていう話、
便のコントロールをするのが一般的かなと思います。
本当かわかんないけどね、できることやるしかないので、
例えば血がいかなくなったから血液サラサラの薬を使いましょうかっていう話には絶対ならなくて、
血液サラサラの薬っていろいろと合併症のリスク、血が出やすくなる、
血が止まりづらくなるリスクがすごい高いので、
なので、虚血性腸炎ごときで血液サラサラの薬を使うっていうことはちょっとありえないですね。
例えばそれが明らかに血の塊が飛んできて血管が血栓で詰まってなったんだったら、
それはちょっと別ですけど、
血栓の結果としての虚血性腸炎だったら血液サラサラの薬は使うかもしれないですね。
だけど、めったにそういう診断がつくことってないと思うし、
そのときって普通病名としては虚血性腸炎って言われないと思うんですよ。
結果としては虚血性腸炎になってるけど。
なので、基本的にお腹痛くて血便ですってなって虚血性腸炎ですってなったら、
普通は便秘の治療をするっていうのが一般的なところですね。
あとは他に何かできるかな。
例えばその虚血性腸炎ですけど、やっぱ程度がいろいろなので、
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軽い人だったら家で様子を見てくださいって言いますし、
外来で治療することも結構よくあるかなと思いますけど、
入院する基準としては、
もう痛みが明らかに強いとか、
あとは便に血が混じるときにも血の出方が半端じゃないとき回数が多い。
例えば1時間に1回とか出てたら間違いなく入院させるし、
その辺は程度がいろいろですけど、
入院ということも全然あり得ます。
入院して、点滴して、お腹を休めましょうと。
そう、点滴することでお腹を休めましょうって自分よく言うんですけど、
ご飯を食べるとお腹が動くんですよ。
前導が起こってね。
腸が働こうとするので結構負担がかかると思うんですけど、
お腹の前導があるときって結構痛みとか出やすくて、
腸にも負担になってるだろうなと思うので、
だから腸炎のときにご飯を食べるってちょっと危ないとまでは、
そうだな、程度によっては危ないって思うときもありますね。
あんまり腸を休ませたいときはどっちかというと食べないほうがいいです。
お腹を動かさずに休ませたほうがいいので、
ご飯を食べずに済ませる方法って言ったら点滴しましょうっていう話になるので、
なので、あんまりひどいと点滴して絶食でっていう風にやりたいので、
そういうときは入院してもらうっていうことはよくありますね。
それが別にそんなにひどくなくって、
お腹の痛みもまあまあだし、まあまあ悪くないし、
出血もそんなにしてないんだったら外来で治療しましょうっていう感じ。
手術しましょうってなるレベルは自分は経験したことないですね。
あるかもしれないですけど、
あとはもしあんまり腸炎がひどかったら、もしかしたら腸が破けてしまって、
それでやっぱり緊急手術しないといけないっていうパターンもあるかもしれないですね。
それは多分診断がつくはず。
破けてるかどうか診断するのは基本的にはCTをとります。
CTとってお腹の中、だから腸の外側なんですよね。
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お腹の中と腸の外側って別なんですけど、
お腹の中っていうのは食べ物が通るところ。
食べ物が通らない腸の外側に空気が入ってると腸が破けてるっていう風な判断になるので、
それがわかるのはCT検査です。
他の検査、レントゲンでも一応わかるにはわかりますけど、ちょっと難しい。
わからなくはないけどね。
超音波の検査では多分わかんない。
それほど上手くないとわかんないと思いますね。
だから基本をCTとって破けてないかどうかっていう空気が入ってないかっていう確認をしたりしますね。
ということで、今回は拒絶性腸炎の話をちょろっとさせてもらいました。
また次もちょっとなんか病気の解説にしたいなとは思ってます。
どうもありがとうございました。
