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今日は、嘔吐について、ちょっと考えてみようと思います。
一応、前回と同じように、研修医を意識して話をしてみようと思いますけど、一般の方もついてこれるようにと思ってやります。
吐くときって、どういう状況だと思いますか?何で吐きますか?
吐く理由は、本来は便として、うんちとして出てくるはずのものが、そっち側で出せなくて上がってきちゃう。
まず、食べ物の通り道の問題が一つあるわけです。
食べ物の通り道っていうのは、口から入って、食堂を通って、胃袋。
胃袋の次が十二指腸、次が小腸、大腸、お尻から出ていくわけですけれど、
どこかが詰まってるとか、あるいは詰まってなくても、動きが悪くて流れないっていうときにも逆流しちゃうので、
一番わかりやすい例で言ったら、腸閉塞、腸が詰まってるっていう腸閉塞っていう言い方をすれば一番わかりやすいと思いますけど、
腸閉塞であいでしまう。
腸閉塞って何かって言ったら、例えば腸にがんができてしまって、
そのがんが腸を押しつぶしてしまって、中が潰れてるから通らない、詰まってるっていうのも腸閉塞だし、
あとは食べ物がどこか狭いところ、大体狭いところっていうのは、
さっき言った、例えば胃から十二指腸の境目のところとかは結構狭くなりがちというか、
なのでそういうところで通らない。
だから、もともと狭いところ、生理的に狭い、生理的にっていうのはもともと狭いところ、
普通の人間の体として狭いところで詰まってしまうっていうこともなきにしもあらず。
あとは詰まってしまうってことは、腸の問題だけじゃなくて、食べ物側の問題っていうこともあるわけで、
例えば、お餅とか詰まるんですよね、実は。
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お餅ってその辺置いてたら固くなるじゃないですか、カチカチに。
お餅、腸の中に入ると、さっき言ったところで言うと、胃では胃酸が出てて、
液が出てるからどっちかっていうとウエッティ、湿ってる。
それが小腸までずっと続くので、小腸までずっと粘液というか消化液が出てくるのが小腸までのところなので、
そこの間はずっと食べ物自体はどっちかっていうと湿ってることが多い。
大腸に入っていくと、大腸では水分を吸収していくので、そっちで水分が取られていってだんだん便の形になっていくんですけれど、
そういう過程でお餅っていうのは固くなっちゃうし、あとは小腸の中でも意外と詰まるんですよね、お餅って。
もともと狭い原因があってっていうことの方が多いかもしれないけど、どうかな。
自分の経験上、お餅で詰まっちゃう人たちは小腸で詰まってる気がしますね。
水分の吸収の話だけじゃないかもしれないですね。
食べ物として流れていっている間に自然と固くなっていくのかな、自然と水分が抜けていくのかもしれないですけど、
それで固くなって、だから最初はお餅の柔らかい状態だったのが結構丸飲みする人とかいるんですよ。
丸飲みする人たちは喉は通っても腸で詰まるっていうパターンがあって、
それのせいで腸閉塞になるとかね、いうことがあったりします。
あとは詰まりやすいもの代表格としては海藻とかキノコとかですね、
いわゆる人間の体で消化できない類のものが詰まります。
逆にご飯、炭水化物とかお肉、タンパク質系は消化液でドロドロに溶けるので、
さっきのお餅は固くなるんですけどね、お米は大丈夫なんですよ。
お米は固めてないからサラサラになるっぽいんですけど、
お米だったりお肉だったりは別に大丈夫なので、
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腸閉塞にならないためにお肉とか食べない方がいいですよねって聞かれるんですけど、
お肉、お魚は全然そこの観点では大丈夫ですね。
それよりかは繊維質のもの、野菜系の方が詰まりやすいですね。
なのでそうやって腸が詰まってしまうパターンで吐くっていうのが一つと、
あとは怖い病気としては脳に病気があって吐いてしまうパターンもあります。
その神経の働き的な問題。
例えば風邪ひいたときに髄膜炎っていう病気に進んでしまうことがあるんですけど、
その髄膜炎のときには頭痛と吐いてしまう音っていうのが
結構典型的な症状として有名なところかなと思います。
その頭からくるパターン、腸には問題なくても頭からくるパターン、
あとはもう一つ、耳、平行間隔というか、
本当は平行間隔とは厳密には別、それだけで吐かないんですけど、
でもすごい近いところ、前提っていうところの異常で吐くっていう、
さっきの脳と違って、脳の異常で吐くっていうのは、
あとは、さっきの神経の話とかと近いんですけど、
血液検査の異常で吐いてしまうもの、
いわゆる血液検査というのは、
血液検査が1回目の時に血液検査が1回目の時に吐いてしまうもの、
血液検査が1回目の時に吐いてしまうもの、
血液検査の異常で吐いてしまうものとして、電解質、ミネラル系の異常とかですね、あるいはその他にも意識が悪くなったりとかするようなもの。
例えばアモニアって肝臓が悪くなって肝甲変でなってしまう時にもアモニアが高くなって吐くっていうこともあってもいいでしょうし、
そういうだから、分類、体の話じゃないけど、血液検査で分かるものとしてその辺の異常で吐いてしまうものっていうものもあるにはあるという感じですね。
あとは、実際どうやって吐いてるか、どういうタイミングで吐いてるかっていうところを意識するのが一番大切かなと思います。
四六時中吐いてるのか、だから極端な話、寝てる最中にも吐いてしまうのか、それともご飯食べた後だけ吐くのかとか、
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あるいはめまい系で来るんだったら動いたタイミングで吐くのかとかね、
そういうどういうタイミングで吐くのか、あと吐く時にお腹が痛いとかもね、もしかしたら診断につながるかもしれないですね。
とりあえず意識してほしいところは、消化管が詰まってたら、それで吐いてるんだったらそこを通してあげないと吐くの治らないので、
なので早めにそれは見つけてほしいし、結構レントゲンでお腹の写真を見ると詰まってるのが分かるので、
まずレントゲンを取るっていうのは結構その辺では大切なところじゃないかなと思います。
そんなに手間もかからないんでね。
ということで今回ざっくりとオオトの話についてやってみました。ありがとうございました。