今回は、教育学博士の小林正観さんが提唱する、子供の才能を伸ばし、自ら勉強するようになる育て方についてお話ししたいと思います。
子供は、まさに才能の塊です。育て方を間違えなければ、どの子も天才になり得る可能性を秘めている、と正観さんは言います。
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見逃さないためにも、チャンネル登録をしておいてください。 トマトから学ぶ子育てのヒント
まずは、とても興味深いトマトの話から始めましょう。 皆さんは、トマトの苗木から一体どれくらいの数のトマトが収穫できるか、ご存知ですか?
だいたい1本の苗から25個くらいなんだそうです。 ところが植物学者の野沢茂夫さんは、なんと約1万3000個ものトマトが実る巨大な木を育て上げ、ギネス世界記録に認定されました。
このトマト、特別な遺伝子操作やバイオテクノロジー、特殊な肥料を使ったわけではないんです。 では、どうやって育てたのか?
実は、トマトの成長段階で十分な栄養と水分をたっぷり与え、もっと大きくなっていいんだよ、もっと成長していいんだよ、という温かい目線で育てただけなんです。
そうすると、トマトは安心してどんどん成長していったそうです。 この話を聞いて、セイカンさんは言いました。
人間も同じことが言えるかもしれませんね。 才能の芽を摘んでしまう育て方。
このトマトの話を子育てに置き換えてみましょう。 トマトの成長初期段階とは、人間でいう幼少期にあたります。
この大切な時期に、親からたっぷりの愛情を受け、あなたは無限の才能を持っている。 どんどんその力を伸ばしていいんだよ、と育てられた子供は、その才能を無限に開花させ、やがて天才に育っていく、とセイカンさんは言います。
ところが、私たちは無意識のうちに子供の才能の芽を摘んでしまうような接し方をしてしまいがちです。
例えば、隣の子より大きくなれ、他の子に負けるな、頑張って偉い職業に就きなさい、このような言葉をつい口にしてしまった経験はないでしょうか。
こうした言動は、子供が本来持っている才能の芽を摘んでしまう行為だとセイカンさんは指摘しています。
では、子供の才能を無限に伸ばすにはどうすればいいのでしょうか。 その具体的な方法を2つご紹介します。
方法1 子供をまるごと受け入れる
私たちはつい子供のダメな部分や失敗を否定してしまいがちです。 しかしセイカンさんはダメな部分や失敗も含めて子供をまるごと受け入れることが大切だと言います。
どんなあなたでも素晴らしい。 あなたが夢中になれることをどんどん追求していいんだよ。
そう親が認めてあげることで子供は安心し、持って生まれた才能を無限に伸ばしていくことができます。
方法2 夢中になれることを伸ばす
子供が心から夢中になっていること、それがその子の才能とつながっているとセイカンさんは言います。
例えば虫が大好きな子は将来昆虫学者になるかもしれません。 いつも何かを考えている子は偉大な哲学者になるかもしれません。
芸能界でも大活躍している魚くんは父親がプロの騎士ですが、子供の頃からウニの生き物が大好きで、お母さんもそれを心から応援してくれたそうです。
その結果、魚くんは魚類学者となり、今では東京海洋大学の名誉博士という肩書まで持っています。
子供の才能を伸ばすために本当に大切なのは、親が子供の夢中を邪魔しないことなのです。
母親の役割が重要。 ここからは子供の自発的な行動を促す方法についてお話しします。
親の言うことを聞かない子供は親のことを嫌い、そして大人として認めていないそうです。
では子供はどのような親を嫌いになるのでしょうか。 それは感情的にすぐに怒ってしまう親です。
子供は感情をうまくコントロールできない大人を大人として認めないのです。
ではどうすれば子供に尊敬され好きになってもらえるのでしょうか。 そのヒントは大人という言葉の語源にあります。
大人という言葉は大人しから来ているという説があるそうです。 大人しとはどんなことがあっても声を荒げない人のことです。
青函さんはこの語源に注目してこう言いました。 たとえ子供が言うことを聞いてくれなくても何かを伝えるときは常に穏やかに
にこやかに話すことが重要です。 もしそれでも言うことを聞かなかったとしても20回でも30回でも穏やかに
にこやかに言い続けると子供もこんまけして言うことを聞くようになると青函さんは言います。
怒らない子育てがもたらす効果。 母親が決して怒ったり怒鳴ったりしなくなると子供は母親のことが好きになります。
そして子供が母親のことを好きになると勉強しなさいと言わなくても自発的に勉強するようになるそうです。
勉強だけでなく何か手伝ってほしい時も食事のお手伝いをしてくれるかなと笑顔で言うとうんと気持ちよく手伝ってくれる。
そんな素敵な親子関係が築けるようになります。 これまで怒り続けてしまった親御さんでも心配はいりません。
青函さんによると手遅れということはなく3ヶ月ほど怒らないようにするだけで子供は母親を好きになってくれるそうです。
ただし注意して欲しいのは子供に対してだけ怒らないということではありません。 母親が誰に対しても何事に対しても愚痴や文句を言わない姿勢を3ヶ月間続けるという意味です。
なぜ母親なのかというと子供は特に母親の影響を強く受けるからです。 母親を好きになり信頼するようになれば子供は親の言うことを聞くようになり自発的に勉強や手伝いをしてくれるようになります。
もしお子さんが勉強しなくて困っているという場合は青函さんのこの方法を試してみてはいかがでしょうか。
今回のまとめです。 子供の才能を無限に引き出し自発的な行動を促すには
子供をまるごと受け入れ決して否定しない 子供が夢中になっていることを十分にやらせる
あなたには素晴らしい力があるということを言葉で伝える おだやかににこやかに接し怒ったり怒鳴ったりしない
どんな子供でも測り知れない無限の才能を持っています そしてそれと同時に親が子供の才能を信じ心から応援してあげることが何よりも重要なのです
本日も最後までご視聴いただきありがとうございました この話が皆さんの子育てのヒントになれば幸いです
それではまた次回の動画でお会いしましょう