理不尽な出来事と心の成長
今回は、多くの方の人生を楽にしてきた小林正観さんの教えの中から、私たちがより自由に、そして幸せに生きるためのヒントをお伝えします。
私たちは日々の生活の中で、時々どうしてこんな目に合うんだろうとか、なんで私だけ?と思うような理不尽な出来事に遭遇することがありますよね。
それに加えて、知らず知らずのうちに、周りの人と自分を比べて、心が苦しくなってしまうこともあるかもしれません。
実は、正観さんは、そんな理不尽な出来事や、人と比べてしまう心が、私たちを大きく成長させるための鍵だと教えてくれています。
私たちがどうすれば心の自由を取り戻し、より楽に、楽しく生きられるようになるのかを、具体的なエピソードを交えながらお届けします。
ぜひ最後までお聞きください。
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理不尽はあなたを次のステージへ引き上げるサイン
正観さんは、私たちが愚痴を言わなくなり、目の前の出来事を素直に受け入れられるようになると、
次のステップとして、理不尽なことが起こり始めると言いました。
これは、私たちが心の成長段階にいることの証明なのだそうです。
私たちはつい、理不尽なことに対して、おかしい、どうしてだと怒りや不満を感じてしまいがちです。
自分の正当性を主張して、相手と争ってしまいますよね。
でも、正観さんによると、そこで不満を言ったり、争ったりしてしまうと、
宇宙や私たちを応援してくれる大きな存在からのサポートが得られにくくなってしまうそうです。
では、私たちはどうすればいいのでしょうか。
正観さんが実際に聞いた2つの興味深いエピソードから、そのヒントを探っていきましょう。
公屋に立ち向きを迫られたAさんの話。
ある場所に借り店舗を借りて、お店を営んでいたAさんという方がいました。
Aさんはお客様にもっと喜んでもらいたいと、
大屋さんの許可を取らずに内装を新しくしました。
すると、何年も顔を出さなかった大屋さんが突然現れ、激怒しました。
勝手に改築しやがって、今すぐ出て行けと理不尽な怒りをぶつけてきました。
普通なら今まで何も言わなかったのに、お客さんのためなのに、と怒りがこみ上げてくるところですよね。
でもAさんは正観さんの話を聞いていました。
心の成長段階では理不尽な出来事が起こるという話を思い出し、この出来事を冷静に受け止めました。
そして、大屋さんの言葉を素直に聞き入れ、お店を立ち退くことを決意したんです。
しかし、次の店舗はなかなか見つかりません。
いよいよ退去の前日になっても、行き先が決まらないままでした。
Aさんが途方に触れて、たまたま目に入った不動産屋に立ち寄ったところ、
なんと以前の店舗よりも広くて、家賃も安い、まさに理想的な物件が奇跡的に見つかったのです。
Aさんは新しいお店を無事オープンさせ、今では以前よりも売り上げが大幅にアップし、楽しくお店を続けています。
高値で土地の買取を迫られたBさんの話。
次もお店を経営するBさんのお話です。
Bさんはお店の隣の土地を駐車場として借りました。
ある時、駐車場の事主が突然やってきて、この土地を買い取ってほしいと持ちかけてきました。
しかもその金額は相場よりも3割も高い、明らかに理不尽な値段でした。
Bさんはこのことを政官さんに相談しました。
すると政官さんは、もし買い取るなら笑顔で買い取るのがいいよ、とアドバイスをしました。
そしてこれから先も笑顔で楽しく仕事を続けていくためには、ここで争ったり言い合ったりしない方がいい、と続けたそうです。
Bさんはそのアドバイス通り少し割高ではありましたが、笑顔で事主の要求を受け入れ、土地を買い取りました。
その結果、お店も駐車場も順調で、Bさんは今でも笑顔で楽しく仕事を続けています。
これらの話から、政官さんは理不尽な出来事に対する向き合い方を教えてくれています。
それは、理不尽な状況を怒ったりイライラしたりせずに、そのまま受け入れることです。
人と比べる心の原因
自分の正当性を主張して争うと、私たちは自力で問題を解決しようとします。
しかし、理不尽すらも受け入れてしまうと、宇宙や見えない大きな力が味方になってくれ、想像もしなかったような大きなステップアップが約束されているようです。
理不尽な出来事は、実は私たちを次の段階へ引き上げてくれるための試練であり、より大きな飛躍のためのチャンスと考えることができます。
もし、あなたの目の前に理不尽なことが起こったとしても、これは飛躍のための現象かもしれないと受け入れてみましょう。
そう考えると、理不尽なことを言ってくる相手でさえ、私たちを成長させてくれる感謝の対象だと捉えることができるかもしれません。
比べない生き方で心が自由になる方法
さて、理不尽な出来事と並んで私たちの心を苦しめるもう一つの原因、それが人と比べる心です。
私たちは人と比べて、人って争う気持ちがある限り、本当の意味で自由な心を持つことはできません。
では、どうすればこのループから抜け出して、心の自由を取り戻せるのでしょうか。
セイカンさんの考えを参考に、そのヒントをご紹介します。
私たちが比べることに慣れてしまった理由
セイカンさんによると、私たちは知らず知らずのうちに、比べる、競う、争うという価値観を身につけてしまっているそうです。
特に明治時代以降の日本の教育は、西洋的な思想が入り、クラスの中でどのくらいの順位か、
学年でどれくらい優れているか、という相対的な評価を重視するものでした。
私たちは物心ついた頃からずっとこの教育を受けてきたため、人と比べるのは当たり前だ、と無意識のうちに思い込んでしまっているのです。
人と比べる心を持つと、あいつには負けたくない、あいつより下は嫌だ、という気持ちが生まれます。
そして、人間は弱い生き物なので、相手が自分より上だと感じると、
妬み、恨み、嫉妬といったネガティブな感情が芽生えてしまいます。
セイカンさんは、この妬みや嫉妬の心が、私たちの人生を苦しくする大きな原因だと語っています。
ヒクアのすすめ
セイカンさんは、人生を楽に、そして楽しく生きるための方法として、キクアという考え方を教えてくれました。
キクアの実践
キ、競わない。ク、比べない。ア、争わない。
頭ではキクアが良いと分かっていても、すぐに実践するのは難しいかもしれません。
長年身についた比べるという習慣は、簡単には変えられないからです。
では、私たちはどうすれば、このキクアの生き方を身につけられるのでしょうか。
広い視野で考える
キクアを実践するためのヒントとして、セイカンさんはこうアドバイスしています。
そもそも人間にはそれぞれ違う個性や才能があります。
誰かと比べる必要なんてないんです。
自分は自分の得意なことで社会に貢献すればいい。
他の人はその人の良い面で社会に貢献する。
様々な力が集まって、この社会は成り立っています。
お互いの力を認め合い、支え合って生きていくのはどうでしょうか。
狭い価値観にとらわれず、みんな違ってみんな良いという広い視点を持つことで、
私たちはキクアの生き方を実践できるようになるのかもしれません。
敵意を減らし、味方を増やす生き方
誰かと比べて心の中で敵意を抜けてしまうと、
相手は本当にあなたの敵になってしまうかもしれません。
人生において敵が増えれば増えるほど苦しくつらいものになってしまいます。
逆に比べることをやめて、お互い認め合い、支え合うことができれば、
相手はあなたの味方になってくれるでしょう。
味方が多ければ多いほど、人生は楽しく楽になります。
私たちはついつい人と比べてしまう弱い生き物です。
でも、競わない、比べない、争わないという生き方を身につけることができれば、
人生は驚くほど楽に、そして楽しいものに変わっていきます。
セイカンさんはキクアに気づいたところから、
人間は本当の意味で自由な心、自由な魂に解放されるのだと教えてくれました。
に不尽な出来事に遭遇したとき、そして誰かと自分を比べて苦しくなったとき、
今回のセイカンさんの教えを思い出してみてください。
に不尽なことは、より大きな飛躍のチャンス。
比べることをやめれば、心はもっと自由になる。
この2つの言葉が、あなたの心を少しでも楽にし、
明日からの人生を豊かにするヒントになれば嬉しいです。
最後までご視聴いただき、本当にありがとうございました。
それではまた、次回の動画でお会いしましょう。
