今回は幸せが永遠に続く方法について、心学研究科の小林正観さんの教えをもとにお話ししていきます。
そんな方法があるなら、誰だって知りたい。そう思いますよね。
正観さんは幸せが続くために大切なこととして、ある3つの習慣とそれに共通する1つの心を教えてくれました。
今回はその秘密を紐解きながら、なぜ謙虚な人が宇宙に応援され幸せな人生を送れるのか、具体的な実話も交えてお話ししていきます。
ぜひ最後までお聞きください。
このチャンネルでは、人生が楽になるヒントを日々発信しています。
小林正観さんの哲学を一緒に学び、人生を豊かにしたい方は、見逃さないためにもチャンネル登録をしておいてください。
幸せが永遠に続く3つの習慣
正観さんがおっしゃる、幸せが永遠に続く方法とは、次の3つを続けることです。
1つ、異動をしない。異動とは、威張らない、怒鳴らない、怒らないこと。
2つ、ありがとうを言い続けること。
3つ、トイレ掃除を続けること。
この3つを聞いて、ピンと来た方もいるかもしれません。
テレビでおなじみの北野健さんですが、インタビューで成功の秘訣のようなことを聞かれ、こう言ったそうです。
自分は特に優れた才能があるわけではない。
なぜテレビの視聴率が取れたり、映画がヒットするのかわからないが、1つだけ心当たりがある。
30年も前に師匠から、トイレ掃除をすればいいと言われ、それから自分が使ったトイレは必ずピカピカに掃除してきた。
掃除道具を持ち歩いているわけではないから、トイレットペーパーだけで掃除したり、ないときは素手でもやる。
トイレ掃除だけは30年以上やり続けてきた、と。
成功の秘訣は才能ではなくトイレ掃除にあると語ったタケシさん。
セイカンさんのお話と不思議とつながっていますよね。
幸せの秘密は謙虚さ。
この3つの習慣、移動、ありがとう、トイレ掃除にはある共通点があるとセイカンさんは言います。
それは謙虚さです。
セイカンさんが言う謙虚さとは、今自分が持っているもの、成し遂げたことは全て自分の力だけではない、と心から思うことです。
友人や家族、周りの全ての人々、そして目に見えない神様や精霊、守護霊など様々な存在のおかげだと感謝すること。
それが本当の謙虚さなのです。
そして、この3つの習慣を続けている人こそ、セイカンさんが言うとても謙虚な人です。
おかげさまの気持ちがあれば、怒りは自然と湧いてこず、心からありがとうという感謝の気持ちが生まれます。
そして不思議なことに、トイレ掃除を続けていると、自我や執着がなくなっていくのだそうです。
謙虚な人が宇宙に応援される理由。
謙虚な人になるとどうなるのでしょうか。
セイカンさんによると、周りの人々はもちろん、神々や宇宙全体がこの人を徹底的に応援したいと思ってくれるそうです。
すると、自分だけの力では到底なし得ないような大きな運やパワーが手に入ります。
つまり幸せが永遠に続くということです。
逆に一番応援されない人物像は、おごり高ぶり、うぬぼれ、傲慢な人だとセイカンさんは語っています。
では実際に謙虚さによって応援された例を見てみましょう。
ありがとうで売上が3倍になった社長の話。
ある食品メーカーの社長が急に亡くなり、奥さんが後をついで社長になりました。
ところが奥さんは会社のことが全くわかりません。
そこで彼女がとった行動はとてもシンプルでした。
社員や取引先の人たちにただひたすら頭を下げ、私は何もわかりません。助けてください。
皆さんのおかげで私たちは成り立っていますとありがとうを言い続けたのです。
するとどうでしょう。売上はなんと3倍に伸び、亡くなった元社長が経営の知識や努力で頑張っていた時よりもはるかに業績が上がったのです。
政官さんは言います。自分の力だけに頼って頑張るよりも最もコストパフォーマンスがいいのは私を取り巻くすべての人やもの、出来事にありがとうと感謝することだと。
徳川家康が天下を取った理由。
もう一人謙虚さによって応援された人物に徳川家康がいます。
家康は6歳で今川義元の捕虜となり、いつ殺されてもおかしくないという人質生活を12年間も送りました。
18歳でようやく解放され自分の城に戻った時、家臣たちが集まります。
しかし家臣たちは家康が捕虜になっていた間城を見捨てて去っていた者たちでした。
家臣たちは怒られるのではないか腹を切らされるのではないかと恐れながらも集まりました。
そんな家臣たちに家康はこう言いました。
よくぞ帰ってきてくれた。
皆の恩は一生忘れない。
これからもよろしく頼むと自ら頭を下げたのです。
さらに家臣一人一人にお酒をついで回りました。
この行動に家臣たちは歓喜はまって涙を流し、この殿様のためなら命も惜しくないと忠誠を誓いました。
その結果徳川幕府は260年以上も続くことになったのです。
なぜ家康は18歳という若さでこれほどの人格者になれたのでしょうか。
それは捕虜という経験が彼からおごり高ぶりをなくし、さらに仏教の教えを学んだからだと言われています。
家康の座右の銘は、水はよく船を浮かべ、水はまたよくその船を覆す。
これは家臣が君主を支えるが、その気になれば船をひっくり返すこともできるという意味です。
家康は自分が上にいるのを家臣という水のおかげだと心から理解していたのです。
家臣を怒ったり怒鳴ったりせず感謝の気持ちを持ち続けました。
また戦いでもなるべく兵士を殺さないような戦略を立てたり、敵軍の家臣すらも味方につけていくという生き方を貫きました。
政官さんはそんな家康の生き方についてこう語っています。
自分の力だけでやっていると思っている人はどこかで必ずひっくり返される。
神様や宇宙はおごりたかぶりや傲慢さが嫌いなんです。
一番好きなのは謙虚さなんです。
私たちを支える200万人の恩。
自分は謙虚じゃないからと思った方もいるかもしれません。
でも私たちは誰でも謙虚になれるはずです。
なぜなら私たちは一人では生きていけないからです。
俳優の森重ひさやさんは講演会で高校生にこう言ったそうです。
君たちが15歳になるまでどれだけの人にお世話になったと思う?
ざっと数えてみても200万人の人のおかげで今ここにいるんだよ、と。
私たちが飲んでいる牛乳、着ている服、住んでいる家、
すべて数え切れないほどの人々の手によって作られ、運ばれてきたものです。
さらに言えば私たちは水も空気も自分で作り出せません。
地球に生命が誕生すること自体が奇跡的な確率だと言われています。
もしかしたらこの奇跡的な確率を神様と呼んでもいいのかもしれません。
そう考えると、友人や家族だけでなく、この地球上のすべてに感謝したくなりますよね。
謙虚に生きる3つの習慣
幸せを永遠にする方法はやはり謙虚であり続けること
移動をしない
ありがとうを言い続ける
トイレ掃除を続ける
この3つの習慣で私たちは自然と謙虚な心を取り戻せるのかもしれません。
そして感謝の気持ちは人に対してだけでなく
動物や植物、毎日使う道具など身の回りのあらゆるものに伝わります。
また、たとえ目の前に感謝する相手がいなくても
ただ心の中でありがとうと口にしているだけでも
その思いは宇宙に届くそうです。
ちなみにトイレ掃除にはもう一つ嬉しい効果があると言われています。
文句を言わずにトイレ掃除を続けていると
臨時収入が入ったりお金に困らなくなったりするとのことです。
ぜひ今日からこの3つの習慣を試してみてはいかがでしょうか。