このような宇宙の構造がわかって、
そのようになった自分が出来上がると、
外から見るとあなたはちょっとした人格者に見えるようになるでしょう。
損得感情と人格者はかけ離れた概念ではありません。
怒ったり、愚痴を言ったり、泣き言を言っていると
血圧が上がり、意液が濃くなり、
体が壊れて死ぬ方向へ向かいます。
つまりそういうことが損だとわかると、不平不満、愚痴、泣き言、
悪口文句を言わなくなるんです。
人格者になることを目指さなくとも、損得感情を身につけた結果として、
人格者になってしまうという構造があるんです。
神様には時間の概念がない
小林聖漢さんは言います。
神様には時間の概念がないと、
私たちが目の前のことを楽しいと思った瞬間、
脳は快楽を感じさせる物質、βエンドルフィンを分泌します。
これは過去にすごく楽しかったことを思い出しているときも、
脳がまるで目の前にその現象があるかのごとく、
βエンドルフィンを出すのと似ています。
脳は過去という認識をしないようなのです。
さらに自分の未来にこういうことがあったら楽しいだろうな、
面白いだろうな、と楽しい想像をしていると、
まだ起きていないにも関わらず、
未来のことを想像しただけで、βエンドルフィンが出るらしいんです。
逆に過去の嫌なこと、
例えば初恋の人に振られたことなどを思い出した瞬間、
脳はまるで目の前に自分を振った人がいるかのごとく、
不愉快物質であるノルアドレナリンを分泌します。
もちろん、今嫌だと思うことが起きても、
ノルアドレナリンは出ます。
さらに、まだ起きていないことを、
こんな嫌なことが起きたらどうしよう、と心配し、
考えた瞬間にも脳は今現在の現象であるかのごとく錯覚して、
不快の脳内物質、ノルアドレナリンを出します。
このことから脳というのは、
過去、現在、未来という時間的な区別や認識ができないようだ、
ということに気づかされます。
小林聖漢さんは、かつて脳は人間の器官の中で、
一番劣っていたのかもしれない、と思ったことがあるそうですが、
実はそうではなく、一番進んでいるのかもしれない、
と思い直したと言います。
なぜなら、神の世界にも時間という概念がないらしいからです。
脳は人間と神の間、
3次元と4次元の間、
すなわち3.5次元のところに存在しているのかもしれません。
人間の脳は体の機能の中で最も優れているらしく、
その脳が神の方に一歩近づいているというのは、
十分にあり得ることです。
神様〇〇をしてくださってありがとうございますと、
まだ行われていないことにでも先にお礼を言ってしまうと、
神様は、「あ、まだやっていなかったっけ?」と思うらしく、
律儀にもお礼を言われた通りのことをやってくれると言います。
3次元的には、やっていないことに対して、
お礼を言われたら違和感を感じますが、
神様にはその前後の認識は関係ないのでしょう。
時間・空間の認識が神様にはないというのは、
具体的にはこのような事情になっているようです。
また、自分の口から出てくる言葉は、
言えば言うだけ、もう一度それを言いたくなるような現象が
降ってくるというのが宇宙の法則です。
聖書の中の創世記の初めに言葉ありき、
言葉は神と共にあり、言葉は神なりきという一節は、
実は人類創世当時の描写ではなく、
普遍的な宇宙法定式だったのかもしれません。
嬉しい、楽しい、幸せ、愛している、
大好き、ありがとう、ついている、
といった喜びの言葉を言っていると、
またその言葉を言いたくなるような現象が
自分の身を取り囲みます。
そしてその数が多ければ多いほど、
本人が考えつかないくらい、
と言っていると、
いつまでも淡くない状況に囲まれることになります。
これは私がそういう単純な法定式を言っているのであって、
法定的な言葉をいつも言えるような
心の美しい人にならなければいけない、
という話ではありません。
このことは以前に楽に楽しく生きるという本で書いたと
年ずれば願いは叶うということを
自己啓発セミナーで聞きました。
それと同じですね、という質問があったそうです。
しかし小林誠勘さんは全然違います。
私の話は根性型自己啓発セミナーの教えとは
180度違います、と答えています。
その方はナンバーワンになりたいと言っていれば
とおっしゃっていましたが、そうではないんです。
ナンバーワンになりたいと言っていると、来年もまた
ナンバーワンになりたいと言っている状況が続く、
すなわち永久にナンバーワンになれないということです。
言葉が減少化するというのはそういうことなんです。
〇〇になりたい、〇〇が欲しいと叫んでいる人は
自分の欲望の通りになって欲しいという思いがあります。
それでは宇宙方程式は使いこなせません。
ありがとうを年間1万回言ったとしたら、また
ありがとうと言いたくなるような現象が1万個降ってきます。
ありがとうの内容はわかりませんが、ただ
ありがとうと言いたくなるような現象が用意されるんです。
健在能力15%にとどまっている間は、
この内出の小槌は使えません。
実は自らの言葉なんです。
言葉は神であり、言葉はオールマイキーの力を持っているんです。
実践してみればわかることですが、考えていてもわかりません。
やってみた人だけにとんでもなく楽しい人生が始まります。