感謝の力。私たち人間は感謝してもいいという権利を神様からもらっています。そして、感謝し続けた先には、周りのすべてのものが味方になってくれます。
この小林正観さんの言葉には、感謝の力が持つ不思議で温かい真理が込められています。
日々の暮らしの中で、私たちは感謝しなければならないと言われることはあっても、感謝してもいいと優しく受け入れてもらえるような視点はなかなか持てません。
しかし、小林正観さんは、感謝を義務やマナーとしてではなく、神様から与えられた自由で心豊かな行為として捉えました。
感謝しなさいと言われると、どこか窮屈に感じてしまう人もいるかもしれません。しかし、正観さんは、感謝はしてもいいものだと言います。
つまり、それは強制されるものではなく、自分が望めば自由に行える喜びと安らぎに満ちた行為なんです。
ありがとうということは、誰かのために言っているようでいて、実は自分の心が癒される不思議な作用があります。
感謝の言葉を口にすると、自然と心が落ち着き、満たされた感覚が広がっていく。
それはまさに神様から私たち人間に与えられた特別な能力なのかもしれません。
正観さんのもう一つの大きな教えは、感謝し続けると全てのものが味方になってくれるということです。
これは一見、不思議な話に聞こえるかもしれません。
でも、感謝の気持ちを持って接すると、人も物も環境も自然と優しく応えてくれるようになります。
例えば、いつもお世話になっている家にありがとうと心で声をかける、道具や持ち物に感謝の気持ちを持って接する。
職場の人、家族、日々出会う全ての人に感謝の気持ちで接する。
そうしているうちに、物が壊れにくくなったり、人間関係がスムーズになったり、不思議と運に恵まれるようになってくるんです。
感謝は目に見えない波動のようなもの。
感謝を発する人の周りには同じような温かなエネルギーが集まり、それが味方となって人生を後押ししてくれるんです。
それは感謝が今あるものに気づく力だからです。
人はついたりないものや不満ばかりに意識が向きがちです。
でも、どんな状況でも感謝できることを一つでも見つけると、心の在り方は変わってきます。
例えば、今日もご飯が食べられたこと、雨風をしのげる家があること、歩ける体があること、誰かと会話ができること、
それらは全て当たり前ではなく、実はとてもありがたいことです。
感謝の支点を持つということは、自分の人生を豊かで恵まれたものとして再確認する行為なんです。
そして、その感覚が習慣になると不平不満を感じる時間が減り、人生そのものが明るく変わっていきます。
セイカンさんは感謝の実践を心の掃除とも表現しています。
怒り、嫉妬、不安、恐れ、そんなネガティブな感情が湧いてきたとき、それに執着するのではなく、
ありがとうと言葉にして心を伝える。そうすることで、不要な視点や感情がすっと静まり、心の中が清らかに保たれるんです。
感謝はすぐにできて、どこでもできて、お金もかからない、最高の心のメンテナンス方法なんです。
一日何回でも使える万能のおまじないのようなものです。
私たち人間は感謝してもいいという権利を神様からもらっています。
そして、感謝し続けた先には周りのすべてのものが味方になってくれます。
この名言は人生を穏やかに生きるための優しく力強いヒントです。
感謝は他人のためにするものではなく、自分が自由に使える素晴らしい権利。
そしてそれを使い続けていくうちに、世界は少しずつ自分に優しくなっていきます。
何も大きなことをしなくてもいい、ただありがとうをたくさん心の中で言ってみる。
それだけで人生は不思議なほどに変わり始めます。
感謝の言葉は神様から贈られた最高のプレゼントです。
そして私たちはそれをいつでも使うことが許されているんです。
ぜひ一度これらのことを試してみてはいかがでしょうか。
神社の真の役割
神社はただ神様に感謝を伝える場所ですよ。
そうすれば神様は味方になってくれます。
この小林誠勘さんの名言は、私たちの神社参拝のあり方を根本から見直す視点を与えてくれるものです。
多くの人が神社に参拝する目的は、願い事を叶えてもらうためであることが一般的です。
合格祈願、商売繁盛、健康祈願、縁結びなど、
自分にとっていい結果が得られるようにと願うことが参拝の目的になっている場合が多いでしょう。
しかし小林誠勘さんは神社に行くのは願い事をするためではなく感謝を伝えるためであると説いています。
この視点の転換は人生や心のあり方に大きな影響をもたらします。
神社をお願いを聞いてもらう場所と考えると、
お願いが叶わなかった時になぜ叶えてくれなかったのかと不満や失望を感じるかもしれません。
しかし感謝を伝える場所として神社を訪れるならば、そこには不満も期待も生まれません。
ただありがとうと伝えることに意識を集中させることで、心が穏やかになり乱された感覚が得られます。
誠勘さんはそうすれば神様が味方になってくれると述べていますが、
これは単に感謝すれば願いが叶うという意味ではありません。
むしろ感謝を習慣にすることで自然と運が良くなっていくという法則に気づくことが大切なんです。
感謝の心を持つことで自分の周囲の環境や人間関係が好転し、
結果的に神様が味方になってくれるような現象が次々と起こるという意味だと考えられます。
感謝を伝えることで起こる最大の変化は心の在り方が整うことです。
人は不平不満や不足感を抱えているとき、心が乱れ焦りや不安が増します。
もっとこうなりたい、もっと良くなってほしいと現状に対する不満や不足を感じていると、
心が落ち着かず、不運に見舞われやすくなるんです。
一方で今自分が与えられているものに対して感謝を感じることで、
自分は既に恵まれている、十分に幸せだという充足感が得られます。
そうなると心が安定し、日々の生活に対する姿勢が前向きになり、
物事が自然とうまく進むようになるんです。
これがセイカンさんが説く神様が味方になってくれる状態と言えるでしょう。
神社で感謝を伝える方法
神社でどのように感謝を伝えることができるでしょうか。
セイカンさんは神社に行った時には具体的な願い事をしないことを勧めています。
その代わりにこれまでの人生で自分が得たものや日々の中で感じている幸せ、
健康、家族や友人への感謝を心を込めて神様に伝えるんです。
具体的には以下のようなことが挙げられます。
今日も無事に過ごせていることに感謝します。
家族が健康でいてくれることに感謝します。
仕事をさせていただけていることに感謝します。
素敵な出会いを与えてくださったことに感謝します。
このように自分にとって既に与えられている幸せや恵みに意識を向けて、
それを神様に報告し感謝を捧げるんです。
これにより自然と満たされているという感覚が生まれ、心が穏やかになります。
感謝を習慣にすると不思議なことが次々と起こるようになります。
感謝を重ねることで心が安定し物事がスムーズに進むようになります。
また他者への感謝が増えることで人間関係も円滑になり、
仕事や家庭でのトラブルが減っていきます。
ありがとうという言葉には強いエネルギーがあります。
セイカンさんはありがとうを1万回唱えると奇跡が起こるとも語っています。
これは単なるスピリチュアルな話ではなく感謝のエネルギーが自分の内面を整え、
その結果として現実世界が良い方向に進んでいくという自然な流れを意味しています。
セイカンさんが説く神社はただ感謝を伝える場所という考え方は
私たちが普段無意識に行っている願い事中心の参拝に対して新たな視点を与えてくれています。
願いを叶えてもらおうとするのではなく、
既に与えられている恵みに目を向けてただ感謝を伝えること。
それにより心の在り方が整い自然と神様が味方になってくれるような出来事が起こり始めるんです。