1. 耳ヨリな音の話-音マーケティング情報-
  2. #011 音が持つ力と声の表現戦..

<ゲスト>

音楽芸術博士 ミテイラー千穂さん

サウンドパワー わたしたちは、いつのまにか「音」に誘導されている!?


<トークテーマ>

●人間が音から得られる情報()

・五感の中で聴覚が1番速く脳に情報伝達する

・音から得られる5つの代表的な情報

・音色と音階


●⾳と⼈間の⼼理のつながり()

・⼼理や⾏動に影響するサウンド・テンポ

・サウンド・エントレインメント・エフェクト

・注意資源の分散

・BGMの拍⼦

・⾳楽のジャンル

・クロスモーダル知覚

・⾳によるネガティブな影響

・地球温暖化とサウンド


●声の表現戦略・サウンドオーラルストラテジー()

・サウンド・オーラル・ストラテジーの6つのポイント

・⾳⾊、ピッチ、テンポ、⾳量レベル、静寂、プロソディ

・6つのポイントを組み合わせてデザインする


<Twitterハッシュタグ>

#ミミヨリ


<音マーケティング (note)>

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サマリー

本日のテーマは「音が持つ力と声の表現戦略」です。担当しているのは、音のマーケティングを担当している郡さんです。音楽の影響力や声の表現戦略について話があります。また、音と人間のつながりやノイズの影響、サウンドオーラルストラテジーなども詳しく説明されています。ミテイラー千穂さんは音楽芸術博士で、プロソディーの抑揚など声の表現戦略について詳しく解説しています。

音の持つ力と声の表現戦略
耳ヨリな音の話-音マーケティング情報-。
デジタル広告代理店D2C Rで、音のマーケティングを担当している郡です。
この番組は、音を使ったマーケティング情報がたくさん詰まったポッドキャスト番組です。
人間の感情や行動というのは、実は音と深く関係しています。
音の持つ力や可能性について、学術的な視点から解説している著書がありまして、
サウンドパワー、こちらの著者であるミテイラー千穂さんに2回にわたってご出演いただき、お話を伺います。
本日のテーマは、音が持つ力と声の表現戦略です。
それでは番組スタートです。
本日のゲストをご紹介します。サウンドパワーの著者で、音楽芸術博士のミテイラー千穂さんです。
どうぞよろしくお願いいたします。
よろしくお願いいたします。
ミテイラーさん、簡単に自己紹介をお願いいたします。
私はニューヨークにあるジュリアド音楽院のドクター・ロバート・アブラムソン音表現研究室にて、
エグゼクティブディレクターとして、音が人にもたらす影響について研究をしています。
科学、社会、芸術と3つのアングルから、サウンドへの研究視点を横断的トライアングルとして、実験や調査研究をしているところです。
また、これらの基礎研究をもとに、音のコンサルティングも行っています。
ありがとうございます。
今、皆さんをお聞きいただいたように、早々たる経歴の方にご出演いただいたという感じです。
ミテイラーさんとの出会いは、初見では実は初めてなんですけれども、
そうですね。
ありがとうございます。
こちらこそ。
私が音マーケティングの調査をしているときに、ミテイラーさんの書籍を知って、
実はインスタからダイレクトメールでご連絡していただけませんか、みたいなお話をさせていただいて、
心よく受けいただいたという経緯でございます。
今回、次回と2回にわたり、お話をお伺いします。
どうぞよろしくお願いいたします。
よろしくお願いいたします。
音から得られる情報
まず最初のトピックなんですけれども、人間が音から得られる情報についてなんですが、
音というのは当然ですが、目に見えないというところだったり、形もないものなんですけれども、
実は私たちにいろんな情報を伝えてくれます。
ミテイラーさん、音から私たちが得られる情報というのは、一体どういうものがあるのでしょうか。
まず、私たちの持っている聴覚、視覚、触覚、味覚、そして嗅覚とかがあるじゃないですか。
その五感の中で、聴覚が一番早く脳に伝達するということなんですよね。
耳って目のまぶたとかと違って、24時間365日、全方向からすごく稼働してるんですよね。
その上で甲理さんの質問にお答えすると、音から得る情報の代表的なものを5つ、
今日はご紹介していきたいと思います。
ありがとうございます。お願いいたします。
まずは音を発するものの距離や方向、そして動きを感じることができるということです。
目には見えてないけれども、例えば救急車のサイレンとかが遠くから近づいてきたりとか、
近くで止まったとかいうので気づきますよね。
分かりますね。確かに距離感というか、だんだん近づいていく感じが分かりますね。
2つ目は、音の変化によってそのものの状態の変化を知ることができるということです。
お料理とかするときに、パスタとか湯沸くときってあるじゃないですか。
お鍋に水道から水を入れて火にかけていくと、だんだん熱が沸騰していくにわたってグツグツとかブクブクとか、
お鍋の中から音ってしてくると思うんですけど、その音を情報として私たちが察知して、
そろそろいい感じにお湯が沸いてきてパスタを入れるときかなっていうのが分かるかと思うんですよね。
確かに。
あと3番目ですけども、危険を察知することができるということです。
車のエンジン音とかクラクションとかっていうのは、音によってどの方向からどのくらいの速さで来てるのかなっていうのを察知して、
私たちは日々危険を回避することができたりしますよね。
あと危険っていうほどの大きなレベルではないかもしれませんけども、夏とか寝てるときに耳元でブーンとか、
あの嫌なカノー音ってありますよね。それで目が覚めるとか、そういうこともあります。
危険を知らせてくれる。
ですね。
あと4番目は感情を抱いたり、どんな感情かを推測することができるということです。
はい。
穏やかな海の波の音とか鳥のさえずりを聞いたりすると、心地よい感情でリラックスできたりしますよね。
はい。
あと人とのコミュニケーションで、相手の声のトーンですね、サウンドから、その人が本当はなんか心配事があるのかなとか、
あとなんかすっごいこの人今日楽しそうなんだけどっていうのって、その声のサウンドから相手の感情って結構わかったりしますよね。
はい。
最後の5番目になりますけど、サウンドの音色や音階は、
音色や音階。
そうですね、音楽になりますけど、音楽の音程やリズムでバイブスを感じることっていうのができるかと思います。
はい。
これ人の声とかで言うと、相手の個性、その人のキャラクターとか、どんな人なのかなっていうのがイメージできたりするかと思います。
なるほど。
結構専門用語が出てきたので、少し聞きたいんですけども、音色とか音階っていうのはどういう感じなんでしょうか。
音階っていうのはドレミファソラシドがあると思うんですけども、そのことですよね。
音色っていうのは楽器ごと、楽器で言うとわかりやすいと思うんですけど、ピアノの音だったりフルートの音、あとはズンと響くようなベースの音とかそういったことですね。
なるほど。ありがとうございました。
5つ出てきたと思いますけれども、改めておさらいをさせていただきますと、1つ目が音を発するものの距離や方向、動きを感じることができる。
2つ目が音の変化によって状態の変化を知ることができる。
そして3つ目が危険を察知することができる。
4つ目が感情を抱いたり、どんな感情かを推測することができる。
そして5つ目、リズムやバイブス、話し相手のキャラクターなどをイメージすることができるということでした。
音と人間の心理のつながり
結構深い、音っていうのは結構深いなっていうところが印象としてありました。
続いてのトピックスになりますが、音と人間の心理のつながりについて教えていただこうかと思いますけれども、
音っていうのは結構人の心や体に深い関係があるんじゃないかなと思いますけれども、
音がそういう人の心、体に与える影響についてっていうのは、三谷さんお聞かせいただけますか?
三谷さんお聞かせいただけますか?
はい、では身近にあるBGM、バックグラウンドミュージックですね。
あとは空間に存在するサウンドスケープの持つサウンドパワーを話していきたいと思います。
はい、お願いします。
まずサウンドのテンポ、速さですね。
サウンドテンポって私たちの心理や行動に結構影響があるんですよね。
なるほど。
例えば食事の時に速いテンポのBGMがかかっていると、食べる時の噛む回数がすごい速くなったりとか、
あとアルコール飲料の消費量が増加する作用があったりします。
なるほど。
実験では4名を1テーブルにして、10テーブル、合計40名で、
速いテンポと遅いテンポのBGMの環境下で飲む消費量を比較してみたんですけれども、
速いテンポの時の方が1テーブルあたりに大体3倍多く飲んだという実験結果となりました。
あと速いテンポだと歩くテンポも速くなって、周りを色々見る視野が狭くなる傾向があります。
一方で遅いテンポの時には視野が広がって、そこで見える色や形、文字など細部にわたる情報が取り込みやすくなったり、
そういったことでお店とかにいる場合は滞在時間が長くなったりするんですよね。
実験では速いテンポよりも遅いテンポの時の方が平均13分56秒滞在時間が増えた調査結果もあります。
これらはサウンドエントライメントエフェクトと言いまして、音によって私たちの心理に同調作用というものが働いて、
そしてそれが行動になっていくといったサウンドパワーなんですよね。
あとサウンドテンポの他にも誰もが知るような人気のヒットチャートという曲があるじゃないですか。
そういった曲がお店でかかった場合っていうのは購入数が逆に増えなかったりするんですよね。
逆に増えない。
これっていうのは注意資源の分散っていう言い方をするんですけど、
ヒットチャートのBGMがかかっていくとそっちの方に注意資源が分散されてしまってですね。
そっちに興味というか。
そうなんですよね。他の商品とか文字とか入ってくる外部からの情報が減少されてしまうことによって、
予定外の商品を購入しようかなっていう気分だったりとか感情や行動が少なくなってしまうっていうことがあります。
なるほど。私から素人目線で感じるとヒットチャートがかかっている方が良くなりそうって思いますけど、実際は違うんですよね。
結構そっちの方に気分が持っていかれたりとかしますよね。
なるほど。これはちょっといいことを聞きました。
そして次ですけどもBGMの拍子にも影響があったりします。
音楽の影響力
例えば2拍子とか4拍子とかいった曲の場合は前に進んでいく前進行動とか移動行動っていう作用があります。
これって1、2、1、2っていうような私たちは2足歩行で歩いていくので、それに対する先ほどのエントレインメントエフェクトでもあったりするんですが、
一方で3拍子の形態の場合は鎮静効果というものがあります。
今私たちこれ通常呼吸しているかと思うんですけども、その場合って吸って吐いて吸って吐いてっていうのは3拍子形態で吸って吐いて吸って吐いてみたいなすごい忙しい2拍子形態ではないんですよね。
というわけで3拍子は落ち着いて呼吸をしている時を表しているのでこれも同調行動の一つでもあるんですけども、
3拍子系では鎮静している状態という働きが出ていきます。
じゃあ割とBGMっていうのはゆっくりとお客さんにくつろいでいただきたい時とかは3拍子の方がいいみたいな。
そうですね。3拍子系とかあとは先ほどお話したようなゆっくりのテンポの速さそういったものを加味するといいと思います。
ありがとうございます。
続いては音楽のジャンルですけども、これも面白い実験なんですが、クラシック音楽のBGMがかかっている時の方が高い価格帯の商品を購入する購買行動が高まったり、
あとスーパーとかいろんな商店、小売店とかでもそうですけども、万引き率の減少にも役立つといった調査結果もあります。
あとフラワーショップですよね。お花屋さんとかではソフトでロマンティックなBGMがかかっている時の方がピンクとかの淡い色系のお花を選ぶ傾向が高まったり、
あとは鳥のさえずりやそよ風など自然系ですね、ナチュラル系のサウンドがかかっているとグリーン系のお花だったりとか刃物系の購入率が高まったり、そんな調査結果もありますね。
なかなかマーケティングにも使えそうな感じですね。
そうですね、まさにそうですね。
次に音と人間のつながりで今とっても世界で注目されているのはクロスモーダル視覚ですね。
クロスモーダル視覚。
クロスモーダル視覚というのは私たちの持っている五感が本来ならば聴覚は聴覚、視覚は視覚というふうに独立されている視覚なんですけれども、聴覚と味覚といったように他の視覚が交わってクロスをしてお互いに影響を及ぼし合う現象のことを言います。
どんな影響なんでしょうか。
例えばですけれども、低い周波数帯のサウンドを聞きながらチョコレートを食べてみるとですね、高い周波数帯のサウンドを聞きながらの時よりもビタ、苦味を感じたりですね。
面白い。
あとは食感なんですけど、高い周波数帯で大きな音、大きなサウンドを聞きながらポテトチップスとかレタスとかナッツとかですね、そういった食感のいいものを食べるとより一層パリッとした食感を楽しめたりするわけです。
めちゃくちゃ面白いなそれ。
そうですね。音の調味料みたいな。
音の調味料素敵ですね。
あと大きい音量でホワイトノイズを聞くとですね、甘味や塩味が減少して旨味の方を多く感じることも実験でわかってきています。
食品メーカーのマーケティングにすごく使えそうな感じですね。
そうですね。
このクロスモーダル知覚は塩分や糖分を控えたい方だったり、ダイエットしたい方など健康面でも期待される効果ですし、
先ほど香里さんおっしゃったように、新商品開発だったり、マーケティングなどでも幅広い分野から製品の魅力の向上だったり、製品機能の強化、そしてユーザーエクスペリエンスの向上といったさまざまな利点をもたらす可能性があって、世界中で研究が進められているところです。
本当に音は深いっていうのが伝わってまいりますね。
これからのメタバース市場においても、クロスモーダル知覚の活用は多くの可能性を秘めていて、とっても楽しみなところですね。
今はメタバースがすごく注目されていますので、そこと音の関係性というのは私も非常に楽しみです。
ここまでは割とポジティブ系なお話をしてきましたけれども、音によるネガティブな影響ももちろんあるわけですよね。
そういった音をBGM、BGMじゃなくてBGN、バックグラウンドノイズといいます。
BGNはですね、交通とか工事などの一般的にイメージする騒音のみならず、私たちの日常にある、例えばですけども、人の会話の話し声、
多数いろんな人が動いているときの靴の音、動作音、多数空調のファンのブーとかファーとかいった音とか、
あとPCのタイピングしているカチャカチャいってる音とか、あとは電子機器の音などが、いろいろな音がですね、あらゆる音で生成されて、不協和的な音を掃除してBGNといいますね。
BGNの環境下では、睡眠障害や高血圧、鬱病や短期記憶の障害だったり、女性の場合はですね、婦人科系の疾患、
そして心臓病や脳卒中の発症率の増加などの体調不良の原因ともなったりですね、生産性の低下となることが調査結果で明らかとなっています。
いや、結構根深い問題になっているというか。
そうなんですよね。
確かに結構高下下のうるさいところでずっといると、なんかめいってきたりしますよね。
そうですよね。
だから、鬱病とかにも関係があるっていうのはちょっとドキッとしましたね。
はい。で、実際問題ですね、これらによる経済的損失がイギリスでは試算をされているんですけども、それは年間で300億ユーロ。
現在の為替だと日本円で約4兆円強にも上る巨大な損失と発表されています。
それは本当に巨大ですね。
声の表現戦略
ですね。はい。で、人口やGDPをイギリスと比較してみてもですね、日本は規模が大きいわけですから、イギリスよりも相当の金額になるだろうなっていうのが考えられますね。
音の損失っていうのはあまり皆さん、リスナーの皆さんも感じたことはなかったんじゃないかなと思いますが、改めて結構大きな損失になっているっていう感じなんですね。
はい。で、BGNの問題は今お話したような体調不良や生産性の低下、経済的損失もあるんですけども、
先頃ですね、アメリカの医学会誌で都市部において排出されるBGNを含めたノイズは気候変動や地球温暖化への要因の一員であるというふうに発表されたんですよ。
はいはい。
で、地球温暖化とサウンドっていうのはあんまりサウンドと結びつきにくいんですけども、こういった問題意識をですね、これからは企業だけではなく、私たち一人一人が生活の中で持つことがとっても重要であって、その上でサウンドをいかに活用していくかが求められる時代がもう始まっているかと思います。
いやー結構ドキリとしますね。そのノイズと地球温暖化っていうところまでいってしまうっていう感じがあって、私も結構広告会社でSTGsの問題とかを企業さんとお話しする機会もありますが、この視点っていうのはまだまだ日本の企業さんは持ってないかなと思いますので、非常に重要かもしれませんね。
はい。
次のトピックになります。次は声の表現戦略、サウンドオーラルストラテジーです。
同じ話をしていても説得力がある人と、あとは信頼感が増す声とか音とか、好感度があるなみたいなものが結構リスナーの皆様もそういうところを感じているところがあるんじゃないかなと思います。
聞き手の関心を引いて説得力を増す声を出すポイントについて、三平さん教えていただけますか?
はい。声は顔の表情や外見などの視覚情報と並んで、人の印象を形成する重要な情報となりますし、話し手と聞き手の間にですね、感情的な繋がりを生み出すことができますよね。
繋がり。
そうですね。サウンドオーラルストラテジーには6つのポイントがあってですね、まず一つ目は音色ですね。
聞き手がキャッチしやすい語彙やサウンド、そして共感しやすい語彙を選ぶことが大切です。
海外旅行に行ってですね、現地の人に例えばお土産屋さんとかで日本語で東京とこんにちはみたいに話しかけられると、初めて会った人なのになんだか安心したりとか、すごく親しみを感じるような傾向があるかと思うんですけど、それも音色のマジックだったりもするんですよね。
まさにマジック。
二つ目はピッチです。低いピッチ、低い声ということですね。そういった深みのある声は聞き手に安心感を与えることができますし、信頼性が高まる傾向があります。
一方ですね、高いピッチは注意を引いたり人を覚醒させる効果があります。
赤ちゃんなんかが鳴くときってすごい高いピッチで鳴くと思うんですけども、それっていうのは母親と、あとは周りの大人たちからの注意を引くことができるからなんですよね。
あと三つ目はテンポです。基本のベーステンポはゆったりとしてですね、熱意を示したいところではテンポを速くしたり、そして強い意志を示したいところではテンポをゆっくりとするなどですね、緩急をつけることがポイントとなりますね。
四つ目は音量のレベルです。同じ音量で一本調子にならないように大きさに強弱のメリハリをつけることと、強調したり聞き手の関心を引きたいときや、特別な内容だと表現したいときなどはあえて囁いたりとかですね、そんな囁いたりするような音量で話すとこれがポイントになりますね。
テクニックになりますね。
そうですね。まさにストラテジーですね。
そうですね。
五つ目は静寂です。思いが強くてエキサイティングしているとしっかり息継ぎ、ブレスをしなくなってくるんですよね。その結果静寂の場合が少なくなってしまいます。
こうなるとですね、聞き手への伝達レベルが低下してしまいますし、話し手の経験不足だったりとか、自信のなさとかネガティブな印象を与えてしまうため、息継ぎはしっかりとしてですね、十分な間合いをとることが大切ですね。
間合いですね。はい。
あとは特に注意を向けてほしい内容を話すときは、その前に5秒間の間合いをとるととても効果的です。
ちょっといいことを聞きましたね。
日常の5秒とは違ってですね、スピーキングにおける5秒間って話し手にもそうですけど聞き手にとっても結構長く感じられるかと思うんですけども、その静寂の後の言葉の発信っていうのはとても印象深く、興味や関心が高まるものともなります。
まさにストラテジーな感じがいたしますけど、戦略的に。
声の表現戦略
最後になりますけども、6つ目はプロソディーですね。
プロソディー。
聞き手の注目を集めたりとか、伝えたい情報や思いを正しく発信し、相手に理解を促す効果として話す際にはですね、抑揚をつけていくこと、これが大切ですね。
抑揚ですね。
このように声のサウンドパワーを十分に発揮するためには、今お話しした6つのポイントを組み合わせてデザインすることがとても重要になります。
就職活動の学生さんたちの面接の機会だったりとか、あとは仕事でのプレゼンテーションやミーティングなんかでもそうだと思いますけども、
あとは様々な活動やコミュニケーションの場において、SiriだったりOK Googleなどのデバイスの声にはない、人それぞれの個性を持ってこの6つのポイントを活用していただければと思います。
はい、これは聞いているリスナーの皆様もすぐに実践できるんじゃないかなと思います。
あと声をデザインするっていうのは結構ギクッとするというか、こういう発想でプレゼンテーションとかを臨めばいいんじゃないかなと思いました。
ありがとうございます。
さて、ここでミテーラーさんの書籍のご紹介をさせてください。
ディスカバー21から出版されているサウンドパワー、私たちはいつの間にか音に誘導されている、です。
ミテーラーさん、簡単にご紹介をお願いいたします。
はい、ありがとうございます。
音が持つ力をうまく活用して、企業や個人のブランディングからお店の販売戦略や教育や子育て、そして集中力アップなどなどですね、サウンドパワーの秘密を書いています。
皆さまぜひ手に取っていただいてですね、サウンドパワーを楽しんでいただけたら幸いです。
ありがとうございます。この番組をお聞きの方は音マーケティングに関心のある方が多いと思いますので、ぜひ参考にされてください。
Amazonでも購入できますので、見てみてください。
よろしくお願いいたします。
本日は音が持つ力と声の表現戦略についてお話を伺いました。
本当に音の世界の深さをMITERAさんから本当に教えていただいたなというところで、私自身も大変勉強になりました。
感想や質問の募集
さて、この番組では皆さまから感想や質問を大募集しております。
Twitterのハッシュタグでカタカナ耳寄りをつけてツイートしてください。
また、ノートでも音マーケティング情報を発信しております。
音マーケティングでぜひ検索してみてください。
そして音のマーケティングのご相談はD2CRサイトお問い合わせページよりお気軽にアクションしていただければなと思います。
それではまたお会いしましょう。お相手はD2CRのコーリーでした。
27:02

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