1. 耳ヨリな音の話-音マーケティング情報-
  2. #001 音声コンテンツ市場の現..

<ゲスト>
株式会社オトナル代表 八木太亮さん

<トークテーマ>
●海外と日本の音声コンテンツ市場の現状(-)
・日本市場はラジオが強い
・日本と海外のポッドキャスト利用率
・radikoによる特殊な市場
・ラジオ局のポッドキャスト参入
・音声配信プラットフォームとポッドキャスト
・音声コンテンツとオタク文化
・日本の音声コンテンツの傾向と予想
・Z世代と音声SNS
●音を使ったマーケティングとは(-)
・ブランデッドポッドキャスト
・企業がポッドキャストをする目的
・広さよりも深さ
・声でのエンゲージメント
・作り込まない身近なコンテンツ
・音声コンテンツはバレる
●日本における音声コンテンツと音のマーケティングの未来(-)
・気付かれ始めた音声コンテンツの価値
・可処分時間とながら聴き
・音声コンテンツは生活時間に入り込む
・音声による没入感
・コスパの高い音声コンテンツ
・ブランディング性能が高い音声コンテンツ
・八木さんが考える音マーケティングの未来
●八木さんが選ぶ音声コンテンツの神回(-)
オトマーケ「#62 ポッドキャストランキングで長期過去データを提供開始。リスナー増加のヒントにどうぞ」

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#ミミヨリ

<音マーケティング (note)>
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00:04
耳ヨリな音の話-音マーケティンク情報-。
デジタル広告代理店D2C Rで、音のマーケティングを担当している郡です。
この番組は、音を使ったマーケティング情報がたくさん詰まったポッドキャスト番組です。
本日のテーマは、音声コンテンツ市場の現状とその未来についてです。
音声コンテンツ市場が急成長しているというのは、皆様もお感じになっているのかもしれません。
番組第1回目の今回は、今盛り上がりを見せている音声コンテンツの魅力や市場拡大の背景、
そして音声コンテンツを使った最新マーケティングの手法などをスペシャルゲストをお招きしてお送りします。
それでは番組スタートです。
本日のゲストをご紹介します。株式会社オトナル代表の八木大輔さんです。
八木さんこんにちは。
こんにちは。よろしくお願いします。
よろしくお願いいたします。
このことをご存知ない方はほとんどいらっしゃらないと思いますけれども、改めて簡単に八木さん自己紹介いただけますか。
いきなり結構上げていただいてありがとうございます。
株式会社オトナルという会社の代表を務めております八木大輔と申します。
株式会社オトナルはインターネットの音声広告ですね、デジタル音声広告という言葉を使われたりしますが、
インターネットの音声広告の事業をやっている会社です。
広告代理店みたいな機能もありますし、パブリッシャーさんと一緒に広告枠を作るみたいな動きもしている会社です。
ありがとうございます。弊社のD2CRともお取引をさせていただいているという感じなんですね。
いつもお世話になっております。
個人的には八木さんとは昨年の8月の弊社の音マーケティングのウェビナーでご一緒させていただいて、ご登壇いただいたというところがありますけれど、覚えてますか。
もちろんです。
ありがとうございます。
すごい、ソニックブランディングの話とかを結構郡さんがされてて、私も勉強になった部分があったので、よく覚えてます。
ありがとうございます。ミスター音声広告の方に言っていただくと恐縮なんですけれども、では今回たっぷりとお話をいただくということで、
早速、本日のテーマですが、音声コンテンツ市場の現状とその未来についてお話をお伺いしたいと思います。
最初のトピックは、海外と日本の音声コンテンツ市場の現状についてなんですけれども、結構広いテーマなんですけれども、早速ですが、
ヤギさん、最近日本でもやっと音声コンテンツ、盛り上がってきてるなっていうのがありますけれども、ヤギさん的にどうお感じですか。
03:01
そうですね。日本市場ってすごいラジオが強い市場で、皆さんラジオ聞くときにラジコ使うと思うんですけど、
ポッドキャスト聞いてる人とラジオ聞いてる人だと、まだ多分ラジオ聞いてる人の方が多いと思ってまして、
日本市場はデジタル音声コンテンツに関しては、結構ガラパゴスというか、言い方はあれですけど、ちょっと遅れているというか、そういう傾向があります。デジタルに関してはですね。
なるほど。海外の方が先行してるっていうイメージなんでしょうかね。
そうですね。分かりやすいのはポッドキャストの利用率の事例で、日本のポッドキャスト利用率って、今多分10%から15%ぐらいっていうふうに、
私たち音なると朝日新聞の調査とか、あとカナダのフードサイトっていう会社が調べてる調査で出てるんですね。もう一回言いますね。
10%から15%ぐらいなんですけど、世界平均ってどれぐらいだと思いますか?ポッドキャストの月間利用者の平均。
40%ぐらいですか。
40%。勉強してきました。すごいですね。世界平均40%って言われてて、10人いたら4人ポッドキャスト聞いてるんですけど、日本市場は10人いたら1人聞いてればいいぐらい。
これは一体どういう状況なのかっていうと、カナダの会社の調査だと43カ国の利用率を並べた時に、日本は一番最後なんですね。
アメリカとかだと40%ぐらいで、意外にインドネシアとか、アジアが、これは多分インフラが発展してないとかが関係してると思うんですけど、成長してるんですが、世界の平均40%に比べても日本の平均は低いと。
なるほど。
これはデジタルの現状かなっていうところです。
これでも必ずしも悪いわけではなくて、日本市場ってラジオの広告売り上げだと、世界で3位なんですよ。
1位アメリカ、2位中国、3位が日本。
っていうことで言うと、市場がないわけではなくて、結構まだマス広告のラジオが強いっていう市場性かなというふうに考えております。
はいはいはい。
今の日本のワースト1位の劣勢っていうのは、今後回復するっていう見込みというかはどう見せますか?
今の話でポッドキャストがビリですっていう話だったんですけど、日本市場って特殊なポイントがもう1個あって、ラジコっていう最強アプリがあるんですよ。
確かに。
99局のラジオ局が全部結集している状態のラジオがあるっていうのは、かなり市場として特殊で、海外の人たちとかと話しても、日本市場ってラジコがあるからすごい特殊だよねって言われるんですよね。
海外市場ってどうなってるかっていうと、ラジオ局が個別にポッドキャストに結構参入しているっていう状況があって、それでデジタル化を進めているっていう話なんですけど、
06:00
日本市場ってラジコが早期にできてしまったので、中央集権的に最強アプリができたことによって、ラジオ局があんまりポッドキャストをやってこなかったっていう背景があると思います。
ラジオ局っていうのは結局音声のトップパブリッシャーなので、ここの参入がちょっと遅れてるっていうのが背景としてあるかなというふうに考えています。
なるほど。でも最近ラジオ局さんもポッドキャスト参入みたいなのはされてますけども。
そうですね。最近、本当に今過渡期だと思います。この2022年、2023年っていうのは結構激動のタイミングなんじゃないかなというふうに思いますね。
グロースするかどうするかみたいな感じですか?
というよりもコンテンツをこれまで結構出し惜しみしてきてたっていうか、あんまりポッドキャストに大量投入してこなかった曲とかもコンテンツを発信し始めてるっていうのがあります。
なるほど。日本のこの特殊なフードというところでラジコがあるっていうふうにおっしゃってましたけども、その他にもありますよね。日本でいうと音声コンテンツでいうと、
例えばボイシーさんとか、日本独自の音声コンテンツに対してヤギさんの思うところみたいなのはお聞かせいただけますか?
そうですね。これはどこまで話していいかわからないんですけど。結構よく私、音声広告事業って2018年ぐらいからやってまして、参入した当時はなんでそんなことやるんですかみたいな感じだったんですよ。
動画があるのになんで音声コンテンツやるんですかみたいな。でも私が見てたのは世界史上で世界が動いてるんですね。グローバル全体でオーディオが上がってるっていう世界があって、その背景の一つがポッドキャストだったっていうところなので、独立系のプラットフォームは私は結構ポッドキャストに混ざっていくんじゃないかというふうに思ってまして。
ボイシーとかも実はポッドキャストコンテンツを一部受け入れてたりとか、あと最近だとスタンドFMっていう音声配信プラットフォームがポッドキャストに配信できるようになった。これCMS機能つけたってことなんですけど。なのでこれ実は2年ぐらい前から思ってるんですけど、全部最後はポッドキャストと混ざるんじゃないかっていうのが一つ思ってることです。
なるほど。じゃあ今後コンテンツの中身のジャンルとかどういうのが流行っていくかとかいうのはヤギさんどう思いですか?
そうですね。日本市場は結構オタク文化とかが強い市場性じゃないですか。で、やっぱり画像コンテンツが強いんですよね。私1億人全員オタク化してると思ってて、ワンピース見ない人は非国民って言われるみたいな世界観の中で、結局アニメ初とか漫画初みたいなコンテンツが受けるように日本市場ではなっていくんじゃないかなとか、あと声優がこんなに評価されてる国って多分ないので。
そこが結構日本の独自性なんじゃないかなというふうに思います。
それは感じますよね。例えば今後声優さんがメインとなる、ポッドキャスターが声優かサジュとかっていうのってありますかね、そういう場合は。
09:09
ここに入れると思いますね。
なるほど。
あともう一点、実は日本市場、私たちの調査したところだと、一番聞かれてるコンテンツってニュースなんですよ。2位がコメディなんですよ。
で、他の国見るとイギリスとかアメリカとかは逆で、ちなみにこの2トップがどの国もだいたい1位で、ニュースとコメディ。
日本はニュースが1位、他の国はコメディが1位。これは多分マジョリティのレベルをまだ超えてないというか、つまり一般の方が多い、ビジネス層が多いとニュースが多分聞かれて、一般の方が増えるとコメディが聞かれるようになると。
なのでこの後多分コメディコンテンツとかもっと難しくないものが受け入れられる時代になると思って。
芸人さんもそうなんですけど、これはこれまでもありますし、ラジオ業務もだんだん増やしてますけど、あとはサブカルかなって私は思ってます。
サブカル市場というかそういうコンテンツが増えると、リスナー層も変わってきそうですね。
そうですね。若年層とか、でも大きいお友達って言われるようなおじさんたちとかが増える可能性はありますね。
例えばZ世代が増えてくるとかそういうのはどうですか。
それは音声コンテンツ全般で言うと現時点でも起きてるというふうに言われているというか結構いろんなところから聞く話で、音声SNSとかは結構若年層がすごい聞いてる、使ってるっていうふうな声があります。
何使ってるんですかって聞くと、日本の独立系のプラットフォームもあるんですけど、ツイッタースペースだっていうのを非常に聞きますね。
ツイッターが流行ってるのも僕は日本のオタク性なんじゃないかと思ってて。
それあるかもしれないですね。
さらに連動して音声が絡むと若年層も音声聞くようになるみたいなことが結構起きるんじゃないかと予想しています。
じゃあSNSとの連動っていうところもまたさらにグロースするっていうところになるかもしれませんね。
ありがとうございます。
続いてトピック2です。音を使ったマーケティングとはというところで、
音声を使ったマーケティングの手法ですとか種類っていうのはたくさんヤギさんあると思いますけれども、
ヤギさんの中でこれが一番今来てるだろうっていうのは何でしょうか。
そうですね。いろんな手法があると思うんですね。広告とかコンテンツとかイベントで流すとか商品の付加価値としてつけるとかいろいろあると思うんですけど、
日本でも最近増えてきてるなって思うのが、ポッドキャストを企業が運営するブランデッドポッドキャストっていう手法です。
端的に言うと音声のオウンドメディアですね。ある時期企業がブログサイトを運営していって、
ブログコンテンツ、記事コンテンツを出していくっていう手法がすごい流行った時期があります。
12:02
やってる企業さんたくさんいますし、あれ結構B2Bとか高額商材だとコンバージョンするんですよっていう手法があるんですけど、
それの音声版っていうのが出てきてまして、ポッドキャストというインターネットラジオの手法で企業が番組をやるという手法です。
例えばその企業のポッドキャストの目的っていうのって言うとどういうのが多いんでしょうかね。
そうですね。端的に言うと2つに分かれると思ってまして、1つは新規顧客を増やす。
もう1つはロングテールにライフタイムバリを増やすというかロイヤリティを増やしていくっていう手法かなと思います。
コンテンツマーケティング的な感じですかね。
そうですね。
なるほど。
1つ目は分かりやすいですよね。新規顧客を増やすなので、面白い番組を作ってファンを増やして新しく案件を作るとか、
このブランドを買ったことないけど買ってみようかなって思ってもらうっていうのが1つ目。
結構音声の新骨頂だなって私は思ってるのは2つ目の手法で、2つ目はロイヤリティを高めていくっていう手法なんですけど、
消費罪とか、あと結構高級商材とかに起こりうるんですけど、消費罪とかって何か例えばビールだったらこのブランドが好きっていう気持ちってあるじゃないですか。
そのビールのメーカーが音声コンテンツをやってたら、例えば歴史を知れると100年前にできましたと。
なるほど。
もっと好きになりますよね。
なるほど。
もっともっと買うようになるっていうこととか。
あとは高級商材の場合は、結構それも歴史のコンテンツやってたりするんですよ。ディオールとかメラリとか。
こういったコンテンツをやると、そのコンテンツのことに対してどんどんどんどんまた深く理解していって深く好きになっていくので、
購入単価と長期的に見た継続売上が増えるんだと思われます。
なるほど。
ブランドの立ち上げからの歴史のコンテンツを聞いてもらうことで、消費者って今この瞬間でのブランドしか知らないわけじゃないですか。
でもそれが何十年前の立ち上げから知ったときに、ものすごい深いファンになりますよねっていう手法。
フェラーリを買うときの付加価値が何倍にもなるみたいな感じですよね。
そうですね。
それを醸成させていくみたいなところがポッドキャストの魅力の一つですよね。
そうですね。ラジオとかもそうだと思います。
パーソナリティのこと大好きになっていく。
確かに。
このエンゲージメントの高さを使ってどんどん広さよりも深さを落としていくっていう感じの手法ですね。
まさにファンダムな感じですね。
そうですね。ファンダムを本当に強めていくっていう感じですね。
ありがとうございました。
じゃあヤギさん、日本の事例で何か成功事例とかトピックスみたいなのはありますか?
日本市場はポッドキャストだとこちらも結構高級商材がというか単価が高い商材が相性がいいかなと思ってまして、
ちょっと企業名は付けさせていただくんですけど、あるITソリューションの会社さん、
企業向けのB2Bの商材をやっている会社さんだと受注単価が1回数百万とかになるんですよね。
15:05
ポッドキャストを定期的にやってるんですけど、そのポッドキャスト聞きましたってところから受注していくっていうケースがあります。
ポッドキャストが昇竜の第一フェーズになってるみたいな感じですか?
そういうケースもありますが、商談で話してみると実はポッドキャスト聞いてた人で、
そういう人ってすごい商談の進みが早いというか。
確かに、もう知っていてくださいますもんね。
そうですね、そういう話が結構あるようで。
結構トントン拍子にもそのブランドに対する理解度とかが高まっているので、
受注までのスピードが、本来高額商材って足が長いじゃないですか。
そういう高額の商材でもブランデッドポッドキャストに触れていると受注までのスピードが速かったり、
受注率が高いっていうことがあるようです。
ある意味ポッドキャストが名セールスマンになってるみたいな感じかもしれないですね。
おっしゃる通りですね。今セールスマンっておっしゃいましたけど、
これ多分感覚としてあると思うんですけど、
ポッドキャストとか音声コンテンツって、合ってることの疑似体験だなって私は思ってて。
なるほど、深いですね。
私もポッドキャスト配信してるんですけど、
すごい久々に会う人にミーティングした時、
あれなんか久しぶりな感じしないですっていう話をされて、
なんでかっていうと、私の番組聞いてくれてるからだったりする。
なるほど。
はい。
声でのエンゲージメントっていうか、みたいなのが植え付けられてる感じ。
そうですね。
日本市場はポッドキャストが、多分今ものすごいリーチができない代わりに深さを今も作れるので、
現時点だと高額の商材の方が相性がいいんじゃないかというふうに私は考えています。
なるほど。
ぜひヤギさんから、今後企業ポッドキャストをやる企業様に向けて、
こういうところに気をつけた方がいいよみたいなアドバイスをいただけますか。
なるほど。
テレビCMやってるようなブランド、ものすごい固めていくようなブランドの場合は、
どうしてもちゃんと作んなきゃいけないと思うんですけど、
ちょっと私は崩したほうがいいんじゃないかなって思ってて。
なるほど。崩す。
はい。
作り込んでもいいんですけど、
例えばあえて社員の人が出てもらうとか、
例えばある商品の開発者にちゃんと出てもらうとか、
その人って喋りうまくないかもしれないんですけど、
たしかに。
たぶん使ってる消費者からしたら、すごい共感性湧くと思うんですよね。
はい。
なので、作り込んだコンテンツじゃなくて、
もうちょっと身近に消費者が感じられるようなコンテンツとかが、
意外に企業コンテンツと相性がいいんじゃないかなというふうに考えてます。
SNSとかもそうですよね。
ちょっと変なことを企業がやったほうがみんな面白がるじゃないですか。
あれってたぶん身近に感じてるってことだと思ってて。
はい。
たしかに声の魅力ってあると思うんですよね。
身近さとか気取らない感じみたいな。
そうですね。
その開発者の人ってそんなにべしゃりがうまいわけじゃないじゃないですか。
18:00
はい。
そういうとこでその人の隣とかね、
そういうのが出やすいんじゃないかなと思いますけれども。
そうですね。開発秘話とか、たぶんタレントが喋るよりも、
絶対その人が喋ったほうがいいんですよっていう。
たしかに。
その僕突とした喋りのほうがね、なんか。
気持ちがたぶん宿るというか。
たしかに。
たしかに。
逆に信頼性を増すかもしれないですね。
そうですね。結構バレちゃうんですよね。音声コンテンツって上辺のものだと。
なので、そういう手法もありかなと思います。
なるほど。
一方で、なんですかね。
ナショナルクライアント様とかだと、なかなかそうもいかないケースもあるとは思うんですけど。
その辺はバランスかなというふうに思います。
バランスで。
なるほど。
ありがとうございました。深い話をお伺いできました。
続いてトピック3です。
日本における音声コンテンツ、音のマーケティングの未来についてなんですけれども。
音声コンテンツが今、日本のコンテンツ市場全体に色々影響を与えているかなっていうふうに私は思ったりするんですけども。
ヤギさん的には、日本のコンテンツ自体にどう影響を及ぼしていると思いますか。
そうですね。日本市場って動画が強い市場で、VTuberは動画なのかっていう微妙なラインですけど。
結構オタク文化であって、動画が強いっていう市場性だとは思っているんですけど。
だんだん音声コンテンツの価値っていうものに気づかれてきてるなというふうには思ってまして。
それはワイヤレスイヤホンの普及とか、あとコロナ禍の後にラジオって聴かれる人数が増えたんですよ。
っていうところで、みんな結構気づいてないものに気づき始めてるだろうなっていうのは思っています。
なるほど。気づいてないものに気づき始めてるっていうのはどういうあたりでしょうか。
例えば、このエピソードの冒頭にアメリカのポッドキャスト普及率って40%じゃないですか。
日本は10%から15%ですっていう中で、隙間時間が多分あると思っていて。
イギリスのBBCの調査だと、94%がながら劇をしてたっていう話があるんですね。
ながら劇っていう言葉は、何かをしながら音声コンテンツを聞くっていうことなんですけど、
家事をしてたり、走ってたり、歩いてたり、電車乗ってたりっていう時間って、
多分、今の日本人がもっと使える時間だと思っていて、
音声コンテンツの魅力が伝われば、もっとそれが使われるようになっていくと思いますが、
それが実は日本史上はあんまりされてないと思っていて。
今でも。
今もですね。
なるほど。
まだまだこれからだと私は考えていますね。
まだ動画の方がこの箇所分時間を使っているっていう感じですかね。
電車の中でみんな何してるか観察してるんですよ、僕。
私は観察してるんですけど、ゲーム、漫画、ウェブ視聴です。
21:03
ただイヤホンで何をしてるか分からないです。
あれ音楽か、ポッドキャスト聞いてる人も一定数いると思いますけど、
多分10人に1人ぐらいはいるんでしょうけど。
なるほど。
もっと多分増えると思いますね。
動画との影響みたいなところがちょっと話に出ましたけども、
今後は動画やテレビコンテンツと、あとはテキストのコンテンツというのもあると思いますが、
それに比べて音声コンテンツというのはどういう存在になっていくと思いますか?
そうですね。先ほどお話したことともリンクするんですけど、
私は生活時間の隙間に入り込むコンテンツだと思っていて、
ちょっと日本史上だと一応、家事の時間とかもっと多分コンテンツ接触できると思ってるんですよ。
ただ日本で家事の時間にメディアに接触してるってイメージないじゃないですか。
そうですね。
テレビ見ながら家事してる人いるかもしれないですけど、
私はもっと多分あの時間ってオーディオと相性がいいと思って。
確かに。動画やテレビよりも音声の方が入っていく感じはしますよね。
そうですね。
人の脳の中にとか。
私最近選択するのが楽しみなんですよ。
はい。
何だかっていうと、ポッドキャスト聞けるからです。
こういう逆の謎の楽しみ方っていうか、オーディオ聞いてるとその行動自体が楽しみになるみたいな。
なるほど。
ヤギさんって音声コンテンツを集中劇することってあるんですか?
集中劇することはないです。
ない?
100%ないです。
さすが。
はい。
やっぱ長ら劇がほとんどっていう。
そうですね。
なんかやっぱ生活と並走して楽しめるっていうのがやっぱ楽しいところかなっていう話。
これはなんか聞き方の話なんですけど、もう1個あって、結構没入感みたいなのがキーワードだったりするんですよ。
はい。
イマーシブっていう言葉を使われたりしますけど、
その場にいるような体験っていうか、
例えばアニメキャラクターがね、君今隣にいるよねって言ったら、目を閉じたらそのアニメキャラクターが隣にいるかもしれなくてみたいなことを起こせるのって動画じゃ不可能で、オーディオだったらできるんですけど、
なんかこういう没入感をテーマにしたコンテンツが結構進行調として出てきそうだなっていう風に考えています。
楽しみですね、その没入型コンテンツっていうのは。
そうすることで音声コンテンツの幅をもっと広げてくれるような気がしますね。
そうですね。
ありがとうございます。
あとはマーケティング的な観点で言うと、音を使ったマーケティングの良さみたいなのって、
例えば金額面とか制作面とか、そういう企業側視点で言うとどういうのがありますかね。
そうですね。制作コストの話はやっぱり出てきますね。
はい。
動画を一本作るのってすごい大変だと思うんですけど、音声コンテンツの場合はかなり少ないコストで量産できますという感じです。
コンテンツに残す場合も音声広告とかで、例えば出し分けするABテストみたいなことをする場合も、
複数のパターンを作って試せますねっていうのが一つのメリットかなという風に思います。
24:03
あとはブランディング性能とかでも、実はオーディオの方が伝え方によっては動画より高くなる時があるっていうのを
スポーティファイが調査してて。
なるほど。じゃあマーケティング的にも音声コンテンツが日本のコンテンツ市場に与える影響は結構あるということですね。
そうですね。なので3点ありますね。
一つはコスパが非常に良いっていうことと、
二つ目はブランディング性能も実は高いっていうことと、
生活の隙間に入り込めるっていうことです。
これはイギリスのBBCが言ってる言葉だと、アドアボイラーズっていう言葉を使ってて、
アドアボイラーズ。
アドアボイラーズは広告回避者みたいな意味で、
広告に本来接触できない、広告だとこう接触できない人たちがいるんですよ。
さっきの家事をしてる人でもそうですね。
実は家事をしてる人って選択してる人、選択する場所にテレビも何もなかったら接触できないんですけど、
確かに。
音声だったら接触できる。
本来広告が接触できないランニングしてる最中とかもそうですね。
そうですね。
その人たちにもリーチできるのが音声の強みって言われたりします。
じゃあ3点ということで、うまくまとめていただいてありがとうございました。
金額と性能と、ながらというか隙間時間に入れるっていう3点ですね。
ありがとうございました。
本日は株式会社オトナルのヤギさんをゲストにお招きし、
音声コンテンツ市場の現状とその未来についてお話をお伺いしました。
最後になりますがヤギさん、音マーケティングの未来、どのように予想されますか?
私は音声広告の会社なんですよ。
日本市場ってデジタル音声広告ってそんなにまだ手応えが感じづらいというか、
どこで聞けるんですかっていうことが多いと思うんですけど、
アメリカ市場だと広告の市場レポートでも必ず第5のデジタル広告みたいな感じで語られることが多くて、
マーケティング試作をやるときにオーディオ必ず入ってる状態っていうことが起きていくと思うので、
日本市場もそういうふうにインターネットのコンテンツ試作、広告試作をやるときに音声が必ず盛り込まれる未来が来ると、
これは確信してます。
心強いお言葉ですね。
ありがとうございました。
音声コンテンツっていうのは企業やブランドとリスナーの接点を作る新しいマーケティングのツールとして、
今後ますます注目されていると考えています。
リスナーの皆様にも大きな可能性をヤギさんのお話で感じていただけたのではないでしょうか。
今回からスタートしたこの番組も日本国内における音声コンテンツ市場の発展に寄与できるよう頑張ります。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
さて、この番組ではお越しいただいたゲストに好きな音声コンテンツの神回をお聞きしています。
オトナルさんでもポッドキャストとリスナーの出会いを創出するポッドキャストペディアを運営されてますよね。
27:05
はい、ポッドキャストペディアというウェブサイトを運営しています。
それではヤギさんが選ぶ神回をぜひ教えてください。
どのプラットフォームの音声コンテンツでも大丈夫ですので、おすすめの神回の何話かっていうのをお聞かせください。
手前みそなんですけど、私も音声番組をやってまして、ポッドキャストでオトマーケという、この番組と非常にテーマも似てるんですけど、
聞いております。
音声番組を配信しております。
今日は役に立つものを紹介したいと思ったので、私たちが運営しているポッドキャストランキングというウェブサイトがあって、
そのサイトのことを話している回というのがありまして、
これが多分、今後企業さんがポッドキャスト配信をする時とか、音声コンテンツを参考にする時に役に立つかなと思ったので紹介をさせていただきます。
具体的にはですね、オトマーケの第62話。
ポッドキャストランキングで長期過去データを提供開始、リスナー増加のヒントにどうぞというエピソードです。
エピソードの触りだけでもちょっとどんなお話をされているのかっていうのをお聞かせ願いますか。
話しているのは、私たちが運営しているポッドキャストランキングというウェブサイトがありまして、
ポッドキャストって外部に音声を配信する仕組みで、
Apple Podcast、Spotify、Amazon Music、Google Podcastのような外部のいろんなプラットフォームに音声コンテンツを配信できるんですけど、
そのランキングをまとめたウェブサイトを運営しています。
この機能追加の話をしている回で、これ結構長く日本のマーケターさんたちにも使ってもらえる機能だと思うんですけど、
過去2年間以上の長期のランキング変動データが見れる機能を実装したのと、
番組の紹介とかをそのポッドキャストランキングサイト内でできるので、
よりリスナーを増やすのに役立つよっていう話を結構している回ですね。
なるほど。じゃあマーケターの皆さんもぜひ一度聞かれると参考になるかなという感じですね。
そうですね。あとポッドキャストのランキングって見ていただくと、
日本市場って何が人気があるのか分かるっていうものなので、
傾向もつかめると。
そうですね。やっぱり英語コンテンツ、英語学習が多いんだなとか、
あとやっぱりラジオ局のコンテンツが多いんだなとか、
ビジネス系だとどういう情報が多いのかとか、
カテゴリーごとでも見れたりしますので、
割と有用性の高いコンテンツかなというところで、
今日は紹介をさせていただきました。
確かにそうですね。私もちょっと聞いてみたいと思います。
ありがとうございます。
ヤギさん、本日はありがとうございました。
最後に何か告知ありますか?
そうですね。先ほどポッドキャストペディアについて触れていただいたんですけど、
ポッドキャストの紙解を登録できるウェブサイトを運営しております。
ポッドキャストって結構過去のエピソードが埋もれていくっていうのは課題だったんですけど、
30:00
リスナーからするとめちゃくちゃお気に入りの回っていうのはやっぱりあるので、
それを登録できるサイトを運営してますので、よろしければ見てみてください。
はい。ありがとうございました。
実は次回もヤギさんにゲスト出演いただくことになっております。
ヤギさん、次回もどうぞよろしくお願いいたします。
はい。よろしくお願いします。
はい。第1回目の配信で私も緊張でガタガタしておりましたけども、
皆さんいかがだったでしょうか。
この番組では感想や質問をお待ちしております。
ツイッターのハッシュタグでカタカナ耳寄りをつけてツイートしてください。
またノートでも音マーケティング情報を発信しています。
音マーケティングで検索してみてください。
それではまたお会いしましょう。
お相手は株式会社D2CRのコーリーでした。
31:08

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