1. みみもとスケッチ|聴くアートのワークショップ
  2. ○ 4.2 告白されたことあります..
2022-10-05 15:10

○ 4.2 告白されたことありますか?(後編)

ド直球の恋バナ。

のぞみるきが気になる男性の恋愛事情。恥じらいつつ喋っていたら、いつのまにかモテと接客と回るお寿司の話題へ…意外と深まった恋愛にまつわる雑談、後編です。

出演者 : 藤野真司, のぞみるき, 塩田素也
収録日 : 2022年8月12日

📮あなたからのお便りお待ちしています!
https://forms.gle/g41vMYqjT6RhumfJ6

Produced by かもすハウス

00:01
でもやっぱり、このモテに関しては、僕の中ではすごくこじれたものがあって、僕は九州の、今は縁切ってる親父がいるんですけど、親父がやっぱりザ九州男児って感じなんですよね。
九州って割とホモソーシャルな価値観が多いというか、もちろん人によるんですけど、男が稼いで酒をたくさん飲んで女遊びもたくさんして、それで一人前の男みたいな、なんかそういう世界観強めなんですよね。
だからちょっとそれで最終的に僕も離れちゃったとかあるんだけども、やっぱり周りのコミュニティがそういう人が多いから、僕もそういう感じでちょっと来てて、なんか上手いことやって稼いで、そして性的にも魅力的っていう男の像みたいなものがなんとなくあるわけなんですよね。
九州男児はその性的魅力も含まれるんですね。
なんて言うんですかね、なんて言ったらいいんだろう。男性的。
なるほど。
なんかそこの思想強めだと、割とそういう相手のことをあんまり想像せずに、自分、自己開示、人間関係、関係性を構築するんじゃなくて、なんかパフォーマンスとしてモテるみたいな感じに走っちゃうんですよね。
僕はもうそれを何かやり、もちろん売り上げ立てるために必死だったって言うのもあるんですけど、なんかやった先に本当に精神病んじゃって、本当に参ってたところに今のパートナーが現れて。
病んじゃうんですね、それで。
それでバガボンドで言うあれですよ、殺し合いの螺旋から降りるってやつですよ。伝わんないか。
殺し合いの螺旋から俺は降りるぞっつって。
なるほど。
でもなんかそういう、なんかあるのかもしれないですね、さっきのお手屋さんの話もちらっと言ってたような、なんかそのやっぱちょっとこう精神的に弱ってる人間って自分もそうですけど、やっぱ寄りかかる人を求めて、それもなんか自分の都合よく寄りかかれそうな人をなんか探しちゃう時っていうのがあって、
なのでその一時的にそういう人を演じることによって関係性を作ったり、お店に来てもらう回数を増やしたりみたいな、そういうことだったのかなっていう。
なるほどです。なんかその、プレイボーイの、ザ・プレイボーイの知人が一人いるんですけど、その人は本当に楽しくなっちゃってモテちゃうみたいな人だったので、なんかそういう人もいるんだなと思ってたけど、
03:14
逆に頑張ればモテるけど、望んでる方向にはいかない、辛くなっちゃうっていうこともあるんだなっていうのが今、分かって、あ、そっかーと思いました。
でもね、ほんと素朴にモテたいみたいな気持ちはありましたけどね、普通に。いわゆる陰キャ的なポジションだったんで、学校の全校生徒の前でバンド演奏してる妄想とかめっちゃしてましたね。
してなかったんですか?なんかしてそうなイメージもあるんですけど。
実際に?
そうですね。
実際、してないしてないしてないです。
そうなんだ。
僕は学校の文化祭ではポスターを描かされてました。
なるほど、なるほど。
すでにね。
でっかいスローガンみたいなあれを描いてました。
あれですか、じゃあ、星野源みたいな、オタク界隈から言ったら源ちゃんってめっちゃキラキラしてるように見えるけど、本人はとてもなんていうか、モテない自負みたいなのがあるじゃないですか。
ああいう感じなんですかね。
まあね、源ちゃん、もう今となってはスターだからね、そんな。
そうですね、今とてもね。
源ちゃんと自分をなぞらえるなんてできないですけどね、そんな。
まあでも、僕はわりと魅力も結構高天的に頑張って身につけた口なんで。
そうなんだ。
そうです。
へえ。
そういう意味ではやっぱりコンプレックスがあるんでしょうね、そういううまく人と関わることへの。
なんかすごい、これちょっと使うかどうか、あれなんですけど、妻と初めてデートしたときに、僕、奥さん本当にすごい人で、やっぱり人を見抜く力がすごいんですけど、
かっこいいですね。
なんかね、初デートのときにいきなりなんか確信ついたこと言われて、なんかその、僕、お付き合いする前だったんで、奥さんと。
カフェがどっか入って、で、言ったら話すテンションとしては、お店にいるときと同じような感じで、なんかちょっと最近あった面白い話とか、なんかそのエピソードトーク的なこととか。
なるほど。
そうとかなんか、なんか盛り上げようと頑張ってたんですよね。
で、まあそれをふんふんって楽しそうに聞いてくれて、で、そのなんか別れ際なんかに、なんか次は、なんだろう、用意した話じゃなくて、あなたの話が聞きたいなみたいなことを言われたんですよね。
06:11
すごい。
やばい。
で、それもう、どっかーってもうなんか。
大爆死っていうか、まあなんかほんと、すごいパンチライン。
パンチラインですよね。
もうなんかほんとに、どっかーっとの衝撃受けて。
結構気になっちゃう。
なんかそう、なんかその、確かに僕はなんかその、自己開示して、あのなんだろう、素で喋るっていうことがもともと苦手だったところに、なんかその接客とかそういう好天的に身につけたスキルで、なんとかこうコミュニケーションうまく回してきたっていうのがあるから、
僕はそういうその、なんかおそらくなんかネタみたいなものをたくさん仕込んでて、で、そううまく立ち回る自分っていうのに価値を生み出してたんですけど、なんかそれはやんなくていいよって、しょっぱなで言われるっていうので結構衝撃。
そうですね。
で、まあ、なんかそういう感じで、あの半分営業っぽいデートみたいなことを何人かの方とやってたんですけど、なんか気づいたら、あの今の奥さんとしか会わないようになってて、で、そのまま結婚したって感じです。
なるほど。
超かっこいい奥さんですね。
いや、ほんとにすごいよね。
まあまあ、もちろんそのお店で立ってなんかパフォーマンスしてるのも、あなたが努力して身につけたので、それはそれですごい素敵なんだけど、みたいなことを一応フォローは言ってくれたんですけど、まあでもなんか別にそれだけがあなたの価値じゃないよ的なことを言われた気がして、すごい救われましたよね。
ちょっと笑いと感動で涙が。
いやー、藤野さんの話すごいドラマチックだね。
そうですね。
両方ともなんか。
そうですか。
確かに。
普通にこれネタにして、なんか作品家の人とか、ドラマ作るよって。
そうだね。
3段階ぐらいがボンボンゴンって。
確かに。
面白いですね。
誰か買ってくんねえかなみたいな。ネタを。
でもわかりますね。結構そのコミュニケーションの話の部分は、私も共感できるなと思って。
なんか自分もあんまりコミュニケーションがうまくなくて、友達ができないんですよね。
でも第一印象はいいらしいんですよ。
なるほど。
優しそうだねみたいな。
09:00
それで接客業をやってるんですけど、接客のそのスキルをプライベートでもかなり使っていて、
っていうかプライベートでそういうスキルを身につけたから、接客でもできているみたいな。
で、なんか1回マチコンに参加したことあるんですけど、もう完全に接客モードでいってしまって。
なるほど。
マチコンって男性がお寿司のように回転してくるんですけど、もうその一人一人におもてなしを接客モードでしたら、すごくいいねをたくさんもらいまして、
そしてでも私は何故か仕事をやりきった感、そして今日も頑張って合図を振りまいたみたいな。
なるほど。
何やってんだって言われましたけど、恋人は全く出てきませんでした。
なるほどな。
なんかその、あれですよね、さっきのその人が言われ、こういうこと言われたいだろうなみたいなところがわかるというか、見えるっていうのはね。
あるのかもしれないですね。
なんかその、それによっていわゆるいいねをたくさんもらう、もてるっていうのも、なんかその、当たり前っちゃ当たり前だよねみたいな感覚もありますよね。
そうですね。そうそうそう。
僕がなんかそのお店でやってたみたいなこと、あの状態をもててると呼ぶのかと言われると、なんかその求められてる役割を演じきってるに過ぎないので、そんなに嬉しくないみたいな。
そうですね。やっぱりね、本当はその本当の自分を見つけて欲しいってどこかで思ってますよね、そういう時は。
だからね、今の藤野さんの奥さんの言葉が響いたんだろうし。
ああ、そうっすね。
なんかだから、もてたいっていうか、まず理解されたいって感じですよね。
うんうんうん。ああ、そうっすね。そうっすね。確かに。
いや、なんか素敵なお話が聞けて、2人。とても私は満足してます。
はい。
全然アートと関係ない話だったけど。
結局素敵な話になっちゃったね。
そうですね。素敵な話になっちゃいました。
でもなんかそのアーティスト、何かを作ったりしてる人の感性とか繊細さとかが、なんとなくエピソードからわかる感じだったんじゃないかなと思うので。
でもあれですよね、なんかもっと変な恋愛してるアーティストの人とかいっぱいいますよね、知り合いとかでも。
ちょっとそれはよくわからんっていうような、なんだろう、こだわり。
いわゆるこだわり強系のアーティストだと。
12:02
なんか僕が聞いた話でなんか面白いなと思ったのは、これもう全然知らない方なんですけど、僕の母親の大学の先生がなんか新婚旅行で、本当電撃婚というか、出会ってすぐ結婚して新婚旅行パリに行って、
帰ってきた成田の空港で離婚したっていう人がいるんですけど、成田離婚した人が、その人もすごい変わってるから、彼女のどこが良かったんですかって聞かれるじゃないですか、離婚。
その時に、優しいところがとか普通だったら、笑顔が素敵で、みたいなことを言ったりするじゃないですか、その人は彼女が歩いてる時の肘の角度がすごく良かったんだよね、みたいな。
角度、肘の角度。
もうその場にいる全員、意味が分かんないってなったんだけど、とにかく彼はそこで一目惚れしたらしいんですよ。
一目惚れ。
それで結婚して、大喧嘩っていうか、それも当然聞かれますよね、人から。何があったんですかってパリでつって。
言ったら、いやーわかんないんだよねーみたいな、なんか僕がラトゥールか何かの絵画の前で、僕がずっと絵を見てた時に隣で彼女が何か言ってたような気がするんだけど、なんかそれかなーみたいな。
結局わからんっていう。最初から最後までわかんなかったみたいな。
そういう恋愛をされるアーティストの方もいるわけですからね。
そこから比べるともう全然我々なんか地に足ついた。
確かに、そんな気がしましたよ。
共感される。
渡される。
渡される。
それは独自の世界観というか。
いやーちょっと、そのエピソード癖強すぎだろみたいなね。
面白いなー。
ひじの角度で結婚して、絵画の前で喧嘩して成り立り込む。
いいですね。面白い人もいっぱいいますね、周りに。
ほんと。だからまあほんと人のね、他人の話っていうのはほんとにこう酒のつまみになりますし、やっぱりいっぱい聞きたいっていうのはあるんですけどね。
ちょっとじゃあこれからも定期的にこの話しましょうか。
じゃあ貴重なお話を聞かせていただいてありがとうございました。
15:03
ありがとうございました。
ありがとうございました。
15:10

コメント

スクロール