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夕焼けひとりきり、始まりました。昭和二桁生まれのパーソナリティー、ミッキーロンリーがご案内します。
昭和レトロ、今は懐かしい思い出、明日の心配もせず駆け抜けた昭和の時代、温かく優しい、そんな昭和の情景、心の思うままにお話しできればと思っております。
どうぞお付き合いください。
今日は、昭和レトロのお話、ビデオデッキ、ビデオテープ、そんな昭和を象徴する電化製品。
当時のテレビは、大きいものでも32インチ、重量も重く、テレビ台が支えていました。
そんなテレビ台の中には、どこの家庭でもお馴染みなビデオデッキ。
お気に入りのテレビ番組を録画したり、メンタルビデオ展で書いたテープを鑑賞したり、その役割は重要で、娯楽、趣味、欠かせないもの、そんな時代でした。
そんなビデオテープにまつわる、あるお話、テレビアニメの物語です。取り上げてみたいと思います。
どうぞお付き合いください。
主人公は2歳の女の子。病室でお父さんと一緒に、その母親が亡くなってしまいます。
天国へ。
お母さんは、お父さんに、彼女が成長の伏し目伏し目の時に、ビデオを見せて欲しいと。
そんなビデオレターを、お父さんに託し、天国へ旅立ちします。
最初のビデオレターが、彼女の3歳の誕生日の時に、お父さんと一緒に見ることになります。
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お母さんがビデオの中から、元気にしてた?会いたかった?
会いたかった。
実は、突然、お母さんは、ビデオの中にお引越ししました。
でも、寂しくなんかない。ここにいるから。
お父さんのことをよく聞いて、お父さんを困らせたりしちゃダメね。
そんなことできるようになる魔法をかけるね。
そしたら、またお母さんに会うことができるから。
じゃあ、いくね。
1、2の3。
1本目のビデオレターは、そんな内容です。
彼女は、お母さんに会えてとてもうれしくて、また会える日を楽しみにして約束を守ります。
保育園でもすくすく成長して。
実は、お友達からビデオの中には、引越しはできないよって言われたり、
お母さんは病気で亡くなったんだ、そんな受け入れがたい話も噂で聞くこともあったんだけれども、
彼女は信じませんでした。
彼女が小学校へ入学する頃、入学式の前日、2本目のビデオレターをお父さんは見せます。
元気にしてた?会えてうれしい。
小学校の入学式だけど、行けなくてごめんね。
でも、お父さんにその分倍可愛がってもらえるし、仲良くしなくてダメだよ。
家のお手伝いもちゃんとすること、食事のお手伝いも洗濯も、そんな色んなことをできるようになってね。
そんな約束を果たせるように、今日はお母さん2つ目の魔法をかけるね。いくね。
1、2の3。はい。
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そして2本目のビデオレターが終わり、彼女はお母さんとの約束を果たします。
学校でもちゃんと勉強して、遊んで、友達も作り、お母さんとの約束、お家のお手伝いも食事も洗濯もこなせるようになって、お父さんに褒められます。
そんな矢先にある出来事がございました。
お父さんの銀の母からお見合いの話が舞い込みました。
まだ先の長い人生、娘さんにとっても、お父さんにとっても、その幸せのために必要なこと、とっても相手となるような方の心優しく良い人だと。
そんな話で、お父さんは彼女との結婚を決めます。
どうしても娘さんには伝えなくてはいけない。
そのことを聞いた彼女は悲しみます。
私のお母さんはお母さんだけ部屋にこもって泣いてしまいます。
でも、お父さんのことが好きだし、自分がわがまま言っていることもわかっている。
そんな迷いながらの日々です。
そして、新しいお母さんとお父さんが結婚する前日のこと。
最後のビデオレターをリール運びとなります。
そのビデオレターのシールには、新しいお母さんが来る日、そんなことが書かれてあります。
最後のビデオレターには、本当頑張ったね、お父さんのお手伝いもして。
でも、今日は本当のことを伝えなければいけない。
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実は天国にいるの、新しいお母さんが来る、そんなことも聞いてやってきました。
お父さんもあなたも、先が長い幸せになる権利がある。
そのためには必要なこと。本当は一緒に買い物したり、遊びに行きたかった。
お母さんはビデオの中で見せていただきます。
でも、最後の約束を守る、そんな魔法をかけることがあります。
お母さんを忘れることができる魔法。
いくね。1・2・3
最後のビデオレターを終えて、お母さんはさよならをしました。
彼女は、約束をお父さんと新しいお母さんとの幸せに過ごすことに決意します。
ただ、一つだけ守れなかったことがあります。
誰にも言えない秘密。
実は、お母さんの記憶は、彼女だけの胸の中に、大事なタカバラは僕にしまうことにしました。
そんなお話です。
今日はショバレトのお話。
ビデオレター、そんな役割もあったビデオテーマのお話も取り上げてみました。
皆さんも、その記憶、ございませんでしたでしょうか。
夕焼けひとりきり、短くなりましたが、このあたりでお話を終わりたいと思います。
お付き合いしていただき、ありがとうございました。
次回の番組、お楽しみに。