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夕焼けひとりきり、始まりました。
昭和二桁馬のパーソナリティー、ミッキーロンリーがご案内します。
昭和レトロ、今は懐かしい思い出、明日の心配もせず駆け抜けた昭和の時代。
暖かく優しい、そんな昭和の情景、心の思うままにお話しできればと思っております。
どうぞお付き合いください。
今日は、昭和レトロのお話。
今日のテーマは、バレンタインデー。
当時、昭和の時代、まだそんな行事が根付きだした頃のお話です。
女の子が男の子に送る、ポンチョコ、ギリチョコ、そんな現代ではお話ありますけれども、
まだそのあたりが曖昧だった、そんな時代がありました。
そんなバレンタインのチョコレートのお話をしてまいりたいと思います。
私、ミッキーが取り上げたいと思います。
どうぞお付き合いください。
時は昭和50年代、ある大きな富士山の滑り台のある公園。
こちらで女の子たちのグループ、3人ほどでしょうか。
トキヨちゃんがいます。覚えてますか?
周りには男の子、秋和くんもいます。
キャッチボールをしたり、遊んだりしています。
今日はバレンタインデー。女の子が男の子にプレゼントする、そんな行事がございます。
北海道さんがバイクで公園にやってきました。
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どうやらトキヨちゃんと約束をしていたようです。
呼び出されたようですね。
北海道さん、こっちこっち。北海道さん、また漢字テストやっていい?
お花好きなの?
バラとか、あじさい。漢字で書いて。
いや、トキヨちゃん、今日は勘弁してよ。もう無理。
北海道さん、冗談よ。
これ、渡したくて呼び出したの。チョコレート。
チョコレート。そのチョコレートは、彼が時々食べているアポロチョコ。
そして、ハートチョコレート。
そんなプレゼントと合わせて、いつものミルキーがもらって。
北海道さん、ありがとう。嬉しいよ、トキヨちゃん。
北海道さん、お喜びです。
本当に、いつもギャグ話してくれてありがとう、北海道さん。
でもね、まだ渡したい人たくさんいるの。
じゃあね。え?もう終わり?
そうよ。そんな。
じゃあ、帰るよ。また会おうね、トキヨちゃん。
ブルブルブル。
そして、ジェオージさんが紙芝居の帰り道だ。
やってきました。トキヨちゃんがいます。
ジェオージさん、こっちこっち。
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ジェオージさん、紙芝居を積んだ大きな荷台の自転車。
彼女の前に止めます。
はい。ジェオージさん、これ受け取って。
ありがとう。トキヨちゃん、こんなおじさんにくれるの?
そうよ。はい。
わあ、嬉しいな。見ていいかな。
ハイクラウンだ。そして、ミルキーまでくれるの?
ありがとう。
僕もトキヨちゃんにこれ絵を描いてきたんだ。受け取って。
そこには綺麗な花の絵が描いてあります。
トキヨちゃんは薔薇の花が好きです。
そこでジェオージさんは語りかけます。
トキヨちゃんは心も綺麗だ。
その気持ち大事にして、これからもその絵の横には
姿よりも香りに生きる花もある。
そんな言葉が書かれてあります。
おじさんね、外見は綺麗にすることももちろんだけども、
香りは心の表れだよ。
そんな気持ちをこれからも持ち続けてね。
トキヨちゃん言います。
ジェオージさんありがとう。行くね、トキヨちゃん。
ジェオージさんまた、こちらの公園で紙芝居来る時は教えてね。
わかったよ、トキヨちゃん。気をつけて帰りなよ。
前には男の子たち、秋和くんがウロウロしてます。
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自分にはチョコレートないのかな。
そんな症状を浮かべて、困り顔でチョコを待っている様子。
トキヨちゃんはわざといじわるをします。
帰りかける素振りを友達として。
トキヨちゃん、秋和くんが声をかけます。
秋和くんが声をかけます。
振り返ります。
秋和くん、待ってたんだよね。
はい。
そこにはチョコバットとペンシルチョコ。
秋和くん、鉛筆忘れることもあるもんね。
そんな言葉をかけて、秋和くんは笑い泣き。
トキヨちゃん、ありがとう。これからも仲良くしてね。
トキヨちゃん、言います。
当たり前でしょ。
友達だもん。
コインが夕焼けに染まってきました。
富士山も赤く。
みんなそれぞれの自転車に乗って軌道に着きます。
気をつけてね。話は変わります。
夕焼け一人きり。
今日はバレンタインで。
そんなお話をある声の子供たち。
ジェオジさん、北海道さん。
受け取って大喜びでした。
どうでしょうか。
現代ではバレンタインでこんなところから始まったイベントです。
皆さん、男の人もらいましたか。
夕焼け一人きり、この辺りでお話を終わりたいと思います。
お付き合いしていただき、本当にありがとうございます。
次回の番組、お楽しみに。
