昭和の思い出と人生の選択
夕焼けひとりきり、始まりました。昭和。
二桁生まれのパートナリティ。ミッキーロンリーがご案内します。昭和レトロ。
今は懐かしい思い出、明日の心配もせず駆け抜けた昭和の時代。温かく優しい昭和の情景。心のままにお話しできればと思っています。
どうぞお聞きください。今日は、JAZZ Bar 昭和。
素敵なピアノが流れるこの店。女神アフロディーテが時として降臨する。カウンターの奥に、
グラスの氷を回しながら、お酒を嗜む。彼の名は、J。
人は彼をそう呼ぶ。今日は、バーボンロック。伝説のボトンだ。
私、ミッキーがそばにいて、お話をお伺いしたいと思います。お付き合いください。
Jさん、こんばんは。
そばにいてよいですか?やあ、ミッキー。また会えたね。
何を考えていた? 人生の中で時として、
アナログ回帰。 今の世だからこそ、アナログについて、
ふと考えることがあってね。
ミッキーはどうだろう? 今、我々を取り巻く社会。
非常にスピーディーで情報量も多い。 ビジネスでもプライベートでも、常に
新しいもの、新しいものを
人は追いかける。そんな、
組み込みがなされているかもしれない。 もちろん、
メリットはあるのだけれども、気がつけば、いつも、新しいものを掴もうとして、
習得しようとして、自分の人生が、
振り向くと、地に足がついていない。
しっかりとした土台作りも、する暇もないような、
そんな状況になっていないか、という状況を、
記憶することがあるんだ。 もちろん、
自分の人生にとって必要なものは、すべてのものにチャンスはある。
ただ、土台作りという部分がないことには、自分が思い出して欲しいのだけれども、
私たちが昭和のあの頃から積み重ねてきたもの、
その信念、自分の経験値といったものが、
まったく今では対応しない。そんなことで、人は自分自身が、
例えば、ふと一人になって、物事を考える時に、考えてしまう。
私もそんな人だ。 グラスを傾けながら、時としても、
今の私にいる状況としても、
出番はないのかなってね。 時として、
悩んぼるがあるよ。 今の時代は、
例えばニュースにしても、 いつもタイムリーに次のもの、次のもの、
情報が入手できるよね。 明日になれば同様だ。
終わったものは一緒にして、
後方に消し去られていく。 そこに物事を考えることもできず、
自分の考えをまとめる時間も与えられないかもしれない。
ふと気づくんだ。 自分の過去を振り返った時に、5年10年前も同じだった気がする。
新しいものが出て、その未来は輝かしいものだと思っていた。
アナログの重要性と幸福の追求
もちろん恩恵もある。 ただ、
元を返すと、 人が習得するために生きるものでなく、
自分の人生を謳歌するために、
アナログです。 デジタルも活用しつつ、自分自身が叶えられないものを
叶えようとするところに、人の営み、
輝こうとするものが大事である。 完成されたものは何もないということだ。
そこの中にいつも、 例えば、
答えだけがすぐ導き出せるものがあって、 答えを知ることだけで考えるものがなければ、
全てのものが、 繋がりがない。
例えば、数の分だけ、 答えは必ずある。
相反する答えもある。 時として思うのだ。全ては、しな、ばんしょ、繋がりを持っているということ。
一つのもので、 なればこうなるというものは、繋がりがあって、この世は形成されているような気がするんだ。
ビジネスで生きる人、プライベートで生きる人、 もちろん、公別に人々の幸せは目指すものではあるのだけれども、
自己肯定、それは素晴らしいかもしれない。 ただ、そこが反目し合う状況で、例えばマクロビジョンの中で、
その状態を、自分が宇宙から眺めていたら、 決して良いものではないような気がする。
今も世界の中、そして我が国土においても、様々な人がいるけれども、
この数年が経過したよね。 そして、
皆の心の中に、
孤独感、空虚なものが何か、増大していないかという話だ。
それはそうかもしれない。 なぜなら、私たちが今生きているし、立っている、その足元を見た時に、
自分が生きてきた道を振り返った時に、 しっかりと踏み鳴らしたなら、
そこが奇跡でもあるし、
飛ばし飛ばし、 また右に行ったり左に行ったりするのも、たまには良いだろう。
ただ、自分のいつも、
目指すところというのは、自分だけが幸せに間上げがある。 どうでもいいということではないし、
心の奥に掘り下げて、掘り下げて、 必ず皆も幸せになりたい。
そんな心を誰しも持っていると信じたいんだ。 自分だけが本当に良くて、
間上げがある。 幸せでもなく、戦火の中にいたら、みんな病気で倒れてしまったら、
自分一人では幸せになれるか。 そんな話だ。
Jさん、 ありがとうございます。
人は
生きている。 いつも新しいものを追いかけるのも、
大事なことかもしれないけれども、 自分が今、生きていなければ意味がない。
過去からも、そして生きてきた。 その道のりは、
自分の後ろにあるもの。 そしてこれからも刻むもの。
自分の人生。 習いたい時が習う時。
何か与えられたもの、与えられたものを、いつも追い回すだけでなく、 自分が必要な時に必要なものを活用してこそ。
そんな、Jさんの言葉が印象的です。 乾杯してください。Jさん、乾杯。
ジャズマン賞は、 何気ない日常をテーマに、
人は誰しも、 こでこであると同時に存在なもの。
誰もがその、 幸せなストーリーを生きているし、
まだ気づかぬ人たちも、
幸せに一歩近づいている。そんな人たちの酒場です。 お立ち寄りください。夕焼け一人きり、この辺りで終わります。
お付き合いしていただき、ありがとうございます。 次回の番組、お楽しみに。