00:08
夕焼けひとりきり、始まりました。
昭和二桁生まれのパーソナリティ、ミッキーロンリーがご話します。
昭和レトロ、今は懐かしい思い出、
明日の心配もせず駆け抜けた昭和の時代、
暖かく優しい、そんな昭和の情景、
心のもままにお話しできればと思っております。
どうぞお付き合いください。
今日は、昭和レトロのお話。
ある居酒屋 時代
そんなお店の名前のカウンターの隅で、
男が一人、味わい深くしみじみと、
お酒とおでんをおいしそうに召し上がっています。
その男の名は、ホープ。
覚えてますか?
女神が一人の小さなお店。
ぬくもりのある優しい雰囲気の温かいお店です。
私、ミッキーがインタビューして参ります。
お付き合いください。
ホープさん、こんばんは。
近くに座っていいですか?
やあ、ミッキー。どうぞ。
ミッキー、何考えてたって?
そうだね。
僕はこのお店が好きなんだけども、
一人でいる時は、
誰かと話したことをいつも振り返って考えてるんだ。
言葉のやりとりってわかるか、ミッキー?
言葉には形のあるものとないものがある。
形のあるものは、例えばこのお酒、おでんだ。
03:07
わかるよね。
ただ、実は世の中は、
温かい、おいしいとか、優しいとか、きれいだとか、
形のない言葉の方が圧倒的に多いんだよ、ミッキー。
そうだ。
誰かと話してる時に、そこを考えるんだ。
そこを見るんだ。
僕はそんなことを思い出して、今お酒飲んでる。
楽しんだ。これがね。
あ、紹介するよ。
おかみさんだ。どうもこんばんは、おかみさん。
彼女は、微笑んで立っています。
ミッキー、こちらのおかみさん、
人の心を読む、そんなことが得意な、素敵な女性なんだ。
僕も大不安でね。
ミッキー、もう一つの話をしよう。
温かいとか、優しいって、
冷たいものとか、きつくされたり、ひどくされたり、
ことをしてくれるから、わかることなんだよね。
わかるかい?
おいしい食べ物、おいしいお酒もそうさ。
たまには、まずいものを食べてしまったり、
まずいお酒を知ってるから、
06:00
今、お酒もおでんもおいしいんだ。
傷ついたりしてるから、優しいこともわかるんだ。
冷たくされたことあるから、温かいことわかるんだ。
おかみさんも、こちらの店は、そんな人のたまり場なんだ。
ホープさん、わかりました。
乾杯しよう。
おかみさん、会えて嬉しいです。乾杯してください。
話は変わります。
今日は、昭和劣等へのお話。
ある居酒屋、時代、ホープさん、おかみさんと、
私、ミッキー、3人で、お酒を組み交わしました。
言葉は、決して多くはありませんでした。
ただ、なんで、こんなに温かく、優しい気持ちになったんだろう。
そんな気分です。
こちらのお店、好きになってしまいました。
また、やろうかな。
夕焼けひとりきり。
こんなあたりで、本日のお話、終わりたいと思います。
お付き合いしていただき、本当にありがとうございました。
次回の番組、お楽しみに。