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2025-03-24 09:03

FarmesVoices🍊vol.73「土は何からできている」

FarmesVoices🍊vol.73

今回のテーマは「土は何からできている」

農家でない方も土作りに興味がある方が多いように思えます。
今回は土についてです。

#土 #土作り
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サマリー

このエピソードでは、土壌の成り立ちや有機肥料と化成肥料の使い方が土の質や植物の成長に与える影響について議論されています。また、農業の持続可能性と土の腐食の問題についても取り上げられています。

肥料の種類とその影響
この放送は、農業の常識を超越する、メタグリをキーワードに活動する、メタグリ研究所がお届けする、Metagri Voicesです。
みなさん、こんにちは。月曜担当の富山みかんです。
Farmers Voices🍊みかん、第73回目の放送になります。よろしくお願いします。
昨日、みかんの肥料を散布しました。
昨年はですね、春の肥料を散布すると根が痛むのではないかという説を信じて散布しなかったんですけれど、どうだったのかな?
良くなかったんじゃないかなと思いまして、今年は散布しました。
10アルあたり、窒素で5キロ、リン酸で7キロ、カリで8キロ散布しました。
窒素分はあまり多くない方がいいんじゃないかということで、今回はリン酸とカリをメインに散布して、
あと、カルシウム、マグネシウム、鉄分の多い肥料を散布したんですけれど、
みかんはですね、春の窒素、窒素もそうなんですけど、肥料の要求量と言いますか、非常に高いんですよ。
みかんに限らずだとは思うんですけれど、4月の上旬に芽が伸びて、5月に花を咲かせるので、そこですごいエネルギーを使うので、
特に春から夏にかけてが栄養が必要なんですけれど、問題がですね、
まだ3月、4月って土の温度が高くなってないので、微生物が活性化してないので、
有機肥料を散布しても分解が遅いんですよね。
なので、人によっては春は化成肥料をまいた方がいいんじゃないかという人もいらっしゃいます。
結構ですね、みかんは有機肥料を散布する人が多いですね。
僕も微量要素だったり、あと腐食も考えると有機肥料派ですね。今回も有機肥料散布しました。
ところでですね、ここ最近、農家ではない人と農業の話をしてて、
有機肥料と化成肥料何が違うの?っていう話をして、いろいろ説明して、
結局有機肥料も化成肥料も分解されて植物が据える形になるのは同じだよっていう話をしたら、
じゃあ有機肥料じゃなくて化成肥料でいいんじゃない?っていうような話をされまして。
でも化成肥料ばっかり使っていると土が劣化していくよっていうような話を。
この土づくりの話は結構興味深く聞いてくれていたので、土づくりだったり土っていうことは結構興味ある人多いんじゃないですかね。
それでは今回のテーマに入りたいと思います。
土の構成要素と腐食の問題
土は何からできている?というテーマでお送りしたいと思います。
皆さん、土は何からできていると思いますか?
土はですね、石が風化したものと、あと微生物だったり植物が死骸になったものからできています。
あと細かく言うと水分だったり、空気だったり、生きている微生物ですね。そういうものも土を構成しています。
先ほども言いましたけど、土が劣化するっていうのはどういうことだと思いますか。
化成肥料ばかり使用していると土が劣化するというのはですね、まず土の中にいる微生物の餌がなくなるため土の微生物が減ってしまいます。
化成肥料ばかり使っていると。
植物の成長には土の腐食が必要で、植物が成長するとその土の腐食が減ってしまいます。
なので化成肥料ばかり使用していると土の腐食が減っていきます。
これを補うために堆肥だったり有機肥料を散布するんですけれど、有機肥料ばかり使っていると10年間で1センチ土が減ってしまうそうです。
ちなみに土が1センチ増えるには数百年から数千年かかるそうです。
すごいですよね。数百年から数千年かけて土が1センチ増えるのに化成肥料ばかり使っていたら10年で1センチ減るらしいですよ。
もちろん除草剤とか使って下草が生えないようにしているから風だったり雨だったりで土が流れてというところもあるらしいですけれど、1センチ減るそうです。
でも1センチ減っても化成肥料を与えれば植物は成長するんじゃない?と思われる方もいらっしゃると思います。
腐食が減ってしまうと土の中に空気、水、排水性がなくなってしまいます。
もちろん植物の根っこは酸素が必要で水も必要です。
かといって水が溜まりすぎてしまうと腐ってしまいます。酸素がないので。
なので土の中には空気と水と排水性がなくなってしまって、さらに土の微生物が減ってしまうため病気にもかかりやすくなってしまいます。
悪い菌が検起性、つまり土の中に空気がないから悪い菌が繁殖してしまって病気になりやすくなってしまいます。
その他にもデミリットはあるのですが、代表的なところはそんなところです。
土を構成している要素の一つである腐食は自然界が何百年何千年とかけて作ったものを人間が豊かな生活をするために10年ぐらいでなくしてしまうという人間のエゴというものは恐ろしいですね。
もちろん化成肥料をたくさん使用する人もそればっかりやっていると農作物が生産できなくなってくるので代表を入れたり何かしらの対策といいますか、
持続的な農業生産ができるように工夫しているんだと思います。
それでは今回は以上になります。
今日もメタグリボーシティーズを最後までお聞きいただきありがとうございました。
あなたと一緒に新しい農業の世界を創造する旅を続けていけることに感謝しています。
次回もお楽しみに。
みんな、みかん食べてね。牛乳飲んでね。バイバーイ。
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