日本の農業の現状
この放送は、農業の常識を超越する、Metagriをキーワードに活動する、Metagri研究所がお届けする、Metagri Voicesです。
みなさんこんにちは、富山みかんです。
毎回放送の方でも報告してました、本職の方のスリプス、アザミウマですね。
アザミウマの被害もだいぶ落ち着いてきて、収量も元に戻ってきました。
まだ根絶するというのは、ほぼ不可能に近いので、まだまだ気が抜けないんですけれど、
何とか収量も元に戻ったので、一段落ということです。
ちょっとですね、育てている、栽培している作物が、
これ前にも言ったのかな?
種を買っている業者から、夏に生育が悪くなるので、
夏に強い品種ないですか?と聞いたら、カタログをいただいたんですけど、
そのカタログを見ると、どの品種も夏場は育たない。
種を買ったことがある人だったらわかると思うんですけど、
パッケージに、何月に種をまくと、何月に収穫できるよというのがあるんですけど、
夏のところだけ、何も書いてないんですよ。
夏場育たない作物なんですよね。
それを、金額もね、やっぱり夏場が需要が非常に高いので、
育たない作物なんですけど、なんとか育てている状況です。
それにしても暑いですね。
昨年も言いましたけど、本当に雨が降らなくて、
昨年よりか、去年は7月下旬に雨は降ったんですよ。
そこから1ヶ月、8月下旬まで1ヶ月間雨が降らなかったんですけど、
今年は7月中旬に降って、天気予報だとしばらく降らないので、
もしかしたら去年よりかひどい状況になるんじゃないかなと心配しています。
前回の放送で、炭酸カルシウムとパラフィン系の添着剤を散布することで
葉の蒸散を抑えられるというふうに言ったんですけど、
結局雨が降らなきゃどうしようもないわけで、葉の蒸散が抑えられていても、
結局それは本当に一時しのぎというか、ある程度の滑水ならなんとか耐えられるということで、
このくそ暑い中、1ヶ月半雨が降らなかったら、どうしましょうという話ですよね。
本当に困るなぁ。
そうなることも見越して、弱っている木にはすでに寒水をやっていて、
明日も休みなので、夕方にやる予定ではいるんですけれど、
寒水するよりか1mmでも雨が降ってくれれば、
1mmでいいから雨が降ってくれれば、本当はもっと降ってほしいんですけど、
寒水するよりか植物としては絶対に潤うので、本当に雨が降ってほしいです。
この辺は良い方で、新潟県は7月は昨年比の5%しか雨が降っていないというニュースをやっていたんですけれど、
しだれ桜さんの方は大丈夫なんですかね。
もちろん新潟だけじゃなくて、雨が降っていない地域はたくさんあるので、
今年夏は本当に日本の農業を壊滅的なダメージを負っているのではないでしょうか。
お米でもありましたけれど、海外から輸入すればいいというものでもないので、
今はいいかもしれませんけれど、この先世界的に食糧不足になるのは目に見えていますし、
日本も今世界的に買い曲げているところがあるので、
本当に食糧の安全保障という意味でも、
国を挙げて日本の農業を何とかしないといけないという流れになるべきではないでしょうかね。
リン酸肥料の現状
それでは今回のテーマに入りたいと思います。
今回のテーマは、世界的な林産の枯渇というテーマでお送りしたいと思います。
林産といいますと、肥料の3要素、地層林産、果実の林産で、実声とも言われています。
林産が効かないと果実があまり大きくならないし、
効きすぎると果実の肥持ちが悪くなったり、病気になりやすくなったりします。
林産肥料は林鉱石に頼っているので、世界的にも埋蔵量に限りがあるわけで、
もちろん日本は海外からの輸入に頼っているのが現状です。
毎回話がとっちらかるので、林産肥料の世界的な現状と、日本の有機肥料でそれが代替できるかどうかという2点について話をしたいと思います。
まず1点目の世界的な現状についてですが、
日本は50%以上は中国からの輸入に頼っています。
ただ中国でも林産肥料の需要が高まっているのと、
埋蔵量的にそんなに輸出できないということで、林産肥料が今すごく高騰しています。
もちろん中国だけでなく世界的な埋蔵量の不安で林産肥料は非常に高騰しているのですが、
2023年にノルウェーで発見された林産鉛の鉱床が約700億トンの鉱床が発見されたそうで、
これが全世界の供給料の50年分をまかなえるのではないかという鉱床が発見されました。
ちなみにこの700億トンというのが、その他の主要の林産の国であるモロッコが500億トン、
その次の中国が32億トンなので、このノルウェーで新たに発見された700億トンの林産鉛の鉱床というのはすごいですよね。
これでしばらくは林産が枯渇する心配がないということなんですが、
もちろんこれが日本が輸入できるという保証もないですし、
全部を海外から輸入でまかなうというのも、やはり食料安全保証上心配なところもあるので、
ここからは日本の有機肥料で林産がどれだけまかなえるか、
有機肥料の可能性
どれだけまかなえるかというと専門的なことではないですが、
林産が入っている有機肥料はどういうものがあるかというところでお話ししたいと思います。
林産の有機肥料と聞いてパッと思い浮かぶのが骨粉と魚カスです。
この2つは林産が多く含まれていまして、
僕なんかも魚カスが主体となったぼかし肥料は毎年使用しています。
この骨粉と魚カスなんですけど、
実は家畜の肥料、肥料じゃなかった、飼料としても使われていまして、
今骨粉も魚カスも行動しています。取り合いになっています。
肥料として使うよりかは飼料として使ってもらった方が金額が高いということで買い曲げている状況です。
あとはですね、経粉が林産が多く含まれている肥料なんですけれど、
経粉はやっぱりちょっとデメリットが大きいところがあって、
あんまり経粉を主体として肥料は散布するのは良くないかなと思います。
今期待されているのが下水汚泥が期待されていまして、
この下水汚泥が年間で5万トン林産が含まれているものが取れるそうで、
これが国内の飼料の10分の1ほど賄えるそうです。
ただこの下水汚泥を肥料化するためにコストだったりいろいろかかるみたいで、
まだなかなか製品化されていないというか実用化されていないのが現状です。
下水汚泥はかなりデメリットが大きくて、重金属だったり有害物質が入っている恐れがありますし、
それによる環境性ですね、それから魚原菌が入っている可能性もあるので十分注意しないといけません。
十分注意するといってもなかなか注意しようがないんですけれど。
ちなみにこの下水汚泥を使ってバーク堆肥を発酵させた肥料というか土壌改良剤かな。
これ僕すごく気に入っていまして、近所のコメディで売っているんですけど、
これすごくいいやつだなと思って使用しています。
というわけでまとめますと、日本の有機肥料である程度と言いましても若干リン酸をまかなえるというところで、
海外からの輸入に期待するしかないのが現状です。
あ、そうだ有機肥料といえばあれもあったな、米ぬかですね。
米ぬかもリン酸が多く含まれている有機肥料なんですが、
リン酸もあまり巻きすぎるとあれは糖なので害虫が寄ってくるというデメリットがあるので、
なかなかぼかし肥料とかに使うのであればいいんですけど、そのまま生で巻くというのはデメリットが大きいですね。
やっぱり話がとっちらかっちゃったんですけれど、
国産の有機肥料では本当に一部でしか巻かないなくて、海外からの輸入に頼らざるを得ないというところで、
ノルウェーの新しく見つかったものに期待するしかないというのが現状です。
ただ僕が考えるには、窒素リン酸管理の中で一番リン酸がいらないかなと思っていまして、
生育ステージにもよりますけどね、ここでリン酸を効かせないといけないというのはあるけれど、
どちらか全体的な量を考えるとリン酸が一番少なくてもいいかなというふうに思っています。
あ、みかんの売話です。
それでは今回は以上になります。
今日もメタグリボイシーズを最後までお聞きいただきありがとうございました。
あなたと一緒に新しい農業の世界を創造する旅を続けていけることに感謝しています。
次回もお楽しみに。
みんなみかん食べてね、牛乳飲んでね、バイバーイ。