1. 名盤ラジオ
  2. #71-1 レディオヘッド『OK Com..
2024-12-23 59:48

#71-1 レディオヘッド『OK Computer』特集!必然の名盤?ロックの解体と再構築!

RADIOHEAD『OK Computer』特集スタート!前作『The Bends』後、なぜレディオヘッドはこの歴史的名盤を生み出せたのか?ロックの解体と再構築を同時に成し遂げた『OK Computer』誕生を紐解く! (※1.5倍速再生推奨) ※レディオヘッド好きな曲ランキング!~各自のベスト5&選曲理由を発表!【名盤ラジオ 番外編#66】 https://youtu.be/PTAMdq9ED7U ※続きはこちら 時代を象徴!限界突破!「Airbag」「Paranoid Android」~これぞ『OK Computer』!1-2曲目を語る【名盤ラジオ #71-2】 https://youtu.be/0p_k8sgsMPM 訪れた『OK Computer』のハイライト!~窒息からの解放!半歩先を行くレディオヘッド!【名盤ラジオ #71-3】 https://youtu.be/gfiVqOgsrlM 警鐘!『OK Computer』後半曲&総括!~過去と未来の交錯点!前作『The Bends』との違いとは?【名盤ラジオ #71-4】 https://youtu.be/LSUsXehoi-4 ■『The Bends』特集 RADIOHEAD『The Bends』特集!苦悩しながらも立てたスタートライン!~制作過程から見えるレディオヘッドの本質とは?【名盤ラジオ #65-1】 https://youtu.be/zrM22HhtXfk 『The Bends』序盤3曲の聴きどころを語る!レディオヘッドの特徴、アルバム冒頭の音の強さ!【名盤ラジオ #65-2】 https://youtu.be/vSJC8bV10e8 「Fake Plastic Trees」と「Just」は対極?~『The Bends』ギターの特徴は?【名盤ラジオ #65-3】 https://youtu.be/LUlRVDsVzI0 アルバム最重要な一曲?「Black Star」~後々のレディオヘッドの未来を照らした曲とは?【名盤ラジオ #65-4】 https://youtu.be/8yU19-P8rBw 別次元?突然変異?「Street Spirit」~そして『The Bends』期のレディオヘッドを総括!【名盤ラジオ #65-5】 https://youtu.be/6TzKC6TB2pw ■『Pablo Honey』特集 https://www.youtube.com/playlist?list=PL6TmWuSYDsSKnQz4h1jvWWA2ZGR83vawQ -------------------- 名盤ラジオ、本チャンネルはこちら https://www.youtube.com/channel/UCLLmGJNwNe6awEOw-avRFNQ ◎名盤ラジオ メンバーシップ◎ ↓こちらの動画および概要欄にて詳細ご説明しています。 https://youtu.be/8cODTrEK29I ▼メンバー限定動画はこちら https://www.youtube.com/playlist?list=UUMOLLmGJNwNe6awEOw-avRFNQ ▼ご参加はこちらから https://www.youtube.com/channel/UCLLmGJNwNe6awEOw-avRFNQ/join -------------------- ◎X(旧Twitter) 名盤ラジオ https://twitter.com/meibanradio エヌゾー https://twitter.com/Nineinch7empest ヒデキ https://twitter.com/hidekeenan タクヤ https://twitter.com/takuyameiban -------------------- 『OK Computer』/RADIOHEAD 01.Airbag 02.Paranoid Android 03.Subterranean Homesick Alien 04.Exit Music (For a Film) 05.Let Down 06.Karma Police 07.Fitter Happier 08.Electioneering 09.Climbing the Walls 10.No Surprises 11.Lucky 12.The Tourist 《CD&配信情報》 ●Amazon https://amzn.to/3YHsymy ●Spotify https://open.spotify.com/intl-ja/album/6dVIqQ8qmQ5GBnJ9shOYGE?si=fBXTGj_aRr6uzTek6OdRrw ●Apple Music https://music.apple.com/jp/album/ok-computer/1097861387 ■『名盤ラジオ』とは? 3人の音楽好きが古今東西あらゆる名盤から1枚をピックアップし、お酒を飲みながら語っていく番組です。 ※自由気ままなトークです。内容に一部誤りがある可能性がございますので予めご了承ください。

00:03
名盤ラジオ
こんばんは、名盤ラジオです。
この番組は、僕ら音楽好き3人が好きなアルバムについて、お酒を飲みながら色々と語っていきます。
たくやです。今回もよろしくお願いします。
こんにちは、こんばんは、えんぞうです。
こんばんは、ひできです。よろしくお願いします。
今回は、71枚目のアルバム、レディオヘッドのOKコンピューターです。
71枚目ですか。
そうですね。
いやー、すご。
71枚目と言いつつ、このOKコンピューターはね、知ってる人は知ってると思いますけど、
名盤ラジオの記念すべき1枚目に取り上げてた名盤だったということで。
そうなんですよね。全てはここから始まったということですね。
全てはここから始まったということですけど。
幻の第一回ですよね。
幻にね、今なってますから。
ちょっと前に洋楽館を開設したとともに、なぜかお蔵入りになっているという。
封印されたという。
そのどさくさに紛れて封印される。
どさくさに紛れて封印ね。
何も面白くねえだろ、あれはと。
そうですね、ちょっとクオリティ的にね。
クオリティ的にちょっと自分たち的に、別になくてはいいよねっていう。
何も話してないに等しいみたいなね。
そうですね。
今から考えるとね。
今から考えると。だいぶちょっと形式というか少し違ってますし、そういうのもあって。
1時間ぐらいでしたっけ、あれ。1回で1時間ぐらいで。
そうそうそうそう。
よく終わってたなっていう。
初回ですからね、本当に。
もうねえ。
っていうのをね、この大事なアルバムをそれにしてるのも良くないという、僕ら的に。
なのでまあそれはちょっと一旦下げさせてもらって、満を持して再録するよということで、今回やるわけです。
いやー、こりゃプレッシャーだなあ。
プレッシャーだよね。君がいかに語るかだよ。
いやー、緊張してた。
リレッシュがどれだけ語るかということで、OKコンピューターというアルバムの歴史的な評価が決まるんですよ。
大のようなプレッシャーじゃないですか。
いやー、こりゃうまいったなあ。
まあ名番ラジオ的にはね、その後パブロハニーやって、少し前にベンズもやりましたから。
流れ的にはね、本当もうここで、本当OKコンピューターついに来たって感じですよ。
03:03
ちゃんとしたね、順番を追って。
来月トムヨークも来ますし、日本の。
はいですね、トムヨーク来ますね。
立川に来るんでしょうか?
立川だけに来るわけではないけど。
立川だけに来るわけじゃないですか。
中央線乗って立川にトムヨークが。
ちょこんで座って。
いやー。
そういうことじゃない。
電子中央線でトムヨーク見かけたら、気づかないかもしれない。逆に。
トムヨークも来日しますから。
ここはタイムリーにね、我々もレディオヘッド盛り上げていきたいと。
そうですねー。
オーケーコンピューター。
オーケーコンピューターですけども、これはね、やっぱり超名盤というか、すごく大きな存在かなと思いますけど、皆さんにとってのオーケーコンピューターはどうですか?
オーケーコンピューターを聞いたきっかけみたいなところでいくと、
当時の90年代後半ぐらいの雑誌とかいろいろ見てたわけですよ。
年代ベストみたいな90年代ベストとか、そういうランキングでのきなみトップ3に入ってたんですよ。オーケーコンピューターって。
そこで、そういうのを見てて、レディオヘッドのオーケーコンピューターってめちゃくちゃよく見るなと。
そこで聞いてみようかと。聞くしかねえよな、これはみたいなところで聞いてみたっていうのが、自分的にはこのバンド、このアルバムとの出会いですね。
いくつぐらいの時に聴いてたんですか?高校生とか。
高校生…高3とかかな。17、18とか。ハイティーンぐらいですね。そのぐらいの頃。90年代後半なんで。
そこでそういうふうに、めちゃくちゃ評価高かったんですよ、このアルバムって。それで聞いてみようと思って。
ほぼほぼ同時期に、レディオヘッドということで、前作のアルバムのザ・ベンズとオーケーコンピューターとほぼ同時に聴いたのが、自分的にはこのバンドとの出会いですね。
06:14
で、その世間的な評価とか、そういうのはオーケーコンピューターってほんとすごかったんで。でも自分は聴いて、ベンズの方が刺さったんですよね。
なんかオーケーコンピューターすげえって言われてるけど、ベンズの方が良くないですか?みたいな。オーケーコンピューターってやっぱりちょっと難しかったんですよ、当時の自分にすると。高校生、高校3年生ぐらい。それぐらいの自分からすると難しくて、ベンズの方がやっぱりストレートに刺さってくるというか。
まあそうですよね。
そういうところで、ベンズの方に先に刺さったですね。同時期に触れてるんですけど、オーケーコンピューターってなんかちょっと難しいな、みたいな感じは印象はありましたね。
確かにベンズの方がギターロックサウンドっていうか。
シンプルにね。
シンプルに。
そっからまた評価が変わってくるというか、なんかオーケーコンピューターもすごい良いじゃん、みたいになるタイミングっていうのはその後あるわけですよね、きっと。
それはね、もう本当、きっとAですね。その後のレディオヘッドが出したアルバム。
2000年。
2000年に出したきっとAを聴いて、なんか遡って、オーケーコンピューターってそういうことなんだ、みたいな。
なるほど。
そっから見ると、これってすげえ面白いアルバムじゃないかっていうのがわかったみたいな。
なるほど、なるほど。
自分からするとちょっと狭間になっちゃってるアルバムなんで、ちょっとなんか捉えづらいというか、ポジションにあるアルバムなんですけど。
なるほどな。
きっとAが何かを開いた感じではない。
広げてくれて、それまで聞きにくいなと思ってたオーケーコンピューターが逆にあれに比べるとこれは聞きやすいじゃん、みたいな感じで。
比較論として入り込むようになったみたいな。
ちょっと相対的に見てみたいな感じがある。だからそのBENZとKIT Aの狭間にあるというか、どっちから見ても相対的に見て、BENZから相対的に見ると難しすぎて、KIT Aから相対的に見るとわかりやすいみたいな。
09:08
そうですね、そうですね。
確かにこの3枚並ばないとそこってわかんないですもんね。
俺はわかんなかったんですよ。
そういう感じですね。
なるほどな。
アルバムの全体像としてはそうですね。
曲単体としてはこの曲すげえいいっていうのはあったんですけど、リアルタイムで聞いててあったんだけど、アルバムとしてはちょっと難しいっていうのはあったですね。
なるほど。
2000年代からちょっと振り返ってみて、自分としては理解ができたなっていう感じかな。
なるほど。
秀木くん的にはどうですか?大きいコンピューター。
出会いみたいな?
出会い含め。
そうですね。出会い、あんま覚えてないんだけどね。
たぶんTくんじゃないのこれ。大きいコンピューター。
僕高校時代のね、僕らの同級生の同じクラスのTくん。
同級生のTくん。
Tくんが貸してくれたのはパブロハニーとベンズだったと思うんだよな。
僕は高校時代にレディオヘッドはパブロハニーとベンズをTくんから借りて聞いた記憶はあって。
自分の話していくと、当時はね、ほんとパブロハニーの方をよく聞いてて。
ベンズの記憶はあんま高校時代にはなくて、でも聞いてたとは思うんですけど。
大きいコンピューターもその時もう出てたと思うんですけど、あの年で考えると。
ただ、全然自分の行動範囲ではそこまで買ってないというか。
なので、借りたパブロハニーとベンズを高校時代に聞いてたっていうのが自分のレディオヘッドの最初で。
大学入ってからですね、大学入っていろいろ洋楽を自主的に買って聞くようになった中で、
最初はたぶんニルバーナとかコーンとか結構レッチリとかその辺聞いて、
で、やがてというか、その辺をわりとひとしきり聞いた後に、UKの方に。
あ、そういえばレディオヘッドも聞いてたな、俺みたいな。
12:02
感じて、なんかワンクッションあってからそっちに行った気がする。
自分もでも確かにそうかもしれないな。
でもその頃いろいろよく車でドライブとかしてた気がするから。
その中で最近俺これ聞いてるよとかそういうのでよく車の中でCDかけたりしてた気がするから。
そういうところで一緒に聞いてたかもしれない。
その辺の可能性あるね。
それでいくとOKコンピューターは聞いてめちゃくちゃハマりましたね、やっぱ。
なんか洋楽をいろいろ聞いてる中で出会ったって感じだと思うんですけど。
それまでレディオヘッドで行くとパブロハンにベンズ聞いてて、
他の洋楽も聞いてみたいな感じの中で。
全然OKコンピューター自体のリアルタイムではないんですけど、
これを聞いた時にもうこれだみたいな感じがあったのを覚えてるというか。
そうなんだ。
ちょうど受け入れ体制が整ってたところにストライクのやつが来ちゃったり。
自分の歳で行くと本当に18とか19。
大学?
そうそうですね、大学1年の時だから。
だから洋楽もちょっとある程度聞いてからそこに行ってるのが良かったんだと思うんですよね、なんとなく。
そうだね、確かに。
いきなり高校時代にT君からOKコンピューターも含めて借りて聞いてても多分そこまであれだったと思うんですけど、
ちょうど割と多分出来上がってる状態に出会えたのかなっていうのは思うんですよね。
そうだね、なんか。
ヒレックもだから割と近いタイミングだったんじゃないかなって気はしますね。
僕がそんな感じで余ったら多分話してる気がするんで。
そうだね。洋楽は確かに先にもっとヘビーロック的なミクスチャーとかヘビーロックとか、
地形にメタルとかハロウィンとかそういうのを一通り聞いてからかもしれない。
OKコンピューター。
でも割ともう本当大学の早いタイミングでかなりハマってたのは覚えてるんで。
大学後半にはもうめっちゃ好きだった。バンドでコピーしてたもん。OKコンピューターとか。
15:02
めちゃくちゃエアバックとかすごいハマってた。
エアバックを聞くと今でももう通学路を思い出すからね。
めちゃくちゃOKコンピューターハマってて、もう家出ると同時にOKコンピューターを再生するみたいな。
早く聞きたいって。早くOKコンピューターを聞きたいって。
家出て歩き始めると同時にこうMDのOKコンピューターのやつを再生して駅まで歩くみたいな。
エアバック通学ですよ。
エアバック通学と。
割となんかもう今でもあの道がなんか思い浮かぶみたいな。
あれでもあるよね。やっぱその時に聞いてた。
ずっと結構そのルーティーンで聞いてた時期があったから。
なるほど。
1曲目だからね。ほんと始まるタイミング一緒だから毎回。
でもそれくらいほんと聞いてましたね。一時期。
ゲットワイルド大社とかって一緒だよね。
エアバック通学。
エアバック通学。
家のドアを開けて。
なんかそういう曲じゃないけど。
通学にしたらちょっとドゥボーっとした感じで。
忙しい朝にピッタリの曲ではないよね。
わったりした朝のっていうかね。
そういうOKコンピューターですけど。
でも時代的にというか。
すごく90年代おいて最重要アルバムじゃないですか。
そうですね。ほんとに。
これによってコンピューターが解禁されたってことですか。
え?
OK。
コンピューター使っていいんだよ。曲作るときにコンピューター使っていいんだよ。
ノーシンセサイザー。
ノーノーOKコンピューター。
ノーシンセサイザー。
ここで解禁されたとOKって言われたと。
これもう97年ですからね。
それまでに割と解禁された。
いやーやっと解禁されたわ。
ダウンアウトスパイラルとかも出てるでしょ別に。
公に解禁される。
18:01
ノーシンセサイザーなんて。
ルナシーはまだこの頃ノーシンセサイザーですかね。
もうスタイルとか得意出てるわ。
そう。解禁されてたのか。
いやー。
これは本当禁じ通って言うかね。
めちゃくちゃ本当にロック誌においてもめちゃくちゃでかい作品だと思いますし。
ポストロックに行くか行かないかみたいなそんな感じの。
この時点ではポストロックは出てきてないですよ。
まだ出てきてない?
ポストロックはキッドウェイ以降だもん。
なるほど。それの前進というかなんていうか。
グランジオルタナティブの流れですよね。
そこにこれが現れたっていう。
グランジオルタナの流れでの。
グランジオルタナの流れの最先端というか。
そこからまたそういうポストロックとかに繋がっていくよねっていう。
しわたし的な。
カトキってカトキだと思うんですよ。このアルバムって。
そうですね。
今見るとカトキっていうあれですよね。
当時はもうこのアルバムは存在しなかったところにこれがポンと出てきたわけだから。
だからわからなかったと思うんですよね。
リアルタイムで本当に聞いてたらどう思ってたんだろうなっていうのは気になりますね。
ちなみに同時期に出てるのは、97年に行くとオアシスのBe Here Nowとかですね。
98年、次の年になるとメカニカルアニマルズとかスマファンのアドアとか。
コーンのフォロー・ザ・リーダーとか。
フォロー・ザ・リーダーはその後なんだ。
98年の。
そうですね。
いうところですけど。
まあそういうね、カトキっていうところで行くとベンズからどうOKコンピューターに生まれていったのかっていう感じの。
そうですよね。確かにそこは。
ところの流れがね。
そこは結構気になりますね。
その辺のね、なんか生まれる必然みたいなのがあったのかっていうところ気になるかなと思いますけど。
レティオヘッドというバンドの流れとしてね。
パブロ・ハニー・ベンズとOKコンピューターってちょっと格別したものがあるというか。
21:09
パブロ・ハニー・ベンズはすごくスタンダードなオルタナティブでありUKギターロックでありっていう流れの中にあったわけですけど。
OKコンピューターでそこがちょっと外れるというか。
逸脱していきますもんね。
それがどういうふうにできていったのかという。
そうですね。
その辺を見ていきたいなと思いますけど。
ベンズが95年の3月に出てるわけですけど。
これが前衛チャートで6位に入る検討していて。
ベンズの詳しいことは名番ラジオのベンズ回参照って感じですけど。
一言で言うとギターロックの頂点みたいな感じ。
ですが、制作段階においてはかなり前のクリープという曲との自分との戦いみたいな感じのがあり。
ベンズにも入ってるジャストとかマイアイアンラングとか。
その辺はいわゆるグランジの原因をまとってるみたいな。
そういうのもありつつ、フェイクプラスティックトゥリーではその辺真正面から戦って超えたとか。
ストリートスピリットではもっと別次元に行っちゃったとか。
という話をしていたわけですけど。
そのアルバムを出して95年。
95年はその後、結構もう世界的にツアーをやってるっていう感じですね。
日本にも来てますけど。
そのベンズのツアーをやっていると。
3月にベンズ出てる半年後くらいですね。
チャリティの企画アルバムに新曲としてラッキーを提供している。
これはOKコンピューターにも入ってますけど。
だからあの辺の中ではこのラッキーが最初に世に出てるというか。
チャリティ用の。
5時間でレコーディングしたらしいですね。
24:00
曲自体はあったんだとは思いますけど、レコーディングとしてはそんな感じでやっていて。
95年はそんな感じで終わっていて。
96年1月から本格的に次のアルバム用の曲作りを開始。
この時点でもうナイジェル・ゴッドリッチと共に共同プロデューサーとしてやっていくっていう感じにしてて。
もうこの後ずっと第6のメンバーとしてなるような感じですよね。
ずっと共同プロデュースで。
っていうのがここからその体制になってるんですけど、
ナイジェル・ゴッドリッチっていうのが前作のベンズの時はエンジニアの一人として参加していて。
で、名盤ラジオのベンズ会でも話してますけど、
ブラックスターっていう曲においては、その曲ではプロデュースを担当していて。
割と確信ついた感じで関わってやってたんで、
その後それもあって重宝されたんじゃないかっていう話もしてますけどね。
そんな感じで、当時特にそれほどその実績があるわけでもない、
ナイジェル・ゴッドリッチがこの後第6のメンバーとして入っていくっていうのがあると。
で、オックスフォードのリンゴ園みたいな結構田舎のところにスタジオを作って、
そこで作業してたらしいんですよね、その辺の時期。
もう自分たちで。
リンゴ園の近く。
もうその辺を買い取ってというか、もともとどうだったのかあれですけど、
機材とか持ち込んで、そういうのができる状態になってたっていう感じだと思うんですけど。
で、そこで曲作りとかレコーディングとかできる環境を作って、
その辺の時期でもうサブタレニアンホームシックエイリアンとか、
エクショニアリング、ザ・ツーリストのサプライゼズ。
この辺とかもレコーディングしてたりするらしいですね。
割と早い段階で。
っていう96年、その辺の曲作りレコーディングとかもやってて、
27:03
で、夏からはまた別のところで、
ジェン・シーモアっていう、多分イギリスの人だと思うんですけど、
大女優が所有している家を借りて、そこをスタジオにして、
また機材持ち込んでレコーディングしたりっていう、
またそういう環境を作って。
なんでそういう家でやったりとかしようとするんですかね?
なんかもうやりやすいんじゃない?リラックスしてできるっていうか、
もうずっとできるみたいな。
よくわかんないけど、その辺は。想像ですけどね。
時間にもとらわれずみたいな。
やりたいと思った時にパッと取れるし、
いつまでに終わらせなきゃみたいな。
都会のみんなで使うスタジオとかだと、やっぱ制約がいろいろあるんだと思うんですよね。
なんだかんだ何時までにとか、何時にならないととかありそうだしね。
そういうの無くできるっていうことだと思うんですけど。
そういう、だから結構大きな家だったと思うんですけど、
舞踏会とかやるような部屋に機材セッティングして、
そこでレコーディングしたりとか、
たぶんそういうレベルなんだと思う。
レベル、今思い浮かべてた家とは全然規模が違いそうですね。
でっかいね。定宅ですよ。
定宅ですね。そりゃできるわ、レコーディング。
そういう環境づくりをしてレコーディングしたりっていうのをやりつつ、
並行してその夏からはアラニス・モリセットのサポートで全米ツアーもあるっていうのをやってて、
96年の夏ですね。
で、ここでベンズの時の経験も生かしながら新曲をやって育ててるんですよね。
この時。
ライブで試しつつ組み立てていったっていうのが、
パラノイドアンドロイドとかまさにそうですね。
なるほど。
アラニス・モリセットのサポートで。
やってたんって意外ですよね。
その当時のレディオヘッドがそういう感じなんだみたいな。
待ってするのかなっていう。そこのお客さんに会うのかなって。
30:00
なんか不思議な感じしますけど。
そうなんだね。
そうなんですよね。
実際に結構余談ではあるんですけど、
OKコンピューターのジャケ社のハイウェイ的な道路になってるじゃないですか。
あれって実在してるところらしくて。
それがアメリカのコネチカット州のところらしいんですけど。
っていう解析班が特定していて。
なんかどっかのインターチェンジっぽいところでしょ、あれ。
それがね。
首都高じゃないっすね、これはじゃあ。
違う。
どっちだーっつって。
どっちだー。
どこだー。
どこだーじゃないんだよ。
首都高じゃなかった。
いや、首都高だったらちょっと聖地巡礼したいな。
アメリカだとなかなかちょっと行けない。
行けないですからね。
なかなか行けないですね。
コネチカット州。
これアメリカなんですよ。
えー、ていうかイギリスじゃないんだ。
そうそうそう。
で、これが、この道路が見えるヒルトンホテルに、
この96年8月にレディオヘッドが止まったっていう記録があるっていう。
えー。
そこで撮ったの?
多いね、多分。
だからこれを撮って、それを元にデザインしてるというか。
まあアートワークはね、スタンリー・ドーン・ウッドっていう、
トムヨークの大学時代からの友人が、ベンズのやつからもうずーっとやってますけど、
多分その撮った写真を渡して、このジャケットになってるんじゃないかなっていう感じですけど。
あー、そのホテルの部屋はめっちゃ精緻だね。
行ってみたいよね、部屋。
この景色が見えるんだったらめちゃくちゃすごい。
まあその辺、普通に調べればネットに出てくるんで、
結構本当にこの道路だみたいな感じの写真が出てくるんでね。
興味ある人はググってもらえれば。
それは調べてみよう。
ファンはじゃあ結構止まってる人とかいるのかもね。
いや、いるんじゃない?
ねえ。
行ってみたいよね、だって。
ねえ、行ってみたい。同じ角度のこの写真撮りに。
アメリカ行きたいね、めちゃくちゃ。
まあそれだけのためにコネチカット。
コネチカット集って何があるんだろうって全然わかんないな。
ねえ。
いやー。
そんな、アラニス・モリセットと回ってる全米ツアーで、
33:01
たぶんこの写真も撮ってるんだと思うんですよね。
なるほどねー。
いやー、すごい。
そういうツアーを96年夏にやっていて、
で、96年10月にロミオ&ジュリエット映画。
あれにエグジットミュージックとトークショーホスト2曲提供しているというところなので、
まあここでまた、トークショーホストはOKコンピュータに入ってないですけど、
曲を出しているという感じで、
年が変わって97年1月2月で最後の仕上げとミックスして、
3月に完成して6月に発売なので、OKコンピュータ。
なんで、割とすごい早いですよね。
スムーズというか。
ベンズが95年に出てて、2年3ヶ月ぐらいで出てるんですよね。
OKコンピュータ。
OKコンピュータが97年の6月なんで。
で、95年ってのはもうほぼほぼツアーやってるんで、
実質96年に入ってから作ってるってなると、もう1年半ぐらいでリリースまで行ってるんで。
早いっすね。
なかなかスムーズにいったなーっていうことだと思うんですよね。
そうですね。
これだけの名作をそんな短い期間で作ってるっていう。
なんか音を聞いてるとなんかすげー悩み抜いて、すごい時間をかけて作ったんじゃないかなーっていう印象があるんですけど、
そうでもないんだっていう。
そういうことなんですよね。
意外とバーンとやってバーンと出してるんだ。
それでこれができちゃうっていうのはすごいですよね。
すごいすごい。
どういうことなんだって思っちゃうんですけど。
進化っていうかね、ステップアップの具合とかを考えてめちゃくちゃすごいって感じですけど。
そこは結構ね、OKコンピュータリリース時のトム・ヨークのインタビューとか見ると、割となんかヒントがあって。
インタビュアーに前回に、前回っていうのがベンズのことですけど、前回に比べて今回スムーズでしたかっていうふうに聞かれてて。
36:03
優れたものを作るには苦しみが伴うものだよと。
今回も苦しい時期はあったと。
だけど、前回よりスムーズな点があったとすれば、感じるままを表現できる自由があったっていう。
あったっていうことだよっていうふうに言ってて。
これがね、やっぱ結構でかいなって思ってて。
どういうことかっていうと、自由にできる環境をもうすでにベンズの成功によって勝ち得ていたんだっていう。
レディオヘッドが。
なので、さっき言ったように自分たちで田舎にスタジオを作って機材持ち込んでとか、大女優の邸宅を借りてそこにも機材持ち込んでとか。
そういう自分たちがやりたいようにできるようになってるっていう。
それがもうベンズの制作段階と全然違うと思うんですよね。
そのレコード会社との力関係みたいな。
そこが多分めちゃくちゃ、あれらにとってはでかかったんだろうなっていう。
でかかったし、逆に言うとベンズの頃はまだめちゃくちゃ大きくのしかかってたんだろうなっていう。
で、それがなくなったことによってめちゃくちゃ伸び伸びしてるっぽいんですよね。
レディオヘッドの皆さんが。
なので、そこの自由を得たのがスムーズさには多分つながってるんだろうなって思うんですよね。
で、トムも言ってるんですけど、その自由を獲得するのに奮闘することなく初めから与えられてたって言ってるんで。
そこはもう自然にそういう状態になってたっていう。
本当ベンズの功績ですよね。
ベンズがちゃんと売れたから、ここではある程度好きにやっていいよという環境が整えられたっていう。
そこに対してのストレスはなかったってことですよね。
なかった。まずそこがすごいでかい。
で、その時トムはよくベンズを振り返って、ベンズのことはすごい好きだよっていう風に言ってて。
あれはある意味で一貫したサウンドがあって、すごい好きなんだけど、今回は逆に曲によって全然違った雰囲気を出すようにしたかった。
39:14
っていうのも、その当時聴いてたのがロックンロールじゃなくて映画音楽とかクラシックだったんで、その辺の影響もあってそういうモードになってたみたいな。
演技を盛り込めとか、その他現代音楽的なものとかをすごい聴いてたらしいんですよね。特にトムヨークとジョニー・グリーンとだと思うんですけど。
なので、音楽的思考としての当時のモードっていうのもそっちに傾いてるっていうのも大きいですよね。本人たちの方向性としての。
トムヨークなりジョニー・グリーンとなりは、OKコンピューターとかKid Aの頃ってロックを聴いてないですもんね。あの辺で。それが割とダイレクトに出てるよねっていうのはありますよね。
Kid Aの頃はロックなんかクソ音楽だっつって言ってますし。
実際本当はアウトプットがそうなってますからね。
なんなんゴミだと。それが周りにも影響を与えちゃってるしっていうのがあの辺ですよね。
OKコンピューターはギリギリまだロックに希望を見出してるというか感じはあるんですけど。
まさにまさに。
OKコンピューターなんかギリギリですよねその辺が。ロックはクソだって思い出してるけど、でもまだロックに希望を見出したいみたいなあたりが見えるなーってトムヨークあたりはみたいな感じがするなーって。
でも多分聴いてる音楽はロックではないんでしょうねみたいな。
別にローリングストーンズとかザ・スミスとか聴いてるわけではないでしょうこの時点ではっていう。
OKコンピューターは本当にギターロック、それまでのベンズにおけるそのギターバンドとしての頂点みたいなやつを、
もうその殻を破って脱ギターロックになって、バンドサウンドの解体をしてそれを再構築したみたいな。
それを同時にやってるみたいな感じですよね。
解体と再構築っていうのはまさしくそうだと思いますね。OKコンピューターは。
42:03
で、きっとAとかになるともうそっから完全決別っていうか。
もう完全に脱構築になっちゃいますからね、あそこ行くとね。
そういうところですよね。
OKコンピューターはまだ再構築しようとしてるんですよね。ロックとしてのサウンドというか。
一旦解体した上でもう一回ロックとして再構築しようっていうのがOKコンピューターで、
きっとAはもう完全に脱構築になっちゃってるというか、そこには興味ないっていう方に行っちゃうのがOKコンピューター。
きっとAですね。
ここはだからそういう本当に過渡期でもあるのが面白いなと思いますけど、
さっきからスタジオ作って機材持ち込んでみたいな話してますけど、
結構機材をかなり買い込んだらしいんですよね、いろいろ。
機材とか楽器とか。
OKコンピューターの時期に?
時期に。
そういう自由な環境と、きっと予算もかなり与えられてっていう感じだと思うんですけど、
この中でいろいろ買い込んで、買ったからにはそれを正当化するために全部使うぞみたいな感じになってたらしくて、
この辺も結構いろいろ試行錯誤するモチベーションになってるというか。
強制的に使わないとというか。
使う理由になってるというか。
強制的に使ってますもんね、OKコンピューターは。
そういう感じすらありますよね。
ベンツはもう単純にバンドサウンドじゃないですか。
ドラム、ベース、ギター、ボーカルっていう。ほぼほぼそれで成り立ってる。
OKコンピューターはそこだけじゃないですよねっていう音が割とふんだんに入ってますもんね。
そうなんですよね。なので結構、曲っていうのは割と早い段階であったらしいんですけど、
その曲の骨格、いわゆる。
多分コードとかメロディっていう意味だと思うんですけど、
それは割とあって、それをどう仕上げるかアレンジするかっていうところにすごい突き詰めてみんなでやってたっていう。
なのでそういう機材をめちゃくちゃいろいろ使って音を重ねてとか、
そういうアレンジの部分にめちゃくちゃ時間を使ってたっていうのがOKコンピューター。
で、トムヨークも言ってるんですけど、
45:00
頭に思い描いているサウンドを表現するためにいつもギターってわけにはいかないんだよって。
で、それにロックバンドって見なされている僕らがやるから面白いだろうってやってるんだよねみたいな。
結構ね、自覚的に言ってるんですよね。
そこがやっぱりすごいところというか面白いところでした。
めちゃくちゃそのギターロック、ギターバンドとして見なされてたレディオヘッドが、
そこから外れたサウンドメイクをした方が面白いだろうという。
それをやった方が面白いじゃないかって思って、それをやったのがOKコンピューターで実際面白いものになったという。
そうですね。だから本当、ベンズ混ぜでそれをやり切ったっていう部分もあったとは思うんですけど、
そこからトムヨークとかジョニー・グリーンとのモードとして映画音楽とか、
そういうロックじゃない方向に向かっていったっていうその点と、
ベンズで勝ち得た自由に制作できる環境っていうところが、
うまく合致してやりたいことができる状態になってたっていう。
そうですね。
そこがもううまくマッチしたからこそ生み出せたOKコンピューターっていうことですね。
プロダクションにすごい時間かかってそうなんですよね、このアルバムって。
そうだと思いますね。
多分曲自体は本当に割とさらっとできてるんじゃないかなって。
そこからのプロダクションに時間をかけるというか、
そこにすごいアイデアがふんだんにあることによって、
従来のロックの音とは違うものになってるんですよね。
めちゃくちゃやれる環境があったというか、
それこそ発売日とかも割と自由だったらしいんですよね、レコード会社から。
そんなに設定されてなくて。
なのでその辺の伸び伸びできる状態なので、めっちゃいろいろ試せた感じだと思うんですよね。
環境と才能がちょうど合致したんだなって感じしますよね。
そうですね。自分たちのモード、向かいたい方向性と。
時間があるからといって、ボンビ役のバンドがこのサウンドはできない。
48:04
確かに。それは本当にそうですね。
このサウンドのビジョンが思い浮かぶっていうのがすごいと思うんだよ、俺。
出てこないもん、こんなもん。
これだってやっぱ従来のロックンロールではないし、
なんだろうな、これ本当不思議なサウンドプロダクションしてるんですよね。
そこのビジョンがよく思いついたなって思う。
それって先に頭の中であったのか、やっていくうちに、
こういう方向に行ったら面白いんじゃなかってなったのかが、そこがわかんないんだよね、僕は。
最初にこのビジョンがあったとしたらすごいし、
どっちなんだろうっていうのがどうなんですかね。
こんなの出てこないじゃないですか、みたいな。
やっていくうちで、こういうことかなっていう。
おのおのがそういう方向を向いていって、結果的にこうなったっていう方が僕は、
それはあるかもなとは思うんですけど、
誰かの頭の中にこれがもう最初から出来上がってて、そこに向かっていったっていう。
それだったらとんでもないなって思っちゃうんですよね。
多分そうだと思いますけどね。
大きな方向性としてはあったかもしれないけど、ほんとやりながらなんじゃないかなっていう。
多分やりながらだよね。
そんなに誰かの、もうこれだっていう方向性に向かってみんなで突き進んでったって感じの発言とかも含めて、
そういう印象ではないんで。
だよなー、だと思うんですよね。
ただやっぱ、トムヨークとかジョニー・グリーンウッドとかは、
さっきから言ってますけど、映画音楽とかそっちにかなり傾倒してたっていうところはあるんで、
そういう要素を入れようみたいな、その全体の大きな方向性としてはあったとは思うんですけど。
それはでも結構漠然とはしてると思うんですよね。
ですよね。多分そうだと思いますよ。
その中で本当試行錯誤して、これいいじゃんとかもっとこうしてみようとかっていう中で、最終的にああなってるんじゃないかっていう。
できてたんだろうなーって感じしますよね。
そこがだから、たぶんナイジェル・ゴッドリってもそういうところではめちゃくちゃ試行錯誤の中で貢献度の高いと思うんですけど、
その辺もね、出会いというかタイミングとしてめちゃくちゃ大きかったんだろうなと思います。
なのでまあ本当に流れとしては、レンズを生み出すのは大変だったけど、
51:06
生み出す過程でね殻を破って、その後のツアーでも覚醒して、
その結果とか評価もついてきたことによって本人たちも楽になったし、環境的な自由も獲得できたんで。
それによってそのノリに乗った状態でのびのびと制作できたのがOKコンピューターみたいな。
なるほど。
感じなんで、割と必然というか。
まあそういう環境を用意してあげると、こんだけのものを作り上げるっていうことで。
かなあという気がしますね。
本当にいろんなものが噛み合って、こんなにスムーズにあんな名作が。
割とOKコンピューターはそんなに難算だったわけではないというか。
そうだと思います、本当に。あっさりできてるんですよね。
これがあっさり。
これがあっさり。ベンズの方が苦悩してる感じありますもんね。
ああ、そう。そういうものなのかもしんないですね。
多分考えたらできないんだろうな、こういうのって。
それもあると思いますね。
なんかパンパンパンでノリで。
勢いで、そう。
勢いで、その環境とソム・ヨークとジョニー・グリーンウッドの思想的な方向性がちゃんとありつつ、
ナイジェル・ゴトリッジがこれサウンドいいんじゃないすかみたいな、パンパンパンみたいな。
そういう環境も整ってて、みたいな。
スカーンとできちゃった。
その方ができるかもしんないですね。
これをものすごい頭でこねくり回してとかやると、できないよなって思うもんね。
そうですね。
意外とノリ一発の方ができるのかもしれないですね、こういうのって。
でもこれのせいで割とレディオヘッドは苦悩するんでしょう、また。
その後そうそう。
ものすごいストレスがかかっちゃうんですよね。
それまた皮肉なもんですね。
ここでもまたそうなっちゃうんですね。
ヒットAに行く流れになるわけですよね。
やっぱりこれですごい、従来のロックンロールでありえない音を出してしまって、
ロックンロールの未来を背負わされてしまうんですよね、レディオヘッドって。
ロックの未来はこの人たちの行く末にあるみたいなさ。
54:01
そうなるとものすごいプレッシャーになっちゃうじゃないですか。
自分が何をするかによってロックの未来が決まっちゃうみたいな。
そこをそんな望んでないんですけどみたいなさ。
ギャラガー兄弟みたいな方に行ってくださいよ、皆さんみたいな。
そうなると行き詰まっちゃいますよね。
そこで従来のロックの方法論には未来を見出せなかったんでしょう、レディオヘッドって。
というところでヒットAに繋がっていくんだろうなって思うんですけど。
まあ本当、勢いが殻を破った勢いっていうのがこの時期の。
意外とここでは結構勢いあったのかもしれないですね。
勢いですね。
結構、メンズの成功によって次メンズを越えなきゃみたいなプレッシャーも最初はあったらしいんですけど。
それは絶対あるんですけどね。
そこは割と軽く乗り越えてるっぽいんですよね。
たぶん勢いが量はしてる。
勢いなんだろうな、たぶんな。
自信と一回できたみたいな感じの手応えはやっぱあったんだと思うんですよね、評価。
単純にそのメンズって割とギターロックなんで、
じゃあギターロックじゃないものを入れたら単純に越えられるじゃないですかみたいな。
割と軽い乗りもあると思うんですよ、あの時点で。
じゃあキーボード入れたらとかシンセ入れたら越えるんじゃないですかみたいな。
確かに。
その辺の伸びしろがあったというか。
通常の伸びしろがまだ残ってたというか。
あの時点ではたぶんあったんでしょうね、バンドって。
やっぱトムとかジョニー・グリーンウッドはそれができる見込みもあるというか。
鍵盤弾けますよ、僕みたいな。
その流れでシンセやりましょうかみたいな。
そういう方向に行ったらあれは越えられるでしょうみたいな見込みがあったんだろうなみたいな。
勢いがあったんでしょうね、あの時点ではね。
そうですね。
それがこのアルバムに現れてると言われたらそうだよなって思うし、
アルバムにドラム、ギター、ベース、ギター以外の音がすごいふんだんに入ってるじゃないですか。
割と本当に聴きやすいというか。
バンドサウンドからそんなに逸脱してないですからね。
その辺が脱ギターロックではあるんだけど、その解体と再構築を同時にやってる。
57:05
ちょうどいいところですよね。
この辺はプログレッシブロックの方法論を取り入れてるなっていう。
ピンクフロイドとか、あの辺の方法論を取り入れつつ上手く自己を拡大してますよねみたいな。
そうですね。
本当そういう環境面と本人たちの望む方向性っていうところの合致して、
割とそんなに苦労することなく、苦労した部分ももちろんあったっていう風に本人たち言ってますけど、
まあとはいえ、かなりそれまでと比べるとスムーズにこれほどの聴名版を作り出してる。
そういう時期だったってことですね。リリオヘッドの。なかなか恐ろしいですね。この勢い。
勢いでこれができるってなんかとんでもないですね。
本当にもうノリに乗ってる時期だったと思うんですよね、この時。大変だったと思いますけど。
もともとのポテンシャルがやっぱりすごかったんでしょうね。音楽的な所有というか。
そうですね。じゃないといくら環境が用意されたとしても、そんな簡単にできないですから。
それが花開かないと思うんですよね。その単純なロックな、ロックの文脈に収まってる才能ではなかったんだろうなっていう。
ということで、97年の6月16日にOKコンピューター発売したということで、
ここまでBENZからOKコンピューターってところを中心に見てきましたけど、
次回からはそんなOKコンピューターの曲、1曲ずつ見ていくという感じでやっていきたいと思いますけど、
また次回続いていきます。
次回へ続きます。
59:48

コメント

スクロール