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2021-06-13 25:32

#05-1 暗黒王子トレント・レズナーが『The Downward Spiral』を創るまで

今回取り上げる名盤は『ザ・ダウンワード・スパイラル』ナイン・インチ・ネイルズ(1994年)です。


第1回目はナイン・インチ・ネイルズ=トレント・レズナーのバックグラウンドやデビューアルバム『プリティ・ヘイト・マシーン』、EP『ブロークン』など『ザ・ダウンワード・スパイラル』につながっていく部分を話しています。


『The Downward Spiral』

1.Mr. Self Destruct

2.Piggy (Nothing Can Stop Me Now)

3.Heresy

4.March of the Pigs

5.Closer

6.Ruiner

7.The Becoming

8.I Do Not Want This

9.Big Man With a Gun

10.A Warm Place

11.Eraser

12.Reptile

13.The Downward Spiral

14.Hurt


《CD&配信情報》

●Amazon

https://amzn.to/3pOzDP3


●Spotify

https://open.spotify.com/album/7a7arAXDE0BiaMgHLhdjGF?si=Psq5bps9SDuKk38CqAvnDA&dl_branch=1


●Apple Music

https://music.apple.com/jp/album/the-downward-spiral/1440837096



■『名盤ラジオ』とは?


3人の音楽好きが古今東西あらゆる名盤から1枚をピックアップし、お酒を飲みながらダラダラと語っていく番組です。

※自由気ままなトークです。内容に一部誤りがある可能性がございますので予めご了承ください。


00:01
名盤ラジオ
こんばんは、名盤ラジオです。
この番組は、僕ら音楽好き3人が好きなアルバムについて、お酒を飲みながらダラダラと語っていきます。
名盤ラジオ、今回もよろしくお願いします。タクヤです。
えー、それじゃあ早速ですが、長岡さん、今回取り上げるアルバムは何でしょうか?
えー、9インチネイルズの『The Downward Spiral』です。
はい、今回は9インチネイルズですね。
イデックン、前回オアシスの『Morning Glory』でしたけど、今回は9インチネイルズの『The Downward Spiral』ということで、
この2つって、オリジナルアルバムとしては、どっちも相当高い評価だと思いますけど、性質ってまるで違いますよね。
もう、対極に位置するようなね。
そう、ほんと対極だよね。
対極ですよね。『Morning Glory』はほんとにその、全部キャッチーで、もう全部シングルみたいな感じで固めてるオリジナルアルバムですけど、
もうほんとその対極に位置する『The Downward Spiral』、でもこれももうオリジナルアルバムとして本当に最高峰かなって思うんですけど、
まあ今回は9インチネイルズ、『The Downward Spiral』を取り上げていきますと。
はい。
じゃあ、今回はまず、9インチネイルズと言ったらトレント・レズナーっていうところで、
トレント・レズナーについてと、9インチネイルズが『The Downward Spiral』を作るまでっていうようなところで話をしていきたいと思いますが、
はい。
まあまずは、『The Downward Spiral』に限らずですけど、9インチネイルズの、まあ9インチネイルズってバンド名っぽい感じの名義ですけど、
基本トレント・レズナーのソロプロジェクトっていう位置づけですよね。
バンドっていう位置づけではないってことなんですかね。
いやもう、音源制作についてはトレント・レズナー、イコールトレント・レズナー。
イコールも完全にもうトレント・レズナー。
全然イコールです。
なんか確かブックレットとかにもそんな感じで書いてありますよね。
そうそう。
9インチネイルズ is トレント・レズナーみたいな。
そうそうそう。
あ、もう。
なんか確か書いてあって。
すごい、その書き方はもう完全にそう。
ライブをやるときはそのバンド形態をとるけど、CDを作るにおいてはもうトレント・レズナーがイコールになると。
なるほど。
なんかレコーディングはあれなんですかね。
ギターとかベースとかドラムとか、いろんな人が演奏自体はやってるんですか。
それともトレント・レズナーが全部自分でやっちゃってるみたいな。
トレントができる範囲ではトレントが演奏して、ドラムとかできない部分はミュージシャンに頼むと。
03:05
なるほど。
それも多分あれですよね、曲一発バーンって叩いてもらってよりも音をサンプリングしてとかこんな感じで、それをあっと組み立てるのはトレント・レズナーがやってるのかなって感じですよね。
基本的にはもうスタジオにトレントがこもって一人で作業してる、で作り上げた音楽みたいな、もうそういうイメージですよね。
だからちゃんと統一された世界観っていうかなんだろう、バンドではない。
そうですよね。
ナインチーネイルズというもの。
ソロプロジェクト。
ソロプロジェクト。マリリン・マンソンとは真逆ですね。
そうですね。トレント・レズナーとマリリン・マンソンっていうのは結構深い関わりというか、いろんな話はありますけど。
確かにひれっくんが今言ったようにマリリン・マンソンとうまく対局にあるっていうか結構面白いですよ。
マリリン・マンソン個人名っぽいけど、実はメンバーがいるバンド名で、ナインチーネイルズはバンド名っぽいけど、実質トレント・レズナーのソロプロジェクトっていうか。
確かに今それ本当に思いつついたけど。
でも面白いのはナインチーネイルズってそんなイコールトレント・レズナーですけど、ライブで見るとめちゃくちゃバンドっぽいですよね。
ライブはそうなんだよね。
バンドメンバー、バンド形態でやる時のメンバーっていうのはそんな固定されてないんですか?
まあそのシーズンごとっていうか、アルバムツアーごとっていう感じなんじゃないかな。
ある程度トレントが好きそうな好きな人、ロビン・フィンクがいるなとか、ジョシュ・フリースがいるなとかもあるけどね。
なかなかそれなりのプレイヤーたち。
もうバンドで見たらスーパーバンドになるよね。
そうですね。
それがまた面白いのが、ナインチーネイルズはトレントのソロプロジェクト。
ライブの評価ってすごいじゃん、このナインチーネイルズって。
実際見てもすごいんだよね。音の面もすごいし、見た目の面もすごい。
実際行ったことはないけど、ライブ版とか聞いたりとか、YouTubeで見たりとかしますけど、
確かにオリジナルより下手したらかっこよくなってる。
そうそう。それはね、本当そう。
なんかそれすごいなっていう。
オリジナルからそんなに全然かけ離れてるわけでもないし、
すごい上手くバンドサウンドに上手い具合に変わってるし。
06:04
ナインチーネイルズのブレイクのきっかけとなったのが、
ウッドストックに出たときに泥まみれのライブをやったっていうのがすごい。
それがブレイクのきっかけの一つになってる。
それもすごいですよね。
すごいですね。ソロプロジェクトなんだけど、ライブのバンド的な感じで。
ライブパフォーマンスで名前をあげてるっていうのが、そこがなんか面白いなって。
それすごいですね。
確かに確かに。
それでもちろんのこと、作品自体もめちゃくちゃ良くて。
個人的にXのHIDEがソロでミュージックステーションに出たときに、
僕60を振らして墨だらけのアウトをやったんですけど、
あれはめちゃめちゃナインチーネイルズの意識したオマージュだなっていうのがね。
泥だらけになってやったんだけど、それのオマージュ。
そうそう、それのオマージュ。
HIDEってナインチーネイルズやっぱりすごい。
めちゃくちゃ好き。
やっぱりサウンドとか似てますよね。
だからすごい意識してるし。
HIDEが活動してた時期とそのナインチーネイルズの活動。
だからちょうどHIDEがソロをやり始めたぐらいの時のインタビューで、
すごいナインチーネイルズっていう名前を出してて、
俺はそこをきっかけでナインチーネイルズを弾くようになったんだよね。
HIDEが気に入ってるというか、影響を受けてる。
何者なんだろうっていうところから。
ナインチーネイルズ、すごい言ってるけどどんなのだろうみたいな。
で、弾き始めたのがきっかけなんだ。
そういう色々、両者の歴史を見てると、
すごいHIDEをオマージュしてるんだなっていうのが。
なるほど。
そんなナインチーネイルズですけど、
時系列みたいなところでいくと、
88年に活動開始はしてるみたいですね。
デモテープをいろんなレーブルに送ったりとかして、
Pretty Hate Machineがデビューアルバムですけど、
これが1989年ですね。
だから89年っていうのは結構古いんだなっていうのは、
80年代だからね。
この時トレントは23歳。
ちなみにトレントは65年生まれなので、
今2021年でいくと56歳ですね。
幼少期からクラシックピアノとかはやってたみたいですけど。
元々の素養がクラシックに。
そうですね。
で、あと僕結構面白いなと思ったのは、
09:01
大学でコンピューターを専攻してるんですよね。
なるほど。
まだ65年までの大学だから相当古いっていうか、
この頃にコンピューターを専攻してるっていうのは、
その後のナインチーネイルズとしての活動にも
結構影響を与えてそうだなっていう。
そうだよね。
それでコンピューターで音楽を作るっていう発想。
そこに対して柔軟にいけたっていうか。
結局1年ぐらいで退学してるっぽいですけど。
ただそういうのを専攻してたからには、
そういったところへの興味とかがそもそもあったんだろうなっていうのは
なんとなく感じましたし。
なるほどね。
なるべくしてなってってるっていうかね。
ちゃんとしたクラシックな影響もやっぱめちゃくちゃ
曲に出てるっていうか。
まあでもプリティヘイトマシーンに戻りますけど、
このアルバムも入ってる曲としてはすごいですもんね。
ヘッドライカーホールとかシーンとかテーブルライトとか。
いい、そうだね。
この辺入ってますもんね。
めちゃくちゃいいね。
代表曲となってるようなものももうすでにここに。
まあ結構サウンドはね、今聴くと初期っていうか、
まあやっぱ80年代だなっていう感じはあるけど。
この辺の曲もライブ、まさにこれもライブバージョンめちゃくちゃかっこいいですよね。
かっこいいかっこいい。
超かっこいい。
曲の完成度っていうか、デビューアルバムからものすごい。
スタジオの便所掃除のバイトをしながら聴くとか。
そうそうそうそう。
便所掃除のバイト。
最初はそのスタジオのスタッフとか、掃除とかまあそういうところをやってて、
で、まあ頼み込んで自分のレコーディングもさせてもらってみたいな感じでしたよね、確か。
めちゃくちゃ苦労してんね。
そうそうそう。
すごい。
で、その後そのデビューアルバム出したレコード会社と結構揉めて、
なんか音楽性にいろいろ口出してきたりとかしてたみたいで。
それでいわゆる遺跡騒動っていうのが起きて、
で、まあこれが裁判になったりとかしていろいろ大変だったみたいですけど。
あー、そうだね。その最中にあれだ、ブロークン出してるって。
そうそうそう。その最中にブロークン作って。
なんかストレスをぶちまけてるっていうのがあの、社会的な。
そう、まさにその通りで。
で、その時のモヤモヤとか怒りをもう表したっていうサウンドになってますよね。
ちゃんとその精神状態が出てくるんですよ。
モロモロ出るね、あの人は。
もうトレントレズナーはほんとそういうタイプですよね。
ブロークンが92年ですね。
12:02
これがまあ6曲プラスボーナス2曲みたいな感じの。
ミニアルバム。
実家的にはミニアルバムってとこですよね。
それがもうなんか割と決定だ的な。
いや、ほんとそうだと思いますね。
あれは確かにすごいよね。
すごいですよね。このミニアルバムだってめちゃくちゃいいですよね。
ちょっとどうしまったんだっていうぐらいのなんかもう。
凄いですよね。
凄いよね。
テンションが凄いですよね。
そうそうそう、テンション。
1曲目Wishでその後も全部もうキレキレっていうか。
めっちゃキレてますよね。
そうそうそう。
そんなにブチキレるかという。
そう。
快適なもう。
ハッピーネスインスレイバリーかなんかのPVにマリリンマンソンがいる。
デビュー前のマリリンマンソンが出てるんですよね。
その時のあのゲイブアップにも出てますね、マリリンマンソンは。
あーそっちかな、ゲイブアップの方かな。
ゲイブアップのPVにマリリンマンソン出てますね。ギター弾いて眉毛ある。
コーラスなんかしちゃったりして。
結構今見ると面白いですよね。
ちょっと面白い。
でもその面影っていうかなんていうか。
見ればマリリンマンソンって一発でわかる。眉毛あるじゃん。
でもなんか普通にギターとコーラスに徹してる感じはちょっとなんか面白いですよね。
ブロー君がちょっとひとつブレイクのきっかけというか。
ですね。
ブロー君が出たのが何ですか?
92年。相当早い。
ニルバーノのネバーマインドは?
ネバーマインドは91年ですね。
91年。
そのやっぱりニルバーノのネバーマインドがバーンといってすごいロックの歴史が変わったみたいな。
確かに。
すごいな。なんかこの辺の時代。
ロックの激動の時代というか。価値観が変わっていくという感じ?
そうですね。
まあでもそんなナインチネイルズですけど、やっぱあの世界観っていうかもうめちゃくちゃアートですよね。
あとですね、その人間のネガティブな部分というか、
疎外観とか閉塞感とかそういうのを表現した、割とネガティビティを表現した音楽表現としてはもう世界最高峰じゃないかと。
そうですね。90年代初期のトレントレズナーのビジュアルってめちゃくちゃかっこいいですよね。
15:00
めちゃくちゃかっこいい。
めちゃくちゃかっこいいですよね。
めちゃくちゃかっこいい。
あの頃の本当にその暗黒王子っていうビジュアル。
暗黒王子って言われてたんですか?
言われてた。
多分日本の雑誌とかの中では言われてるんじゃないかな。
そのぐらいの頃の日本の音楽だとXとかLunacyとかって見た目が割といい感じ。
ビジュアルショックですよね。
でも海外のロックの人たちってそんなかっこよくないんじゃないの?みたいな。
もっとゴリゴリだったり。
そういうイメージがあったんだけど。
ナインチネイルズを聞いてトレントレズナーってどんなやつなんだろうっていうので見たときにめちゃくちゃかっこいいじゃんっていう。
結構それは大きかったよね。見た目かっこいいっていうのは大きいですよね。
確かに王子って感じのルックスですね。
すごいなんか割と繊細な感じ。
そうそうそうそう。
本当に仏学少年みたいな感じですもんね。
本当に若い頃のトレントレズナーって個人的には本当にミュージシャン史上最高レベルで好きなルックスですよ。
分かる分かる。
めちゃくちゃかっこいいなって思います。
それを聞いてタクの学生時代とかのファッションの趣味とかなんか近いもの感じるっていう。
そうかな。
なんかちょっとそんな感じする。
すごいその辺分かるんだけど。
洋楽の有名な人たちってゴリゴリな感じのイケイケな感じのっていうイメージがあるんだけど。
トランコバーンとかトレントレズナーってすごい繊細な感じの整った感じの綺麗さってあるじゃないですか。
そうですね。
割とそこにはまり込むっていうのはあるよね。
確かに。でちょっと弱さを見捨てる感じの。
そうそうそう。弱さとか脆さとかがすごい見てて分かるっていう感じ。
だからアメリカのロックの価値観というかその辺の変化してきたぐらいだよね。
そういうカートコバーンとかトレントレズナーとか。
ああいう繊細な感じのかっこよさっていうか。
こういう時代ですよね。
とにかくかっこいいですね。若い頃のトレントレズナーって。
2000年代中盤以降どうしてああなったのかっていう。
ゴリゴリマッチョになっていくじゃないですか。
18:01
もう坊主になってからは。
洋楽のゴリゴリな人たち。
割と文学的な人がゴリゴリマッチョになっていくっていうパターンというか系譜はあるんだよね。
三島由紀夫とかもそうじゃないですか。日本人で言うと。
文学青年的なのがマッチョになっていく。松本ひとしとかもそうじゃん。
松本ひとし。
文学的な繊細な人が割とそういう方に憧れてそっちに行くっていうのが一つのパターンとしてあるんで。
まあでも本当にナインチューネイルズはそのルックスとかアートワークとかそういったところにもめちゃくちゃこだわりがあるのは特徴ですよね。
そうですね。その辺のかっこよさっていうのはあるよね。
ナインチューネイルズっていう名前自体かっこいいですもんね。
かっこいいね。
これかっこいいですよね。なんかこれの由来とかそういうのって何か覚えてたりします?
なんかの引用だったと思うよ。なんかのバンドの曲名だったと思う。
そうなんだ。
なんかいろいろ僕もちょっと調べてたんですけど、イエスキリストの釘の長さ説とかなんかいろんな説はあったんですけど、その何かの引用っていうのはパッとはなかったなって。
でも僕がなんか昔雑誌かなんかで読んだのは、そのナインチューネイルズっていうのを思いついて何日間かこう眺めてみたけど、なんかもう地面とか含めてもう気に入ってこれにしたっていう。
何日間か眺めて。
そうそうそうそう。
まあだからそういう本当に地面とかそういうその絵としてのナインチューネイルズっていう文字とかにもやっぱすごいこだわりはあるんだろうな。
すごい。
あのNiでリバースエンドでしょ。
そうそうそうそう。
あれもロゴとして最高にかっこいいですよね。
確かにね。
あんなかっこいいロゴ他にあるかっていう。だってあれだけTシャツについてたらめちゃくちゃかっこいいTシャツになるじゃん。
かっこいいかっこいい。
その辺のなんか総合的な音楽的にもルックス的にもっていうのは本当かっこいいよね。
かっこいいですね。アートプロジェクトっていう。
そうだね。総合的なアートプロジェクトっていう感じがして。
音楽が主になっていって。
そうそうそうそう。音楽がメインにあるんだけどそれだけじゃないよね。
すごいなんか共感する部分がある。
ですね。でまぁ今回取り上げるダウンワードスパイラルですけど、そのブロックンから2年後、94年の3月に出している。
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まあ位置づけ的にはセカンドアルバムっていうところですね。
この時トレントは29歳なのでもうめちゃくちゃ絶好調って感じだと思いますね。
これもそのさっきのアートみたいな話で言うと、ジャケットがもうめちゃくちゃかっこいいですよね。
かっこいい。
やったねーこれもかっこいいね。
このアルバムは本当、ダウンワードスパイラルっていう名前もかっこいいしさ、アートワークもかっこいいしさ。
これでダウンワードスパイラルを表しているところがかっこいいですよね、このジャケットで。
これ僕ちょっと調べてみたんですけど、ラッセル・ミルズっていうイギリスのアーティストが手掛けているジャケットらしいですね。
結構そういうバンドとかのジャケットとかを手掛けている人らしいですけど、
ナインティネイルズはその後の作品とかもやってるっぽいですね、いろいろ。
このアルバムからその人。
ぽいね。
なるほどね。
確かになんかプリティヘイトマシーンとかとはちょっと違うもんね。
フラジャイルとかとはちょっと似てる。
フラジャイルとかは一緒だろうね。
これも本当全体的に閉塞感っていうか、もう精神状態が現れてるアルバムだなっていう感じですけど。
この時はどういう精神状態だった?割と…
いやもうブチブチブチブチ切れてるじゃないですか。
もうブチ切れてるぞ。
遺跡した後。
遺跡というか、まあナッシングレーベルを自分で。
作った。立ち上げて。
それがまあブロー君が最初で、その後っていうことですね。
割と有名なエピソードとしては、その時スタジオを買ってるんだけど、そのスタジオがマリリンマンソンが名前を取ってるチャールズマンソンっていう、いわゆるカルト信仰宗教の教祖なんだけど、
チャールズマンソンがその教、自分の信者を引き連れて、シャロン・テイトっていう有名な女優さんを残殺してるんですね。
ハリウッドの映画の歴史ではすごい有名な話なんだけど。
シャロン・テイトを残殺事件。
その残殺した家をトレント・レズナーが買って、そこをスタジオとしてダウンワード・スパイラルを録音してる。
すごいですね。
トレント・レズナーはそのことを知らなかったっていう。
知らなかった。
その場所がそれだっていうのを知らなかったっていう。
たまたまだった。
たまたまだった。そんな話もありつつ。
そこでレコーディングされた。
24:00
そこでレコーディングされた。
もう出来すぎてるだろうっていう。
出来すぎてますね。
いやーでも本当このアルバムはもう全曲繋がってるみたいですもんね。
コンセプトアルバムといえばコンセプトアルバムですね。
トレント・レズナー自身がピンクフロイドのThe Wallからすごいインスピレーションを受けてこのアルバムを作ったっていう。
The Wall自体がすごいコンセプトアルバムの先駆けみたいな。
もうアルバム全体で一つの曲みたいな感じ。
一貫して。
ダウン・ワード・スパイラルもすごいその感じはあるよね。
そうですね。
すごい一人の人間が落下していくというか堕落していくというか。
一応そういうテーマの。
ダウン・ワード・スパイラルっていうのが下向きの螺旋っていうのがまさにそれを表現していると思うんだけど。
どんどん落ちていくっていう。
深みにどんどん螺旋と入っていく。
そうですね。
ということで次回からダウン・ワード・スパイラルの1曲目から話をしていきます。
次回へ続きます。
25:32

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