1. 名盤ラジオ
  2. #51-1 黒夢『feminism』特集!..
2023-09-05 52:40

#51-1 黒夢『feminism』特集!時代によって変化する清春の本質とは?

黒夢『feminism』特集スタート!なぜ黒夢にハマらなかった?XやLUNA SEAとの違い、黒夢のおもしろさとは!?アンチテーゼの塊?時代によって変化する清春の本質とは!?日本ロックの三大ファッショナブルは誰だ!? ※雑談形式なので敬意と愛情をもって敬称なしで話をしています (※1.5倍速再生推奨) -------------------- 名盤ラジオ、メンバーシップ開設しました! ↓こちらの動画および概要欄にて詳細ご説明しています。 https://youtu.be/8cODTrEK29I ▼ご参加はこちらから https://www.youtube.com/channel/UCLLmGJNwNe6awEOw-avRFNQ/join -------------------- ※続きはこちら 黒夢史上最もソフト??それにしては…『feminism』序盤曲と当時の“フェミニズム”感?【名盤ラジオ #51-2】 https://youtu.be/WwzIFBTclJA やはり自覚的!『feminism』中盤曲を語る~思い出の「優しい悲劇」&ド直球!「Miss MOONLIGHT」【名盤ラジオ #51-3】 https://youtu.be/o9q4-cy31O0 『feminism』総括~攻撃性のかたまり!黒夢の逆チャレンジ!【名盤ラジオ #51-4】 https://youtu.be/ET3mE46teAo 『feminism』/黒夢 01.心臓 02.解凍実験 03.feminism 04.眠れない日に見る時計 05.Unlearned Man 06.Love Song 07.白と黒 08.優しい悲劇 [album mix] 09.情熱の影-Silhouette- 10.くちづけ 11.Miss MOONLIGHT [album mix] 12.カマキリ 13.Happy Birthday 14.至上のゆりかご 《CD&配信情報》 ●Amazon https://amzn.to/3s8vtGQ ●Spotify https://open.spotify.com/intl-ja/album/1Zu618X1G1SbjPgLVSD9ow?si=q5VfZktfRUOzCRxvKFQPHA ●Apple Music https://music.apple.com/jp/album/feminism/715837364 ■『名盤ラジオ』とは? 3人の音楽好きが古今東西あらゆる名盤から1枚をピックアップし、お酒を飲みながらダラダラと語っていく番組です。 ※自由気ままなトークです。内容に一部誤りがある可能性がございますので予めご了承ください。

00:01
名盤ラジオ
こんばんは、名盤ラジオです。
この番組は、僕ら音楽好き3人が好きなアルバムについて、お酒を飲みながら色々と語っていきます。
今回もよろしくお願いします、たくやです。
皆様、いかがお過ごしでしょうか。N像でございます。
こんばんは、ひときです。
あ、ごめんなさい、ひできです。よろしくお願いします。
ひときになっちゃったんだ。
間違えました。
ひときさん、今回の名盤ラジオ51枚目のアルバム、何でしょうか。発表してください。
発表します。黒夢のフェミニズムです。よろしくお願いします。
ということでね。
今回は、黒夢ですよ、黒夢。
来ましたね。
黒夢ですか。
50枚の節目を終わって、また新たな新境地ということで、これまで名盤ラジオでは取り扱ってこなかった大物。
黒夢ものですね。
についに行くわけですね。
ついに行くわけですけど。
今回ね、黒夢初めてってことで、この第1回目はいろいろ黒夢全般的なところとか話していきたいなっていう感じですけど。
初めてなんでね。
そうですね。
っていうところで、やっぱり黒夢どんな感じで聴いてましたかみたいなところからだなと思うんですけど。
なるほど、確かにそうですね。
ひできくんはいかがですか、まずはひできくんから。
自分は思い返すと、黒夢、そうですね。
一番聴いてたアルバムはコークスクリューなんですよね。
あとEMI。
ベストだね。
ベスト、そう。
そこの2つを聴いていて、初期の頃っていうか、
今日やるフェミニズムとかその辺のやつとかはあんまちゃんと聴いてないかったっていうのが当時。
なんでなのかわかんないけど、なんでなのか。
EMIはもう99年2月だね。
EMIが高校?
2年の終わりだったね。
なるほど。
03:00
違うわ違うわ。1年、2年になるときだね。
にEMIが出てた。
うん。
コークスクリューってその後とかって。
コークスクリューは…。
98年。
98年だね。
なるほどなるほど。
今5月だから。
その辺やっぱり一通りやってからEMIが出てるわけだよね。
そうですね。だからその辺を聴いてるんだなという感じですね。
なんかBEAMSとかね、その辺の曲とかはもともといろいろな場面で多分聴いてたから結構、
なんかその辺はもともと知ってたけど、ちゃんとアルバムとかは聴けてなかったな。
僕、まあイデックンと同級生っていうか同い年ですけど、
それでいくと、自分が黒夢っていうものを初めて認識したのは多分BEAMSかな。
うんうんうん。
これが発売日見たら95年の10月になってるんで、
あー中1かーって。
で僕、次のシングルのCUはシングルを買った記憶があるんですよね。
へー。
これが96年2月なんで、まあ中2になるちょっと前ぐらいってことですよね。
っていう記憶があって、でもアルバムではなんかちゃんと聴いてなくて、
で僕もEMIは買ったんですけど。
本当そんな感じなんですよね、黒夢って。
なので関わり的にはすごく薄いっていうか正直。
ただ、もちろんすごく意識はしてたっていうかね。
やっぱ名前は見るし、
あーなんかLike an Angelっていうシングルが出てるんだみたいなとか。
そういうのはやっぱりリアルタイムでも感じてたし。
Like an Angelとかね、確かに。
Like an AngelとかNight and DayとかSprayとか少年とか。
そうだね、その辺は。
意識はしつつも深くはまることはなかったっていうアレだね。
そうですね、そうなんすよね。
ここがだからLike an Angelと割と近いアレなの。
いやーLike an Angelとはまたね、ちょっと違うんすよ。
僕のアレで言うと。
これはなんかちょっと今回いろいろ思い返してたんですけど。
06:00
ラルクは全然聴いてないんですよ、そもそもで言うと。
ラルクは本当に全く聴いてないんで。
シングルとかも持ってないし。
結構なんというか、ルナシー派からするとやっぱりちょっと距離を置きたいバンドだったんですよ、当時。
今は好きですけどね。
ライバルみたいな感じ。
でもそれで言うと、黒い目はさっきも言った通りシングルを持ってたし、なんかベスト出れば買うし。
やっぱ注目はしてたんですよね。
それはやっぱ後から思うと、やっぱメンバー構成はでかいかなって気はするかな。
2人じゃないですか、気を張るとひときっていうね。
だからやっぱ一番最初のさっきのBEAMSとかの時は全然まだアレですけど。
その後ギターを始めてバンドサウンドに傾倒していく段階においては、やっぱルナシーみたいな5人いてメンバーの音で鳴ってるサウンドの方がやっぱり惹かれるっていうところでいくと、
やっぱギタリストがいないっていうところはやっぱりでかかったかなってのは思いますね。
まあそこなんだろうなという気はしますね。
君たちがハマってないのは。
ドラマーもいないしっていうところとギターもいないしっていうところ。
確かに。
ある種、やっぱXとかルナシーって5人いるわけで、割となんか先退者的な楽しみ方があるというか。
俺はレッドが好きだとかさ、俺はブラックが好きなんだみたいな。
そうですね。
そこって結構大きいと思うんですよね。
確かに確かに。
黒い目はそこがないっていうのが。
先退者、なるほどな確かに。
爆竹とかもそうじゃん。
確かに。
俺はイエローが好きだとかブルーが好きだっていう。
そういう楽しみ方ができるのが5人編成なり4人編成のバンドであって。
そこってやっぱね、その年頃の男の子には結構大きいんですよ。
そうですね。
確かに先退者の新シリーズ始まったって言って、レッドとグリーンしかいねえって言った時に。
そこがやっぱね、うーんってなっちゃうっていうのはわかるなっていう。
09:03
そうですね。
そうですね。
まさにそんな感じだったかもしれないですね。
っていうのでいくと、えぬぞうさんはどうだったんですか?
俺最初に聞いたのがね、優しい悲劇で。
ちょうどこの。
そうそうちょうどそのフェミニズムの時のあれなんだけど。
これがめちゃくちゃ刺さったんだよね。
はいはいはい。
この序章性というか文学性と序章性と。
あとまあその、これ95年の3月とかだよね出てんの。
はいはいはい。
そうですね。
卒業シーズンとかさ、自分のそういうのにハマってて。
なるほどなるほど。
これ超刺さったのね。
おーおーおーおー。
うーん、なるほど。
この3月、2月、3月のこの。
はいはいはい。
ファーストモーメン、2月の色が香るとかさ。
はいはいはい。
ラストモーメンとかさ。
はいはい。
これがもう自分に超刺さって。
そこでなんかもう黒夢、あ、これいいなーってなっちゃったっていうのあるなー。
へー、なるほどな。
でもこの曲聞くとその時のこう、なんか。
うん、超ね。
感じが。
超思い出す。
あー、なるほど。
なるほどー。
すごいね。
この曲は結構すごい、すごい、なんか人格形成に結構関わってる1曲だな、優しい。
すごいなーそれは。
卒業とかそのタイミングにこれがどんどん来て。
ちょうど。
そうね。
へー。
いやこれはほんとその曲調もそうだし、タイトルもそうだし、詩もそうだしって全部がもうね。
完全に刺さったんですよね。
なるほど。
だから平成的なさ、やっぱギターがいねえとか、2人しかいねえとか、それは自分もすごい引っかかるところで。
はいはい、そうですよね。
だからそこで、そこでハマらないっていうのはわかるんだよね。
だけど刺さったんですね。
そうなんすよ。
俺結構そのね、黒夢って、あのビジュアル系ってさ、Xにしてもルナシーにしてもラルクにしてもヨーロッパじゃん。
ヨーロッパの世界観なんだけど、黒夢って日本なんだよ。
12:01
もうバンド名見てもわかんじゃん、漢字で。
うん、漢字。
メンバーの名前もね。
そう、清晴ひとき。
まあもうちょっと前、坂登ればいいんだしっていう。
そうですね。
あの黒夢ってね、結構日本の土着のこの匂いがするんですよ。
はい、なるほど。
で、それが、それがあの、以前もなんか話したかもしれないですけど、
あの江戸川乱歩とか、寺山周知とか、その日本の土着の文学的な流れにめちゃくちゃハマるんだよ、黒夢って。
なるほど。
ここで俺はハマったっていう。
なるほど。
そこにすごいハマったんだよね。
なんかわかる気がする。
それがまあ95年3月の優しい悲劇ですけど、そこから黒夢はかっけーっつって、
もう次たぶんリリース的にはミスムーンライトが出て、フェミニズムアルバム出るって感じになると思いますけど、
もうその辺は全部買ってみたいな感じなんですか。
買うほどの財力がないんで、レンタルだと思って。
当時はしょうがないですよね、そういうの。他にもまあありますから、出てるのは。限られたね、財力で。
まあそっからは全部、もうほんとリアルタイムで追っかけてる。
ほんと優しい悲劇がね、めちゃくちゃ刺さったっていうのがでかくて。
なるほど。
それ以前の作品っていうのはほとんどその段階では聴いてなかったっていう感じ?
まあその段階ではね。
はいはいはい。
もう遡って。
まあちょっとしてすぐ遡って。
はいはいはい。
フォーディアとかアイスマイライフとか聴いてやったり。
はいはいはい。で、どんどんこうのめり込んでいくっていう。
やっぱりそのね、日本独特のおどろおどろしさというか、横溝精子的な江戸川乱歩的なおどろおどろしさというか。
江戸川乱歩的な、そこになるほど。
元々それがすごい強いバンドなんだよね。
インディーズ時代とかはもっとね、おどろおどろしくてハードでっていうのをやってたバンドだから。
初期の頃のやつを全然聴いたことないんですよね、これの前のやつは。
もっとそういう要素が強いんですね。
15:00
フェミニズムはだいぶそういう意味で言うと、
フェミニズムはだからぶっちゃけちゃうと、メジャーに行ってセールアウトしたなみたいな感じはある。
そういう感じなんですね、なるほどなるほど。
それを意識的にやってるっていうか、
じゃあメジャーに行きましたと、じゃあ売れましょうと、それを意識的にやってるっていうか、
それ聴いてると初期のやつもめっちゃ気になるな。
アイスマイライフとかはそっか。
アイスマイライフとか、もっと前のインディーズの方はすごい、もっとおどろおどろしくて、もっとハードでヘビーでみたいなことをやってて。
インディーズのやつは泣き顔で、
生きていた忠実児か。
タイトルからしてやべえじゃん。
やばいですね、確かに。
割とそういう世界観のバンド。
なるほどね、確かにおどろおどろ。
こっちの方が92年で、泣き顔で。
ライブパフォーマンスとかでも清春がもうステージで首吊ったりとかさ。
なるほど。
結構マリリン・マンソン的な。
そういうかっこいいですね。
ヘアトリカルなことをやってる。
おどろおどろ。
そういうかっこいいですね。
自分はコークスクリューとかいっぱいいっちゃってたから、結構パンクなイメージなんですよね。
パンク路線というか、
おどろおどろしさみたいな印象があんまりあって、
おどろおどろしさみたいな印象があんまり自分の中ではなくて
いやーでもその辺のやつは
その世界観って清晴なんですかね?なんか清晴…歌詞は全部清晴が作ってるんですかね?
そうですね。歌詞はまあそうですね。
曲はどういう感じなんですか?清晴…
曲は割と半々ぐらいの
そこは半々なんですね。なるほど。
割と初期のやつ、その曲と作曲だけ見たんですけど
割とひときとシーンが多くて清晴そんな作曲自体はしてないなっていう印象でしたね。
チラッとこうリスト見た感じは。
清晴は割と初期は詩の世界観っていうか
フェミニズムぐらいになると結構半々ぐらいですよね。清晴とひときで作曲も。
あれでしょ。シーンがいなくなっちゃっても。
18:02
そうそうそう。
もうやるかはって言っちゃう。
なんか、やっぱクルイメって本当にさっきも遠藤さんの話で出てましたけど
クルイメっていう名前がもう特徴的っていうか
やっぱ違うじゃないですか。シーンの中でルナシーとか
ラルクアンシエルとか
そういう横文字のやつと。
で、これもWikipediaとかに載ってたやつですけど
そういう当時の周りのバンドたちがすごく幻想的な世界観を描いてたけど
そういう夢ばっかり見てないで現実を見ないよっていう
そういうアンチテーゼでクルイメっていう感じのやつをつけてるみたいだね。
そういうのも見かけたんで
やっぱ元々の精神性がそういう感じなんだなっていう。
夢見てんじゃねえぞみたいな。
夢を見てない真っ黒な夢とかね。
真っ黒い夢を見せてやるよっていう。
ものすごい天の弱だと思う。気を張るんで。
この頃のビジュアル系バンドの先駆者の人たちってやっぱ
これまでになかったことをやってやろうっていう人たちじゃん。
これもXにしてもルナシーにしても。
その中でも飛び抜けて逆いってやろうっていうのが気を張るというか黒い夢というか。
ほんとこの人アンチテーゼの塊だと思う。
まあそうですよね。
じゃあ従来のバンドと違うことをやろうっていうので
お化粧系のバンドをやるわけだけど
そのお化粧系のバンドでやっぱみんなこうヨーロピアンな世界観とか
っていう方に行ってるところでじゃあ黒い夢と
日本語でアンチでやってやろうと。
その当時他のバンドがやってないぐらいシアトリカルなことをやってやろうつって
そっちに振り切って
じゃあメジャーデビューしたら今度はもっと思いっきり売れてやろうみたいな。
スケールアウトしてやろうみたいな。そっちに行くみたいな。
そっちの方の天の邪悪的な感じの。
そこのなんか面白さっていうのが個人的にはすごい刺さるなっていうか。
21:03
なるほど。
そこがなんか面白いんですよね。気を張るって。
結構この時代のバンドってお化粧して派手な格好してるわけじゃん。
でも音楽的にはすごいちゃんとしてますよみたいな
音楽に命かけてますよみたいなアピールをするわけですよ。
それはもうXにしてもやっぱ吉木はちゃんとクラシックの土台があってさ。
やっぱハードロックとかパンクとかちゃんとこういう洋楽のロックも経てとかさ。
ルナシーもそうじゃん。やっぱり気真面目なところがありつつみたいな。
やっぱりなんだろうなYMを通ってたりとかさ。
すごい音楽的に造詞が深いっていうのを結構アピールするわけですよ。
気を張るはその真逆行くわけですよ。
俺は海洋曲だみたいな。
田和田賢治、ジュリーでハマったみたいな。
なるほど。
そこがね、やっぱ面白さだなっていうか。
なるほどなるほど。
うおぉ行くぞっていう。
海洋曲で何が悪いみたいな。
そこが結構面白いんだよなっていう。
なるほど。
なんかちょっとあれっすね、ディル・ワン・グレイとかにちょっとなんか。
ディル・ワン・グレイは完全に黒い目直径だよね。
なんかやっぱそういう感じなんですね。
今初期がああいう感じだったとかなんかいろいろ聞いてて、直径ってほんと直径だなって感じの。
歌い方にしてもそうだし、世界観にしても。
世界観もそうですもんね。
ちょっとやっぱ驚々しいホラーみたいな。
驚々しさとか。
あとなんかこう天の邪悪感というか。
日本のホラーみたいな感じ。
はいはいはいはい。
ジメジメした。
これはすごい。ディル・ワン・グレイはほんとそうだなって。
あ、黒目フォロワーだな。最初思ったもんね。
そうですね。今やっとそこってそういう関係性なんだっていうのは。
今更ですけど、今。
なるほどって感じですね。
かと思えばそのやっぱビジュアル系のシーンがこう、
盛り上がってくると全く真逆の方というか。
そっちに行くみたいな。
そうですよね。
思いっきり乾いたタンクみたいな方に行っちゃうみたいなのが。
思いっきり行ってますもんね。
そうですね。
24:01
僕とかヒデックンはそっちの方がイメージが、
リアルタイム的なところで行くと強かったりするけど。
面白いなあ。
そこがなんかね、結構面白い。
逆張りしすぎるかな、僕とか。
逆張りしてる。
なんかアンチ、いろんなものにアンチすぎて、
自分に対してもアンチになるみたいなさ。
自己否定的なまでアンチになっていくのが、
そこがなんかね、清春の面白さだなっていう。
一時期は本当、ビジュアルビジュアル捨てたのを思いっきり否定するわけ。
コークスクリューとかその時期は、
ドラッグトリートメントとかその時期はもう、
ビジュアル系なんかくだらねえよみたいな感じなんだけど。
すごいっすね。あらゆる振り切り方がある。
振り切り方がおかしいんだよね、結構。
フェミニズムとか言って、
もうやっても歌謡曲ビジュアルロックやってたやんみたいな。
そうっすよね。
アンチテーゼの塊みたいなところが割と面白くて、ずっと見ちゃうんですけど。
どこが本質なんですかね。
でも元々はね、ビジュアル的なというか、
やっぱグラムロックが本質だなっていうのはすごい思うかな。
なるほど。
やっぱジメジメした方が本質だろうって思っちゃう。
だから結構コークスクリューとかドラッグトリートメントとか、
あの辺で乾いたパンクの方に行っていくんだけど、
パブリックイメージ的には結構そこのイメージ強いんだと思うんですけど、
割と個人的にはそこはマッチしてないだろうっていうか。
確かにサウンドはパンクになってるんですけど、
そうそうそうそう。
そこですよね。
サウンドはパンクなんだけど、やっぱジメジメしてるやんみたいな。
してますよね。
いやなんかそこはなんか、それかもしれないですね。
なるほどな。
ほんとそこだと思うんですね。
やっぱ本質的にビジュアルっていうか。
本質そうなんですよね。
やっぱジメジメしてるんだよなっていう。
歌い方がジメジメしてるって言ったらあれだけど、
なんかそこも逃れられない歌い方をしてますよね。
そうそうそう。
正直。
そうそうそう。精神性的にもそうだなっていう。
27:01
あの時期のパンク期の黒夢清春って多分、
ミッシェルガン・エレファント的なことをやりたかったというか、
そっちの方に行きたかったんだろうと思うんだけど。
でもやっぱもっとジメジメしてますよね。
のなんかすごい感じがする。
いやーほんとそれだなー。
本質はだからほんとそこなんでしょうね。清春の中の。
本当なんか清春本人がもう明言してるけど、
音楽的な動向というより、
男の人がお化粧して妖艶にステージでパフォーマンスしてるっていうところが一番ルーツというか。
それはもう清春も言ってるからね。
清春の歌い方もほんとすごいっすよね。
これってなんかすごくないですか?なんていうか。
すごい。
すごいっすよね。
清春の歌い方ってもう。
すごいよねほんとに。
このやっぱ衝撃っていうか、与えた影響っていうところというか。
極めてるよねもう。
極めてると思う。極めてる。
そのなんか歌い方的なところで言うと、
清春とハイドがもちろんビジュアル系のこの歌い方を作ったみたいなとこあるよね。
ありますね。作ってますねもう。
龍一の当時の癖をもっと強めた感じの。
そうそうそうそう。
って感じですよね。
清春はもう行くとこまで行ったなぐらい。
その癖を行くとこまで強めたなっていう。
それに影響を受けてる人めちゃくちゃ多いと思うんですよね。
まあ決定付けられた感じだよね。
これがあってこの歌い方があって。
まあ博詠とか。
博詠とかね。
系統ですよね多分。
これを作ったんですよね。
まあディラン・グレーもそうだし。
そうですね。
でも本当に自分的にはすごいかっこいいっていうイメージが昔からありましたけど。
まあイコール黒夢っていう感じでしたけどね。
だからさっき黒夢に一目置いていながらもそんなに聞いてなかったっていうような話に関連するんですけど。
ちょっとね今になって思うと黒夢はなんかちょっとおしゃれすぎたんだなって思うんですよね自分にとっては。
清春が清春のファッション的な感じ。
30:01
いや清春ってすごいファッションリーダー的な感じじゃなかったですか当時。
当時って僕が言ってるのは90年の後半ぐらいですけども。
ファンキッシュになったあたりだよね。
あたり、たぶん98年、99年とかあたりだと思うんですけど。
ファッションリーダーになってたよねあの頃は。
そうそうそう。そういうイメージがすごくあって。
わかるな、おしゃれですね。
なんかね、ひでっくんしかわからないめっちゃ高校のうちわの話になっちゃいますけど。
だいちゃんっていう高校の同級生が黒夢好きだったでしょ。
だいちゃん黒夢好きだったねめちゃくちゃ。
そうなんかねもう自分はねそれを聞いて、ああやっぱりって。
まあこういう人が黒夢を好きになってなんか自分は黒夢好きになっちゃダメなんだって思った。
黒夢はダメだおしゃれすぎるって。
それはねもうめちゃくちゃわかる。
わかる?
めちゃくちゃわかる。
おしゃれだよね黒夢。
あの靴、あれ、えっと。
ラバーソール。
ラバーソールね。
とかの感じとか。
だいちゃん黒夢めちゃくちゃ好きだったね。
なんかねマッチするじゃんなんかそこ。
めちゃくちゃマッチする。
なんかちょっと自分はそうはなれないなと思って。
めっちゃわかるな。
そういう感覚はねありましたねちょっと。
まあ音楽と関係ないところなんですけど。
いやでも音楽と関係ないというかその見た目的な部分。
結構重要ですよねそこ入りとして。
そこは一つロックの本質だと思うし。
清春自体がもうね見た目から入ってる人だからあの人。
だからなんかあれだけコロコロ音楽性変えられるんだなって思うし。
なるほどなるほど。
あんま音楽的にこだわりないのかもしれない。
シーンがだからそっちにあるってことですよね。
アーティストとしてのシーンが。
見た目かっこいい方が大事なんだあの人。
でもすごいかっこいいですからね実際。
そこはただ本当に思ってたし。
やっぱステージの振る舞いもかっこいいんだよ。
かっこいいですよね。
一挙手一投足がロックスターっていう感じだもん。
33:01
清春ちょっとなんか今思ったけどちょっと今井さんに似てないですか。
いやあのね。
もう日本のロックの三大ファッショナブル。
三大ファッションリーダーで。
秀と今井と清春。
この三人。
この三人共通点あるなと思うし。
似てますよね。そこあるなと思って。
飛び抜けたセンスというか。
そこでこの三人はすごい同じカテゴリーですね僕的には。
秀と今井さしと清春は。
なんかチェック模様の服着てたりとかする感じとか。
割と外しのテクニックが上手いとか。
結構極彩色の。
カラフルなロックのね。
ロックっていうと黒服とかさ。
黒か白かみたいなとこあるけど。
結構貧食系のかっこよさみたいなのがこの三人にはあるかなっていう。
あと今井さん、なんか最近の今井さんと清春ちょっとなんか。
似てる。
似てますよね。
スリックス的なあの金髪の感じと。
唇の質感とか。
うん、わかる。鼻と口あたり。
あれ、しっぽもわかる。
あれなんだろうな。
あの質感あるじゃないですか。
あるあるある。
カラカラに乾いてる感じって感じ。
神々みたいな感じね。
神々みたいなの。
あるよね。
似てるしね。
神々かっこよさだよね。
あのかっこよさはすごいかっこいいじゃないですか。
あれなりたくてもなれないんですよ。
そうそうわかるわかるわかる。超わかる。
あのガビガビ感がロックなんだよな。
ガビガビのあの唇。
あれになりたいんですけどなれないんですよ。
あーなんないんですよ。
わかるわかる。すっげーわかるそれ。
あのやっぱねロックスターのあの唇の。
爬虫類感ね。爬虫類っぽい感じ。
ひれといまいさんと清春さん。
爬虫類っぽいじゃん。
確かにその共通点ちょっとあるな。
爬虫類感確かに確かに。
爬虫類感って。
爬虫類感あるよね。
36:01
ハイドとか桜井あっちゃんとかは違うんだよ。爬虫類っぽさもあるんだけど。
要素あるんだけどなんかもっとこう正統派イケメン的なかっこよさもあるんだけど。
ひれとかいまいさんとが清春ってのは正統派イケメンではないじゃんみたいな。
でもロック的なかっこよさなんだよみたいなのはなんかあるよね。
そこなんすよね。ロック的なかっこよさ。
決してディスってないからねこれ。
かっこよさの質の話をしてますからね。
唇ガビガビってどういうことだみたいに怒られて。
これディスってるって言われたらもうちょっと違う違う。
決してそういうことを言ってるわけじゃない。
かっこよさはなんかある。
その感じ。
イースリーチャーズ的なかっこよさだよね。
ロックならではのかっこよさというか。
それロックなんすよね。
ハイドとかサックライさんとかは別にロックじゃなくても美しいかっこいいじゃんみたいな。
確かに。
ニックジャガー的なというかな。
なんかその系統分けができそう。
なんかあるよね。
その辺共通してるとこあるんだよな。
面白いですね。かっこよさの質の。
爬虫類系のかっこよさ。
爬虫類系のかっこよさって結構憧れるよなあれ。
やっぱロックやってる人間としては。
割とタクは爬虫類系のかっこよさあるよね。
カテゴリー一緒じゃいい?
カテゴリー的にはそっちなんだよ。なんかうらやましいんだよね。
褒められてんのかなそれ。
ロックをやるために生まれてきてる。
ロックをやらなきゃいけない。
っていうね、いろいろありますと。
今度ちょっと爬虫類分類しましょう。いろんなメンバーの。
フェミニスと何の関係もないよね。
まあそうですね。いろんな話になってますけど爬虫、爬虫じゃねえ。
39:03
いまいさん。
いまいまいに引きづらい。
引きづらいでも。
黒い面は全体的な話でいくと、
まあ血性からフェミニズムにどう至ったかみたいな話もちょっと軽く触れといた方がいいかなって思いますけど。
なるほど。
じゃじゃーっといきましょう。ここはもう。
はいはいはい。
91年血性とのことで。
最初は4人。
そうなんだ。
清春ひとき、ギターのしんとドラムが当時、えいき。
ですよね。
で、しんが清春を誘ったというような感じらしいですけど。
この4人でスタートして。
で、僕もwikipediaぐらいしか見てないんですけど、
インディーズながら渋谷航海道ワンマンやったりとか。
結構、やっぱすごい発端だなっていう。
そこのあれかな、
ヒデが、
Xのヒデが、
スギゾウを誘って、
最近黒い目ってバンドがすげーらしいよって見に行こうっつって、
渋谷航海なんかを見に行こうとして、
ゲット取れなくて諦めた。
ありましたよね。
本編というかに、ちょうどスギゾウとヒデがかなり仲良かった時期。
そうそうそうそう。
ちょうど。
ニアミというか、だから清春は生前ヒデと会ったことないんだよね。
って言ってましたね。
会ったことないですね、直接。
そこがあってたらまたどうなってたんだろうって。
確かに。
思いますね。めっちゃ意気投合して。
意気投合してそうだけどな。
してそうですね。
何かやろうよみたいなことになってたかもしれないですね。
シンパシー。
黒夢の話に行くと、
92年6月、ドラムの永期が脱退。
その後、つっても1年後ぐらいになりますけど、
93年7月、ドラム・ヒロが加入。だけど3ヶ月後に脱退。
これ以降ドラムがいないってことなんですよね。
その後ぐらいかな、エクスタシーからも誘われてたみたいで。
42:01
未ですよね。
でもちょうどそれくらいの時期に、東芝EMIからメジャーの話があったんでそっち受けたっていう。
みたいですね。
やっぱエクスタシーは怖かったんじゃないですか。
そうですね。
この時期はそうですね。
グレーのレインは94年だから、同時期ぐらいかな。
ちょい黒夢の方が前かなぐらい感じかもしれないですけど。
黒夢はメジャーの方の東芝EMIを選んだと。
ということで、94年の2月9日にシングル4Dearでデビューと。
東芝EMIを選んだ割にはめちゃくちゃディフルけど。
そういうことですよね。
その辺がやっぱね、アンチテーゼの男なんだよね。
面白いですね。
94年2月がどんなタイミングかっていうと、ハイドヨフェイスが出る2週間前ですね。
へー。
ルラシーで言うと、ロージアが出る少し前って感じですね。
ロージアはもっと夏ですけど。
なるほど。
半年いかないぐらい前。
ラルクはデューンとティエラの間ぐらいなんですけど、
ラルクってメジャーデビューが眠りに寄せてっていうビデオですよね。
で、それの発売っていうのが94年7月1日なんですよ。
だから黒夢の方が早いんですよね。
そうなるんだ。
なんかこれちょっと意外だなって思いました。見てて。
デビューで言うとラルクの方が後なんだっていう。
黒夢の方が少し先輩ですね。
ブレイクしたのがラルクの方が早い。
そうですね。
でも意外とミスムーンライトってどれくらい売れてるんだろうな。
トップ10に入ってないのか。ビームスが最高位6位とかになってるんで。
それが95年でしょ。
いやーでもやっぱね、広く認識されたのはラルクの方が早いんだと思う。
ルルリアイズがもうだって、タイアップとって割と認知されてたから。
45:05
これだってシングルとしては1作目でしょ。
1作目からタイアップ。
94年の10月ですね。
なるほどね。そっか。そう出ていくと全然早いですね。
うん。
ビビットカラーはミスムーンライトとビームスの間ぐらいなんですね。
もうほんとその辺数ヶ月で削れてた。
すごいですね。
濃いね。
そんな感じでメジャーに行ってやってた黒夢ですけど、
いろいろ出して、ミニアルバムのクルーエルとかそういうのも出して、
で、フェミニズムレコーディング中にギタリストのシンが失踪するという。
失踪って何?
失踪。
失踪していなくなってやめちゃった。
そのままだったってことですよね。なかなかすごいですよね。
どうしたんだろうね。
もうやだーってなった。
もう黒夢やだーって。
失踪するって。
このシン、鈴木シンさんって後にビニールとかでデビューしてたりするんですよね。
そうそう。キリでのね。
レモネード。
レモネードに参加してますもんね。
だったりしますよね。
失踪とはいえ居場所は温泉普通だったわけでもないっていうか。
どれくらいのスパンでどうなのかちょっとあんまその辺分かってないんだけど。
どうだったんだろうね。
レコーディング中にとりあえず連絡がつかなくなったんだろうね。
いなくなってしまったと。
いなくなりましたということですね。
みんないなくなった。
ドラムもいなくなって。
ドラムいなくなってギターもいなくなって。
結局ひときもついていけねえってなる。
最終的に。
終わるという。
それはやっぱり黒夢イコール清春みたいなところで割と納得感というか、まあそうなるよなーみたいなところはあったりするんですか。
48:10
そうですね。
これなんか結構、やっぱタクとかヒレヒ君が黒夢にハマらなかったっていう理由にもつながるかなと思うんだけど。
やっぱ清春のボーカルに対してバンドの演奏が、グルーヴ感がずり合ってないというか。
結構自分で聞いててね、やっぱなんか、ずり合ってねえなーみたいなのは多少感じるんですよね。
清春のボーカルに張り合えるだけの力量がある人じゃないとやっていけないっていう。
そうそうそうそう。周りがついていけねえって生半可な、ひときも生半可じゃないと思うんだけど。
それでもついていけないぐらい清春がやっぱ結構吉木とか杉蔵タイプみたいな、入れ込んじゃうタイプなのかな。
だからほんと杉蔵と杉蔵の曲やってるじゃん。ワンネス。あれすごいハマってるんですけど。
これぐらい悪の強い人じゃないと、ずり合わないよなーみたいな。そういう人はなかなかいないよなーみたいな。
そういうのがなんかちょっと感じるんですね。
なんとなくわかりますね。
やっぱ周りがついていけなくなっちゃうっていうのもちょっとわかるかなーっていう。
だって年間300本とかライブやるみたいな。
これすごいっすね。
ほぼ毎日じゃん。
中心人物がそれぐらいバンドに入れ込むと周りがついていけなくなっちゃうみたいな。
イエローモンキーもそうなんだよね。あれも年間200本とかライブやりだして、
たぶん吉井和也はそれぐらいやりたいみたいな。で、周りがそこについていけなくなっちゃうみたいなところで空中分解していくみたいなね。
そこで波長があってやれるメンバーがいるのは幸せなことですよねみたいなのは思うよね。
なるほどなー。
51:01
まあでもだからこそ清春はすごい子として立ってる感じはありますけどね。
そうですねー。
黒夢ってものがありながらやっぱ清春なんだっていう。
これがまた面白いのか。でも清春のソロになるとまたやっぱり黒夢と違うというか。
そこがまた面白いなーっていう。
今回は黒夢、清春、いろいろ語ってみましたっていう感じの回でしたけど。
とりあえず今回のアルバムフェミニズム、これが95年の5月に出てるっていう。
今話してた感じだといろんな面が時代によって出たりっていうところがあるから。
何に対するアンチテーゼがどの時代にあるのかっていう。
そういうところだったりもするっていうのがこの話でわかったところですが。
そういうのも踏まえてフェミニズムというアルバムを見ていきましょうっていうことですね。
そうですね。
じゃあ次回はフェミニズム見ていきましょう。
はい。
次回へ続きます。
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