3人で東京ガーデンシアター行ったやつ。
あれだってめちゃくちゃ最近みたいに覚えてますもん。
こういう席で。
ほんと、ほんとそうですね。
3人横並びの席でさ、こういう話してたよねみたいな。
あのライブは本当に衝撃的でしたからね。
ね。めっちゃ印象残ってるよね。
序盤の流れでね、「俺はやべえぞ!まさか!」みたいな。
これはただのことではないっていう。
みたいになったよね、あれ。
まさかって。
3人でこう顔を見合わせるというか。
おいおいおいおいおいおいおい、これまさか!みたいな。
あれ衝撃でしたね。
あれが2年半前で、でまた来日するんですよね、2月に。
場所はどこなんでしょう?ガーデンシアター?
またガーデンシアターですね。
これはもう成功が保証されてるんじゃないですか。
今度はオーケストラとっていうところでね。
それも楽しみなんですけど。
そういうこともあって、またちょっとシガーロスアルバム特集やっていこうということですよ。
そこでこのタックだもんね。
タックは彼らの4枚目のアルバムってことになりますけど、2005年9月に出てるアルバムですね。
20年前ですか。
20年前ですね。
20年前のアルバムですか、これ。
嘘でしょ。
やばいな。
すごい20年前って、自分がロックを聴き始めた頃の20年前ってさ、
イング・クリムソンとかさ、ベッドセンターだもんね。
そういうことですよね。
70年代とかになりますもんね。
90年代の20年前って。
嫌になっちゃいますね。
その時間間隔の…。
全然そういう感じしないというか、むしろ最近の放送でかみたいに思っちゃいますけどね。
去年出たって言われたらマジで信じますよね。
別にね、遜色ない感じしますよね。
全然去年出たって言っても何ら違和感ないですからね。
このタックはどうですか、どういうイメージですか。
アゲイティス・ビリューン、ときてのタックっていう、ここの並びになるわけですけど。
これはあれですか、みなさん、みなさんって思った方は。
あ、我々ですか。
リアルタイムで聴いてた感じ。
これはね、リアルタイムだった気がするな。
これは2005年9月だからもう完全にそうですよね。
あれ、お二人はかっこはリアルタイムだったんでしたっけ。
俺はそうでしたね。
遠藤さんはリアルタイムで、タックは…。
僕は遠藤さんから教えてもらってるんで。
で、かっこは2002年だから、割とだからそんなに差がなく聞いてるんじゃないかな。
なんか多分二人から教えてもらって聞いてると思うんだよね。
で、ちょうど出たみたいな感じになったんじゃないかなと思うんですよね。
2005年のタイミングはもうそうだよね。
だからリアルタイムで聴いてるんだと思いますね、3人とも。
俺はイメージ的には、個人的には結構メジャー感って言ったらいいですかね。
何だろう、タッチな感じというか。
メジャー感。
メジャー感が出たというか、なんていうかっていう。
なんていうんですかね。
しっかりポップスというか、そういう形を取ってきたなっていう。
でも当時そこまで思ってたかどうかちょっとあんまり覚えてないですけど。
今改めて聞いてもそういう。
やっぱカッコとかに比べるとね、っていうところはあるかなと思うんですね。
遠藤さんはどうですか、アタック。
アタックはなんかものすごい幸福感というか、
悪悪感があるアルバムだなっていうか。
多分冒頭の何曲かに影響されてるんですけど。
シガーロスって、それまで結構そんななんか幸せだけじゃないじゃないっていう、
やっぱすごいヘビーでダークなところも表現するし、
そういうバンドというかそういうアルバムを今まで出してたんだけど、
このアルバムはすごいポジティブな方に寄ってるというか、
メジャー感って秀木くん言ってたけど、
メジャー感、ライト感というか、光の方向に寄ってるアルバムだなっていう感じは印象は強いですね。
やっぱりそこはありますよね。
そこは本当に聞いた感触というか、感じるところは本当そうですね。
人の世に出てきたというか、なんというか。
遠藤さんも言ってたけど、特に前半の曲で割とそういう印象が強いので、
アルバム全体の印象もそうなるっていうところは確かにある気はするし。
前半の曲なかったら確かにちょっとまた違う印象になってたかもわかんないですけどね。
でもやっぱりタックはカッコの後っていうのが影響してるというか、
もうその流れとしての宿命というか。
カッコを聞いちゃってる後だからね。
やっぱ彼ら的にもカッコ、あのアルバム本当にもうね、聞いたことある人はもうわかるところですけど、
もうアルバムのこのタイトルもないし曲名もないっていうので、
8曲でね。
シガーロスはね、久々なんでちょっとおさらい的なところも含めてですけど、
シガーロス、勝利のバラっていう意味ですが、
結成は1994年。
アイスランドのバンドですよね。これは結構有名ですけど。
で、結成メンバーとしてはボーカルのヨンシーとベースのゲオルグ。
最初のドラマーがアウグストっていうドラマーだったので、その3人で結成して、
ファーストアルバムBONEっていうのを97年リリースしましたと。
BONEは結構全然違うというか、
割と結構アンダーグラウンド感が強いというか、
めっちゃ暗いですよね。
実験的というか、よくわかんないというか。
ジャケットも怖いし、音もそんな感じというか。
怖い。
それがファーストアルバムとして出ていて、
その後に98年、その翌年ってことになりますけど、
にキャータンが入るんですよね、メンバー。
キーボードが主な楽器ですけど、この人はいろいろな楽器ができるっていう人で。
キャータンが入ることで、またシガーラスの音楽性は幅が多分グッと広がった感じになって、
アゲイティス・ビリューン、セカンドアルバムが1999年リリースされるということでね。
これはもう名番ラジオでも特集してますけど、もう大名番というか。
いいですよね、アゲイティス・ビリューンはめちゃくちゃ。
素晴らしいアルバムですね。
という99年のアゲイティス・ビリューン作った後に、そのリリース後なんですよね。
ドラムのアウグストが脱退して、代わりにオーリー加入と。
ここで僕ら的なシガーラスベストメンバーの4人が揃って、
次に作られたのが2002年リリースのカッコと。
これは我々カッコと呼んでますけど、カッコですね、丸カッコ。
これがね、ぜひ名番ラジオのカッコ回聴いてもらいたいですけど、
我々的には本当にもう人生の宝物みたいなアルバムなんでね。
これはもうちょっと特別ですよね、そのアルバムなんかもう。
この作品はなんかもう、別格だなって本当に今でも思うアルバムですね。
そうなったら本当に結構ね、ちょっと。
よし、聴くぞっていうギャグをして望む。
本当に簡単には聴けないですよね。
ですね。おいそれとは。
おいそれとは聴けないですね、これは。
まあね、はっきり言ってしまえばもう生涯最高の1枚のアルバムと言っていいぐらいのアルバムだし、
そんなものをそう簡単に消費できるものではないんですよ。消費してはいけないんですよっていうところで、
もうちょっと封印しちゃうんだよね。
封印しますね。
なかなか聴く機会はあんまないんですけど、今となっては。
数年に1回みたいな。
当時はすごい聴いてたけど、自分の中にその音楽を吸収しきった後ではそんなに消費してはいけないから、なかなか聴く機会はないんですけど。
最高に大切な1枚ですよね、これは。
そうですね。
っていうアルバムを2002年に彼らは作って、
その3年後ですね、このタッグ。
当然同じ4人で作っているという感じですね。
その間はカッコツアーやって、
それ、僕とえぬぞうさんも行ってますもんね。
いましたね。
もう生涯最高のライブの1つと言っていいものとして記憶されてますけど、大号泣ですね。
もう信じられないぐらい泣いたっていうライブですわ、カッコツアーは。
東京国際フォーラム。
そう。国際フォーラムフォールA。
もう何か買わなきゃいけないと、Tシャツも買って帰らなきゃ帰れねえみたいに思ったらもうとんでもない行列になってたっていう。
売り切れちゃって買えないっていう。
あのライブは本当もう一生の記憶に残ってますね。
ライブ終わった後泣きすぎて立てなかったっていうのはこのライブだけだもんね。
勝つことすらできないぐらい泣いたっていう。
それぐらい衝撃的なものを見てしまったっていう。
そういうライブなんですよね、シガーロスって。
それが23年…22年前ぐらいかな?2003年ですかね、来日してたのは。
そういうツアーとかもやりつつ、3年かけてタッグ作ってるという感じですね。
さっき少し前に話してますけど、やっぱりカッコみたいなアルバム作った後の流れとしてはそうなるんだろうなーっていう感じの音楽性というか方向性ですよね。
そうですね。やっぱちょっと方向性としては。
次どうするってなった時にね、やっぱりまたカッコみたいなアルバム作ろうとは全くならないと思うんで、
あれを超えるとかそういう次元じゃないだろうなって思うんですよね、同じ方向性であった後して。
ある種反動だとも思うし、
やっぱシガーロスって可能性を追求していくバンドだと思うんですよね。
自己の再生産を良しとするバンドではないと思うんで。
だとするならば、やっぱカッコっていうああいう抽象度の高いアルバムを発表した後では同じことはやらないよねっていう。
それならばこういう割とポップスに寄ったって言えば言えるようなアルバムを作るのは自然な流れかなとは思いますよね。
カッコと同じことやってあれを超えられるとも思わないだろうし、全然違う方に行きたいだろうとやってる人として。
あれを違う方に行こうよってなるよねって思いますね。
それが良いか悪いかというか、よしよしなんですけども。
それであるからこそ割とその一般的な音楽リスナーには受け入れやすいアルバムになってると思うし、
もっとシガーロスのディープなファンにすると物足りないものになってるかもしれないしっていう。
その辺はここの聴いた方の感想というか受け取り方の違いだと思うんですけどね。
その辺でどう感じましたか?おった方は。
どういう感じですか?このアルバムに対する印象は。
秀樹くん的にはどうですか?
そうですね。やっぱりカチッとしたなっていう感じがなんかあるんですね。やっぱりイメージとしては。
そこがやっぱり具体性が高いんですよね。抽象度が薄れてるというか。
そうですね。
だからこそそのポップソングの公式に当てはまってるから。
だからやっぱりそういう意味で言うとそうですね。
カッコと比べるとっていう感じは当時はあったし。
なんですけど。
知らない人には多分受け入れやすいものなんじゃないかなっていう。
すごい10,000 Daysを聴いた時と本当に同じ感覚ですね。
なんかやっぱり個人的にはすごく。
だし一般の人っていうかみんなもうなんだろう同じ感覚、なんて言ったらいいんですかね。
やっぱTOOL入れる時に10,000 Daysからが入りやすいじゃないですか。
それと同じようにTACから入るのが入りやすいんじゃないかなっていう感じがしますね。
そうですね。
なんですけどめちゃくちゃでもいい曲っていうかいいんですよね。曲はやっぱりこう。
クオリティは絶対的に高いですもんね。
素晴らしいと思うんですよ。
本当はいい。
アクヤさん的にはどうでした?
そうですね。
やっぱ同じですけど基本。
すごくハッピー感が強いというかっていう印象はずっと持ってて。
ずっと持ってたまま今回改めて結構聴き直して。
それで思ったのがあんまりこのタックっていうアルバムをアルバムとしてあんまり聴いてなかったなっていうのを意外と思ったというか。
で割とアルバムとして捉えるのが結構難しいアルバムなんだなっていうのにも気づいたっていうか。
結構ね後半また変わっていくじゃないですかどんどん。
そうなんだよね。
前半の曲に聞きずられてアルバムのイメージって頭にあるかな。
そこの部分と後半の温度差みたいなのが割とないままずっと来てたなっていうところが正直あって。
それがねアルバムとしてのそれまでのたぶんシガーロスに無かったアンバランスさみたいなのにもなってるっていうか。
それがこのアルバムのキャラクターだと思うんですけど。
なのでアルバムトータルであんまり聴いてなかったなってのがそういうことなんですけど。
このアルバムは逆みたいな。
いいね、そうですね。
1曲1曲なんか個性があったりなかったりするんだけど、アルバムとして見るとなんかまとまってんのかバラバラなのかわかんないみたいな。
こういう言い方するとネガティブに響いちゃうんですけど、それが別に悪いわけではないというか。
そうそう、それ多分狙ってやってると思うんですよね。反動であるし。
逆のことやろうみたいな感じだったんじゃないかなっていう。
ひねりというか外しというか。
それをある程度狙ってるんであれば、僕らがこういう印象を持つのは狙い通りというか。
狙い通り。狙い通りなんだろうなーって気はしますけどね。
ということでね、アルバムタッグ1曲目から見ていきますか。
いってみますか。
結構ね、いろいろあるよっていうところを話した感じでね、曲を見ていきましょうか。
ということで、1曲目がこれはアルバムタイトル曲になりますけど、タッグ。
このタイトルの話してなかったけど、タッグはアイスランドの言葉でありがとうですね。サンクス。
なるほど。タッグはもうそういうことだったんだね。ありがとう。
そうですよ。アルバムタイトルがサンクスだから、それはなんかもう優しいよね。
それは優しいですよ。
まあカッコがいっぱい売れてありがとうってことでしょ。
儲かったわーっつって。儲かったわーっつって。
感謝。
おかげさまでこんなアルバム出せました。
おかげさまで。
儲かったありがとうって。
みなさんがいっぱいカッコ買ってくれたおかげで。
ウハウハですわーっつってね。
いやらしいアルバムだな、これはな。割と。
いやーすごいそう考えたら皮肉なアルバムじゃないですか。
皮肉なわけではないと思いますけど、純粋な意味での純粋にありがとうってことですよ。
純粋な意味のアルバム。
まあ違うそうね。みんな知ってくれてありがとうみたいな。
ワールドワイドでブレイクしたのがやっぱりあのアルバムですから、そこに対してありがとうということですよね。
そういう気持ちも多分あったと思うんだよな。
そんなこと言ってたような気がするんだよな、当時のインタビューで。
本当に言ってたんですね、そういう。
あれじゃないですか、生きとし生けるもの、みんな生まれて生きてくれてありがとうみたいな。
それもあるかもしれないですけど、そことのあれかもしれないですけど。
なるほど、でもみんなシガーロス。
あれでかっことアゲイティスビルで世界的なブレイクを果たしたっていうか、世界的なバンドになったっていうことへのありがとうっていうのはあったみたいなの。
そんな記憶ありますけどね。
なんか僕も見た気がするな。
だしまあそう思っても全然自然ですよね。
それが自然なことだし、そこに対してありがとうを表明するアルバムを発表するってやっぱりね、誠実じゃないですか。
ピュアですよね。
確かに。
このジャケットもね、ちょっと優しい感じありますね。
このなんだろうね、ちょっとカッコのカッコ部分みたいな感じに、ちょっと面影を少しだけ感じますね。
丸くなってる。
木がね。
木のところがね。
あとなんか、カッコの時ってキョンシーみたいなやついたじゃないですか。
子供だね。
そうそうそう。みたいな子供がまたね。
成長してね。
アゲイティスビリンは大地の。
あの子が成長していってみたいな。
なるほどちょっと。
それが多分あると思うんだよね。
確かに小学校、高学年というか中学校入る、まだ入ってないぐらいな感じになってますね。
こうやって成長してますというか。
そういうのをちゃんと見せたいというか、見せてるっていう感じなんだと思いますけどね。
親戚の子の名前でしたっけシガロスってなんか。
妹じゃない?ヨンシーの。
ヨンシーの妹の子供でしたっけ。
妹の名前で。
妹。
妹の子供じゃないの。妹自身の名前。
年離れてるんだけど。
あーなるほどそっかそっかそっか。
ヨンシーバーギッソンだからシガーロスバーギッソンってことなのかな。
あー。
あ、そうですね。
そっか。
確か結構割と一般的な名前らしいですよシガーロスっていうのが。
えーそうだの?
女の子の名前として。
えーそうだの?
えーそのアイスランドで。
えー。
そうそうそう。
ハナコみたいな感じ?じゃあ日本で言うと。
女の子はないけど。
あのね、ハナコは今いないんだよ。
あー。
減ってるんですね。
今の時代ね。
減ってるんですねっていうか。
絶対聞いたことない。
そんなにいないでしょだって。
逆にレア。
逆にいないんだよ。今一番はリンですから。今の時代。
リン。
女の子の名前一位リンなんですよ。
リンってことだよね。シガーロスって。
リンか。
なるほど。リンと。
ま、もしくはアヤコとかね。
おー。
シガーロスと書いて。
シガーロスと書いて。
アヤコと呼ぶ。
勝利のバランスか。
はい。
はい。
ここはカットしよう。
ここは入れてこそじゃないですか。
タックね。
そんなそういうことなんですね。
この曲がね、わりと、わりとっていうか、SEっぽい感じっていうか。
これはね、分数で言っても2分弱ぐらいの、
分かりやすくホントオープニングの。
幕開けの曲ですよね。まさにまさに。
これは幕開けの曲じゃないですか。このタックってタイトル曲が1分そこそこの。
でもこれさらっと聴いてるとこれと次の曲もつながってませんか。
つながってますね。正直。
タックってね、ホント次まで言ってたんだよ。印象として。
めっちゃ分かりますね。
そういうことですね。
だから次の曲もタックだと思ってた。
そう、あれがタックだと思ってたんですよ。
これがもうすでにこのアルバムのなんか変な部分というか。
あそこつながってんだみたいなのがたびたびあるんですよね。
ありますね。
それがもう最初からあるんですよね。
なるほど。
これホントそうですよ。
確かに。
タックってここだけなんだみたいな。
次、もう俺がタックだと思ってたのはグロッソリーなんだみたいな。
なるほど。
これがもうね、このアルバム何回もあるんですよ。
その混乱がもう何度本当に。
だからなんか変なアルバムだなっていう。アルバムとして捉えると変なんだよなっていう。
でもなんか印象としては別に変じゃないというか。
そうですね。聴いてる限り。
タックとかあんま意識してなければ別にタックとグロッソリーが一つで、
その後ハッピーフォーラがあってすごい合った曲が連続してくるでしょうっていう。
グロッソリーって認識してないですもんね。
確かにそうするとまさにタックとして認識してる。
僕はグロッソリーって認識してましたけどね。
サビでグロッソリーって言うから。
マジで?だって音聴いてて分かんなくない境目が。
繋がりはあれですけど、多分当初見てたんだと思うんですよ。
その曲が変わるところを。変わったみたいな。
それを多分見たおかげで2曲目になったみたいな。
グロッソリーって言ってんだあれ。
サビでね。
ホープランド語なのかな。これはアイスランド語なのかな。
これはアイスランド語ですか?
ホープランド語が自由だから。
自由。自由。自由。自由。自由。
イサーイロー。イサレロー。
でもこのアルバムにも出てきますよね。ちょいちょいホープランド語。
あ、イサレロー来たって。
イサーって。
でもね、やっぱりそこもあれですよね。
カッコはもう100%ホープランド語だったのが、
ここでまたちゃんと言葉としてのアイスランド語で来てるから。
そこも変化というか。
意図的ですよね。
前と違うものっていうところですけど。
つながってるけど、2曲目がグロッソリーで、
これがその曲ですけど。
これの印象もやっぱ強いですよね。
強いですね。めちゃくちゃ強いですね。
これはでもすごいわかりやすい曲ですよね。
わかりやすいし、そのわかりやすいからこそこういう曲を冒頭に持ってきたのに結構驚いたというか。
当時聴いてて、こんなことやるんだっていう。
だってこれって当時の一番わかりやすいポストロックの形じゃないですか。
だんだん盛り上がってきてもバーンってゴーが、ディストーション、ギターが鳴り響くみたいなさ。
モグワイ的な音って、そんなことやるんだっていう。
それはちょっと驚きですよね。
驚きでしたね、当時。
ひでっくん的にはこの曲はどうですか。
そうですね。やっぱ結構最後の方のね、拷問のところが。
こういうの好きだよねっていう感じでしたね。自分的には。自分自身が。
静かな始まりからね。徐々に徐々に盛り上がって最後も音の洪水みたいな感じになってね。
で、はー、もう最高って言って終わるっていう。
あの拷問の部分もすごい優しいですよね。
そうだね。高豪しい拷問に包まれるというかなんていうか。
多分それまでのシガーロスもまあそういうね、拷問的なアプローチってあったけど。
もうちょっとなんか温度感が違うっていうか。
そうだね。確かに各個の拷問は結構暴力的な拷問なところもあったから。
こういう感じとはまたちょっと違うもんね。
合音なんだけどキラキラしてるみたいな。
ディストーションって埋め尽くされているわけではないというか。
そこの隙間にキラキラしたものが見えるみたいなね。
星の瞬きが見えるみたいな。合間合間に。
そのキラキラがすごいこのアルバムのイメージを作ってるんですよね。
キラキラしたアルバムっていう。
もちろんそれだけではないんだけど、すごいキラキラ要素が強いアルバムっていうか。
それが本当に出てる曲はね、
この曲の最初の方から、合音に行く前からもそういうキラキラ感は出てますもんね。
その辺はやっぱり音の作り全体がすごいキラキラしてて、
かっこは特にですけど、すごいバンドが出している音が意外とというか、
よくよく聞くと本当に、本当に音が鳴ってて、
そういう音が鳴ってて、
すごい音が鳴ってて、
すごい音が鳴ってて、
すごい音が鳴ってて、
意外とというか、よくよく聞くと本当に4人の音が中心になってる。
なんか全体の音の作りになってるけど、タックはやっぱりもっといろいろ入ってますよね。
アプローチとしての。
その辺も当然、意図的にやってるんだと思うんですけど、
そこで受ける印象が違うというか、
そのアルバムの全体の印象になってるなっていう感じですよね。
グロウソリー。
これはこの間の、この間のっていうか、
2年半くらい前の、前回来日の時のカーデンシアターのライブでもやってましたね。
1部、2部、あの時のやつ分かれてて、第2部の1曲目としてやってましたね。
そういう感じなんでしょうね、これって。
一つの区切りがあった上の、また新たな始まりみたいな。
それにふさわしい曲だと思うし。
シガーロス的な位置づけもそうなんでしょうね、やっぱり。
カッコで一つの方向性をやりきったからこそ、
じゃあ次でこれでまた新たな始まりを始めようっていう。
そういう位置づけの曲なんだろうなって。
タックとグロウソリーと合わせてなんでしょうけど。