1. 名盤ラジオ
  2. #38-2 ロック×ポップ×テクノの..
2023-01-16 44:25

#38-2 ロック×ポップ×テクノの完璧なる融合!『SEXY STREAM LINER』序盤曲を語る!

BUCK-TICK『SEXY STREAM LINER』特集の2回目は、このアルバム1曲目「タナトス」から4曲目「無知の涙」までについて語っています。ロックとポップとテクノを完璧に融合させた「ヒロイン」や、タイトル曲「SEXY STREAM LINER」についても!


『SEXY STREAM LINER』/BUCK-TICK

1. タナトス

2. SEXY STREAM LINER

3. ヒロイン-angel dust mix-

4. 無知の涙

5. リザードスキンの少女

6. 螺旋 虫

7. 蝶蝶

8. 囁き

9. 迦陵頻伽-Kalavinka-

10. MY FUCKIN’ VALENTINE

11. Schiz’o幻想

12. キミガシン..ダラ


《CD&配信情報》

●Amazon

https://www.amazon.co.jp/dp/B00005FEQC/


●Spotify

https://open.spotify.com/album/0XDbCM2Oz09uXZ7XrpAjQu?si=G2rL5bRKRva4H2MG4T08mQ


●Apple Music

https://music.apple.com/jp/album/sexy-stream-liner/1458563278


■『名盤ラジオ』とは?

3人の音楽好きが古今東西あらゆる名盤から1枚をピックアップし、お酒を飲みながらダラダラと語っていく番組です。

※自由気ままなトークです。内容に一部誤りがある可能性がございますので予めご了承ください。

00:02
名盤ラジオ、前回からの続き。
名盤ラジオ、爆竹のSEXY STREAM LINERを語っていきます。
たくやです。今回もよろしくお願いします。
どうも、えぬぞうです。
こんばんは、ひできです。よろしくお願いします。
はい、SEXY STREAM LINER回2回目ですけど、今回は、いよいよこのアルバム1曲目から語っていくという感じです。
やっと、ちゃんとアルバムのことを語りましょう。
そうですね。前回はいろいろね、そこに至るまでとか、このアルバムの全体的なところをみたいな感じだったんで。
そうですね。脱線してしまいましたからね。
そうですね。はい。いよいよ中身をちゃんと語っていくという感じですね。
そうですね。
じゃあ早速、1曲目がタナトス。
これはね、よくわかんないノイズから始まります。
そうですね。最初。
このアルバムにふさわしいというか。
なんか爆竹っぽい空気感からは始まりますよね。
なんか、6ix9ineを思い出すような感じのなんか。
ふわふわした感じ。
不安な、ふわふわした感じ。
なんかもう、紫色のオーラをまとった音がね、出てくる感じというか。
なんかピコピコピコみたいな。
うん、鳴ってるよね。
爆竹っぽいよね。
ぽいぽいぽい、すごいぽい。
この曲の最初の入りを、このノイズの後の入ってくる、これをすごい好きなんですよね。
あの、ドラムみたいな。
そこめっちゃ好きなんだよね。
あれかっこいいよね。
かっこいい。めちゃくちゃかっこいい。
あのドラムの音めっちゃ好き。
あの音すごいよね、なんか。
すごい。
これね、もう。
ギターもすごいけどね。
このアルバムでいきなり好きかもっていう。
あの歯切れがめっちゃいいよね。音の切れが。
何もなくなるじゃんね、ドラムとかも含めて。
これ、ギターもブレイクビーチ的な発想だよね。
たぶんそうですよね。
撮ってサンプリングして鳴らしてるような感じだと思うんですけど。
完全にそうですよね、それをループさせてるというか。
その感じがいいですよね、またこう。
かっこいいですね。
それでこう、すごいぶつ切れになってる感じが。
そのリズム感がめちゃくちゃいいですよね。
03:02
どういう加工してるのかわかんないけど、
デジタルでは切って音を無音にしてるんだろうなみたいな。
コピペしてるんでしょ、これ。
そういう感じがするよね。
その感じがすごくいいっすね。
それがだからこのアルバムのオープニングにふさわしいというか。
そうですね。スネアのスタンスタタンっていう音もね。
音はたぶん生音をやっぱりサンプリングしてやってると思うんですけど。
それをプログラミングして鳴らしてる感じがすごい好きなんですよね。
コピペして継ぎ接ぎした感じ。
それがすごいいいんですよね。
この曲のリズムがめっちゃ気持ちいいんですよね。
かっこいいよね。
めちゃくちゃ気持ちいい。超かっこいいっすね。
スタンスタンスタンスタンっていうリズムとかも
意外とそのリズムあんま出てこないですからね。
普通に生のバンドでジャムりながら曲作ろうって言ったら出てこないリズムかなって気もするし。
このアルバムが面白いところは
これを聴いてタナトスを聴いた感じでは
なるほどアルバムのオープニングこれで来たかっていうのがあるんだけど
その後を聴くと
これ1曲目と2曲目逆じゃねっていう感じが
個人的には
次の曲の話も絡んできちゃいますけど
2曲目にあの曲持ってきてるのすげーなって
インストね。
インスト2曲目ですかってそこは結構やべーって思いましたね。
やばいポイントかもしれないです個人的に。
あれがタイトルナンバーなわけじゃん。
セクシーストリームライナーで
あれがめちゃくちゃこのアルバムの象徴的な音を鳴らしてるような感じがする。
それを一発目に持ってこないんだっていうのが
確かに確かに。
今井って感じ。
2曲目に持ってくるんだっていう
それすごいと思いますよ本当に。
今井さんのインタビュー見るとこの曲順が気に入ってるみたいなことも言ってたりして
あー言ってますね。
いやーもうそれは
どんだけひねくれてんねんっていうのを聞いてる方からすると思うんですけどね。
そこ超好きっすね。この常識を完全に覆してきた
06:00
いやおかしい。
めちゃくちゃ好きだなと思いましたね。
おかしいって。
めちゃくちゃおかしいですよね。
2曲目で
絶対絶対自分だったら1曲目はセクシーストリームライン
いやーそうですよね。
普通にそういくわけよね。
2曲目にヒロイン
で3曲目ぐらいにタントス持ってくるもん。
はいはいはい。
確かに。
それをしないのがね。
いやーこの並びすごいっすよ本当だから。
おかしいだろって思っちゃいますよね。
今井さん。
この一発目にタナトス来てんのもすごいなんだろうな。
だからそこはもう確信犯だと思うんですけど。
確信犯ですよね。
外してきてるっていうか。
まあでもタナトス始まりもいいっすよね。
いいいい。
そこがなんかね。
始まりそうですね。
面白さがやっぱり天才的というかね。
そうですね。
この曲をその
そこでもうね。
それも象徴的だもんね。
象徴的だよね。
なんか普通のロックじゃねえからなって。
めっちゃなんかブルブルしてるじゃないですかこれ。
普通のロックじゃねえから。
一曲目で。
気持ち悪さいきなり出てますもんね。
ちょっと普通のロックだと思っただろうみたいな。
そうじゃねえからなって。
確かにこう普通のロックっぽい感じ。
ちゃんとねギターサウンドとか一応入れてるけど。
そうそうそうそう。
ちょっとリフっぽくなってるけどよ。
そうそうそうそう。
それ超わかる。
リフっぽくなってるけど。
だからそうなんすよね。
ギターリフがギターリフでちゃんと鳴ってるんだけど。
ロックバンド的なギターリフの発想じゃないんですよね。
そうそうそう。
もうちょっとテクノよりの。
そこの一要素としてのギターリフとして鳴ってるのが。
なんかいやらしいわ。
そうですね。
あんなピタッと途切れないですからね音。
全部。全部が。
あの切れ方ほんと気持ちいいよね。
あの切れ方でも気持ちいいよね。
めっちゃ気持ちいい。
すごい気持ちいいよね。
めちゃくちゃ気持ちいい。
気持ちいいし人力ではあの感じは出ないですよ。
人力では出ないですよね。
最適に切らないと。
あそこまでスパって切れないですからね。
機械的な切れ方だもんねあれね。
09:01
うんそうそうそう だからあそこでまずwwってなんかちょっと普通と違うって感じがなって
デュデュデュデュ って あそこで確信に変わるよね あーって
ビヨヨブヨデュブヨ
ぐようぐようしてますもんね
ぐようぐよう
びおびお
びおびお
びおびお
えー気持ち悪いっすよね〜
ぬるっとしてる感がいきなり出てますもんね。
その気持ち悪さとして、海外アーティストのエイフェックスインとかも、聞いてて気持ち悪さってめちゃくちゃあるんだけど、
それって機械的な気持ち悪さで、いまいさんとか爆竹の気持ち悪さって、もうちょっとバイオニックというか、
そうですね。生の生命体の気持ち悪さみたいな。
その有機的な、それと機械的な無機質なところの融合の気持ち悪さがすごいあるんですよね。
そうですね。
爆竹はほんとそれがあるな。
生物実験的な感じって。
エイフェックスインとかスクウェープシャーとか、もうちょっと無機質的な気持ち悪さなんだけど。
そうですね。なんか機械の怖さみたいな、そっちの方に寄ってるかなっていう。
あれはあれでめちゃくちゃ不気味で気持ち悪いんだけど。
そうですね。
爆竹のいまいさんの気持ち悪さ、ちょっとブヨブヨしてるんですよね。
ブヨブヨ。
ブヨブヨ。めっちゃわかるんだけど。
ブヨブヨって。
ブヨブヨした気持ち悪さ。
ブルブルとかブルブル。
肉になるまでじゃなくてなんだっけ。
ブクブクとって。
ブクブクに、そうそうそう。ブクブクと肉になる。
ブクブク感これ出てるんですよね。そのブヨブヨ。
そうなんですよ。
これでもすごいよな。
で、その後スチャスチャスチャスチャスチャってスピード感も出てくるし。
怖いっすよこの歌。
自由にお庭で遊びましょう。
遊びましょう。チャーって。
チャーチャーって。
このアルバムに象徴的というか、この後の数年のバックチックの音の像というか音像を
セクシーストリームライナーで結構確立してるかなっていう感じはあるんですけどね。
12:02
ワンライフワンデスにしても結構この音の延長線上にある感じはするんですよね。
音の感触っていう感じのところで。
サウンドはこういう感じですね。
感触としてはすごい似てるというか、ここで確立したスタイルを発展させてるというか。
この後のアルバムはそういう感じで。
セクシーストリームライナーってやっぱこの後のちょっとバックチックの数年間を象徴するというか。
ここで一個ひな形ができたのかなって感じはしますよね。
ここでなのでこういういわゆるコンピューター的なものの扱いがめちゃくちゃ習得して。
それをうまく。
そうそうそうそう。それ超感じるよね。
ですよね。
ここはもうそれに結構特化してやってる。
そうそうそうそう。
その得たやつをうまくこう程よくというか。
ものにしてるんだ。
そう、ものにして使いこなしてっていうところがもうそこのワンライフワンデスとかそういう感じはしますよね。
するするする。
ダーカザンとかその辺のアルバムを経て今井さんが多分このテクノ的なアプローチにすげえ慣れてきたんだろうなっていう。
それをこう結構うまく使いこなし始めたのがこのアルバムなのかなっていう。
それがもっとJ-POP的なポピュラーミュージックとして花を咲かすのがワンライフワンデスだと思うんですよね。
そうですね。
なるほど。
でもそこってもともと持ってたいわゆる歌謡曲的な要素は持ってたわけなんで本当にだからうまくいろんなのをミックスしてできたアルバムなんですよ。
そういう意味で。
だよね。ワンライフワンデスって多分そうだよね。そういう感じだよね。
一種カトキーではあると思うんですけど、セクシーストリームライナーって。
そうですね。結構そっちのコンピューターというかドラムンベーステクノ系に寄ってるサウンドではあるけど。
そうそう。がっつりそっちに寄ってる感じで。
ポップミュージック的なところかロックミュージック的に言うと若干うまくいってねえなっていう部分は見えるんですけど、個人的にはね。
これボーカル歌つけるの大変だったらだろうみたいなのは割とちらほら見えるんですけどね。
なんかすごいですよね。このバンドとしての成長がこうちゃんとわかるっていう。
15:03
そうそう。本当だから経緯を追うのが面白いバンド。
面白いですよね。
ワクチンクは。いやーこれはなすごいな。
最後のサイレンみたいな音もいいですよね。
ピューンって鳴ってるやつね。
あれはギターでやってるんだと思うけど。
ピューン、ピューンっていうね。
ピューン。
いやーなんかそのなんだろうな。これもサイバーパンク感というかな。
ね。本当サイバーだよね。
ね。
サイバーだよ。
あるよね。サイバーパンク感。
うん。
すごいそのピューンっていうのは。
うまいよね。だからあれを入れてるのが。
この空気感出すのが本当にすごいですね。
すごいよね。
この曲のラストは本当めっちゃ雰囲気がクライマックス感出してる。
その世界観なんだよね。
1曲目から。
確かにわかるなあそこ。
でまあそんなタナトスがあり2曲目。
セクシーストリームライナータイトル曲インストが来ると。
このインストもなかなかすごいですよね。
これはすごいよねこの曲は。
この曲めっちゃ好きなんだよなあ。
すごいいろんな音。
いや本当にいろんな音入ってますよね。
これもなあ。もうSF感すごいんだよなあ。
いやあこれかっこいいよ本当に。
なんだろう。宇宙船の中っていうか。
近未来的な。
近未来。近未来。本当に近未来。
近未来でこう宇宙船の中での人工知能とかそういうフレーズがこう。
合う感じの。なんですかね。
いやもう映画っぽいんだよなあ。
映画っぽいよね。
映画っぽいですね。
でも未来だけど、未来感あるけど結構なんか廃墟感もあるよね。
廃墟感ある。
未来の廃墟みたいな。
めっちゃある。
そうっすね。レトロフューチャーなんだよね。
そうですね。ああもう本当にまさにそうですね。
今井さんの、結構今井さんの世界観はレトロフューチャーの方がある。
すげえ近未来感を感じるんだけどなんか昭和っぽいみたいなさ。
そうですね。昭和から見た未来っていう。
18:02
そこをなんか同時に感じるのが結構この人の個性というか。
やっぱりその、なんだろうもう本当古いSF映画っていう感じの世界観ですよね。
すごいな。音でそれを感じるっていうのがすごいな。
それを感じさせる音を作れるってすごい。
すごいよね。
作ろうと思って作れるってすごいですよね。
作ろうと思ってないのか自然にできたのがそれなのかわかんない。
音でそんな個性出せるかっていう。
これはだから本当映画見てる感じにちょっと慣れる曲ですよね。
これをいきなり2曲目にぶち込んでくるっていう。
これを2曲目にぶち込んでくるっていうか、なんかさっきも言ったけど普通これは1曲目だろっていう。
本来自然な形でいけば1曲目ですよね。
いやー、アルバムの2曲目って結構重要な位置。
普通だね。
しかもこれ2曲目にあって、タイトルがセクシーストリームライナーだから、
普通これがメインの曲かなみたいな感じで聞くとインストかよみたいな。
普通の人からすると。
インストですもんね。そこもすごいな。
そこの感覚がさ、ひねくれてるっちゃひねくれてるんだけど。
ひねくれてますよね。
でもそこが最高だよって思う。
ファンの心理もあり。
そうですね。
こういうの大好きですね。一番こういうのが好きかもしれないですね。
今井さん曰く、ヒロインにつながるSE的な曲が欲しかったっていう感じで。
まあそうだよね。ライブでもそうだもんね。
そうですね。ライブではこれがオープニングSE的にあって、
でヒロインでいくもんね。
1曲目ヒロインみたいな、そういう感じにいきますし。
あと言ってたのは、同じパターンが二度と出てこないぐっちゃぐちゃなリズムで打ち込みでしかできないものをやろうかなみたいな。
あー。
そんなのも言ってましたね。
それもすごいわかる。
わかる。
同じパターンが二度と出てこないで、そのままいくみたいな感じですもんね、これ。
そうそう。中学生ぐらいの自分がそういうのをやりたかったっていう。
わかるわかる。
あるよね。
ありますね。
21:01
だから世の中の曲はAメロBメロサビ、AメロBメロサビ、で間奏AメロBメロサビとかCメロとかさ。
である程度のこの公式にのっとったっていうかさ、でこの繰り返し繰り返しっていうのが一つの様式美としてあるんだけど、
なんかそれを、そんなんじゃねえだろみたいな。それをぶち破りたいみたいな。繰り返しがない曲を作ったらどうなんだみたいなのが中学生ぐらいには思ったりするんですけどね。
インストならそれできるぞみたいな。
そうそうそうそう。繰り返しがない曲ってな。それが面白いだろうみたいな思ったりするんですけどね。
それをやっていただいたのがこの曲ということで。
いやーでもこれかっこいいっすよね。これほんと好きだな、この曲。
これかっこいいよね。
めちゃくちゃ好きですね。
なんか空気感がかっこいいっすよね。
めちゃくちゃいいっすね。ほんとに。
なんかこの時期に、さっきというか前回もちょっと触れてたけど、
今井さんの持つルーツ的なものとかつ当時の最先端の音楽を融合させてインストを作るとこうなるんだみたいな。
ほんとそうだな。
まさにそういう感じがする。
これほんと象徴的というかかっこよくて。
当時の海外の最先端のアーティストとして、プロディジーとかエフェクスインとか、
その人たちとの結構似たアプローチでありながら、やっぱり日本の歌謡曲の要素がちょっと入ってるのが今井さんっていう感じがして、
そこがこう、うちらには馴染みやすいというかね。
その曲がなんかこの曲って感じしますね。
そうですね。
割とイカれたことやってんだけど、でもなんか聴きやすいみたいな。
そうですね。
で僕それでいくと、その持ってたルーツ的なものと当時のその最先端のちょっとテクノロジー的なところも含めて融合させたっていう部分でいくと、
hideのhide with spread beaverですけどの、yazooの1曲目のspread beaverっていう曲。
これもインストですけど、
これも結構なんかそれを感じてて、
まあこれは結構そのspread beaverのメンバーで完成させたっていうところがあるんで、
どこまでそのhideの部分が入ってるかちょっとわかんない部分ではあるけど、
結構なんか似たものを感じるんですよね。
24:01
このextreme linerのこの曲とhideのspread beaverっていうこの曲は、それぞれなんか割と時期も一緒だと思うし、
それぞれインストで、でそれがこのいまいひさしとhideっていうところで、
それぞれなんかうまく方向性が違ってて、個性が出てて、面白いなあっていう。
すごいわかるなあ、なんかその感じが。
多分その各々のルーツを出しつつ、その最先端の音楽と融合しつつ、
なんだけどそのhideといまいひさしとのそのアーティストの資質としての違いがなんかアウトプットで出てるっていう。
めちゃくちゃ近いんだけど、hideの方がちょっとバンド寄りとか。
そうですね。
いまいさんの方がもっとテクノ寄りというか、その辺ちょっと見えるよね。
結構この2曲って割と似てるっちゃ似てるような気もするんですけど、大きく言うと。
でもやっぱspread beaverの方がギターが立ってたりとか、ギターでリフっぽい感じにもなってるし、
その辺が個性が出てて、それがイコールルーツの違いみたいなところかもしれないけど、
それが面白いなって思うんですよね。
そうですね。
確かにね、そこの比較は面白いですね。
このね、いまいひさしとhideっていうのはもう大天才ですから。
2人とも。
そうですね。あの2人すごい面白いよね。比較してみると。
面白いですよね。本当に。
めちゃくちゃ似てる部分があるんだけど、決定的に違う部分もあるし。
そうそうそう。
でもその天才っていうところの触れ幅というか、ベクトルは違えど、そのメモリの量は一緒みたいな。
はいはいはいはい。わかるわかる。天才度は一緒なんで。
そう、天才度は。
向いてる方向が若干違うだけで。
hideの方がちょっとロックバンドに寄ってたりとか。
そうですね。もうちょっとその陽の部分に寄ってるけど、いまいさんはちょっと陰なんですよね。
陰に寄ってる。
陽と陰でいると。
あーわかるわかる。いまいさんのあの感じ、陰とも言い切れない感じあるよね。
まあ確かに。
陽なんだけど頭おかしいよーみたいなさ。ぶっ壊れたよーみたいなさ。
確かに。
27:01
あーわかる。そこがちょっとhideと似てるところでもあり違うところでもありみたいな。
そうですね。
いやー面白いですね。
あの二人はほんとすごいよな。見た目のインパクトもすごいし。
なんかもうそうですね、立ち位置みたいなところっていうか、チャートで示したいですよね。
あのボキャブラ天国みたいなの。
あーはいはい。
インパクトとかインパクチーみたいな。あれで行くとなんかこう、どの辺だろうみたいな。
確かに。
いやあのね、あの図で作ると相当似た図になると思うんだけど。
はいはいはい。
たぶんね、形がほぼ一緒で、でも若干こう角度がずれるんだよ。
本体がちょっと違うところがあるんだよな、二人。似てるんだけど。
確かにやっぱそのベースみたいなところの違いとかは。
そこはね、たぶんひでがもともとエレキギターに弾かれてここに入ってるっていうのと、
いまいさんはそもそもシンセサイザー弾きたかったみたいな。
シンセは高いからギターなら安いから、じゃあギターやろうかみたいな。
なんかそこのアプローチの違いな気がするんだよね。
わかるわかる。
ひではそもそもキッスとかさ、ルーツはそっちにある。
キッスであり、ギターでありっていうエレキギターが好きだみたいな。
ロックバンドが好きだっていうのがルーツにあるのがひでで、
なんかその辺は別にルーツにないのがいまいさんなんだよなっていう。
そうですね。
ギターが弾きたいんじゃなくて、表現したいものをやるための手段としてのギターみたいな。
だからシンセが安かったらたぶんシンセやってたらしい、いまいさんって。
っていう感じがしますね。
すごい似てるんだけど決定的に違うみたいな。
その辺が面白いですね、あの二人。
なのでね、このセクシーストリームライナーインストの曲は、
ひでwithスプレッドビーバーのスプレッドビーバータワースって聞くと面白いかもっていうとこですね。
次、3曲目。それでヒロインに続くわけですね。
はいはい。
これはエンジェルダストミックスっていうことですけど。
いやーヒロインはもうめちゃくちゃ好きですね、この曲は。
もうなんかこの曲こそイコールこのアルバムみたいなぐらいのイメージあるなぁ、個人的には。
30:05
そのブレイクビーズドラムベースも全面に押し出しつつ、
かつJ-POP、ポピュラーミュージックそして成り立つっていうところの融合がもう完璧にこの曲で実現されてるっていう。
めっちゃかっこいいっすよね。
もうほんとそうですね。そこの融合が実現されてますよね。かっこいいっすよね、ほんと。
これはほんとそうだなぁ、ブレイクビーズドラムベースプラスJ-POPを完璧に実現してしまった曲っていう感じします。
前回で言ったコーネリアスのスターフルーツサイフライドっていう曲も、
ドラムベースとヒットチャート的なポピュラーミュージック的なポップさと両立させた曲として結構個人的に好きなんですけど、
コーネリアスの方がもっとJ-POPよりというか、
爆竹のこの曲の方がもうちょっとロックよりな感じで、どっちもそれを実現した曲って感じですごい好きですね。
この曲はもう純白のヒロイン。
もうあれですよね、完全に。
あれですね。
すごいなかなか…。
薬物的な。
挑戦的ですよね。
たびたびそれ出てきますよね、その要素。
そのシリーズの曲ですよね。スピードを。
薬物シリーズですね。
薬物シリーズを。最新作ですよ、これ。シリーズ最新作。
いやー、これでもかっこいいなぁ。
サビのこのキャッチーさすごいですよね、これで。
このサウンドにして。
いやー、かっこいいわ、これ。
これめちゃくちゃかっこいいなぁ。
このドラムって、どこが生で叩いてるドラムなんだろうね。
このリズムが。
っていうリズムを、たぶん。
生か打ち込みかわかんないけど、たぶん生。
打ち込みっていうか、たぶん生では叩いてるし。
そうですね、音は生で叩いて、さらに電子音はかなり重ねてるから。
細かいところをたぶん足してるっていうか、
それを流しながら叩いてるのかなって思うんだけど。
33:08
ひたすらやってるよね、これ。
肉体的にはそれをやりつつ、細かいところを上に足してるんで、あの複雑な感じになってるってことだよね。
上にね、
みたいないっぱい音を出してってるからね。
そうですね。
めっちゃ音いろいろ入ってますよね。
めっちゃ入ってるよね。
基本リズムもたぶん、ドラムで取った上に。
基本リズムもあれも、もしかしたらスネアとかバスドラの音を単体で取って、それを打ち込んで作ってるかもしれないし、
ワンクレーズを取って、実際叩いたやつを取って、それを繰り返し流してるか、ちょっとわかんないですけど。
ライブだとたぶん普通に叩いてますよね。
ライブでは叩いてる。
動機で細かい音を流してみたいな感じで。
疲れますけどね、めっちゃこれ。
たぶん、肉体的というか精神的に疲れそうだな。
そうですね、そうですね。
たぶん絶対ずれられないじゃん。
そうですよね。
動機して流してる音があるからたぶん。
そうですね。それとはもう絶対ずれられないですね。
それはなんか兄もインタビューで確か言ってたな。
普通というかそこまでカッチリ合わせてないと、やっぱ乗ってくるとちょっと走るというか、
他のメンバーはやっぱそれでいくと乗ってくるとちょっと前のめりになるけど、
自分はなんかもうそれに合わせてないといけないから、
テンションに関わらずそのキープしてないといけないっていうのが結構やっぱ難しかったというか、そこが大変だったみたいなことは言ってた気がする。
やっぱりそうだろうな。
乗ってくるとやっぱ走りがちですからね。
走りたくなってくるっていうのは。
それが自然というか感情とシンクロしてっていうところではそうだけど、そうなれないっていう。
ある種なんか機械にならなきゃいけないっていうかさ。
そうですね。
そうだよね。
でも結局出してる全体の音は一人じゃなくてバンドの音なんで、そこは自分だけそうなってるっていうところだから。
ドラマ的には割と辛そう。
ドラムってやっぱ絶対止まれないんですよね。
そこがやっぱ、ギターとかベースだと何ならバーンってやっちゃってもいいじゃないですか。
36:03
ジャーンってやっても全然成り立つじゃないですか、それはそれでもう。
ドラムがジャーンってやって叩くのやめちゃったら結構曲が完全に止まるっていう。
曲が変わっちゃうもんね、バーンって。
そうなんですよね。
そこの辛さみたいなのはあるはあるかなっていうところですけど。
でも多分このプロのレベルになってくると、自然に乗って自然体で体がもう勝手に動くっていうか、
合わせなきゃっていうよりも多分できちゃうんだろうと思うんですよね、淡々と。
ただテンション的に乗ってきて走りたいのに走れないみたいな、その辛さはあるかもしれないですけど。
そうですね。
リズムに絶対ついていかなきゃミスっちゃダメだみたいなのは多分乗り越えた上でもっと前のめりでいきたいのにいけない辛さみたいな。
その次元になんかなってるんじゃないかなっていう感じも。
ほんのわずかな違いってことだよね、それも。
そうそうそう。
ほんま何秒みたいなそういう。
いやーでもヒロインほんと好きだなーこの曲は。
いやーヒロインいいっすねー。
ロックとポップとテクノの融合が完璧になされた曲みたいな感じしますね。
いやーこの曲とかライブで最後いつやってんだろうなー。この曲とかやってくれたらほんと嬉しいっすよね、ライブ行って。
ヒロインだー。
だからそこのなんかこれすげーそのリズムとしてブレイクビートとドラムベースが立ってるんだけどそのギターリフがさ、なった瞬間にうおーってなるのがやっぱすごいよなー。
かっこいいっすよねーあれほんとに。
めっちゃいいっすねーこれ。
かっこいいー。
ギターリフのかっこよさとそのリズムのかっこよさとあと歌メロのこのサビのさ、広がりのかっこよさってやっぱロックとポップとテクノの融合なんですよ、完璧なる。
完璧ですよねこれ。
これはなんかほんと爆竹を象徴する一曲っていう感じしますしね。
いやほんとそう言えると思いますね。これほんとに爆竹の中でも相当好きだなヒロインは。
39:02
トップクラスだよねー。
トップクラスですね。
ちなみにこの曲デモテープだった時の仮タイトルがストリームライナーだったらしいですね。
そうなんだ。
じゃあやっぱこのアルバムを象徴するような曲であることはやっぱ間違いないですね。
そりゃそうですよねこれ。こんだけの曲は。
この曲できたらめっちゃ嬉しいと思う。やったぞーって感じになると思うけどね。すげー曲作ったーって。
この曲をね、やっぱタクが持ってきたらお前天才だなーって思う。お前どうしたーみたいな。
ってなりますよねっていう曲だよね。
デモテープでこうね、ちょっと曲できたんすけどってこれを持ってこられた。
うわーいって。
いやーこれに合わせてドラム叩くのかーっていう。
大変そうだな。
いやもうちょっと頑張れお前頑張れってなるよね。
これはもうちゃんとやらなあかんでーって言って。
めっちゃタイトルじゃあちょっともう。
そういう曲ですよね。
ねー。
いやーそのヒロインであって、次4曲目が無知の涙。
これはまたちょっと少しこうミドルテンポになって、音色が違う感じですよね。
でも音はまただいぶなんかデジタル音だいぶ入ってますよね。
そこはねーもう一貫してこのアルバムは。
そうなるよね。
この曲もでもめちゃくちゃ気持ちいいっすよねー。
気持ちよくて気持ち悪い感じだよね。
気持ちよくて気持ち悪い感じだね確かに。
ヒロインもそうだし、これもうベースもめっちゃいいんすよねー。
あーベースもいいよね。
なんかもう淡々とやってますけどすごく気持ちいいんすよねー。
でもやっぱギターすごい目立つよねー。
これ目立つねー。
ギターもそうだし。
この曲はほんとなんかうるめえ曲っていう感じだよね。
聴けば聴くほど気持ちよくなってくる曲だなーって感じですね。
どんどんハマってくる。
この曲もなんかギターソロっていうか間奏部分もすごいっすよねー。
42:04
ギターソロいいよねーなんか。
いい、いい。
なんかすごい、なんだろうなーぶっ飛んでる感じですよね。
ねー。
なかなか。
そこはなんかあんまり機械的じゃないというかちょっと肉体的なギターソロだよね。
始まりのところに。
なんていうかフレーズ的に。
なんかねーなんだろうなーこの音。
あとは今井さんの話ではこの曲自体はなんかダーカーズ&ダークネスの頃から構想としてはあったみたいで。
なんか特にリズム面に関してらしいんですけどがあってそれがようやくここで形になったみたいなことを言ってましたね。
リズム面。
このベースとドラムの。
ねーどういうニュアンスなのかわかんないけど。
まあでも確かになんかダーカーズ&ダークネスとかの頃の感じも少しする気がするかなっていう気がしますね。
なんかあの頃はやっぱいろいろ幅広くやろうとしてた感じがあるからその中の一つとしてなんかあってもおかしくないよね。
おかしくないです。
でだいぶそこにデジタル要素が上乗せはされたかなって感じはしますよね。
だからもともとなんかそういうのであったけどまあなんかまだちょっと違うかなっていうので遅らいりになってたというかそういうのはなんかちょっと想像つくというか気はしますよね。
そうですね。
じゃあそんな4曲目無知の涙までで今回は切ろうかなというところでまたじゃあ次回は5曲目リザードスキンの少女から続きやっていきたいと思います。
はい。
次回へ続きます。
44:25

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