1. 名盤ラジオ
  2. #67-2 『The Downward Spiral..
2024-10-07 1:06:29

#67-2 『The Downward Spiral』序盤曲を語る!トレント・レズナーの本質、『Broken』期までの振り返りも!

NINE INCH NAILS『The Downward Spiral』特集②!トレント・レズナーのルーツ、ナイン・インチ・ネイルズ『Broken』期までを振り返る!そして『The Downward Spiral』を代表する曲連発の1~4曲目を語る! (※1.5倍速再生推奨) ※続きはこちら アルバムとしての『The Downward Spiral』の世界へ~底の底へ…ミリ単位の創造・緻密な破壊【名盤ラジオ #67-3】 https://youtu.be/n5oCQ-AqJRI 「Hurt」とトレント・レズナーのその後…『The Downward Spiral』総括!【名盤ラジオ #67-4】 https://youtu.be/sK_9vl8OROI 『The Downward Spiral』アフタートーク~洋楽ロック雑談!いかにして男はNine Inch Nailsにハマったのか?【名盤ラジオ 番外編#51】 https://youtu.be/VL5Nr9KxtWA ※前回まではこちら 世紀の傑作『The Downward Spiral』特集!トレント・レズナーの魅力とは?Nine Inch Nailsを語り尽くす!【名盤ラジオ #67-1】 https://youtu.be/mksgvSblzlQ -------------------- 名盤ラジオ、本チャンネルはこちら https://www.youtube.com/channel/UCLLmGJNwNe6awEOw-avRFNQ ◎名盤ラジオ メンバーシップ◎ ↓こちらの動画および概要欄にて詳細ご説明しています。 https://youtu.be/8cODTrEK29I ▼メンバー限定動画はこちら https://www.youtube.com/playlist?list=UUMOLLmGJNwNe6awEOw-avRFNQ ▼ご参加はこちらから https://www.youtube.com/channel/UCLLmGJNwNe6awEOw-avRFNQ/join -------------------- ◎X(旧Twitter) 名盤ラジオ https://twitter.com/meibanradio エヌゾー https://twitter.com/Nzo_the_7empest ヒデキ https://twitter.com/hidekeenan タクヤ https://twitter.com/takuyameiban -------------------- 『The Downward Spiral』/NINE INCH NAILS 1.Mr. Self Destruct 2.Piggy (Nothing Can Stop Me Now) 3.Heresy 4.March of the Pigs 5.Closer 6.Ruiner 7.The Becoming 8.I Do Not Want This 9.Big Man With a Gun 10.A Warm Place 11.Eraser 12.Reptile 13.The Downward Spiral 14.Hurt 《CD&配信情報》 ●Amazon https://amzn.to/3LYQ2MA ●Spotify https://open.spotify.com/intl-ja/album/7a7arAXDE0BiaMgHLhdjGF?si=P5m6sANoRYO_uZkioFFsZg ●Apple Music https://music.apple.com/jp/album/the-downward-spiral/1440837096 ■『名盤ラジオ』とは? 3人の音楽好きが古今東西あらゆる名盤から1枚をピックアップし、お酒を飲みながら語っていく番組です。 ※自由気ままなトークです。内容に一部誤りがある可能性がございますので予めご了承ください。

00:01
名盤ラジオ、前回からの続き。
名盤ラジオ、ナインチュネールズのダウンワード・スパイラル特集をやっております、たくやです。よろしくお願いします。
あなたの心の暗黒王子です、えぬぞうです。よろしくお願いします。
暗黒王子さんこと、ひできスパイラルです。よろしくお願いします。
はい。前回はダウンワード・スパイラル特集1回目ということで、
ほぼね、ダウンワード・スパイラルというよりは、ナインチュネールズ・トレント・レズナーの魅力について話してきましたけど。
そうですね。
今回はね、もうちょっとダウンワード・スパイラル寄りな話をして、曲にも入っていきたいなっていう感じですけど。
そうですね、アルバムにフォーカスしていきましょう。
で、前回ちょっと話、そこまでいけなかったんで。
はいはい。
まず、散々ね、話に出てるトレント・レズナーって、そもそもどんな何者みたいな。
いったい誰なんだと。そこまで聞いておきながらもう。
改めてね、トレント・レズナーってどういう生い立ちというか。
そうですね。あんまりよくわかってないかもしれない。
まず、1965年5月17日生まれ。
65年生まれっていうところなんですけど。
これ、ちなみに近い時代のあれで言うと、カート・コパーンってトレントの年上年下どっちだと思います?
あー。
これ結構わかんないですよね。
あー、え?
年下?
カートが年下?
カートが。
上じゃない?
カートが年上じゃない?
いや、カートが年下なんですよ。
おー。
あ、そうなんだ。
カート67年の2月生まれなんで、近いですけどね。
トレントが2つぐらい増えるの?
うん。5月と2月なんでね、ちょっとあれだけど。
そうして言うと65年生まれと67年生まれだから。
なかなか…。
これ割とね、僕意外だなって思いました。カート・コパンのほうがちょい年上ぐらいかなって思ったんで。
上っぽいよねー。
だから、なんかちょうど逆ぐらいかなって思ってました。
あれだよね、たぶん世に出たタイミングがカートのほうが先でしょ。
うん。
あー、そうなの?
ミルバーナのほうが早いんだよね。
ちょっと遅咲きですもんね、トレントですもんね。
そうそうそうそう。
まあね、65年生まれ、トレント・リズナーということで。
03:03
ちなみに65年生まれていくと、なんと前回もちょっと名前出てましたけど、Xの吉木と同い年ということで。
うーん、なるほどねー。
そこも共通点あったんですね。
まあ、そういう年代ですという感じですね。
家がご福屋とかだったりするの?
吉木はね。
トレント・リズナーは家がなんか…。
トレント・リズナーがご福屋じゃねえだろ、いつか。
なんかこう、スーツ仕立てる人を見せるし。
テイラー、テイラー、テイラー、テイラー。
テイラーのほうが。
うん、テイラーのね。
そんなわけないでしょ。
そこ気になるな。
そこね。
実家が何やってたかって。
実家が何やってたか。
トレントでも幼少期に両親が離婚してて、祖父母のもとで暮らしてるんですよね。
あ、そうなんですね。
で、もう5歳からクラシックピアノの教育を受けてて。
ピアノ。
まあ、この辺は吉木と共通点。
通ずるっちゃ通ずるんだよね、やっぱり。
通ずるっちゃ通ずるんですよ。
ピアノ。
そういう話になってるんで共通点になっちゃいますけど、どうしても。
クラシックの音楽のものすごい基礎的、基礎中の基礎はちゃんと英才教育を受けてたっていうところで、
そこから外れていくみたいな、そこを知った上で外れていく表現をするっていうところで、やっぱり似てんだよね、ちょっとね。
でもピアノをもともとやってたっていうのは知らなかったんですか?
ここはだから結構重要なポイントというか。
重要ですよ。クラシックが元にあるっていうのは。
で、本当5歳から本当にね、1日10時間クラシックピアノを練習してたっていう。
そういう人なんでね。
だからこそ多分、時代性とか国とかあまり関係ない普遍性、音楽の普遍性を学んでたんだな、最初からみたいなのは感じますよね。
そうですね。
そういうなんか、普遍的な音楽の基礎があった上で、それをロックの暴力的だったり破壊的な文脈の上で表現したのがヨシキでありトレント・レスナーだったんだなっていうのは、ここを見るだけでも感じてしまうというか。
06:15
で、またちょっと共通点チックなあれになっちゃいますけど、トレント・レスナーは12歳でキスを聞いてロックに目覚めた。
もう俺、そこ質問しようかと思ったもん。何でロックに目覚めたのって。
キスじゃないって。
まさかキスじゃねえよなってちょっと思いながら。
キスでした。
キスなの?
キスで、トレントはペンシルベニアなんで、田舎なんでね、やっぱり。
アメリカの千葉と言われた。
アメリカの千葉と言われたペンシルベニアで。
なので、田舎だったので、そんなに最先端の音は入ってこなかった。
そうなんだよね。だからさ、あんまり戦衛的なものは入ってこないところにいて、そこで入ってくるのがキスとか、割と大衆的なものなんだよねっていう。
そこがでかいんだよね、たぶん。
そこはだから前回もね、途中出てましたけど、やっぱポピュミュージックの要素がやっぱり自分のルーツにあるんで、っていうところに繋がっていくと。
なるほどな、すごいそれは。
あんまりなんか戦衛的なものに反応してしまったらなんか、一般的にはわかりにくくなっちゃうよねっていうところで。
ルーツとしてはなんかすごいわかりやすいキスとか、そこに反応したのが大衆性に繋がるっていう感じがしますよね。
そこはまぁだからトレントの場合はもう、なんか自分の選択肢もなくそういう感じになっていたと。
10代の早い時期の頃は。っていうところですね。
その中でもロックに目覚めてからは、キーボードが担当だったらしいんですけど、バンドやったりっていう頃。
大学でコンピューターを専攻してるんですよね。
大学でコンピューターを専攻してた。
これがだから相当早い、早いと思いますよ。
まだだって80年代の前半っていうかぐらいなんで。
それでコンピューターを専攻してた。
09:02
これすごいっすよねー。
その辺もなんかヒデとかと通じるところがあるというか。
いやー、でも全然トレントの方がそれで言うともう全然早いです。
80年代の頃から。
80年代の頃から。
80年代の頃から。
80年代の頃から。
80年代の頃から。
80年代の頃から。
トレントの方がそれで言うともう全然早いです。
80年代の中でコンピューターだから。
まあそうか。
80年代でコンピューターのサウンドってないんですよ。
ないですね。
80年代で。
そっちで出始めてるっていうところだから。
それとロックを融合させるみたいなところでいくと本当にもう最先端。
そうだね。
本当にそうだね。初期も初期っていう。
そこを鍵取ったセンスはやっぱトレントライザーすげえなと思う。
それをだから本当に先鋭的だけじゃなくてちゃんとポップ要素も入れてっていうところが本当に革新的だったんだろうなっていう感じだと思うんですけど。
まあそういう感じでね。
大学は中退だったらしいんですけど。
88年くらいからバンド活動というか自身の音楽活動を始めて。
で、いろんなレーベルにデモテープを送ったりして、最終的に89年10月にプリティヘイトマシーンが1枚目のアルバムとして出ますが。
この時点で23歳。
なるほど。
13か。
いやーさすげえな。
プリティヘイトマシーンもね、音はまあだいぶ80年代だなって今聞くと思いますけど。
シーンとかね、ヘッドライカーホロイとかテレブルライとか、この辺入ってますからね。
めちゃくちゃ名曲ぞろいそうね。
もう定番曲。いつめると言えばっていう曲が入ってますから。
その時点で80年代的なエレポップ、エレクトロポップの要素と90年代的なグランチェオルタナティブのヘビーなロック、ハードなロックとの融合って若干見えてるんじゃないですかみたいな感じはするよね。
若干っていう。
若干見えてるよねっていう。
それが形にはなってないんだけど、ちょっと見えてるよねっていう感じはするよね。
12:03
そうですね。
プリティヘイトマシーンは本当にそんな感じですよね。
生き切れてはないんですよ、あれは。
やっぱり80年代的な価値観に収まってしまってはいるんですけど、若干その先が見えてるよねみたいなのがちょっと見えるみたいな感じですよね。
アルバムリリースして、ロラパルーザ、コンコアに参加してライブパフォーマンスで評判になって、プリティヘイトマシーンも売り上げ上がっていってみたいな。
そんな感じのここのぼり詰め方をすると。
プリティヘイトマシーンってやっぱり生き切れてないんだよね。
80年代エレポップの範疇に収まってしまってるんですよ、あのアルバムって。
でもそれがライブパフォーマンスにおいて90年代的なオルタナ・グランジの文脈に収まるんですよ、あそこで。
ライブパフォーマンスでそこにはまるんですよ。
それでブレイクするんだよなっていうのは感じる。
まさにまさに。本当そうだと思いますね。
そこで一気に行くんですよね。ライブで見るとこういうことなんだっていうか。
めちゃくちゃロックじゃん。めちゃくちゃハードでヘビーでね。
グランジ・オルタナの文脈にはまってるじゃないですかってライブを見てようやくわかるっていう感じするよね。
音源の時点ではそこまで行ってないですもんね。
そうですね。
そこでたぶんはまるんでしょうね。ガチッと。
でこのバンドすげーってなるんだろうなーってなったんでしょうね。
で一方で当時のレコード会社といろいろ揉めて。
まあ遺跡騒動みたいなね。よく当時のナインチネーズで言われてるやつですけど。裁判になったりとかして。
あんまり表だった活動ができなくなった中で裏でね。
曲を作ってこっそりレコーディングしたりとかして、ブロークンに繋がるわけですけど。
ブロークンはEPっていうミニアルバム的な扱いなんで、セカンドアルバムっていう風になってないですけど。
実質セカンドアルバム的な立ち位置かなとは思いますが、6曲プラスボーナス2曲。
15:07
これが92年出てると。
92年の9月22日。
この時トレンド27歳。
ここでなんか、そのシーンの中で存在感を示すというか。
うわ何じゃこりゃと。
めちゃくちゃブシ切れてるじゃねえかって。
ブロークンはめっちゃかっこいいですよね。
これは本当に。
これすごいじゃないですか、このブロークンっていうEPなんですけど。
実質セカンドアルバムだと思っていいと思うんだけどね、これ。
セカンドアルバムって言ってほしいなって思いますね、正直。
そのほか分かりやすくない?みんな。
分かりやすい。
なんかミニアルバムにしたらボリュームあるし。
ボリュームあるし。
曲入ってるんだし。
結構あるし。
曲入ってるしね、全部。
いいじゃん。
ほんでもないテンションだし。
テンションすごいですよね。
テンションブチ切れすぎてたよね、これ。
これでしょ。音源で言えばこれでしょ、ナインチネイルズがブレイクしたのは。
なんだこのブチ切れ方はと。
日本のリスナー、あんまりナインチネイルズそんなに聞いたことないっていう人には、やっぱこれ聞いてほしいですよね、まず。
これ聞いてほしいです。
ブロークン。
なんでしょうね、この感じ。
ジャケットからして燃えてるじゃないですか、燃えてるし。
怒ってんだ、みたいな。
怒りがね、怒りが。
何を怒ってんだ、こうやってね。
めちゃくちゃもう、これほんとね、ブチ切れまくってるもんね。
今聞いても面白いもん、これ。
めちゃくちゃ切れてるやん。
何をそんな怒ってんだっていう。
怒ってるなっていうのは確かにわかりますね。
異常なんですよね、テンションが。
異常ですよね。
異常だよね、ブロークンはね。
確かに、ほんとに。
ウィッシュはもうね、代表曲で。
あれですけど、その次の3曲目とかめちゃくちゃすごいですからね。
がなり立てる、なんかもう。
これも怒ってるよね。
怒りまくってないですか、あなたみたいな。
何をそんなブチ切れてんだ、みたいな。
怒ってる時のBGMこれだよね、もう絶対。
怒ってる時のBGMがこの3曲目だよね。
18:02
これはわかりやすく怒ってる時のBGM。
このイントロ流したいもんね、怒ってる時。
流したいよ、これ。
そんなに切れます、みたいな。
なんか知らないけどめちゃくちゃ怒ってるよ。
めちゃくちゃ怒ってるじゃないか、みたいな。
それがなんか伝わってくるよね。
伝わってくる。
いや、これがまさにそのもやもやで怒りに満ちたサウンドになってると。
本当に本人の、それめっちゃ出てるっていう。
わかりやすく出てるよ。
わかりやすい。
トレントレズナーってさ、ずっとわかりやすいんですよね。
作品において全部出ちゃうんだよね、あの人。
確かに。自身の状態が。
こういう精神状態なんだなって。
俺は今こう思ってるよっていうのが全部出ちゃうんだよね。
そこにおいてはやっぱ誠実だと思うし。
そこにすごい惹かれるんだよね。
お前100%そう思ってやってるんだなっていうのが。
人間味が。
そうそう。
100%思ってたっていう。
人間味が本当に。
そこが気持ちいいところだし。
確かに。デジタルなサウンドなのに人間味があるっていう。
いちいち偽らないんですよ、トレントレズナーって。ずっと。
ずっと正直なところを出すっていう。
そこがダザイオさん的であるし。
そうですね。
そこがヨシキ的でもあるし。
なんか作り物じゃないって感じですよね。
そうそう。そうなんですよ。
作り物じゃないんですよ、ナインジネイルズって。
それライブ見ても思うんだよね。
ドキュメンタリーじゃないですか、あれって。
ドキュメンタリー、本当そうです。
そこがめちゃくちゃ誠実だからそこに惹かれちゃうんだよなっていうのがある。
わかるわかる。
同じような表現してても、ワリリンマンソンは割とショーなんですよ。
エンターテインメントショーとしてワリリンマンソンはやるんだけど、
ナインジネイルズはドキュメンタリーとしてそれをやっちゃうから、
めちゃくちゃ生々しいんですよね。
生々しいですよね。
21:00
この人の表現って。
恩恵にしてもライブにしてもめちゃくちゃ生々しくて。
そこにはまるよねっていうのは。
わかるわかる。
個人的には。
生身の人間でそこに挑んでる感じがね。
本当にあって。
だからこその痛々しさもあるし。
そうそうそうそう。
そこでね、痛いんでしょう、あんたみたいなのを感じるっていうのが、
そこが魅力なんですよね。
常に痛みと苦しみを感じてやってるんでしょうっていうのが、
わかるよって感じしますよね。
そこにすごい惹かれるんだよな、ナインジは。
ですね。
マリリン・マースはもうちょっとショーだもんね。
作り物としてやるじゃないですか。
そこが魅力なんだけど、あの人は。
そうですね。
そのブロークンがあって、そこから94年3月にダウンアウトスパイラル出るわけですけど、
ついに。
2年かかってると。
1年半かな。
94年3月なんで。
このダウンアウトスパイラルは、
実製作だけで丸1年かかったって言っていて、
1日12時間以上はスタジオに行ったのを、365日ほぼずっとやってたみたいな。
狂ってるじゃん、もうこいつ。
それはすごいな。
それってさ、もう嫌じゃん。
そういうだから世界観。
本当にすごいですね。
それで作り上げられたアルバムですと。
すごいよね。よく耐えたな、トレントレスナーって感じしますし。
その中、もう苦しいっていうのが現れてるじゃないですか、この音に。
苦しくて苦しくてしょうがねえっていうのが。
すごいね。そこからそれを生き延びて、今に至るまで健康的にトレントレスナーが健在でいてくれるっていうのは、
ありがたいなって思っちゃうし、困っちゃうなっていうぐらい苦しかったんだろうなって。
ダウンアウトスパイラル聞いて、これ作った人が生き延びてねえだろって思うもん。
だってもう自分で自殺のアルバムとか言ってるしね。
でしょ?モチーフがそこじゃないですか。
もう一人の人間がひたすら落ちていって、自殺して終わるっていうコンセプトアルバムじゃないですか。
24:09
それをバンドじゃなく一人の人間がやってしまうというか。
そこの苦しさっていうか測りしにらさっていうすごいものがあるよなっていう。
バンドでやったら多少やっぱ分散されると思うんだけど、
それはソロプロジェクトとしてやってしまったんだっていう。
それをやり遂げて生きてんだお前はみたいな。
本当にそれはすごいですね。
もうね、坊主にもなるし筋肉つけるよなって。
そうじゃなきゃ生き延びられないよねっていう。
だからこそですよね。
だからこそだと思うよあれって本当に。
ああじゃなきゃ生き延びられなかったんだと思う。
ですね。
それくらいなんか突き詰めたというか、追い詰められてしまったんだろうな。
それがなんか音楽表現として出たのがこのアルバムっていう。
っていうところでね。
ダウワードスパイラル、じゃあ1曲目から見ていきますかいよいよ。
いよいよますか。
じゃあ1曲目から見ていきたいと思いますけど、まずは1曲目。
Mr. Self-Destruct。
いや、もう。
タイトルがもうおもっ苦しいし。
そうですね。
Mr. Self-Destruct。
Mr. 自己破壊。
もうなんかいっぱいいっぱいですよね、もうすでに。
これはまあね、やっぱ衝撃的ですよね、この1曲目は。
衝撃ですよ。
この曲ってね、今に至るまで自分が人生で全部聴いた曲の中でトップクラスですよ、これ。
こんなにかっこいい曲ないでしょう。
これはやばいですね。
すごい緊迫感すごいっすよね。
BPMめちゃくちゃ早いじゃないですか。スタスタスタスタスタスタ。
そうですね。
ギターのサウンド的にも、すごい早く刻むんだけど、
それってなんかすごいヘビーメタルというかスラッシュメタル?
既存の価値観で言うとめちゃくちゃそういうスラッシュメタル的な感じなんだけど、
これ聴くとそういうことじゃないんだよなっていう。
もう全く新しいものが見えてしまってるんですよね、ここで。
27:00
そこにね、もうめちゃくちゃ惹かれたんだよな。
ヘビーメタルじゃないしスラッシュメタルじゃないし。
これって何なんだろうっていう、もうわかんないんですよ。
最初聴いた時点でもう全然わかんないんだけど。
でも今までの自分の聴いたロックの価値観の中には収まりきらないものが、
もうここで鳴らされてしまってるっていう。
で、そこにめちゃくちゃ惹かれるっていうのがね、
もうここで1曲目にしてめちゃくちゃ惹かれましたね。
わかんないながらも。
とんでもないかっこいいっすよ。
とんでもないっすよね、これは。
突然なんかすっごい静かなパートに。
いきなり落ちるじゃないですか。
その楽さもね。
楽さも。
ものすごい盛り上がるじゃないですか。
いきなりなんか、えーなにいきなり落ちるんかいみたいなさ。
そうですね。
1曲目からこんな振り回されてみたいな感じになりますからね。
そうそうそうそう。
いきなり戻ってきた時にめちゃくちゃすごいですからね、さらに。
この1曲の中での楽さ。
ものすごい圧迫感があり閉塞感がありっていうところで、
ドキドキしちゃうみたいなさ。
なにこれ、うおーってなっていった上でサフィでいきなりガクって落とすっていう。
ものすごい静かになるし静謐になっちゃう。
ドラクエ3のほこらの音楽ですかみたいな。
ほこら。
いきなりそれぐらい落ちるじゃないですか。
そうですね。
すげえロックなドゥクドゥクドゥクドゥクドゥクとかいってたのに。
そこにすごい衝撃を受けるし。
バグっちゃったみたいな感じになる。
バグっちゃったみたいなことなんですよ。
それがすげえリアルなんだよねっていう。
めっちゃかっこいいっすよねこの曲は。
やばい。
もうそっから最後のほうのノイズの嵐になって。
ザーってなってくるもんね。
もうそのヤバいっすよ。
でも1曲目ですよみたいな。
1曲目でもう終わってんじゃねえのこれ。
後半のノイズのところもヤバいっすよ。
30:01
ヤバいよね。
あのノイズが。
雨降ってきたかと思ったのも結構。
あれだけど外は雨降ってきた。
ひょうひょうひょう。
なんか降ってきたかなってなるよねこれ。
ザーだもん。
ノイズがやっぱりすごいんですよね。
俺はこのダウワードスパイラルってアルバムは、
人類史上最高のノイズアートだと思ってるんですけど。
それがもう1曲目のここにして現れてるんじゃないかなっていうのは。
そうですね。
それ以前の価値観ではないんですよ。
こんなに曖昧な表現で何かを表現する。
人間の心象風景の何かを表現する。
こんな曖昧な状態でっていうのはないんですよ。
もうちょっと具体性があるんですよ。
それを曖昧なものを曖昧なまま表現してしまうっていうのが
ナインチネイルズがやった表現だなって思いますね。
そうですね。
ミスター自己破壊っていってね、あの最後のノイズ。
最後もう壊れちゃったみたいな感じになって終わる。
最後の最後は本当にね。
ベベベ…
ネジが外れちゃったみたいな状態になるから
あれが相当長いですからね
長いよね
あれが
だいぶ続くよね。1分ぐらい
だいぶ長い
あれは
一極め
一極めからこれ
すごいよ
あれって必要ないんだよね。曲としては。 楽曲としては。でも表現としては必然なんだよね。
そうですね。アルバムの表現として本当に必然、必要な。
それをちゃんと入れるっていう。 そこがやっぱ、誠実なんですよ。
ちゃんとこうができるっていう。いきなり。
で、そこからね、2曲目のピギー続いていくと。 ここでもうそのね、あの変な音から
もうすぐ行きますから。 ピギーめっちゃいいんだよなぁ。
ピギーね。 ピギーにすごい好きっすね、これ。
ここで本当に。 空気感めちゃくちゃいいんだよな。
いいよね。 なんかもう
雨の夜のサイバーシティーみたいな感じの、なんていうか。 なんかね、
大背的なというか。 大背的な感じはあるね。
33:01
ブレードランダー的な世界観っていうか。 雨降ってる感じあるよね。 あの世界にもう入り込む感じの。
2曲目ってさ、勢いつける曲入れるよね。 確かに。めっちゃ落としてるからね。
いきなりなんかもうちょっと
落としてきちゃうっていう。 そこがもうまた。
いやーでもこの曲はめちゃくちゃすごいよね、なんか。 まあなんか
1曲目のミスターセルフディスラクトの
1曲の中でもすごい落差があるんですよ。
そこの落差もすごいし、ミスターセルフディスラクトと、 あとこの2曲目のピギーの落差もすごいんですよ。
1曲目はやっぱりトータルの印象としてはめちゃくちゃ激しいんだけど、 2曲目でめちゃくちゃ落としてくるじゃないですか。
えー何これ。
曲単位でも。 曲単位でもめちゃくちゃ落としてくるっていうか、なんか
なんかメリハリがつきすぎてるというか、 めちゃくちゃあの相打ち的なんですよね。
相打ち的ですね。 確かに。
1曲の中でもそうだし、アルバムの展開としても、 もうここで相打ち的なものが見えてしまうっていう。
その精神状態として、こいつまともじゃねえだっていうのがここで見える。
本当に。
いきなりなんかガクッと落ちるじゃないですか。
これはもう。
わかりやすく落ちてますね。
わかりやすく落ちたでしょ。で、わかりやすく落ちた上に、 後半に行くにすれて、ドラムのランダで盛り上がるじゃないですか。
ドラムやばいですよね、最後の。
そういう盛り上がり方はしないんですよっていう盛り上がり方で行くんだよね、この曲って。
いや、そりゃやらないですよ。置いてられてるのかお前みたいな。
そういう勢いでなんかいきなり盛り上がっていくから、 ちょっと精神的におかしいんですよ。
ここですでにそれが見えるんですよ。
そのおかしさが90年代的なんですよ。
やっぱロックってイカれてる奴の音楽だと思うんですけど、
36:02
それまでの価値観とか世界観って、
例えば、ガンズ&ローレズのボーカル。
アクセル・ローズ。
アクセル・ローズってあいつイカれてるんだけど、
それとは全く違う価値観でイカれてるよな、こいつみたいなのがトレント・レズナーなんだよなっていう。
70年代、80年代のイカれ方ってアクセル・ローズ的なんですよ。
もうちょっと分かりやすく言いイカれ方なんですよね。
胸ぐらつかんでいきなりこうさ、「てめえふざけんじゃねえよ!」って言ってくる。
で、ぶん殴ってくるみたいな。
そういうイカれ方が従来のロックの価値観であり、 アクセル・ローズ的なイカれ方なんですけど、
90年代的なイカれ方っていきなりナイフでぶっ刺してくるみたいな。
トレント・レズナーってそういうイカれ方なんだよ。
こいつなんかおとなしいなと思ったらいきなりナイフでぶっ刺っていきなりぶっ刺っていくのが、
トレント・レズナーだったりカート・コバーンだったりする。
それが90年代のロックのイカれ方なんだよなっていう。
それがなんかここで見えるよねっていう話が。
確かになんか急に喧嘩かけてくるっていうのともなんか違って、なんか突然あいつ暴れだして部屋爆破し始めたみたいな。
怖みたいな。
怖!あいつ怖!
これがね、90年代のイカれ方なんですよ。
いや本当は最後のドラムとか、もう部屋ぶっ壊してるみたいな。
ぶっ壊してるよね。部屋ぶっ壊してるよ。
イカれてるじゃないですか、あれって。
法則性もないし、何を表してる文学性もないし、ただひたすらイカれてるんですよね。
イカれてるだけのドラムですよ、あれって。
ほんとイヤホンで聞いてると結構パンされてるから、ほんとあちこちで頭ぶん殴られてるみたいな。
そうそうそうそう。それこそが狙いなんだよね、多分。
お前はもうぶん殴られてるよっていう。
で淡々とずっとね、あのメロディーはずっと流れてるっていうね。
ほんと淡々とこう。
そこでこのアルバムを象徴するメロディーは流れるみたいな。テーマがあるみたいな。
39:12
これがダウンワードスパイラルだと思うんですけど。
でもなんかめちゃくちゃぶん殴られてる。ぶん殴られたうちにこれを流されても、俺はそれを認識できねえよみたいな。
めちゃくちゃ暴行後にぶん殴られて、テン、テン、テン、テン、テテンって言われてもみたいな。
この音を受けますね、なんか。
こんな出されてもね。暴行後にぶん殴られてるんですけど、僕今みたいな。
でもそれが後半で効いてくるんですよね、あのテーマって。
アルバムね。
そうそうそう。アルバムの全体の構成としてはそれが効いてくるんで、ちゃんと。
あのテーマがダウンワードスパイラルなんで、ひたむきの螺旋っていう感じの変律なんですけど、ここをせいいわれてもぶん殴られてるしなみたいな。
ガンガン殴られてる。
ガンガンだが、ガンガンぶん殴られてるから。わかんないなーって。
いやーいいなー。ピギーめっちゃいいなー。
ピギーはもうね、とんでもないですよね。
とんでもないです。めちゃくちゃいい。
とんでもなく暴力的な曲だし、アルバムのテーマはちゃんと鳴らされてるところだと思いますし。
やばいなー。
そっからね、3曲目のハラシーに行くわけですけど。
いやーもう、超かっこよくないですか?このハラシー。
いやーこれはやばい。
超かっこよくないですか?この曲。
急に整い始めた。
ここでまた上げてくるんですよ。
軍隊みたいななんかもう。
この電子音みたいなやつで始まってね。
これすごいと思うな。この曲やっぱダウンワードスパイロルを象徴する1曲だと思うんですけど。
めちゃくちゃインダストリアルな、メタル的な。
インダストリアルな感じですね。
あるじゃないですか。そういう感じ。
インダストリアルメタル的な感じもありつつ、全然逆の80年代エレクトロポップ的な要素も入ってるんですよ。
そこの融合がすげーかっこいいんだよ、この曲。
そうですね。
それがナインチネイルズなんだよね。
42:00
わかるな。
いっぺんとじゃないんですよ。
Aメロの感じとかちょっとそういう80年代的な。
じゃないですか。エレポップ的な要素あるんですよ。めちゃくちゃあるじゃないですか。
でもサビで一気に90年代的なグランジ的な行くじゃないですか。
そこの対比がめちゃくちゃかっこよくて。
たまんないですね。
このバランス感覚がやっぱナインチネイルズだなって思いますよね。
どっちにも寄らないんだよね、ナインチって。
いや、この曲ほんとかっこいいんよ。
これはめっちゃ好きですね。
めちゃくちゃかっこいいっすよね、この曲。
あれももうたまんないっすよね。
そっからあのAメロでね。
いろんな要素が混じってますよね。
すげえポピュラーな80年代的エレポップな要素もあるし、
90年代のダーティーでヘビーでハードなグランジ的な要素もあるし、
お前の神は死んだみたいな文学性もあるし。
てめえの神は死んだけど誰も気にしねえよみたいなさ。
ものすごい皮肉的なシニカルな視点もあるし、
全部が混ぜ一体となったかっこよさっていうのは、
この曲にはすごい感じますね。
これはすごい激しいっすもんね、ずっと。
最後まで激しいままいって、
そっから曲が変わって、
マーチ・オブ・ザ・ピックスに行くわけですけど。
切り替わるところも結構すごいよね。
ここの切り替わりすごいよね。
ここの切り替わり結構好き。
この繋がりのところ。
めちゃくちゃいいよね。
やばい、ほんとに。
ここすごいよね、アルバムとしての統一感とか、
そういうのを維持した上で、
でも一曲としてはめちゃくちゃ立たせてるんですよね。
絶妙なタイミングじゃないですか。
すごいよね。
そういうところが、
俺はこのアルバムをロックの歴史の上での
45:04
最高のマスターピースの一つとしてカウントするっていう理由の一つですよ。
一曲一曲は立ってんだけど、
アルバム一つで一曲でしょっていうトータライズ感。
それが両立されてしまってるんですよ、このアルバムって。
それって本来は成し得ないことなんだけど、
ダウンアドスパイラルはそれをやっちゃってるから、
俺はこれはもう最高のアルバムの一つだなっていう、
カウントするところが理由の一つですね、これは。
この繋ぎなんてほんとそうじゃないですか。
すごいですよね、ほんとに。
アルバムとしての整合性は保った上で、
一曲一曲として立たせてしまってるんですよ。
めっちゃ立ってますからね。
ここでこの曲ですよ、マーチ・オブ・ザ・ピックスでいきますよっていうのをちゃんと示してしまってるっていう。
もうマーチ・オブ・ザ・ピックスってこれヤバくないですか、この曲。
この曲マジヤバいっすね。
この曲の衝撃ってもうほんとにヤバすぎないですか。
ヤバいっすね。めちゃくちゃヤバいっすね。
何してんのこれ。
ダウンワード・スパイラルのアルバムとしての凄さが、
ちょっと難しいから分かんなかったとしても、
マーチ・オブ・ザ・ピックスの凄さはとりあえず分かります。
分かるだろうと。
これは。
この曲ヤバいっすよね、なんか。
この曲さ、ヤバい。
ヤバいよね。
この曲最初に聴いた時の衝撃は結構忘れられないっすね。
忘れられないっすよね。
最初にこれに惹かれるし、このアルバム聴いた時に。
全然分かんないんだけど、これは分かるみたいな。
この曲の凄さ全部分かんないんだけど、
でもカッコいいよねっていうのは分かるみたいな。
ヤバいってことは分かるみたいな。
ヤベーなこの曲。
いや俺この曲ね、ほんとスメルズ・ライク・ティーン・スピリットに匹敵する曲だと思うよ。
ほんとそうですね、曲単位で言ったら一番最初にハマったのこの曲かなと思いますね。
9インチネイルズで。
これかも。
ヤバいよ。
マジで開始10秒で笑えるよね、なんか。
笑える、開始10秒で笑える。
凄く凄くて。
リズムの凄さも。
まずは最初のドラムですよね。
ドラム的に最初は衝撃でしたね、これは。
48:01
これはもう発明っていうか、マジでこれ天才と思いましたね。
これ凄いよね、ほんとに。
これほんと凄いよな、この。
拍子マジで天才だと思いました、これ。
しかもこれ、8小節の中では変拍子になってないっていうか、ちゃんと戻ってくるっていう。
そうそうそうそう。
これはマジですげえと思いました。
これを発明して誰も今まで見なかった。
マジですげえ。
そうそうそうそう。
それでいてこの疾走感を出すっていう。
そうそうそうそう。
ここの両立。
いやこれね、おかしいんだって。
おかしいんだよ。
マジですごいと思った。
これ衝撃でした、ほんとに。
やばすぎる。
凄い疾走感はあるじゃないですか。
疾走感めっちゃある。
実際BPMは速いから、疾走感はあるんだけど、
でも、え、何これみたいな、変拍子なんかみたいなさ、乗り切れないみたいな。
おーおーおーおー。
やっぱり戻ってくる。
これがね、マジですごくて。
そこの絶妙な塩梅。
うーん。
こーれ、もうね、分かる人には分かるんだけど、Xの疾走感とツールの難解さ。
ですね。
これはもうほんとそれですね
それじゃないこれ
それほんとにそれ
Xの節奏感がありながら
トゥールの難解さがあるのが
ここだよね
もうまさに
早いのに乗れきれないけど
でも乗っちゃうけど
えーなにこれ
もうわけわかんねーよみたいなさ
これマジすごいっすよ
いやー
やばいんだよな
ちゃんと全部最後にね
一致させるからね
もう
ひとたび頭で捉えちゃうと
すげー難しい曲なんだけど
うん
体で捉えると
乗れちゃうんだよね
自然気味を任せればいい
これ乗れちゃうじゃない
ステップ
乗れば乗っちゃうじゃないですか
そうですね
そこのなんか
バランス感覚というか
塩梅が
とんでもねーなっていう
なんかこの小節単位で
シンコペーションさせてるみたいな
なんかなんて
すごい
すごいんですよね
51:00
この
これマジで
発明だなと思いましたね
いやこれほんとすごいよね
これはマジで他
ないですよね
こんなの聞いたことないじゃないですか
これはマジでないですね
ないないっすね
これっぽい曲ないっすもんね
ないよね
これは唯一無二だと思う
マジで
ステップアラー
マジ
これほんとね
サウンドの凄さと
ボーカルの凄さと
急になんかガクッと下がるじゃないですか
そうそうそうそう
バラード
そんなのまで
入れてくるっていう
そう来るのみたいな
アンチグライジー
アンチグランジーみたいなさ
アンチイルバーナみたいな
はいはいはいはいはい
みたいな
え、なに一番盛り上がるとこで
下がるんだみたいな
逆ですよね
逆だよね
すごい
あれも衝撃だったな
衝撃だよね衝撃
え、なに
一人ぽんぽんなるじゃんみたいなさ
これすごいよ
ほんとグランジーの
真逆ですよね
静かなところから
サビで爆発みたいなの
そういうことで
やったんだと思うよ
これって
アンチイルバーナのあの
公式
逆立ち
それが
あらゆるバンドに
蔓延してしまってる
わけで
94年の時点で
Aメロ
ジャカジャカジャカジャカって
はいサビ
ドコドコドコドコドコドコ
そうやって
形式になっちゃって
ですよね
じゃあそれを逆手にとって
やろうじゃねえかっていう
そこまで
やたら
疾走感があって
サビで
Doesn't it make you feel better
って
チャランポラーン
みたいな
爆竹の言いまいしさ的な中
チャランポラーンみたいな
へーそっち行っちゃったー
みたいな
ふえーと鳴った上で
でまたダダダダダダダダ
そこの楽さの
そこがはまっちゃうじゃん
みたいな
魔薬的な
魔薬じゃないですか
音楽におけ
54:01
魔薬だと思うんですよ
楽さ
これをやってる
91年率は恐ろしいなって
いやー
であとこれ
MVがかっこよすぎて
あー
あれね
スタジオみたいな
スタジオで演奏してるだけのやつ
白いね白いスタジオで
あれなんすかあれ
あれ
いやもうあれロック史上
最高にかっけえMV
最高のMVですよね
すごくかっこいいよね
かっこいいなあれ
やばいですね
本当にこれは
人生感変わりますね
変わったよね
これを
やる人生だよね
バンドやるなら
これでしょっていう
バンドやるならこれだろっていう
いや本当にですね
あのMV
すごかったっすよね
これはやばい本当に
なんのことはないね
ワンショットで撮ってるだけなんだけど
スタジオで
この曲を演奏してる
撮ってるだけなんだけど
これがとてつもなく
かっこいいというか
しかも本当カメラ1台で
撮ってるだけですからね
本当本当
これが本当にね
その価値観を揺るがす
んだよね
ロックってこれだよね
みたいな
リアルなロックってこれでしょ
みたいなのが
あのMVに詰まっちゃってるんですよね
いや本当これは
見ればその意味が
納得だと思いますね
なんかもう本当すごい詰まってますよね
本当に
ロックアウトのかっこよさ
リアルなかっこよさ
ドキュメントとしてのかっこよさ
どうなっちゃうんだろう
っていうやばさが
こいつ何するんだろうみたいな
こいつやべえ
どうなんだこれって
そうそうそう
最後までどうなんだろう
わかんないじゃないですか
こいつ
メンバー殺すんじゃねえかな
みたいな
そういうやばさが
本当に
この中の誰かが
誰かを殺すんじゃねえかな
っていうやばさが
そういう緊迫感が常に頼ってるんですよね
ずっと
緊迫感がやばいですよね
これ死ぬんだろうな
誰かみたいな
1人ぐらいぶっ殺すんだろうな
やばさが
張り詰めてるんですよ
いやー
それがやっぱ
ナインチネールズの
57:01
かっこよさの本質なんですよね
ナインチネールズのライブって
そこだと思うんですよ
でしょ
わかるでしょ
これがMVにして
さんざん
ここまで語ってた
ライブパフォーマンスでの
ナインチネールズのやばさの一端が
ちゃんとここに入ってる
エッセンスが詰まってるというか
詰まってますね
多分この1曲で
誰か死ぬんだろうみたいな
テンションが
ナインチネールズの
魅力なんですよ
それをずっとやるんだよね
この人たちって
それがなんか
MVにおいては
ここで詰まってる
ここ死ぬんだな
誰かみたいな
ロビン・フィンク死ぬんだな
ロビン・フィンク何回か死ぬんだろうな
何回かね
ここだよね
ナインチネールズの格好さって
リアルに誰か死ぬんだろう
みたいな
やばさをずっと感じさせる
っていうのが
そこが
魅力なんですよね
そうですね
そこがだから
本当に
自分たちの
ティーンの頃に
ロックに憧れた
って言ったらあれだけど
やばさみたいな
惹かれた部分とうまく
マッチした
だからこそ
強烈に惹かれた
強烈に惹かれたんですよ
ロックに求めてたものと
本当にうまく
マッチしちゃったんですよね
最初にロックにはまったのって
やっぱやべえなこれ
見たことない
っていうところではまるんですけど
それが
結構
何らかのルールに
はまっていって
しまってるじゃないか
っていうか
意外と
生ぬるいところに行ってしまってるじゃないか
っていうのを
国内のロックでは感じてしまってる
中で
ナインチネールズがこれを
見せるんですよね
ドキュメンタリーとしての
やばいロック
誰かが死んでも
おかしくないぐらいの緊迫感がある
ロックっていうのを
見せてくれたから
俺はそっちにはまっちゃったんだよな
っていうのはありますよね
そうですね
ロックってこれじゃん
みたいな
俺がライブやるなら
メンバーを
1:00:01
ギタでぶん殴りてえじゃねえか
血が流れてこそなんだよ
それってもともと
ロックにはまったときに
思った初期衝動なんだよね
初期衝動をたぶん思い起こさずに
くれたんですよね
そうですね
まさにそうだと思います
ルナ氏が感じさせてくれた
初期衝動を
若干薄れてしまった中で
それをもう一度
呼び起こしてくれたのが
ナインチネールズなんだよな
っていうのはすげえ感じる
だからこそ俺はここに
もう生涯を捧げようっていうぐらい
愛してしまったんだよな
っていうのは
そこだよね
っていうのは思うよね
何しでたかわかんねえぞっていう
そのね緊迫感が
このマーチオブザピックスの
MVにはあるんでね
ぜひ見てほしい
ロックファンには
見てほしいですよね
これは本当にね
すごいMVなんで
かっこいいもんね
これはやばい
本当に
何回スタッフにマイク持ってきてもらってんだ
持ってきてもらってんだ
そうそう
マイクスタントで
持ってきてもらって
女の方がね
すぐ投げるから
すぐ投げてさ
持ってきてもらっては投げるっていうね
このトレンドが
かっこいいの
格好とかも
格好も含めて
歌い始める前の
髪型といい
髪型といいね
かっこいいな
この時のさ
トレンドレズナって理想じゃない
これがベスト
ベストトレンドレズナ
これ以上かっこいいやついねえもんだって
やっぱロックってね
文学性とか
繊細さと
ロマンティシズムと
センチメンタリズムと
文学性と
それと相反する
暴力性と
それの融合がロックだと思うんですよ
それをまさに体験してるのが
この時期のトレンドレズナなんだよね
めちゃくちゃ繊細で
弱いんだけど
それを
強がるんだよ
ふざけんな
全部殺してやるよ
1:03:01
その繊細さと
暴力性の相反するものの
融合がロックだと思うんです
まさにまさに
それを体験してるのが
この時期のトレンドレズナなんですよ
そうですね
この文学青年的な
ルックスできて
全部ぶっ壊すじゃないですか
ライブにおいては
ぶっ壊してやるよみたいなさ
全部ぶっ壊してやるよみたいな
実際ぶっ壊すじゃないですか
全部
キーボードもギターも
マイクスタンドも全部ぶっ壊すじゃないですか
そこがなんかね
やっぱ惹かれてしまうんですよね
こんな繊細な人が全部ぶっ壊すんだ
っていうところが
相反するものの
融合性というか
それがやっぱナインチネイルズの
魅力の一つなんだよな
ですね
歌い始める前の待機してる姿はすごい
好きなんだよな
特にこうなんかね
ビジュアル系だよね
動き
からの破壊行動
からの破壊行動
吉木がマイク持ったときの
パフォーマンス
ぽいぽいぽいぽい
それっぽいね
確かに
すごいなよっとした繊細
精神性としては
すごいね繊細な人が
それでもなんか
己をこぶして
っていったところの
かっこよさというか
それは結構やっぱり
吉木とナインチのトレントレジナー
やっぱなんか
共通するとこありますよね
共通するとこありますね
暴力性と
美しさとっていうところ
それが美しいよねっていうところが
そこに惚れたのがやっぱ
hideなんでしょっていう
hideはやっぱ分かってる人だから
それが分かるんだよね
あの人っていうのは
確かに確かに
まあというね
この
マーチオブザピックスまで
語ってきましたけど
だいぶこの4曲目までで
相当やばいですからね
やばいっすね
ここまででは
ナインチネイルズとか洋楽の
1:06:01
ファンにも洋楽
聴いてる人にも聴いてほしいし
Xファンにも聴いてほしいよねっていう
まあということでじゃあ
次また
アルバム続き語っていきたいと
思います
次回へ続きます
01:06:29

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