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2021-07-07 19:20

#06-5 最後にみせたカート・コバーンの本性『Nevermind』全曲トーク(8~13曲目)

『ネヴァーマインド』ニルヴァーナ(1991年)の第5回目。8曲目「Drain You」から隠しトラックの13曲目「Endless, Nameless」について話をしています。本編最後となる12曲目の「Something In The Way」からアルバムの終わりにみせたカート・コバーンの本性についても触れています。


『Nevermind』/Nirvana

01.Smells Like Teen Spirit 

02.In Bloom

03.Come As You Are 

04.Breed

05.Lithium

06.Polly

07.Territorial Pissings

08.Drain You

09.Lounge Act

10.Stay Away

11.On A Plain 

12.Something In The Way 


《CD&配信情報》

●Amazon

https://amzn.to/3jcF4pX


●Spotify

https://open.spotify.com/album/2UJcKiJxNryhL050F5Z1Fk?si=_Y30-T52Q8OaEiWv-Bbong&dl_branch=1


●Apple Music

https://music.apple.com/jp/album/nevermind/1440783617



■『名盤ラジオ』とは?

3人の音楽好きが古今東西あらゆる名盤から1枚をピックアップし、お酒を飲みながらダラダラと語っていく番組です。

※自由気ままなトークです。内容に一部誤りがある可能性がございますので予めご了承ください。

00:02
名盤ラジオ、前回からの続き
えーと、次が8曲目のドレン・ユー
これはなんかもう、頭の歌い出しが、めちゃくちゃ歌が気持ちいいですよね
めちゃくちゃポップな
うん
めちゃめちゃシングルっぽいよね
っぽいっすね、これ
この曲は、確かにキャッチーさはかなりの
なんか本当、頭の部分での開けてる感じが
これ結構ハモリちゃんと目立ちますね、この曲は
確かに確かに
すごいポップでなんかキャッチーなんだけど
終盤はなんかマニアックというか
そうですね
確かに確かに
ちょっと途中間奏の部分で音して
そうだね
タッタッタッタッタッタッタッタみたいな
そうですね、なんかちょっとレッドゼッペリンっぽい感じというか
あーっぽいね
ちょっとサイケデリックな
怪しい感じというか
サイケデリックな、そうそうなんですよね
それでまた普通にまた戻るってことですね
そうそうそうそう
すごい普通に戻る
その感じがなんか
そこがいいよね、なんかこうちょっと不穏にさせて安心させる感じ
この曲はいいなあ、いいっすね
ちょっと気持ちがいい
気持ちいいですね
次9曲目がラウンジアクト
これはどっちかというと勢いのある系ですね
うん
ラウンジアクトは相当好きだなあ
若干ちょっとダーティーな感じで
確かにダーティーな感じっていうのは確かに結構しっくりきますね
ありつつ疾走感もありつつ
そうですね
なんかこのAメロの部分が普通に歌ってて
同じ感じで最後の方激しくなる
それがすげえかっこいい
それかっこいいね
この辺の激しく歌ってかっこいいのが川畑のボーカルのすごいところですね
やっぱこれはどのボーカリストにもできることではないなって思うんですよね
なかなか真似できないからね
うまいのともまた違うスキルっていうか特性が必要なんで
綺麗に歌い上げちゃったら全然違うなって感じなんだけど
そこがなんていうか適度にシャウトしてっていうか
そこがちょうどいい感じなんだ
割とこの辺の曲は全体的にコンパクトだよね
もう3分ない感じで
まあ確かに割ともうそうだね
この曲も2分半ぐらい
03:01
だいたい2分台か3分台
2分台か3分台割と短い曲なわりにニルバーノのいろんな魅力がつながってる感じがします
そうですね
短いのにちゃんと間奏とかもあったりとかして
メリハリもありつつ
メリハリありますね
その流れで10曲目
ステイアウェイ
これもかなり勢いのある感じですね
そうですね
この辺結構勢いで押してきてますよね
そうですね
しかしあれだな
クリスのベースはコード進行をなぞってるだけだな
基本的にはそうですね
どうなんですかね逆に
違ったらどうだったのかっていうのは想像する楽しみとしてはありますけど
あとはあえてシンプルにしてるところもある
できるけど
シンプルに徹したのが
カーは精一杯やった
精一杯
精一杯やったけど
カーとのコード進行なぞるしかできなかった
もうちょっと何かあっただろう
まあでもドラムとちゃんとしっくりあってはいると思いますけどね
パスドラとかの
パスドラとベースの音のマッチ具合はすごい結構タイトにマッチしてる感じはしますけどね
まあでもこのステイアウェイとかもそうですけど
ドラムがやっぱすごい目立つじゃないですか
最初この曲も最初ドラムがすごい目立つ感じで始まるし
やっぱデイブグロールが入ってこのドラムはすげえってやっぱなって
これを生かすべしっていう感じで
俺はもうシンプルに言って
徹しだね
なってるんじゃないですかね
カートはカートでやっぱカートのバンドだしっていうのがあるから
ワンツーで
ベースはもうこれが一番いいだろうっていう
この下の力持ち的な感じでね
この曲も本当勢いあってかっこいいですね
改めて聴くと
結構なんかネバーマインドとかでラウンジアクトとかステイアウェイとかこの辺好きなんですよね
そうですねこの辺いいですね
この辺結構なんか地味っていうか
なんか地味っていうのとは違うけど
埋もれがちなところに位置してる
そうあんまりなんか語られない曲というか
06:02
ではあるんだけどめちゃくちゃいいよここっていう
なんかやっぱシングルカットされてるのも割と前半が多いですし
この辺はなんか見落とされがちな感じはありますね
隠れた名曲的な感じ
この辺の曲をカバーしてたりするとセンスいいなって感じしますね
そこ来ますかあえてここ来たら
ミルワナをコピーするって言ったらこの辺ちょっとやりたいなって
そうですね確かにやったら気持ちよさそうですねすごい
はい次が11曲目のオン・アップ・レイン
これはまたかなりポップに寄ってる感じの曲ですし
この曲はデイブのコーラスが本当に素晴らしい
この曲はそうだねかなり
これも多分そのCDの音源のやつもデイブがコーラスやってると思うし
これは確かに結構コーラスがちゃんとね
本当にちゃんとハーモニーとしてコーラスをしてるっていうか
かなりこれもなんかシングル向きなような曲調だな
シングルっぽいよね
同じぐらいの熱量を維持し続けてここまで来てる感じですよね
本当流れていくとポリーぐらい
途中ちょっとポップ寄りな曲を挟みつつ
だいぶ勢いは維持しつつここまで来てっていうところですけど
結構聴いてるとアッパーなアルバムなんだなっていうのは
本当そうですね
最後の曲がすげえダウナーしたら
そのイメージが強いっていうか強いんだけど
中盤というかこの辺はそうですね
本当に割と
すげえポップでキャッチーでアッパーなアルバム
キャッチーで本当にポンポンポンって
本当流して聴いてると長さもそんなないってのもありますけど
あっという間ですもんね
そんなポンポンポンって来て12曲目が
Something in the way
鬼のようにダウナーになるっていう
そうなんですよね
ここに来てそうですね最後
これが本編最後的な感じなんですね
そうですね隠しトラック的なやつがありますけど
そのを除くと最後ってことですよね
これで締めてるのがまたすごいですけどね
そう考えるとあそこまでアルバム通してずっと
勢い持ってきて
そうだよね
最後にこうなる感じ
本質的なところが出てきた感じじゃないですかね
09:03
確かに内面がこう
そこの1個前までもだいぶちょっと売れるぞっていう
意識がちょっとやっぱりある程度はあったけど
最後のところはもうやりたいことをやりたいように表現しようっていう感じ
この曲はねもう淡々と本当にダウナーな感じで淡々と終わっていくっていう感じですね
個人的には一番好きなんだけど
こういう死ぬほどダウナーなというか隠密な曲が好きなんですけど
隠密であればあるほど
これはねすごいよね
本当今にも死んじゃうんじゃないかっていうぐらい暗い曲だな
これひたすら繰り返す感じがまたそれをより強くしますよね
本当物悲しいっていうかまたチェロがそういう味を出してますね
これ歌詞は表面的にはベジタリアンみたいな
そういう方向性の再食主義者みたいな感じのことを歌ってるような
シーンとしてはどうなんですかね
歌詞的にもなんかすごいカートコバーの内面をすごい表現してる感じがあるかなっていう
橋の下でみたいな
何言ってるかよくわかんないっちゃわかんないんだけど
でもなんかわかるよみたいな
多分なんかその魚とか言ってるのも本当にそのまんまの意味じゃないんだろうなみたいな
魚とか動物とか言ってる
魚は食ってもいいんだみたいな
痛みを感じないからって
そうですね
ひたすらサビでsomething in the wayっていう何かが引っかかるっていう
シンプルに歌ってるっていうなんかすごい
あとコバーの本質的な部分が出てるのかなっていう感じなんですよね
魚は食べてもいい
小骨が引っかかるみたいな
なんかずっと小骨引っかかってんだよな
小骨引っかかるなら食っちゃダメだろ
魚食べていいから食べたんだけど
なんか引っかかるわ
それずっと気になって最後まで
そうそうそうなんかそういう感じですよ
なんか違和感を感じながら生きてるみたいな
それなんですよね
それのなんかこう
自由的な表現だったりするかもしれないですね
どこにいてもなんかしっくりこないっていうか
心地の悪さを感じてるというか
そういう疎開感とかもなんか感じますよね
12:02
これでもブッチビグはレコーディングで一番難しかったって言ってますね
でカートもこれをやってるときに
デイブにはドラムもっと静かにもっと静かにって
これそうだね
言い続けてたらしいです
これだいぶ淡々と静かにこう
勢いよく叩いちゃったらもう台無しになっちゃうかな
だいぶもう殺して殺してって
なんかアンプラグドのライブの作品というか
出てるじゃないですか
あれがなんかデイブ・グローブ的には一番もう最
すごい辛かったみたいな
辛かったんだ
あれがもう一番辛い思い出みたいな
思いっきり叩けない
思いっきり叩けない
とにかく静かに来てくれて言われて
続けて
なんかブラシみたいなの出る
結局そのブラシを与えられて
それで叩いてなんとかなった
なるほど
それを与えてもらって
やっぱああいうのってストレスなんだね
デイブ・グローブ的には
もっと思いっきり叩きてえよって思ったからやっぱな
あれが一番もう辛かった
すごいだってあのアンプラグドって
なんかニルバーナのキャリアのハイライトみたいな感じで
語られるけど
デイブ・グローブ的には
そこで持ち味を完全に殺してた
確かにな
おとなしくしててくれて
この曲レコーディング難航したのもそういうことなんでしょうね
この曲ライブ版すごいかっこいいんだよね
そうなんですね
Aメロはこれと同じような
すごい暗い感じでいって
サビで爆発する
そのバージョンがめちゃくちゃかっこいいですよ
それは確かにかっこいい
爆発しちゃったんですね
デイブ・グローブが言ったのかもしれないですね
ライブであれはもうできねえぞ
爆発させろって
我慢できないって
アルバム的にはそれで終わったと思いきや
最後に隠しトラック的にもう一つあると
Endless Namelessっていう
仮タイトルみたいなやつがありますが
これまたすごいですよね
ギターフィードバック全開みたいな
スマパンっぽい感じも感じる
これすごいですね
感情のままにやってるって感じ
15:02
これはどういう曲作りをして
これが最終的にこういう形になったのか
興味深いですよね
途中ちょっと静かに
展開は
曲っぽい感じでちゃんと展開はしてます
これはプロデューサーのブッチビーグが言ってたんですけど
リチウムが結構レコーディングうまくいかなかったらしくて
それでカートがすごいイライラして
そのイライラが爆発した状態でこれを撮ったらしいんですよね
ああいう感じになってると
めちゃくちゃノイズだし
このイラついてる感じのボーカルがかっこいいんだよね
確かに
めちゃくちゃムカついてんだろうなっていう
ボーカルがかっこいい
明らかにイライラしてますよね
音にも現れてますよね
ギターの音にも
めちゃくちゃ弾いてる
想像つきますけど
これレコーディングして最後にギター破壊したらしいですけどね
でもこういうめちゃくちゃムカついてんだろうなっていう
ボーカルがそのまま表現されてるかっこいいさっていう
それをちゃんとパッケージングして
そのままのものをちゃんと届けてるってすごいですね
9インチネイルズのブロークンもすごいじゃん
あれももうすげえやけくそなエネルギー
どうしちゃったのお前っていうさ
この頃はそういうCDの隠しトラック的なのはよくあったんですかね
やっぱりこのCDとかだった時代だからこその表現方法
今のサブスクとかだと隠しトラックっていうのはありえないっていうか
やりようがないですかね
見えちゃうもんね最初に
隠しトラックのちょっとお得感というか
こんなのあったんだみたいな
それはなんかCD特有の楽しみみたいなとこはあったかもしれないしね
そうですね確かに
トラック数が99とかまである
あれ何だっけマリリン・ワンソンでしたっけトラック99くらいまで
コーンじゃないかな
コーンだっけ
フォローザリーダーとかが
99トラックは9インチネイルズじゃない
9インチネイルズでしたっけ
ブロークンですか
ブロークンで最後にフィジカルが入ってる
18:03
それがまためちゃくちゃかっこいいっていう
フィジカルとサック
そうそうそうそう
でもネバーマインドみたいに結果的にめちゃくちゃ売れてる
もう世界中で何千万枚って売れてるアルバムに
最後の最後にこれが入ってるっていうのがまたちょっと面白いですよね
確かにね
そういう痛快さはあります
仕込まれてる
アンダーグラウンドな感じ
そういうところに結構共感するというか
そういうメンタリティがやっぱ好きなんだよみたいな
そうですね
売れるのを意識しつつもやっぱりちゃんとそういう
アンダーグラウンド的なところは
しっかりちゃんと狙ってるし入れてきてるっていうところ
そういった形でネバーマインドは
その隠しトラック入れると13曲で終わるというところで
ネバーマインドについて話をしてきました
はい
次回へ続きます
19:20

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