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  2. #33-5 妥協したポップ性?狭間..
2022-11-12 52:21

#33-5 妥協したポップ性?狭間の時代の象徴?そしてヴィジュアル系先駆者たち苦悩の時代へ…BUCK-TICK『COSMOS』総括回!

『COSMOS』/BUCK-TICK(1996年)特集の最終回。チャートアクションを狙った「妥協したポップ性」!?『Six/Nine』と『SEXY STREAM LINER』という異色の名盤に挟まれた特殊な立ち位置、狭間の時代に生まれたアルバム『COSMOS』を総括して語ってみました。

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BUCK-TICK『COSMOS』

01.Maria

02.キャンディ

03.チョコレート

04.Sane

05.tight Rope

06.Idol

07.Living On The Net

08.Foolish

09.In

10.Ash-ra

11.Cosmos


《CD&配信情報》

●Amazon

https://www.amazon.co.jp/dp/B00006HBOG/


●Spotify

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●Apple Music

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■『名盤ラジオ』とは?

3人の音楽好きが古今東西あらゆる名盤から1枚をピックアップし、お酒を飲みながらダラダラと語っていく番組です。

※自由気ままなトークです。内容に一部誤りがある可能性がございますので予めご了承ください。


00:01
名盤ラジオ、前回からの続き。
名盤ラジオ、BUCK-TICKのCOSMOSを取り上げて話をしております。
たくやです。今回もよろしくお願いします。
どうも。こんばんは、こんにちは、N像です。よろしくお願いします。
こんばんは、ひできです。よろしくお願いします。
いやー、BUCK-TICKのCOSMOS特集ですけど、だいぶ、だいぶ熱く語ってきましたけど。
第何回目ですか、これは。
これは5回目ですかね。
5回目。
ちょっともう、よくわかんなくなってきますけど。
これはたぶん最終回になると思うんです。
前回は、11曲目のCOSMOS、曲の方のCOSMOSまで話したということで、全曲話したので、総括するって感じです、今回は。
そうですかね、改めて全曲話して。
元々の話として、だいぶポップっていう一言で言うと、高校生的に。
DARKER THAN DARKNESS 6IX9INEっていう、それまでの流れから比べると。
多少余裕があるのかなっていう感じはしてたんですけど。
そうですよね。
そこの、そうですよね、その話を、そういえば。
そういうところをしてて。
で、まあ、メディアとかは原点回帰とか言うけど、今井さんとかはそういうことではないよっていうところは、インタビューとかでも言ってて。
でまあ、確かに僕らも聞いて、改めて話もして、だいぶサウンド的にはマニアックなこととかいっぱいしてるんで。
原点回帰でしょ。
これは原点回帰じゃないよなっていうのは、聞いて思うところだなっていうところはありつつ。
ありつつだけども、メロディーとかね、曲の作り的なところも含めてかもしれないけど、そこはだいぶキャッチーというか。
そうですね。
前に比べれば聞きやすい部分というか、そういうのはあるよねっていうところはあるし。
バキッとメロディーが立ってる印象はありますもんね、割と。
そういうのはやっぱり聞いててもあるよなっていうところはありつつ。
で、そこからそれが実際どうだったのかみたいな話とかを、この総括としてはしていきたいなと思いますけど。
2回目ですかね。2回目で話してた中では、さくらいあっちゃんが2014年時点ですかね、これは。
03:05
そのムックの達郎さんとの対談で、さくらいさんが一番大変だったのはどの辺りですかっていう質問に対して、
コスモス、セクシーストリームライナー、ワンライフファンです。
これは年で言うと、1996年から2000年っていうぐらいの年なんですけど、この辺かなっていうふうに言ってるんですよね。
で、結構試行錯誤してて、あんまり自分自身とはちょっと違う感じかもなみたいなところで、違和感を感じてたようなことはそのインタビューで言ってて。
その辺も踏まえて改めて見ていくと、いろいろまた見えてくるものもあるのかなっていう感じなんですよね。
試行錯誤はそうですよね。
割とバックチェックに別に限った話じゃないんですけど、出た直後のインタビューって、それはそれで本人のいろんな気持ちとかどういうつもりでそれをやったかっていうのがわかるんで大事なんですけど、
それだけでもあんまりそこの本当の姿は見えてこなくて、実はその後に振り返って何て言ってるかみたいなのも結構重要だなって思ってて。
そういう意味では、今紹介した2014年の発言とかは結構リアルなんだろうなっていう気もするんですよね。
ちょっとね、客観的に見れてるというか、自分自身を。
そういう意味で、僕は次のアルバムであるセクシーストリームライナーの時のインタビューとかもちょっと見てみたんですけど、
これは音楽と人なので、市川さんの記事というか、書いてるやつなんですけど、コスモスはいい意味で妥協したポップ星みたいなふうに書いてて、これも本当にその通りだと思うんですけど、
結構、もともと暗黒とか斬新みたいなのが人生最大の命題ってその記事の言葉で書いてありますけど、だった今井桜井っていうのが、
あえてちょっと無理をして出したポップ星みたいなやつがコスモスであって、
それが、これも2回目で言ったと思うんですけど、結構商業的には不審だったんですよね。
06:07
なるほど、はいはいはい。
それが結構ね、いろいろ影響を与えてるんじゃないかっていう。
妥協して苦労して出した。
これがだから結構その時代性とかいろいろ関係してくるところだと思うんですけど、
そこについては桜井あっちゃんもそのインタビューで言ってるんですよね、市川さんとのインタビューで。
これはだからヒロインの時のインタビューって感じだと思うんですけど、
年で言うと97年ってことですかね、のインタビューで片透かしをくらったみたいなことを言ってるんですよね。
そういうちょっと無理してキャンディとかコスモスみたいなのをやったけど、
それでこれでうんとも言わないのみたいな、チャートアクション的に。
あーなるほどね。
チャートアクションっていうのはキャンディが初登場11位で、コスモスが、アルバムコスモスが初登場6位。
意外といかないじゃんみたいな。
そうですね、なんかちょっとそこにある意味、本人たちはどこまでそう直接言うかわかんないけど、
ある程度ゲーゴーしたというか、寄り添ってなんかちょっと作っちゃったのに、全然いかないんじゃんみたいな。
あーなるほどね。
っていうことなんじゃないかなっていうのがこの辺の一連の見てて思うんですけど。
そうするとまたこれ本当、この先がどうなるかが今めっちゃやっぱ気になりますね。
どっからちゃうんだって。
せっかく頑張ったのに。
そう、ある意味無理して頑張ったのにっていうことなんだと思うんですよね。
じゃあもういいよってなりますよね。
そう、コスモスのインタビューでは無理してとか絶対言わないじゃないですか。
妥協してこれを作りましたとかって絶対リアルタイムのインタビューでは言わないと思うけど、
でも後から振り返るとある程度そういうのってちょっとね、そういうニュアンス出したりしてたら、
その辺も含めて捉えるのは大事かなって思うんですよね。
確かに確かに。
なるほどね。
ちょっと経ってからのインタビューっていうのはそういう意味では重要っすね。
まあそうだよね。俯瞰して見えてるし。
そうですね。
客観的に見えてるし。
本当はどうだったかみたいなのも、まあそうだよね。
そうなんですよね。
僕はその後のインタビューとしては桜井さんのインタビューしか見れてないんですけど、
09:04
まあ今井さんはどう思ってたんだろうなってところですよね。
でもキャンディー、キャンディーそんな売れっかなって思ってた。
やっぱ音が相当エッジが立ってるからね。
まあやっぱりマニアックではありますよね。かなり。
そんなにゲーゴーしてるんだって感じは、なんかゲーゴーしてたんだって感じはなんかしますね。
歌メロ曲調的には確かにそういう面は見えるけど、サウンドがエッジが立ちすぎてるから、ああそうなんだって感じですね。
そうですね。
結構やりたい放題やってる感じもありますかね。
やりたい放題やってる印象はありますけどね。
まあでもその市川さんとのインタビューそのまま読むと、本当はこれ市川さんのあれですけど、
本当はキャンディーみたいなシーン描きたくなかっただろう、暗黒帝王としてはさ、藁って市川さんが言って、
そんなことないけど、くしょう。でも頑張ったでしょ、そういう意味では。って言って、
で市川さんが、それだけ頑張ったのに商業的には報われなかったのはデカかったよねーって言って、
あっちゃんが、そうカタスカシ喰らっちゃって、これでもうんとも言わないの?という感じだった。
あー。
っていうのがそのまま読んだ通り。
相当突っ込むね。
さすが市川さんというとこですけどね。
だからやっぱ商業的にどうこうっていうのは、いろいろあったんだろうなって思いますね、これだけ読むと。
カタスカシって言ってるくらいだから、多分ある程度期待してたんだろうなって、なんとなく感じるし。
そうだろうねー。
やっぱバンド続けていくためには売れるっていうことはどうしても必要ではありますからね。
そうなんですよね。そこはやっぱね、時代的な96年ですよね。
作り始める、意識し始めているのが95年とかって考えると、その時代はめちゃくちゃバンドブームだから、
そう考えるといろいろね、ちょっとそういう思惑とかもあったのかなって思っちゃいますけど、周りも含めてですけどね。
12:02
そこまでチャートアクションを狙った曲を出すには、センスがありすぎるというか、そこまで大衆に寄れないんじゃないの?意外とっていう感じ。
いくらでもそっちに寄れそうな感じはあるんだけど、そこまで寄っちゃうのはやっぱ本人たち的に拒否反応が出ちゃうというか、
本人たち的には寄ってるんだろうけど、一般的に聞いたらやっぱりとんがりすぎてるっていうか。
そうですね、多分本人たち的にはもう寄れるところのギリギリまで寄ったってことですね。
そうそう、寄れるところまで寄ってもやっぱり世間的にはそうでもないというか。
世間からするともっともう、もっと寄らないとっていうところなんですよね。
爆竹がもうそこまで行っちゃってるっていうか。だってグレーみたいな曲出せないでしょっていう。
それはそうですね。
それをよしとは思わないでしょっていう感じがするし、そこが我々としては好きなところであったりするんですけど。
確かに確かに。
グレーが悪いとかじゃなくてね。
そうですね。
あれはあれで良さがあり、爆竹の良さはまたそれとは違うところなんじゃないかなみたいな。
はいはい。
そうっすよね。
そこは結構だから悩みはそういうところは結構あったでしょうね。
うん、あったんでしょうね。
その辺の歳は結構我々からしてもめちゃくちゃいろいろ出てて、
キャンディーっていうのは96年の5月22日にシングルが出てるわけなんですけど、
例えばその2ヶ月前にルナシイのエンドオブソロがシングル出てたり。
あー。
キャンディーの1ヶ月後、これはもうアルバムコスモスのすぐ近くですけど、
ヒデのミザリーが出てたりっていう時代っすね。
キャンディーの3ヶ月前にシングル、ダリア、エッグジャパンが出てたり。
その辺もゴロゴロ活動してるっていう。
やっぱり今みたいにサブスクで何でもかんでも聴けるってわけじゃないから、
ライバルでもあるわけですよね、いろいろ他のバンド。
その辺のいわゆる先駆者たちもしっかり活動しつつ、後輩のバンドたちがどんどんデビューして、
15:02
ヒットも出しつつっていうぐらいの時ですよね、この95年、96年っていうのは。
で、なんかもうムーブメントが確実に起きてるっていう。
その辺はあれだけど、セクシーストリームライナーぐらいは爆竹はちょっと敷居が高いっていう感じしたもん、当時。
それは思いましたね。
セクシーストリームライナーは結構出た時に、
確かにいろんな雑誌とかでジャケットとか爆竹のセクシーストリームライナーみたいなの見てたのは覚えてるけど、
なんか難しそうというか、そういう印象あったもんな。
それは僕も雑誌とかで見て、この人たちはちょっとみたいな。
見た目もあるのかもしれないけど。
それはありましたね。今井さんがとにかく怖かった、あの時は。
そう、おっかねえしさ、あの二人おっかねえじゃん。
魔王だし、一人は魔王だし、一人はマッドサイエンティストみたいな感じだし。
ほんとそう。
いやなんか怖ええなって、悪の花ぐらいは知ってたけど、難解な感じのイメージあったもんな、バンドに。
そうですね。
でも多分セクシーストリームライナーは、これもちょっと推測というかあれですけど、
さっき紹介してたやつはその頃のインタビューではあるんですけど、
そういうちょっと頑張って無理したコスモスが、商業的にそれでも不審だったので、
もう次は遠慮しないぞっていうことでまたマニアックになった。
やっぱりそういう方向にそうしようね。
そういうふうには書かれてましたね。
まあやりたい放題やっぱりやった方がいいんだ。
それはでも雑誌とか見ててもその雰囲気は伝わってきましたけどね。
セクシーストリームライナー自体がどうこっちより、なんかバクジックっていうバンド自体で、
ちょっと敷居が高いイメージが当時あった気がするんですよ。
それがなんか今となっては良かったんじゃないかなと思うんですけど、
浮き沈みに飲み込まれなかったっていうのもあるし、
ほんとああいうバンドっていないっていうか、他に全くいないからね。
コスモスがもしすっごいバカ売れしちゃってたら、なんかちょっと違うそうなんですよね。
18:05
確かにね。
もしかしたらむしろそれでほんと短命に終わって、結構あり得るかもしれないですね。
めっちゃバランス崩れてね、見失ってたかもしれない。
そう、やっぱりこういうゲイゴーしてった方がいいんだみたいな、世間の。
ゲイゴーして売れせんで頑張ってね、出してたらムーブメントが終わっちゃって、
それと共に消えてんじゃんっていう。
とんでもないほしゃったっていう。とんでもなくほしゃったとか。
そういうのもあり得たわけだから。
そうですね。
そういう意味ではコスモスが売れすぎなくて良かったってことに、長期的に見るともしかすると。
そうですね。
わかんないですけどね。
長期的に見るとそうかもんだけど、
まあでもあのさっきから紹介してるあっちゃんが後から振り返って、
あの頃は辛かったみたいなふうに記憶してるのは、結構売れなかったっていうのも大きいと思うんだよな。
その期待に反してっていう意味で。
売ろうとしたのに売れに行ったのに売れなかったっていう。
そうそう。
あとは周りも売れてるのにっていうところ。
2000年代以降入ってくると周りも別に売れてないから、あんまりそこにしてないというか、相対的に見て。
だけどこの頃はそうでもないというか、周りがもうバンドっていう形態でも売れるみたいな流れがある中で。
もうね、化粧してれば売れるみたいな。
インディーズの四天王とかいたからな。
そうですね。ブレイクアウトとかの時代ですからね。
そういう流れの中でそういうスタンスを取って、これでも初登場11位かみたいな。
意外といかないじゃんみたいなのはなんか。
まあそれはちょっと片透かしい。
なんか考えちゃうよ。
それあるよな。
っていうのでちょっといい記憶はあんまない気がしますよね。
でも今こうやって普通に聞くとめっちゃいいアルバムですよね。
そうそうそう。だから、まあこれはでも。
売れなかったんだろうっていう。
そこは世間からのあれだからね。一般というか。
そうだね。
ファンから見てるのとまたちょっと違う部分もあったりするから。
めっちゃ自分的にはいい名作じゃないかなっていう感じはありましたけどね。
パッとこれ聞いてそんな売れねえだろうと思ったけど。
まあまあまあ。
やっぱ一般的なそのね、あれからすると。
21:00
まあそうですね。
キャンディーもあんな音にしちゃってるしな。
そうそうそうそう。
いやそんな、あ、そうなんだって感じだもん。そんな。
売れに行ってたんだって。
チャートアクション狙いに行ってた時期なんだみたいな。
そんなんどうでもいいのかと思ってたもん。聞いた感じ。
相変わらずもうこうやりたいことをやって。
それでたまたまなんかね、まあメロディーによったというか。
メロディーは立ってるけど、そんなにチャートアクション狙ってたんだとは思わなかったな。聞いた感じは。
まあ直接どこまでチャートアクション狙ってたかっていうのは、そこまで直接言ってないですけどね。
たださっきのね、読み上げたやつとか見ると、読み取れるなっていうことですよね。
ある程度期待してたんだろうなみたいなところで。
なるほどねー。
まあ片透かしくらったっていうのはそういう感じですよね。表現として。
そういうことだもんね。もっと売れると思ったのにって。
あえてそういう手段を取ったのにっていうところだから。そこはなんかそう読み取れるなと思うけど。
そうやって聞くと、まあメロディーが立ってるのはそういう意図なんだっていう感じはしますけどね。
だからそういう意味で本当面白い立ち位置にあるアルバムだなっていうとこなんですよね。
そうですね。
面白い立ち位置にあって、立ち位置にあるからこそなんか面白いバランスになってる気もしますよね。
そうですね。絶妙なバランスですね。
マニアックさもあって、ちゃんとその前に培ってきたマニアックさも維持しつつ適度に。
そうそう。自然とこう、すんなりいい感じで入ってきつつ深掘りもできるっていう、なかなかすごくいいですね。
でもまあこの辺の今話してる時代が、大体95年ぐらいから97年ぐらいの話を今ずっとしてますけど、この辺は本当に移り変わりが激しいタイミングで、
特に我々が好きな、どっちかっていうとその先駆者たち。X・ルナシ・バクチクみたいな。ここがかなり苦悩してる時代。
うーん、そうだろうね。やっぱり切り開いてる人たちだからこそ、やっぱり一歩先に行ってるわけで。
24:02
そうなんですよね。その辺のバンドは90年ぐらいから95年ぐらいまでに登りつめて、バーンと来て、95年から97年とかその辺り含めてはちょっと苦悩して、逆に後輩たちがどんどん来てるっていう感じになってるわけなんですけど、
それぞれ行くと、Xはもう前からですけど海外目指して、理想が高すぎたとも言えるけど、それが故に空中分解みたいな感じになって、ダリア出すけど97年に解散するっていうことになってしまうわけですよね。
で、ルナシは一気にトップに登り詰めるけど、95年にルナティック東京とかやって、96年にスタイル出すわけですけど、その反動というか、バンドの成り立ちみたいなところから結局活動を休止して、充電期間でソロ活動っていうのが97年。
ルナシに関しては一人一人が大きくなることで、バンドとして成長を図ろうっていう、そういう選択肢を取ったのがそのタイミングですよね。
バックチェックは我が道を行く感じでやってたけど、初回でも触れてた。事務所の独立とか。で、あとコスモスが最後で次からレコード会社移籍してるんですよね。
あー、なるほどね。
だからそういう環境面で結構変わってて、この辺あんまりちょっと詳しくないんであれですけど、多分自分たちがいかに快適に創作活動を続けられるかみたいなところで、そういう環境面を色々変化が起きてたんだろうなみたいな感じなんじゃないかなっていう。
でまぁ、そのコスモスのやつもそうですけど、ちょっと時代にも生まれた感じで、そのポップ路線みたいなのも試したけど商業的には不発で、その辺は苦悩してた時代なんだろうなっていう。
うーん、その辺はそうだろうな。
それぞれなんかちょっとあるんですよね。その辺の先駆者たちが苦悩してる一方で下の世代たちは一気に。
96年とか97年とか。
ガーッと。
その辺はやっぱそうだよね。X、ルナシ、爆竹もそうだし、黒い目とかも結構路線が変わってきたぐらいの時期だし。
そうですね。
27:00
90年代前半で道を切り開いてきた人たちは苦悩してて、97年ってシャズナとかさ、あの辺でしょ、アリスミゼルとかラクリバークリスティとか、あの辺とかがバーンと出てきてる時代だから。
ですね。
シーンとしてはあれなんだけど、先駆者はもうそこと一緒にされるのもあれだしみたいな。
そうそうそうそう。
むしろそういう感じですよね。
それでもまた苦悩するっていう。俺の立ち位置はどこなんだみたいな。
割とそういうお化粧をしてる系のバンドがどれも売れてきてるけど、そういうお化粧してたバンドはだんだんメイクが薄くなってきたみたいな。そこと一緒にされたくないよみたいな時代だよね。微妙な時代だよね。
微妙な時代です。まさに。
97年の爆竹のセクシーストリームライナーなんてもうあんまりバンドサウンドでもないというか。
だよね。ドラムベースとかそういう感じだったもんね。
そういう感じになってるんで、サウンド的にももう違うものになっちゃってるしっていう。
97年はXも解散するし、ぬらしぃもソロ活動してるみたいな。河村隆一になってるタイミングですからね。
そういうとこで言うともうそれぞれも違うものになってるっていうのは明確になってる年が97年と言えるかな。
俺もそうだよね。Jだってゴリゴリのね。洋楽サウンドというかどっちかというとハイスタンダードとかさ。
俺はそっちだよみたいな感じは。ビジュアル系じゃないよみたいな感じ。
確かに確かに。明確に違う感じを出してた頃はありましたよね。
先駆者はやっぱちょっと違うっていうか。
なんかその辺の人たちはね、やっぱ音をそもそも音で世間を認めさせてきたみたいな。
まず音ありきっていうところで。
そういう道を切り開いてきたのに、今はもう支障してれば売れるじゃねえかみたいな。
そことはちょっと違うんだけどな、俺らみたいなのがあったかもしれないですけどね。
そうですね。
そうしてみるとその時代のその辺のバンドは本当バラバラじゃないけど、それぞれの方向性がなんかはっきりと違う方向に向いてきてるというか。
30:12
そうですね。それぞれ違う道を歩んで、Xは解散しちゃってるけど。
ルナシーは本当わかりやすいしね。
バクチクはもういかにやりたいことができる環境を整えるかっていう。
そういう方向性で。
ドラムベースとかテクノとかエクトロニックな方向にやっぱり寄ってるしな、バクチクは。
黒い目とか思いっきりパンクの方に行ってるし。
いわゆるビジュアル系っていうときはなんか距離を置き始めてる感じですよね。
置き始めてましたよね。
もうちょっと後だと思いますけど、ラルクがビジュアル系って呼ばれて帰ったみたいな。
あれも98年とかって。
98年ぐらいかな。
そうですよね。
ポップジャムでしょ。
そうそう。そういう年ですよね、その辺は。
ラルクもそうだな。ハイドとか割とそういうのはあんまり好きじゃなさそうだもんな。
ビジュアルシーン的なのにまとめられるのは。
そういうなんか先駆者たちの苦悩の時代なわけですね。
そうですね。まさにその時代に作られたアルバム。
苦悩の象徴みたいな。
あんまりそういうふうに捉えられてるかわかんないですけど一般的に。
いろいろ見てくとそういうふうに捉えられるんじゃないかなっていうのはなんか今回いろいろ調べてて思いましたね。
なんかすごいね、音楽を突き詰めてやってたら、シャズナと一緒にされたら何なのかみたいな。
それはなんかわからなくはないけどね。
そうですね。
あの時代は本当にムーブメントっていうかもう持ち上げられ方がやっぱ結構異常でしたからね。
ライブハウスとかでもね、なんか化粧してるバンドだとお客さんが入るみたいな。そういう時代だもんな。
もうちょっと下ると、今度逆になるんだけどね。
化粧してると客が入らないみたいになってくる。
そうですね。
その辺も割ともうガラッと塩をひくように。
ねえ、本当手のひら返しじゃないけどね。
33:02
うちらがライブハウスでやってる時とかそうだよね。
まさに。
リアル系だせえよみたいなさ。
そうですよね。
化粧してるバンドと対談したくねえよぐらいのところだったもんね。
でも僕らもそういうバンドを聴いてましたってあんまり言いにくい雰囲気ありましたよね。
そうですね、確かに確かに。
ルナシ好きですって言うよりはナインチネイルズ好きですって。
レディオヘッドですよみたいな。
そうそうそう、そういう感じでしたよね。
そういう、だんだんそういう時代がこうなってくる。
その動きもなんか面白いですけどね、今考えると。
本当に。
そこまたなんか盛り返すというかね。
盛り返してルナシとかエックスも復活してっていう。
そういうのに、どっちがどうだかわかんないけど、そうなってくわけですからね。
10年ぐらい経つとね、やっぱ世代がひと回りするし。
そうですね。
割とそのじゃあコスモスはちょっと苦悩の時代に入りつつある時代のアルバムだったんですかね。
少なくともさくらやっちゃんの発言はそうですね。
これはでも今井さんが後から振り返ってコスモスを何て言ってるのかっていうのはちょっと見つけられなかったんで。
これは気になるんですよね。
何らかのコメントはどっかで見つけたいですね。
後から振り返って言ってるやつ。
発売した時のインタビューは、それはなんかある程度ね、いいようにというか言ってるんだろうけど。
そこの情報はまた。
しょうがなく出しましたとか言わないだろうから。
無理してこれ作りましたとか。
妥協しましたとか。
頑張りましたとか言わないだろうから。
売れたいですとか。
そうそう。
売れたかったんです。
ある程度後から振り返って本音が垣間見える発言とかをもし知ってる人いたらちょっと教えてもらいたいですね。
本当に興味深いですよね、これ。
6ix9ineとセクシーストリームライナーに挟まれて。
興味深いですね。
かつ事務所独立とかレコード会社遺跡とかも前後でありつつっていう、めちゃくちゃ揺れ動いてた時代だから。
6ix9ineとセクシーストリームライナーって結構印象でかいアルバムだから、その狭間にあって。
36:05
狭間のアルバムな感じがする。
存在感的には割と薄い感じ。
薄い気はするな。
その前は一般的に言っても結構インパクトでかいだろうし、
ルッタ太陽とターカー・サンタークの6ix9ine。
その後ろもセクシーストリームライナー結構話題になってたっていうか、そういうのもあるし。
ワンライフワンですなんてね、我々的には。
一番好きぐらいですからね。
余裕で作ったっていうか、余裕で作ったじゃないけど。
そこまで得た境地を全て動員してすごいもの作ったみたいな感じがしたから。
意外とそんな悩んでた時期なんだみたいなのは意外ですけどね。
そうなんですよ。
だから35周年ライブとかその後のツアーのやつとかでも全然この辺の時代のやつやんないから。
だから本当にそうなのかなってちょっと思っちゃったんですよね。
本当にやんないんですよね、ワンライフワンですとかの曲とか。
あんまやんないよね。
グラマラスとかやればいいのにって思うんだけど。
ワンライフワンですはね、衝撃受けたもんね。
いや本当に。
あれはもう爆竹ってこんなすげえバンドなのぐらい。
音楽的な評価の面とポップ?J-POP的な意味でも。
どっちの意味でもすごい高次元で融合してて。
まさにまさに。
そうでね、そのマニアックに寄りすぎてない感じがすげえってなったよね、あれは。
すごいですね。
そんな悩んでた時期なんだ、あれ。
そうなんですよね。
その辺の奥深さもありますけど。
コスモスはまさにその狭間の過渡期というかですね。
それゆえになんか面白い、あちいちであり面白い存在感がありますね。
レコーディングとかはなんかもうすごいスムーズだったっていうのは明確に残ってるんですけどね。
じゃああっちゃんが悩んでただけなんじゃないの?
そうかもしれないですね。あっちゃんは悩んでたでしょうね。
39:03
歌詞とか歌とか割と直接的に関与する部分だったりするじゃないですか。
確かに。
サウンドコンポーザーの部分とはまた違ったりするからね。
ちょっと違うかもしれないですね。
今井さんは割となんかそうでもないかもしれないけど。
確かに。そうなんですよね。だから今井さんの発言、振り返り発言もちょっと気になるんですよね。
そういう意味で。いやコスモスはなかなか面白い。
面白い。
あちいちが。
なかなか絶妙な時期。
絶妙だよね。何回なのかポップなのかよくわからないというか。
そうですね。
そんなポップでも。
ポップってほどでもないなっていうのはやっぱ。
メロディーが立ってるからポップかって言ったらね。
別に。
割とサウンドは何回だと思う?
サウンドは割と変態だからな。
うーん。
コスモスはそんな色々興味深い作品ですという面白い位置にある。
まさにほんとに立ち位置が特徴の特徴っていうことですよね。このアルバムについては。
立ち位置含めてのそれも特徴の一つっていう。
まあでもそれでありながらアシュラみたいなとんでもないオールタイムベストの曲が入ってるのはやっぱすごいですね。
確かに確かに。
谷間と言われながら。
コスモスとかね。
そうですね。
コスモスももっとなんか打ち出せばすごいほんとに普遍の名曲になると思う。
ねえなんかエンドレスレインくらいのなんか。
そうそうそうそう。
割とみんな歌って知ってて歌ってる曲になり得る曲だと思うんですけどね。
ライブとかで定番曲にしちゃえばもうそうなるでしょうね。
毎回やるみたいな。
まあいい曲多いですね。キャンディーも大好きだし。
アイドルもかっこいいし。
アイドルもいいですよね。
マリアとかもめちゃくちゃかっこいいし。
マリアもめちゃくちゃいいしな。面白いですねいろいろ。
面白いアルバムですと。
面白いアルバムですね。
まああとはやっぱバクチェクはそういう流れを追っていくのは面白いバンドですね。改めて。
いやもうめちゃくちゃ面白い。たぶん一番面白いんじゃない?日本で。
そうですね。
こんだけオリジナルメンバーでメンバーチェンジなしでこんだけ長期間続いてるバンドってほんとないと思うんだよね。
うん。ですよね。
メンバーチェンジなしにはなりませんね。
42:00
メンバーチェンジなしにはなかなかないですね。確かにこの期間では。
だからもう今回これでいろいろ話してその次に何を作ったのかっていうのがまた気になる話になるわけですね。
ちゃんと今撮っといてるからね。
変に軽く聞いちゃわないようにしてる。
フォンってこう聞かないように。
適当に聞いちゃもったいないからなんかちょっとやっぱちゃんと順を追って聞く楽しみを。
これが次だぞっつってポチって。
俺も今回この収録のあれでコスモス聞いててこの後どうなるんだっけみたいなセクシーストリームライナーだよなみたいな。
聞いてみてなるほどこうなるんだみたいな。
聞けた上で聞いてもそうなるぐらい。
面白いよね。
アルバムもすごいからな。
1年半ぐらいであれ作ってるんですよね。
何もないですね。
面白いな。
はい、というコスモス特集はそんな感じで。
いやー。
楽しいでしょうかね。
なかなか面白い回でしたね今回もまた。
時代背景とか含めて面白いですね。
やっぱこの辺の界隈。
この辺の界隈。
もう楽しい。
90年代界隈。
90年代大好き。僕らとしては本当にもうたまんないですね。
いろんなこう経緯。
90年代すごいよね。
すごい時代ですよ。
小室サウンドが天下を取りつつもこういうロックバンドがさ、
ちゃんとヒットチャートに入ってるわけだし、
そのロックバンドもビジュアル系のバンドもいれば、
ミシェルガンエレファントとかマッドカプセルマーケットとか
ゴリゴリの人たちもいて、
かたやモームスもいてみたいな。
いやーすごいですねそう考えると。
ブリリアントグリーンみたいなUK、UKなバンドもいるみたいな。
そう考えるとすごいカオスですよね。
それでいてもう世の中的にCDが売れるっていうなんかもう
流れというか下地というか、
それがあるからもうみんなこう予算かけて
やっぱり作るっていう、そういうところがあるから
いいものも当然できるし。
CDを買うっていうのは、
高次元なんすよね。
CD買うっていうのがなんか俺のアイデンティティみたいなさ、
45:03
誰々のCDを買ってるのが、
自己表現みたいな。
そうそうそうそう。
ありましたね。
だよねあの時代ね。
やっぱ小室のCD買ってるのは、
そういうやつかお前はみたいな。
そうですね。
とは言いつつ結構TRFいいなとかグローブいいなとか
そうかとは思いつつも、
思いつつもね。
テレビでそういうのは聞けますからね。
そうそうそうそう。
当時。
やっぱ俺はルナシーを買うぜみたいな。
そういう人間だぜ俺はみたいなのがなんか、
アイデンティティになってた時代だよね。
あったなあ。
買える数とかもやっぱ限りあるから厳選して、
どこに行くかっていうところありますかね。
厳選してねもう。
いやあ、なかなかやっぱいいな90年代は。
うん。
そういうやっぱバンドたちもCDバブルみたいなところで
ビジネスと表現の狭間みたいなので葛藤してるっていう
その辺がまあまさに出てたのが後半のほうの90年代。
そうですね。
90年代前半はやっぱ多少勢いでも行けただろうしみたいな。
そうですね。
それぐらい勢いがあっただろうし。
それではなんか自分たちが立ち行かなくなってしまったのかなって気はしますよね。
たぶん適当に出せば売れるっちゃ売れるんだろうけど、
それを良しとする人たちでもないですかね。
その辺の風向きが変わってきたのが95年ぐらいなのかなみたいな。
うん。
なんですかね。
はい、じゃあコスモスはそんな感じで終わりにさせてもらって、
はい。
次のアルバムを決めたいところですけど、
次は私の番で。
はい。
次はこの流れで。
この流れで。
この流れを見どころですけど。
この流れで。
この流れを見どころですけど。
この流れがあるのかないのかわかんないですけど。
流れが。
れっちりだのれっちりだのやって、
今度は爆竹に行ってみたいな。
確かにコスモス戻ってきて。
まあこれねセクシーストリームライナー行きたいところですけど、
ちょっと一旦そこは、
まあ少し温存させてもらって。
温存。温存しましたね。
ギラスね。
とりあえず今ね、この界隈の話すごいして。
48:02
確かにそうですね。
95年、6年、7年あたりの話して、
この辺はちょっとなんか掘り下げたいなって気はして。
おお。
なるほど。
変化球なんですけど、
Jのパイロマニア。
おお。
なるほど。
全然あれですけど。
いや、これはね、これは結構、
確信をついてるかもしれない。
つい90年代という時代において。
そうなんですよね。
先駆者たちの苦悩みたいな話をしてましたけど、
そのまさにルナ氏はここにいる当事者。
かつ、そのソロ活動に一番反対してたのがJで。
いやー、そこはいろいろその辺の周辺の話も含めて、
長くなりそうですね。
そうですよね。
パイロマニアかっこいいもんな。
その辺の。
Jはソロ活動に一番反対してましたけど、
セールスはともかく一番実りがあった都市だったみたいなのもあったり。
一番反対してた割に、
お前一番いいんじゃねえの?
ぐらいあったよね。
ホクホクで帰ってきたみたいな。
うちら見てて、やっぱなんかJ一番来た感じするもんね。
ソロで。
ロックキッズからすると。
あとは、バクチュクにも一番近いというか仲いい気もするし。
そうですね。
ヒレトも信仰が深いし。
そういう繋がりもあるし。
Jのパイロマニアもジャケットのデザインは坂口健さんなんで。
あーそうなんですね。
今続いてる日本の方のアルバムはずっと坂口健さんが続いてますね。
そうなんですね。
坂口健さん縛りでやってんのかぐらいの。
すごいね。
たまたまだけど。
たまたまだけど。
すごいですね。
お世話になっておりまして。
本当に大変お世話になっておりました。
そうなんだ。パイロマニアもそうなんだ。
すごい。
あのジャケットめっちゃいいっすよね。
かっこいい。
51:01
もうあれ以上のものはないっすよね、パイロマニアで。
本当それな。
そういう話を次回にしていきたいなと。
そうですね。
いやー楽しみだな、パイロマニア。
パイロマニアをそんな厚く語ってるコンテンツなんてそんなにないだろうな、Jのソロアルバム。
あーでもあのジャケットそうなんだ。めちゃくちゃかっこいいな、あれ。
めちゃくちゃいいっすよね。あれマッチ入ってるんすよ、だって。
あーあったなー、そんな。
もうその辺の話とかも聞いてみたいんすよね。
じゃあそんなパイロマニア次回ですというところで。
はい。
今回はコスモス複数回に分けて話をしてきましたというところです。
最後まで聞いていただきありがとうございました。
ありがとうございました。
またパイロマニア回もよろしくお願いします。
はい。
バイバーイ。
明晩ラジオ。
52:21

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