こんばんは、ささきるです。先週に引き続き、一人会となります。
先週から何か慌ただしく移動をしていてですね。
富士山周辺の富士吉田市川口湖町にちょっと丸一日いてですね。
その後、出張で遠野市に行って、明日からは大阪万博で大阪に行くみたいな。
移動が立て続いているんですけども、ちょっと気温が本当に飽きめいて涼しくなって快適ですね。
もうずっとこの天気だったらいいのにって。
もう本当に空も綺麗だし、空気も綺麗だし、非常に気持ちいい日々を送っていますが。
その遠野に行った時にですね、仕事で職業訓練校の半年に一回の授業で行ったんですけども、
ちょうどその週末が遠野祭りだったので、遠野祭りにも10年ぶりぐらいに顔を出してきました。
行くって言ったらですね、なんだか私、三和のふるさと遠野大使っていう任命というかね、
拝命しているんですけども、開会宣言をしてほしいということで引き受けまして、
遠野祭りの開会を宣言してきました。
ただですね、ああいうのってどうせ誰も見てないだろうと思ったんですけど、
なぜなら私の友人も各お祭りの団体に出ているので、開会式なんかを多分見てる暇がないだろうし、
ローカルテレビね、遠野テレビの中継が入っているとは聞いてたんですけど、
そんな見てる人もいないだろうと思ったらですね、そんなことなくてですね、
結構その遠野テレビが見られているっていう、テレビで見られているのもあるし、
YouTubeライブでちょっと中継したとこもあって、もうあれ出てたねとかね、開会宣言してたねみたいな感じで、
たくさんお声掛けをいただいて、後になって席面するみたいなことがありました。
ちなみにその時の紹介のされ方がですね、東京で活躍されている実業家の佐々木大輔さんみたいな感じで紹介されたんですけど、
それをYouTubeライブで見てた妻が画面をね、写真で撮って、
東京で活躍されている実業家さんとかつって、笑いをつけて僕のところに送ってきたんですけど、
それなぜ笑ってるかというと、僕はそういう理由で呼ばれてるわけじゃないと思うんですね。
東京で活躍してる人たくさんいるんで、そうじゃなくて僕、東の物語活動家としていろんなことをやってるから、
民謡の故郷、東の大使を拝命してると思ってるんですけど、違う理由で実業家のって言われたからなんかおかしくって、
奥さんもそれおかしかったみたいで、実業家さんとかつってね、しばらく笑われましたが、
そんなことありながら東の祭り見てたんですけども、ちょっと感激したのはですね、
メディア・ルッペのリスナーさんでよくお手紙もくださる村田さんという方がいらっしゃるんですけども、
その村田さんがご家族との旅行でちょうどその週末、東の観光に来ていてですね、
そこでお会いすることができて非常に嬉しかったです。
来てるの全然知らなくて、ニュースレターのコメント欄に実は来てますって書いてあって、
それでいらしてたんですねみたいな感じでお話が盛り上がったんですけども、
もっと事前に来るって知ってればね、なんかいろいろガイドしたり、
いろいろお伝えすることも、お伝えできることもあったかもしれないと思いつつも、
奥様とお子さんとの家族旅行ですから、そんなガイドとかコーディネートとか余計なことなのかもしれないんで、
出過ぎた考えかもしれないんですけども、せっかく遠くからお越しいただけるとなるとね、
いろいろ案内したくなったり、お連れしたくなったりするっていうのがね、
人情なもんですから、もっとこういうふうに言っとけばわかったなとかね、いろいろ思ったりしました。
思ったりしてるそばからですね、ちょうど昨日、アノニマスダイヤリーでこんな記事があった、
記事というか投稿がありまして、岩手のおすすめの観光地というタイトルで、
これはですね、読み上げると、2年前に青森のおすすめをいろいろと教えてもらったマスダです。
前回集まった情報が最高すぎたので、またおすすめを教えてほしい。
今度は岩手、2泊でうち1泊は森岡を拠点にして旅行する予定です。
地理、歴史、サブカル的なの好き。魚介グルメやデートスポット的なのにはあまり興味がないです。
ローカル地点店や地元ソウルフードみたいな生活が想像できるのは好き。
また少しディープなところをおすすめしてくれると嬉しいと。
こんな投稿がありまして。
見てみたら、前回の青森県のおすすめの時にたくさんコメントが来て、
こんな感じでね、ちょっと変わったところ、一般的な観光じゃないところを教えてくれって言ったら、
みんながいろんなことを教えてくれて盛り上がってよかった、すごいいい体験だったっていうのが書いてあって。
その岩手版が欲しいということなんですね。
岩手ってご存知のように四国と同じくらい広いんで、どっち方面に行くかで全然違うんで、
二泊したところで全然見て回れないぐらいの大きさがあるんですけども、
どうやらですね、地理、歴史、サブカル的なやつ好きっていう風に書いてあったんで、
これは俺多分多少なりとも貢献ができそうだなと思って。
というわけで、村田智博さんにもっと言えばよかったなという気持ちと、
岩手のおすすめを求めているこの増田さんに向けて、ちょっと今日は喋ってみようかなと思います。
まず一泊されるって森岡なんですけども、私も森岡あんま詳しくないんで、
いきなり詳しくないところから言うのもあれなんですけども、
詳しくないけど行ってみたいと思っているところがあって、
ってことはお前まだ行ってないのかよってことだと思うんですけども、はい、行ってないんですよ。
行ってなくてなかなかね、丘の遠野とその周辺ばっかりね、探索してるんで、
なかなか森岡に足が伸びなくて行ってないんですけども、
でも自信を持っておすすめできる、僕が行きたいところがあって、代わりに行ってほしいなと思うんですけども。
一つ目は光源社本店。
光源社は光の原っぱの八代と書いて光源社なんですけども、
これは宮沢賢治の注文の多い料理店を出版した版元であり、
今では民芸の器とか家具なんかは使う民芸店ですね。
柳草越とかその辺りの人たちもたくさん来た岩手の民芸店の代表選手みたいなところで、
普通の民芸店いろんなところにあります。松本にもあるし、増子とかそういうところにはたくさんあるんですけども、
岩手にもあってその代表がこの光源社で、なおかつ宮沢賢治の本を生前唯一出版したその出版社で、
この光源社って名前自体も宮沢賢治がつけている。そういうところなんですね。
これはおすすめですというか行きたいですという。
なんで俺行ってないんだろう。どっちも好きなものが被っているのに、民芸と宮沢賢治とまだ行ってないっていうね。
これはお近くであればというかご興味あればぜひ行ってほしいところですね。
あともう一つが、これもまだ行ってないのかよオブザイヤみたいな感じなんですけども、
小岩井農場ですね。これね盛岡つってもちょっと盛岡からさらに北にちょっと離れてるんで、
岩手の南側に行くことが多い僕からするとさらにちょっと遠くてあれなんですけども、小岩井農場ね。
これ明治に入ってからできた近代的な農場なんですけども、
いや農場に行って何が楽しいのかと思うのかもしれませんが、楽しいんだと思うんですよ。
俺行ってないじゃないですか。行ってないって繰り返し言ってるのになんで楽しいかと思うかというとですね、
これ宮沢賢治の詩に小岩井農場っていう詩があるんですね。
これはね長い詩です。長くってパート1からパート2、パート3とかって展開していって、
パート9まであるんですね。このパート9っていうのは小岩井農場を歩いて目に入っていく景色とか思い浮かんでいく感情とかをね、
地理的時間的に順番に展開していってる詩なんですよ。
で、これを読んでいると、これを読んだ状態で小岩井農場に行くと、
おそらくその風景と心情は同時に再生されるはずなんですよ。
はずっていうのは僕が言ってないからなんですけど。ただ僕の中では既に再生されてるんですよ。
なぜなら読んでるから。なのでおすすめだっていうのは、きっとこういうところなんだろうなっていうのは分かるわけですよ。
宮沢賢治の詩を通して。で、それねとってもいいとこなんでおすすめです。
詩読んでなくて言っても多分いいとこだと思うんですよ。詩を読む限り。
でも詩を読んでから行くとさらにいいとこだと思うんで、もしね宮沢賢治が好きだったら、
これはね、せっかくお近くまで行くんであればね、外せないかなと思います。
とっても岩手らしいというかね、高原性のあの麗良な気候の中で高度があるところの、
原っぱの大農場の雰囲気っていうのはね、なかなか素晴らしいと思うので、とってもおすすめです。
はい、この辺りがね、森岡エリアってことなんですけども、行ってないところからね、紹介しちゃったんですが。
次がね、マニアックなとこっていうかね、サブカル的なのが好き、それのサブカルが何を意味しているかによるんですけども、
おすすめはですね、花巻市の東和町にある丹内山神社ですね。
これは神社って書いてあるから、いろいろ神道の、なんかそういう神社かと思うと思うんですけども、
御神体がとんでもなくでっかい岩なんですね。
普通に思っているよりもさらに大きいと思います。
で、これがね、どういう意味で注目かというと、
これ明らかに神社が建てられる前よりずっとそこにあって、
なおかつきっとその周辺の信仰を集めてきたんだろうなっていうのが想像できるんですね。
縄文時代なのか、旧石器時代なのか。
何しろね、小高い山のとこにあって、その地域一帯を見下ろせるような場所にとんでもなく巨大な岩があって、
これね、普通にもし人間が歩いてて見たら、めっちゃほっとかないんですよ。
これ何か異様な神がかった力を感じるなっていうような場所っていうかものなんですよ、その岩が。
だから縄文時代からなのか何かわかんないけど、ものすごく大昔から信仰の対象で、
ある時、それを神社っていうフォーマットにしただけであって、
行った瞬間にこれ超古代のものだなって思う迫力があるんですね。
ところが神社の格としては多分そんな高くなかったってことなのか、
あんまりお勧めされる神社に上がってこないんですよ、割と近年まで。
これをピックアップっていうかフックアップしたのが荒又博で、
荒又博がこれ2000年に入ってからだと思うんだけど、
何かいろんな本とか雑誌の企画で丹内山神社行った時に、
これはすごいものだって大騒ぎをして、その大騒ぎしたことによって地域の人も、
いやこれやっぱりすごいよなって、これもうちょっと打ち出していこうぜってことになって、
それで結構ようやっと本とか雑誌とかあるいは地域の観光なんとか、
それにちょこちょこ出てくるようになったんですけども、
やっぱり岩手の人でも知らない、行ったことがないっていう人が多い。
特に僕の年代3,40代とかになると、
当時っていうか昔10代とか20代の時に、
その丹内山神社とかって聞いたことないと思うんですよ。
そんな誰も有名にしようと思ってPRしてないから。
ところが2000年代になって、つまり僕が20代30代40代になってから、
あれを、あの良さを新又博士が再発見していこうという人が増えてきて、
だんだんとね、徐々に有名になってきてると思うんですけど。
とにかく岩手の地質的なパワーを感じるというか、
岩手、ゴンドワの大陸から分かれてきた巨大な岩盤が、
日本列島の北側にくっついたっていう、そういう場所にあるんですけど、
そこの岩石の昔からある荒々しさを感じて、
これきっと縄文時代から信仰を集めて、
集めざるを得ないようなすごい岩なんで、
ちょっと見に行ってほしいですね、これは。
後々もっと有名になるかもしれない。
そういう神社です、丹内山神社。