-
-
スピーカー 1
はいはい。
スピーカー 2
あ、そうかそうかと思って、
そうです。
確かにうちのばあちゃんも一日中田んぼの、あの水のさ入り口の高さを変えてさ、
うんうん。
一日中調整してたと思って。
スピーカー 1
そうですよね、やっぱ水の管理っていうのがね、結構重要っていうかね、
その塩梅がね本当に、本当に教えてもらわないと僕も全然わかんないですからね、まだまだ。
スピーカー 2
それやってます?メモさんは?
スピーカー 1
いや、えっと僕は本当に毎日は全然あの田んぼがやっぱり離れてる距離にあるので、
基本はその祖父が、おじいちゃんがやってくれていて、
うんうん。
で、本当にたまに行けるときに行って、まあどうやって調整してるのかとか、何を見て調整してるのか聞いてはいるんですけど、
うん。
でも絶対これ一人でやれって言われたら、たぶん僕の田んぼも茹であがったザリガニとか出てきそうな感じがしますね。
難しいっすね本当に。
スピーカー 2
いやなんかさ、難しいよね。
スピーカー 1
難しいです。
スピーカー 2
なんかあの朝昼晩近所に住んでないとさ、水のこの量とかさ、温度の調整とかさ、なんかそうできかねるなと思って。
スピーカー 1
いやそうなんですよ。
スピーカー 2
大変だなと思ってね。
スピーカー 1
本当にすごい難しいですね。
はい。
さすぎるさんどうですか?最近。
スピーカー 2
いや最近はね、あの前々回ぐらいのエピソードで配信したんですけど、前々回ぐらいはね小説を書き終わったテンションで、
うん。
書き終わったぞみたいな感じで、
はい。
頭から虹色のドロドロが出てくるみたいな、なんかそういう状態のことを言ってたんですけど、
スピーカー 1
はい。
スピーカー 2
一昨日かな?えっと、今年の秋に出す本の全部の原稿を入稿して、
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
で今デザイナーさんがそれレイアウトしてるんで、
はい。
次はもう下段が出てくるんで、もういよいよ完成に向かって、
スピーカー 1
おー。
スピーカー 2
言ってるんですけど、
はい。
もう一回全部、自分の作品含め9本のアンソロジーなんで、9本のアンソロジー読み直したら、
うん。
めちゃくちゃ面白くて。
ははは。
もうめちゃくちゃ面白くて。
ははは。
これはね、これはね、自画自賛であるが自画自賛でもないっていうのは、
はい。
あのー、自分以外の8本についてはね、
うん。
あの他人の力なんで、
スピーカー 1
そっかそっか。
スピーカー 2
そうなんですよ。
あのー、なので必ずしも自画自賛ってわけではないんですけども、
はい。
もう面白くて。
ははは。
これは、あのー、すごい本が作れてよかったなって。
スピーカー 1
はいー、すごい良いですねー。
スピーカー 2
あのね、宮本さん前回の本作り編集手伝ってもらったじゃないですか。
はい。
で、今回全然声かけてないじゃないですか。
はい。
あのね、ゲラの段階で驚いてもらおうと思って止めてますので、
スピーカー 1
はいー、すごい楽しみ。
スピーカー 2
ちょっとお待ちください。
ははは。
あのもうね、
めちゃくちゃ楽しみ。
僕その映画でも何でも何のネタバレも自分自身は気にしないんですけど、
はい。
今回はどんな内容か一切伏せてない。
へー。
一切っていうかまあチラッチラッと方向性自体のことは言ったことはあるんですけど、
はい。
伏せて完成させているので、
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
なんかね驚いてもらいたいというかね。
スピーカー 1
いやー楽しみですね、気になる。
スピーカー 2
あの前作がね、前作って僕らのネクロマンシーが、
うん。
これまるでメディアルップで話してること全部載せですねみたいな感想があったと思うんですけども、
スピーカー 1
はい。
スピーカー 2
それで言うとね、その要素は半分あるんですよ。
おー。
だから宮本さんが読んだときに、
はい。
あの話がこれみたいな、あの話がこれって思うんだけど、思うと思うんだけど、
はい。
でもねそればっかりじゃなくて、
メディアルップという番組の中で語るのを避けてきてる大ジャンルが何個かあるんですよ。
スピーカー 1
そうなんですね、まだあったんですよね。
スピーカー 2
まだまだある。
で、小説のために語ってないんですよ。
はい。
これ喋ったら小説にする意味がなくなるから。
スピーカー 1
あ、そっか。
スピーカー 2
で、小説出したらそれはこうメディアルップのテーマとしても解禁になるジャンルがあるんで、
はい。
その新ジャンルがこう混ざっていると思うんですけど、
まあまず自分の話だけじゃなくてその全体がねもう面白くてもう、
いやーってやってたのがその先週で入校を終えて、
はい。
もう今見直してももう直せないから、
スピーカー 1
はい。
スピーカー 2
あの今待ってるんですけど、そしたらね、もう次の小説に取り掛かり始めて、
スピーカー 1
おー早い。
早速。
スピーカー 2
そう。
すごいですね。
あのねコツを掴んだんですよ。
あの今回あのコツっていうのはね、
スピーカー 1
はい。
スピーカー 2
あ、この方法でできるかもしれないみたいな。
うん。
この方法でもう一個できるかもしれないっていう手がかりを掴んで、
はい。
で、過去、過去作ってね途中でほっぽいてたやつがあって、
あともうちょっと手を入れたら完成できそうなやつがあったんで、
はい。
もうすぐそれをやっちゃおうと思ってね。
スピーカー 1
おー。
スピーカー 2
でね読み返したら面白くてそれ。
スピーカー 1
家庭音楽。
スピーカー 2
つまり家庭料理があって、外食、中食がありますよね。
家庭料理って自分が食べたいものを食べたいときに、家族の好きなものとか共同料理とかそのとき取れたものみたいなものをやるのに対して、レストランの食事ってすごい普段手に入らない食材。
普段ではないロケーションとかおいしいお酒があってとかっていうこともあるし、あるいはコンビニとかスーパーみたいな中食で言ったら忙しいときに一定程度のお金でちゃんとしたクオリティのものがいつでも手に入るみたいな。
それ使い分けるじゃないですか。家庭料理とスーパーとレストランって3つ使い分けると思うんですけど、ただ音楽に関しては家庭料理するほどみんな楽器演奏とか歌唱ができないから、
家庭音楽ってジャンルがあんまり存在しないと思うんだけど、これAIのおかげで家庭音楽っていうジャンルが登場したと。
スピーカー 1
自分で作れると。
スピーカー 2
対するはね、ポピュラーミュージックね。ラジオとかテレビとかネットみたいなメディアに乗ってきて、ある趣味の人、ある年齢の人、ある地域に住んでる人、ある場所にいる人を盛り上げたり心を一つにするための歌とかダンスミュージックみたいなもの。
メディアを通じて流れてくるもの、ポピュラーミュージックって言うと思うんだけど。
その家庭音楽にはまったってことだと思うんですけど、家庭音楽ばっかり食べてると飽きてきて、聞いてるとね飽きてきて、今一周してポピュラーミュージック最高だなと思った。
スピーカー 1
めちゃくちゃ楽しそうでしたけどね、家庭音楽の佐々木流さんの家の様子が。
スピーカー 2
それでもそうなのよ。お味噌汁と納豆ご飯と切り干し大根とかってすごいおいしいけど、ラーメン食いたいとか、フランス料理食べに行きたいとか、ありますよね、当然だから。
それ別に高級料理じゃなくてもよくて、ラーメンでもいいし、うどんでもいいし、あるいはステーキ食いに行きたいとかあると思うんですけど、数ヶ月、2、3ヶ月か2ヶ月かな、家庭音楽に夢中になってたら、それでたまにお外に行ってレストランとかラーメン屋さん行ったらめちゃくちゃうまいなこれと思って。
スピーカー 1
そうなりますよね、確かにな。
スピーカー 2
で、なって、なったんですよ。
改めて宮本さんとか僕、好きな音楽の話をしたいなって。
スピーカー 1
いいですね。
スピーカー 2
ってことなんですよ。
スピーカー 1
確かにポピュラーミュージックもそうですよね。
だからむしろ、僕が知ってる音楽になってくる、家庭音楽は多分僕、いろいろ聞かせていただいてるものもありますけど、そうじゃないやつもあるんだろうなと思う。
確かに。ポピュラーミュージックはそれこそ何を聞いて感動が出てきたっていうか、うわ、いいなってなったんですか?
スピーカー 2
例えばね、いろいろあるんですけど、僕どうしてもシティポップみたいなものが好きなんで、
スピーカー 1
イメージあります。
スピーカー 2
その家庭音楽を作るときも、これ細野ハロミっぽいですねとか、シティポップっぽいですねとか大抜き太鼓っぽいですねみたいなやつを何度か流したと思うんですけども、
あれってAIに指示しながら自分の狙った方向にどんどん近づけていくんですけど、一日かかるんですよね。
で、それをふっと離れて、この後山下達夫のレコードを聞いたんですよ。
そしたらね、もう隅から隅まで、演奏もアレンジもコーラスも、もう芸術作品のようにっていうか、ようにって言ってる人にもおかしいんだけど、
おかしくはないのかな、つまり家庭料理からやってきた人にとってはですね、テーブルクロスも綺麗だし、置いてるナイフも綺麗だし、お皿すごいし、料理とお酒のペアリングばっちりだし、水がなくなったら何も言わずに注ぎにくるし、すごいみたいな、完璧だこの曲みたいな。
スピーカー 1
なるほど、でもそうですね、たぶん一回作ってみたからこそわかる良さみたいなのもあるんですかね。
スピーカー 2
もうある。僕が言ってたのは山下達夫のスパークルっていう有名な曲なんだけど、こんなの何回も聞いたことあるのよ。何回も聞いたことあるし、ずっと聞いてるんだけど、改めて家庭料理ばっかり食った後に久々にレストランに行ったら、もうすごいと思う。
スピーカー 1
そっか、やっぱそうなるんだ。
スピーカー 2
でもね、これは家庭料理が悪いって言ってるんじゃなくて、家庭料理でプロの味出なくたっていいじゃないですか。それよりも好きな量、好きな時、体調に合わせて食べれるからいいわけじゃないですか。
だから山下達夫の音楽がいいからと言って、AIで作った家庭音楽が良くないってことじゃないんだけど、っていうことはわかってほしいんですけど、本当にすごいなと思って。
でね、これってみんな山下達夫のスパークルがいい曲だって世界中500万人ぐらいの人が思ってると思うんだけど、俺はこの1ヶ月間2ヶ月間誰よりも家庭音楽を聞いてきたんで、あの良さがこの500万人の中で一番わかってるぐらいわかってる。
つまりみんなさレストランでしか食事してない人たちなんだけど、ところが1ヶ月俺納豆ご飯食ってたからさ、すっごいうまいわけ。
スピーカー 2
いやそれって例えばさなんかあのレストランとかに行ってなんか調味料でごまかしてて食材がよくないみたいな。
スピーカー 1
なるほどなるほど。
スピーカー 2
なんかこれ調味料の味じゃんみたいな。
あるじゃん。
そういう感じ?
スピーカー 1
ありますね。
そんなにね。
そうですね。だし感というかね深みとかもなく。
確かに何か強烈な何かがあってすごい印象強いけどみたいなことですよね。
スピーカー 2
なんか宮本さん好きな曲ってあります?
はい。
スピーカー 1
やっぱり僕はずっと言ってますけどなんかそういうふうに奥田民雄は本当に僕すごいいいなと思ってて。
でも奥田民雄の中でもなんか最近の奥田民雄は勝手にあんまり好きじゃないんですよ。
なんかこうあんまり好きじゃなくて。
奥田民雄がユニコーンを解散してソロで活動を始めた直後ぐらいの本当に奥田民雄が29歳から30代前半ぐらいの時までの曲がすごい好きで。
例えばですけどコーヒーっていう曲とか。
スピーカー 2
はいはいはい。
なんか知ってますよ僕でも。
スピーカー 1
本当ですか?
そうこれとかねすごいいいんですよ。
なんかそれこそ歌詞全体で僕見たことはないんですけど。
スピーカー 2
見たことないんですか?
スピーカー 1
歌詞全体が見たことないんですけどでもまあ曲を聴いててとかでも今改めてあのなので初めて歌詞をこう今表示して見てみてるんですけど。
やっぱこの空気感っていうんですかね。
なんて言ったらいいんだろうな。
メッセージ性はわかんないです。
多分ないんじゃないかなと思ってて。
でもなんとなくこう共感するポイントがすごい一行一行にあったりとかその状態みたいなのがすごい伝わってくる。
すごい基本ゆったりした感じなんですけど。
なんかこれが僕の好きな奥田民雄だなっていう感じがしててすごいいいんですよ。
スピーカー 2
いやでもでもねまさにそういうことだと思うね。
あのちょっと俺今久々に聞いてみようこのコーヒー。
スピーカー 1
いや本当に聞いてみてください。
スピーカー 2
今聞いてもいいですか?
スピーカー 1
はいもちろんです。
スピーカー 2
今ねちょっと今奥田民雄のコーヒー聞きました。
いいですねこれすごい。
スピーカー 1
ねえいいですよね。
そうなんですよぜひなんか皆さんも歌詞を見ながら本当に聞いていただきたいです。
スピーカー 2
僕も初めて歌詞見てるんですけど。
いやでもねごめんごめん悪い考えねえさっき歌詞の話しちゃったからなんだけど。
歌詞だけでもないというかさっきのその家庭料理を離れて何をいいと思ったかっていうと。
最初は職人的な曲とかアレンジとか演奏の凄さっていうパターンがその1だとして。
ポピュラーミュージックなってるのにその歌詞がちゃんと親密なコンテクスト保ったままコーヒー保ってるみたいな例を2つ目に話したんですけど。
それ以外にもあってただ純粋にこいつら好きだなと思って応援する。
家庭音楽にはないじゃないですか。
だって何しろ自分が作ってるからさ。
良い曲だろうが良くない曲だろうがとにかくこの人たちを応援してずっと聞いてたいっていうようなタイプのものってファンになってるってことだと思うんですけど。
そういうものってやっぱりこう自分の外側にしかないから。
スピーカー 1
それで言ったら僕はウール・ザ・パンツっていうバンドなのかな3人組なんですけど。
アルファベットでウール&ザ・パンツって書く。
スピーカー 2
これの本当にトップソングで出てくるボトム・オブ・トーキョンって曲とか。
スピーカー 1
基本でもこのウール・ザ・パンツの曲が本当にかっこよくてめっちゃ好きですね。
スピーカー 2
これは日本人のバンドですか?
スピーカー 1
そうですね。日本人のバンドなんですよ。
スピーカー 2
これはファンっていうかね。
スピーカー 1
ファンですね。それこそメジャーじゃないんじゃないかなと思っていて。
あんまり知ってるって人も聞いたことないというか。
かといってめっちゃ積極的に活動してるような感じでもないからかなと思うんですけど。
すごいかっこいいですね。
スピーカー 2
はいはいはいはい。いいですね。
ゆらゆら帝国みたい。
スピーカー 1
そっかそうですね。確かに。
スピーカー 2
分かりますよ。分かりますっていうかね。
応援してるバンドとかグループになった瞬間に他人の感想を受け付けないっていうか。
お前がどう思うが俺好きだから関係ないっていう感じに自分もなるし。
あれもなるからこれは批評を受け付けない。
もういいと思ったらいいみたいな。
スピーカー 1
そうですよね。確かに。
スピーカー 2
俺にとって今それは羊文学になってて。
もうなんか結構リリースペースが早くて毎月か2ヶ月にいっぺんに新曲出るんですけど。
スピーカー 1
そんなに出してるんですね。
スピーカー 2
多分今世の中的に流行ってるって思われてる曲多分その中に含まれてないんだけど。
もう全曲いいもんね。
それはいいかどうかじゃなくて好きだもん。好きになってるっていうかなんか。
羊文学っていうか大人じゃないや。
昔ロックバンドをやったことある人が叶えられなかった夢を叶えてるバンドっていうか。
スピーカー 1
そっかそうなの全体像そんなにわかんないですけど。
何曲か知ってるっていう感じですけどね。
スピーカー 2
音がオルタナティブなロックバンドなのにちゃんとポップなとこで活躍してるって誰もやれなかったことをやってるっていう意味でね。