2024-04-01 35:36

#159 雨

Summary

彼/彼女は最初に瀬戸島で雨宿りをした経験があります。その経験は初めての雨宿りであり、他の人とのおしゃべりや共感が楽しいものです。また、別の話では子供の頃引っ越した際に雪と雨の中でバスを待った経験があります。彼/彼女が初めて遠くの家に行ったとき、雪や雨に対応する靴を持っていなかったことに気付きました。その時はそれしかなかったので、スニーカーで雨の中を歩きますが、とても惨めで恥ずかしい思いをします。台風の夜に体験した雨と、子供との山奥での雨の思い出について語られています。

00:09
こんばんは、ささきるです。今日は久々の一人収録をしようと思っております。
最近は宮本さんと二人で撮ることが多いんで、一人でやるのは久々なんですけども、
一人でやることがあったら話そうと思っていたテーマがありまして、それが雨です。
雨。自然現象の雨ですね。
その雨に関する話、
別にこう、ためになるとか、雑学だとかじゃなくて、
ただただ雨に関する思い出話を一回してみたいなと思って、
今日はそのテーマを選んでみました。ちょうど今私、新潟県の三条市、
つばめ三条エリアに来てるんですけども、 来たその日はですね、ものすごい嵐というか大雨で、
これもうどこも見て回れないんじゃないかみたいな 天気だったんですけど、
それはそれでね、 それはそれで楽しいところがありまして、
人はいないからすごく歩きやすいし、 雨が降ってないと感じられない匂いみたいなものもあってですね。
結局私、車を運転して八彦神社っていう ものすごく奥からあるものすごく大きい神社に行って、
最後八彦山までロープ上で行って、 さらに山頂まで700メートルぐらい歩いてってことをして、
全部霧の中、雨の中なんですけども、
なんかそれはそれでね、天気の日に山登りするよりも、
忘れられない、 忘れがたい景色になるんですよね。
というわけで雨って基本的にはネガティブな、 雨の日と月曜日はみたいな、
憂鬱なことの代名詞みたいなことですけども、 都市生活者とかね、屋内で暮らしている人にとって雨って余分なもの、余計なものですけども、
外に出ているとなんかありがたいものだったり、 他に変えられない印象を残してくれるようなものだったりしますよね。
自分もいくつか思い出深いことがあるんで、 ちょっとそれについて話してみようかなと思います。
メディアヌップ。 今私の手元にはですね、
迷子になった時のためのメモとして10個ぐらいの キーワードが書いてありまして、
これを気が向くままに 話してみようかなと思っています。
一応順番通りにやると なんかすごく長くなりそうなんで、
適当に喋りたいやつから喋ろうと思うんですけども、 やっぱりですね私、
雨といってすごくよく覚えているのが、 もう真っ先に思い出すと言ってもいいのがですね、
瀬戸島での雨宿り
瀬戸島で雨宿りした話っていうのがありまして、 これ何かっていうと、
瀬戸島、それはフィリピンの瀬戸島ですね。 4週間の英会話学習の留学で、
瀬戸島に行ったんですよ。 自分が37歳の時で、
ちょうど転職の合間で有休期間があって、 時間があったんで、
1回そういうことをやってみようと思ってですね、 瀬戸島まで行ったんですね。
その時まだ子供もちっちゃかったんですけども、 4週間ちょっと
行かせてほしいというか、心よく送り出してくれて行ったんです。 なので久々に一人になったんですね。
妻もいない、子供もいない。 同じように英語学習を短期間で久々に
勉強しようというか思い出そうとしている人たちって、 30代とかキャリアの中盤にあるような人たちが多いんで、
私と同じように30代、 半ば後半とかそのぐらいの人たちが、あれ何人だろうな。
20人はいなかったけど、 10人以上いたな。15,6人ぐらい同じように集まったんですね。
瀬戸島を行って、 瀬戸島っていうとなんかリゾートのイメージあると思うんですけども、
それはリゾート行けば華やかなリゾートなんですけども、 何週間も滞在する英会話学習の学校なんで、
なるべく安いところに建てたり泊まったりした方がいいということで、 学校自体が
雑多なとこっていうかすごく
貧しいエリアにあるんですね。
貧しいと言ってもいいと思います。 そこに学校と一緒になった宿舎みたいなものがあって、
とにかくみんな同じ条件でそこに入るんですね。 一人だけいいホテルにいるとか、
一人だけ豪華な部屋があるとか、そんなことなくて、 みんな寄宿舎みたいなベッドと机とトイレがあるだけみたいな、
そこに放り込まれるってやつなんです。 私も一橋の都市生活じゃ長かったと思うんで、
長かったってことだと思うんですけども、 結構ストレスが強いんですね。部屋もそんな綺麗じゃないし、
バスタブもなくてシャワーだけだしみたいな、そういうことがいろいろあって。 とにかくそういうところにみんな不安定な状況の中に
ボンって放り込まれたその初日。 初日に明日からクラスが始まるんだけど、その前に
ということで、オンボーディングというか、 ちょっとしたガイダンスがあるんですね。
まみね一旦集まって、でちょっと顔合わせをして、 現地で必要になるお金、もうカードを使えるお店ばっかりじゃないですか、
ばっかりじゃないところか、ほとんどないと言ってもいい。 普通に現金で、なんか物を買わなきゃいけないお店がすごいあるんで、
どうやってお金を下ろしたらいいかとか、どこにスーパーマーケットがあるかみたいなやつを、 ちょっと簡単にツアーしてくれるって言うんで、
その現地の先生と、その先生は日本人の方なんですけど、 みんなで15、6人ぐらいで、ゾロゾロゾロゾロと
スーパーまでテクテク歩いてたんです。 でも地面は、アスファルトはボコボコだし、もうしばらく
修理されてないというか、ボコボコ。 そこからは泥水とかいっぱいあって、
ゴミなんかもたくさん道路に散らばってるんで、 なんかこう
風衛生は風衛生なんですね。 それにサンダルとかで行くもんだから、足とかに泥とか跳ねるんだけど、その泥がなんか
すごく汚いものが混じってそうな感じがするわけです。 実際混じるには混じってたと思うんですけども、
まあ僕そういうのあんま気にしないほうとはいえですね。 その15、6人ぐらい集団でそこに行くとね、
そういうのに共感しちゃうんで、なんか大変なとこ来たなぁみたいな感じで、 こころ細くどんどんなっていくわけですよ。
みんなね、初日だし。 その時に、僕もあんまりいきなり初対面の人とベラベラしゃべりだそうじゃないんで、
その15、6人でゾロゾロ移動する間、歩いて10分かそのぐらいかかるとこだったんですけど、
その間すごく会話がいきなり盛り上がるでもないんですよ。 なんかみんなテクテク
歩いていくしかないみたいな感じ。 で、まあ行ってみんなお水買ったり、ちょっとしたパン買ったり、お金の卸し方、
教わったりとかして、じゃあ帰りましょうって言った時に、ものすごい大雨が降ったんですね。
それもう見たことないぐらいの大雨。 それ今にして思えば単にスコールじゃんって
思うんですけども、まあその後何回も毎日のようにスコール体験はしましたけども、その中でもかなり
その初日のスコールが強かったんですよ。 その初日ってこともあって、スコールの感覚が体に馴染んでないんで、
これっていつ振り止むのかみたいなことは全くわかんないんですね。 で、まあとにかくスコールなもんだから、ダーって振り始めたから、
あのみんなで、あそこは何だろうな。 なんかビルの
軒先? そんな広くもない軒先なんで、ビルにぴったり背中をつけなきゃいけないような感じなんですけど、
そこにみんなで雨宿りをしたんですけども、 そのね、
雨宿りが良かったんですよ。 よく考えてみたら、本気で雨宿りしたの初めてだなと思って。
雨宿りって何かって、雨降ってる間、その雨から身を隠して、
雨が止むのを待つということ、言葉としてはよく知ってるんですけど、
だいたい普通暮らしていると、 出かけている時に雨降ってきたなと思っても、
傘さして電車まで行っちゃえば、もうあと家の近くまで行くから、 雨宿ったりしないですよね。
あるいは雨宿りする時でも、近所に外出中、近くのどっかに必ず喫茶店なりカフェなり
ありますから、そこに入って、なんかちょっと時間潰そうとか、何だったらちょっと仕事しようみたいな、やることがありますよね。
さらに天気予報発達してますから、何時間後に止むんだなとか分かった上で、見通しを立てて行動計画修正しますよね。
でもその時した雨宿りって、 初めての場所で、いつ止むか全くわからない場所で、見通しのないままに、
ビルに背中をくっつけて、その日初めて会った15、6人と、 いつ止むかもわからないものを、ただ
止むのを待って、雨宿ってるっていう、純粋な、 このようにこれ以上100%の雨宿りないんじゃないかと思うような雨宿りだったんですよ。
その時はもう5時か6時、夕方っていうかもう夜になりかけていて真っ暗で、 雨降って地面が濡れると、たくさん
交通渋滞がある国なんでも、バイクとか車とかのクラクションがどんどん増えて、 すごく騒々しくて、
ヘッドランプとかテールランプが、なんか水面に反射して、街がこう、
ギラギラしてる。 かつ雨音もすごいし、
そしてそこにその日初めて会った15、6人の大人たち。 15少年漂流記かなって、あの漂流記の人たちだってもうちょっと知り合いだったと思うんですけどね。
そのね、 これが本物の雨宿りなんだなっていう感覚が、
とっても新鮮で、もう雨というと真っ先に思い出す思い出ですね。 でね、現にね、そういう状況になるとね、話すわけですよね。隣の人とというかね、ポツポツとね。
本当にポツポツと。何買ったんですか?とか。 普段お仕事何してるんですか?みたいな。
でも他に寄るべのない人たちとの、 そういうたわいもないおしゃべりって、
すごく楽しいというか、ホッとする。ものすごい心細いですからね。
だからあの初日に雨宿りがあってくれて良かったなと思って。 僕むしろ、なんかの組織とか団体の
イニシエーションとしてのオンボーディング?入社体験? 初日歓迎のプログラム作れって言われたら、
概念としての雨宿りっていうのをなんかね、入れたいぐらいですね。 その日初めて会った人たちが、
そのオンボーディングプログラムの途中で、何か理不尽に、 理由のない
不安定な状態に置かれると。 そして他にすることがない。他の人と喋ることしかすることがないみたいなものが、
ちょっと発生すると。先の見通しもないみたいな。 まあそういうのがあると、なんかもう何にもしなくても仲良くなるんじゃないかな。
雨宿りってすごい良いなと思いました。 もう一つ次は、
バス停での待ち時間
バス停の話なんですけど、 これはですね、
雨と雪の中間みたいなやつなんですけども、 よく覚えてます。
私が、 あれいつだろうな。
子供が生まれた時ですね、大体今からすると10年ぐらい前のことなんですけども、 子供が生まれてですね、ちょっと公園が近いところに引っ越そうか
ということで、 それまで10年間ぐらい
妻と一緒に 下北沢のその周辺あたりに長いこと住んでたんですね。
池の上とか東北沢とか笠塚とかなんかその周辺。 その辺から
私が今住んでいる西大井窪、 しかもその北側で全服寺公園の近くに最初引っ越したんですね。
全服寺公園というすごく 素敵な大きな公園があるんで、
そこを子供を散歩させたいとか遊んだりするのに良さそうってことで引っ越したんですよ。
そしたらそれまでよりも交通の便がちょっと悪くなったんですね。 それまではなんか5分ぐらい
歩いて電車乗ればどこでも行けるみたいな感じだったんですけども、
そこからですね西大井とか吉祥寺まで歩こうとすると20分ぐらいかかる。
で、 それが大変だなと思うときは
そのバスが出ている。 だけどそのバス乗り場までも8分ぐらいかかるみたいな、
なんかそんな感じだったんですよね。
で、 最初の冬かなだったと思うんですけども、
東京に珍しく 大雪が降ったときで
ドカッて降ったんですよね。 で、東京は暖かいから降って朝になって日が出てくると
ビチャビチャ溶けてきて、で降るものもちょっと雨っぽく水れっぽくなっているみたいな
雨の中の歩き
感じだったんですよ。 で、今だったら今日リモートワークしますとかって言えそうなもんですけども、
当時全然そんなことなかったんで、普通に何があっても会社に行くみたいな感じだったんですね。
で、その時になって肌と気づいたのが、 そういう雪の日に歩く靴とか
持ってないんですよ。 あの、持ってないですね。持ってなかったですね。
で、 雨が降ったりとか雪が降ったら、雪が降ったとしても普段通りのスニーカーで出かけて
ちょっと濡れるぐらい。で、 ちょっと歩いていれば乾くみたいな、なんかそれぐらいの
ことしか経験してなかったんですけども、 その家が遠くなったことで
結構雨の中歩かなきゃいけない、結構雪の中歩かなきゃいけないってことになった時に、いや全然
今まで持ってた、なんかスニーカーだけで全然足りないなってことが、その時は分かったんですけど、
その時はとりあえずあるもので行くしかないから 行ったんですけど、そのあるものっていうのはね、コンバースのね、
キャンバス地のあのスニーカーなんですよ。 あんなものね、しかもローカットですよ。
あんなものも歩いてたらどんどん雪入ってくるし、 雪入ってこなくても外側から染みた雪混じりの雪が溶けた冷たい水がどんどん染み込んでいくんですよ。
で、それで20分も 駅まで歩けないんで、普段あんまり使わないバス停から駅まで行こうと思ったんですけども、
まずバス停まで8分歩いている時点でもうなんか 足元すごい
びしょびしょになってですね、すごい惨めな 気持ちになっているわけです。
まずそんなものを履いて出かけている人いないし、 そんなね雪の日にコンバースのスニーカーでなんていないし。
でもとにかくバス停に行って並んだら 私の他に2人お客さんがいて、
お勤めの方だと思います。女性の方2人って。 そしたらね雪の日ってあの
急に降った雪の日だったんで、もうバスもね来なかったんですよ。 止まったり遅れたりとかで。
でね30分待っても来ないみたいな 感じで、
もうその30分の間 足元見つめて
すごく惨めな 時間を過ごしてたんですけど、
そしたらあの目の前にタクシーがね、なんと幸運なことに空車のタクシーが向こうからやってきたんですね。
そしたら先頭に立った女性の方がすごく気遣いのある優しい方で、
一緒に乗っていきませんかってこう 私ともう一人でね、その場の3人に声をかけて、そうしましょうと言って。
で止めて みんなで
そのタクシーに 乗ったんですね。
これなんか雨宿りとパターンに似てますね。いつ来るかわからない不安定な状況で、
なんか初めての人と 声を交わす機会があるみたいな、それに似たところありますけども。
まあその時のね、雪の寒さというかね、こう ビショビショのキャンバス地のスニーカーってこう惨めな状況で30分、
あるいは歩いてる時間を合わせたらもっとなんですけど、それがあったんでね、
パッて声かけてもらって、タクシーうまく捕まえることができて、座席に乗り込んだ時の
あのホッとした感じってなんか忘れられないんですよね。
忘れられないし、 俺はこんな靴一つ持ってないのかっていうね、すごくなんか環境に依存したものしか持ってなかった。
都市駅近に住んでる人のものしか持ってなかったみたいな気づいて、
面白かった、とてもね印象を覚えています。
あと雨っていうとどうしても惨めな思い出とセットになっていることが多いなと思うんですけども、
町田のコンビニでっていう話があって、これも誰に話すでもなく、でも
誰に話すでもなくて本当に話したことないですね。一人ででも未だに忘れずにいるんですけども、
あれはですね、確か19歳ぐらいの時だったと思うんですけども、当時仙台に住んでいて、
コンビニでの出来事
で、高校の時に仲良かった友達が大学に進学して、町田のアパートに住んでたんですよね。
で、泊まりで遊びに行ったんですよね。2泊か。 それぐらいしに行ったのかな。よく泊めてくれましたね。
今思えばすごい嬉しかった。で、その泊めてもらって、じゃあ帰るわっつって帰った時に、なんかね、
物をもらったんだろうかな。服かなんかをもらって、で、それをね紙袋に入れて、
で、じゃあねっつって駅の方向かって歩いてたんですけども、その時にまた突然の強い雨がバーッと降って、
そうするうちに紙袋が雨を吸ってボロボロに溶けちゃって、
で、中に持っている服がもうバラバラに解けちゃうというか、もう袋の形を成してないんで、
もう両手に抱えるしかないみたいな感じになっちゃったんですね。 で、これじゃあその電車も乗るのも大変、持ち帰るのも大変だってことで、
コンビニに行ってですね、その大きい袋、大体その一番大きいLサイズの袋さえあれば入るだろうってぐらいだったんですけども、
まあその時あのちょっとしたものを買ったんですね。何だったかな、モールペンだったかライターだったか。
当時タバコ吸ってましたんで、ライターとかなんかそんな小っちゃいものを買って、で、その時に大きい袋くれますかって言ったんですよね。
で、そしたらそこの店長さんだったと思いますが、まあ50歳ぐらいの方が、
あの大きい袋は大きいものを買った人にあげますって言ったんですよ。 で、僕はご覧の通りというか、
その荷物持つために傘もさせなかったんで、 両手がね下がってるから、全身びしょびしょでボロボロになった紙袋の破片が引っ付いた衣服のタバを手に抱えて、
それでなんか小っちゃいものを持って、袋くれませんかって言ってるんですよね。
この人袋欲しそうだなって全身で訴えてると思うんですけども、 大きい袋は大きいものを買った人にしかあげられませんねって言われて、
で、僕19歳だったんですけど、なんて冷たい人だと思って、 東京怖いって田舎から出てきたものにとってはですね、
台風の夜の覚醒
町田大都会なんで、なんて恐ろしいところだと思って。
で、俺その時どうしたのかなぁ。 なんかね甘いにも腹が立ってね、ちょっとその後どうしたか、その先は忘れちゃったんですけど、
例えば大きいものっていうと、 大きいポテトチップスの2個ぐらい例えば買うと、そしたら大きい袋もらえますよね。
でも考えてみてほしいんですけど、そのポテトチップス捨てない限りその服入んないんですよね。 食えないですよ、ポテトチップス2つなんて、捨てるしかないですよね。
ていうか、いや大きい袋あれだったら、 なんとかっておっしゃいますけども、
すごく意地悪なことされたなと思って、 なんかすごく惨めな、
恥ずかしかったですね。 例えば私がもしその時ですよ、レジの後ろに並んでて、
目の前のなんか19歳くらいの男が、もうずぶ濡れになってボロボロになった紙袋を、
引っ付けた衣類を両手に持って、 大きいビニール袋を手に入れるのを断られてたら、なんか気の毒だなって思うと思うんですけど、
まあそういう気の毒な目線も感じつつですね、すごい惨めで恥ずかしい思いをした。
話ですね。 雨。
雨さえ降らなければそんなことはなかったと思うんですけども、 これも雨の話ですね。
あとは私の暮らしている中で一番雨に遭遇するのがいつかといったら、もう間違いなくフジロックなんですよね。
もう行きゃ雨が降りますんで、 行きゃ降るってのもあるし、一日中外にいるから降った時にそれを体感しやすいってのがあるんですけど、
まあとにかく降るわけですけども、 特によく覚えているのがね、あります。
もう何年だったか忘れちゃったんですけど、台風が来た時がありまして、 あれは2019か18か、
いずれコロナの前だったと思うんで、その辺りにね、すごく雨と風が強かった時があるんですけど、
それをとりわけよく覚えているのはですね、 私フジロックに
体を休めに行っているとこがありまして、長年。 もう行ったらですね、
熱心にステージを見て回るとかってことをもうほとんどせずに、 一日1個か2個見たら、もうあとは椅子に座って寝てるか、
あれはテントの周りで、 ぼんやりしていることが多いんですね。
でもね、今行ったらもっと一日中いろいろ見て回ると思うんですけども、
2010年代を通じて、今思えば僕めちゃくちゃ疲れてたと思うんですけども、 行ったらもう何にもしたくなくなるっていうのはありまして、
まあ高いお金払ってね、チケットも高いわ、 何も高いわ、交通費も道具も高いわで、
ただね、に行くにしてはものすごい贅沢なんですけども、 そういうとこじゃないともう休めなくなってた。
休めなくなった。 行くともう休むことしか考えられなかったんで、もう一日中寝てるんですよ、とにかくフジロック行くと。
本当にね、本当に寝てますね、一日中。 外でも寝てるし、テントの中でも寝てるし。
で、そのね、 そうなると眠りのサイクルが
めちゃくちゃに、割とめちゃくちゃになるんですけど、 まあもちろん夜寝るのはもちろんそうなんですけど、
昼寝もするし、朝太陽昇るの早いから朝起きるの早くなったりとか、 とにかくむちゃくちゃになっているときに、たまたま自分が
覚醒しているときに、その夜の すごい台風が来たんですね。
もうとにかく雨もすごい、風もすごい。 で、
周りから聞こえてくる声とか、 あるいは
当時ツイッター検索すると、 そのテントが飛ばされたとか、テントに水が侵入してきて大変になっているとか、
自分のテントエリア、キャンプサイトが水没しているとか、 そういう動画とか写真とかみんなバンバン上げてるんで、
外に顔を出さないものの、周りがひどい状況にどんどんなっていっているというのは、 リアルタイムでわかるようなね、
なんかそういう日だったんですよ。 でもまあ幸いにして、僕と僕の友達が持って行って張っているテントは割と頑丈で設備も立派なんで、
自分が寝泊まりしているところはすごい快適だったんで、 そういうトラブルには見舞われず、すごく安心な場所から
テントの布一枚隔てて、 ものすごい雨とか風とかを一晩中聞き続けるっていう時があったんです。
テントは大きいんですけども、かなり大きい。 スノーピークのなんとかドームっていうかなり大きいやつなんですけども、
そこに4人がコッと並べているので、自分の体の隣あたりにテントの布があるんですよ。
だから雨風がそれ打つときって、自分の顔の目の前でボーとか、 バタバタバタバタって雨が降ってるって感じがするんですね。
ただその幕一枚隔てて、自分はとても安全なところにいるんですけど、 とにかく目の前で尖られているような、
そういう台風が来たんですけど、それが夜から朝にかけてあったんですけど、 その間私ずっと覚醒してて、
ちょっと打とうとした時もあったかもしれないけど、基本的には起きていて、
そのね、真夜中に、 その状況をとてもよく覚えている、この真夜中に
普段住んでいるところとは違う遠い山の中まで来て、 で、とにかく寝れるだけ寝て、
今なぜか頭が覚醒して起きている。 で、世界は幕一枚隔てて、もう暴風になっている。
ボーとかね、バタバタバタってずっと降ってる。ザーとかじゃないんですよね。
で、そこにいる時にこう、なんか 不思議な浮遊感というか、
あれはなんて言ったらいいんだろう。 宇宙に自分一人っていうんじゃないんですよね。
たくさん人がいるのはわかるんです。 そのキャンプサイトってものすごくたくさん人がいるので、
人が密集しているところで、 でもなんか、
自分一人そこにポツンと、 とんでもない凶暴な台風から安全なところにいて、
ポツンと取り残されているみたいな感じがするんですけど、
するんですね。 これがね、なんか僕のね、フジロックの思い出なんですよ。
台風の夜の雨
なんかすごいアーティストを見たとか、 なんか感動したみたいなこともあるにはあるんですけど、
あの台風の夜、なんか自分にとっては とっても思い出深い。
わざわざ行ってよかったなと。 そう、こんな体験にも関わらずに行ってよかったなと思うんですよ。
で、もちろん台風って過ぎ去った後って、 台風一下、その太平洋の西の気候がバッと太陽が光って暖かい気がきますよね。
で、あんなに大変なお雨が降ったのに、 また何事もないかのように
また過ぎ去っていく。 タイ浴びれば持っているものも乾くし。
そういう体験ができる場所。
まぁだいたいあんなとこで普通キャンプしに行かないから、 だいたいキャンセルするかなんかすると思うんですけど台風だったら。
でもみんなね、特感しますからね。 そうするからこそ味わえるなんか、
ものがあって、すごくね、 印象的ですね、あの雨も。
あともう一つ、 子供と一緒に車を運転して
東野のね山奥にある タイマグラっていう集落があるんですね。カタカナでタイマグラ。
これは東野を北の方に行くとあの宮古っていう場所との間ぐらいにある タイマグラっていう集落があって
ここは日本で最後に電気が通った集落と言われるような、 もう本当秘境中の秘境みたいな集落なんですけども。
そこでオケ屋さんをやっている お家があって。
そこの人を紹介してくれるっていうので、 私の友人がそこを案内してくれて、一緒に行ったことがあるんですね。
そしたら その時もねものすごい雨だったですね。
しかも 街中ですごい雨だって言うんじゃなくて
山奥の そこは早稲さんのふもとっていうか中腹、早稲さんの一部みたいなとこですから
そこでものすごい大雨だと、なんかちょっと怖いぐらいなんですね。 自然のパワーというか雨とか風とか木の音とか
葉のざわめきとか、もうすごい怖いぐらい雨降ってて。
で、車止めてそのオケ屋さんの
お家とかに入っていくほんの 5メートルとか何メートルみたいな、それですらもうなんていうか
びしょびしょになるぐらいだったんですね。で傘も持たずに行っちゃったから、出始めの時は雨降ってなかったんで。
いやこれどうしようと思って、子供びしょびしょになっちゃうと思って。 その時はね、うちの息子
5歳ぐらいだったかな。5歳ぐらいだったような気がします。
で、ちょっと車の中にいて待っててくれないかって言って。 でね、わかったって言うんですよ。
で、バッて言って挨拶に行って、そんなね15分も30分も 子供ほっぽっておくつもりはなかったんで、ちょっとこう挨拶に行って、もうすぐ車戻ってくると思ったんですね。
まあ傘でも借りて戻ってくることもできるだろうと思って、こうバッて行ったんですけども。
行って、僕は何とか向こうの軒先にたどり着いて、こんにちはって言ってるそば、もうつまり1分も経ってないぐらいのところに
子供がね、5歳だね、結構大きい ワゴン車みたいな車だったんで
手でドア開けて降りてくるのもちっちゃな体の子供には大変だったと思うんですけども、泣きながら
お父さんって言って、車出てきて、ちょっと歩いただけでもうズブネになっちゃうような状況なんか、パタパタと来たんですよ。
で、僕その時に、本当にほっといてごめんよって、こうわずか1分も経ってなかったと思うんだけど、
本当にごめんなさいって気持ちになって、想像してほしいんですけど、大人でも怖いぐらいの山ん中の雨なんで、
その車の中に1人を置いてかれて、フロントグラスとかガーって雨を叩いてると、めちゃくちゃ怖いですよね。
いや、大人だって怖いと思ったんだから、そこに1人で起こされて、お父さんを追いかけて車をバーンって開けて、雨の中走ってきて、
ごめんよっつって、抱っこして、もう離さないよっていう気分になったんですけど、
あの時の申し訳ない気持ちと、愛しい気持ちと、ズブネで抱きしめたものをよく覚えてますね。
しかしね、本当に雨がすごかったんで、ゆっくりとその場で会話できなかったんで、本当にこう、慌ただしく5分ぐらいで去ったんじゃないですか、
じゃないかな、東野の町役から車で1時間ぐらいかかるかな、1時間かからないか、それぐらいかなんですけど、
そこまでわざわざ出かけて行って、もう5分で帰ってくるみたいな、なんか失礼なことしたなと思ったんで、いつかまた
ご挨拶に行きたいなと思うんですけど、タイマー浦という僕の中ではあの時の雨ですね。
なんだかよくわかりませんが、雨とかね、パターンとしては、風とか太陽みたいな、
そういうものを特集しても面白いんじゃないかと常々思ってまして、流行のトピックとかですね、
流行りの何かとかじゃなくて、ずっとある自然現象。 人類どこにいても文字がある時もない時も、雨降れば同じような気持ちになるような、
太陽出たら同じような気持ちになるような、なんかそういう自然現象を特集するみたいな回があってもいいんじゃないかと思ってちょっとやってみました。
また次回お会いしましょう。おやすみなさい。
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