-
-
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
偉そうなこと言える立場じゃなくて。
見に行くのも初めてで、出すのも初めてっていうのを。
そっかそっか。
そうなんですよ。
スピーカー 2
あ、そうなんですね。
行ったことあるのかと思ってました。
スピーカー 1
でしょ。
はい。
なんか行ってそうじゃないですか。
スピーカー 2
はい、なんかそう。
行ってるの知ってるんだなって思ってました。
スピーカー 1
行ってそうだし、昔から知ってる風な感じで知ってますかとか言っちゃったんですけど。
はい。
どっちも初めて。
あ、そうなんですね。
スピーカー 2
どっちも。
ついに出展みたいな感じになるのかと思ったら全然そっかそうなんですね。
スピーカー 1
普通さ、あ、よくぞネットグラフさん。
普通ついに出展って言ったら。
はい。
毎回毎回通ってる人が、そこでいっぱい買い物をして、どんどんどんどん規模が大きくなってるのを見に行った人が、ついに出す側に回ったときに、初めてついにってことを使っていいと思うんですけど。
スピーカー 2
そうですよね。
はい。
スピーカー 1
初めて行ったのに、僕ついにとか言っちゃったんですけど。
初めて行きました。
スピーカー 2
そうですよね。
そっかそうだったんだ。
スピーカー 1
えー。
いやでもね、一応そのついにって言いたくなるような理由があって。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
僕の前にメディア関係者とか出版関係者とか個人で物を作ったり書いたりしてる人が多いんで。
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
その文振りが開催されるたびに、まあこんぐらい盛り上がったとか、いやだんだん人が増えてきたとか。
うんうん。
こんだけ出版不況だって言われるのに、なんでここはこんなに盛り上がってるんだとか。
うんうん。
いつもいつも書く人がね、半年に一人ぐらいいるんで。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
まあそこに僕、同席していないもののね。
うん。
だんだん盛り上がってる様子を、こうちょっとずつ感じてはいたので。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
ついにって感じはあるんですけど。
スピーカー 2
うーん。
スピーカー 1
でもね、いいですか?
はい。
スピーカー 2
よかった。
いやもちろんいきますよ。
スピーカー 1
はい。
スピーカー 2
もちろん。
スピーカー 1
あのね、そもそも文学フリマって何かっていうと。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
さっきあの東京ビッグサイトのコミケっていうあの漫画のね。
うん。
ハンプとかをやる有名なイベント、ものすごい人集めるイベントあると思うんですけども。
あれに対して文学っていうか文字だけの本のやつを扱うイベントとしてスタートしたきっかけになった出来事があるんですよ。
スピーカー 2
あ、なるほど。
スピーカー 1
それがね、大塚英二っていう漫画原作者評論家の方がいて。
うん。
僕すごい影響を受けて、本もねほとんどと言っていいぐらい読んだ。
もう100冊近く本あると思うんだけど。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
80冊ぐらいまでは読んでる。
うーん。
もうそんぐらいこう影響を受けてる漫画原作者評論家の方、小説も書いてる、まあそういう人がいるんですけども。
はい。
その人が2000年代の頭ぐらいにこう吹っかけた、盛り上がった議論があって。
それがねあの不良再建としての文学っていう。
うん。
まあ元々はコラムエッセイなのかな。
で、そこから派生した。
はい。
こう往復書館とか雑誌上で往復で議論したものなんかも含めて。
はい。
不良再建としての文学ってこう議論がある。
スピーカー 2
不良再建。
スピーカー 1
はい。
まあ20年前だから、これはもうおじさんトークの宮本さんがおそらく小学校の時ですね。
スピーカー 2
そうですね、10歳ぐらいの時ですね。
はい。
スピーカー 1
1994年生まれの宮本さんからすると。
はい。
2002年ぐらいの議論ってのはもう8歳ぐらいの議論なんですよね。
スピーカー 2
そうですね、確かに。
はい。
スピーカー 1
もうその時にはもう不良再建としての文学っていうか、もうそもそも文学ってどこにあるんだって多分宮本さん思ってたと思うんで。
スピーカー 2
そうですね、全然知らなかっただろうな文学。
スピーカー 1
で、どういうものかっていうと文言史っていうのがあるんですよね。
例えば群蔵とか。
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
スバルとかね。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
まあそういうところに小説家ってこう、まあその読み切り載せたり連載をしたり、でそれが本になって。
うん。
芥川賞とか直樹賞とかの候補になって、でそれで売っていくみたいな、なんかそういう文芸出版のこうなんかある種のコミュニティだったりメディアだったり。
うん。
サイクルみたいなものがあるんですけども。
はい。
まあ結局そんなに村上春樹以外、東の敬語以外売れてないじゃないかみたいな。
昔の話で言うと20年前の作家の名前で言うと。
はい。
そういう感じのがあって、で結局その群蔵で言ったら講談社なんで、マガジンをはじめとする漫画出版。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
あのスバルで言ったら収益者なんで、あのジャンプとかね。
うん。
あのそういう漫画出版の利益で、その食わしてもらっているっていうかね。
スピーカー 2
うんうんうん。
スピーカー 1
食わしてもらっているっていうかその不良再建として、不良再建だからその利益を出さない。
はい。
スピーカー 2
その。
スピーカー 1
なるほどなるほど。
その文学が不良再建としてしかあり続けられないんだったら、文学なんか死んじまえみたいな。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
いうような議論というかね、あの喧嘩の売り方みたいなんですけど。
はい。
スピーカー 2
まあそうなるとさ、なんかその、いや文学は金儲けのためじゃないみたいなこう議論になったりね。
スピーカー 1
ありそうですね。
でもそれでお客さんに喜んでもらってお客さんの手に届いて、お客さんの手に届くから読者がつくからビジネスになるのであって。
うん。
読者に届けられない、つまり儲けられない文学なんか死んでしまえみたいなね。
なんかまあそういうちょっと過激な言い方。
うんうんうん。
だったと思うんだよ。
あのただ俺もね20年前の議論だから正確に思い出せないんだけど。
はい。
なんかそういうのが盛り上がった結果として大塚英二っていうのは、そのじゃあ文学フリマっていうのやろうと。
うん。
作ってる人が直接売る。
はい。
文芸出版社に乗るとか。
うん。
単行本化して書店でプッシュしてもらうとか、なんとか賞っていうものを業界全体が作って受賞して。
うん。
なんとか賞受賞作家ですとかって売り出していくみたいなそういう仕組みがシステムがあるんだけど、
そういうシステムから外れたところで作った人が直接お客さんに届けて買ってもらう。
うん。
そういう試みが成立するんだとすれば、不良再建としての文学、漫画出版に壊してもらう文学じゃなくて、
うん。
作った人が直接やっていくシーンが作れるんじゃないかと。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
それちょっと証明してみようぜみたいな、なんかそんな話だったと思うよね。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
あの間違ってたらすいません。
あの、俺はそのように記憶してるんだけど。
はいはい。
俺はそのように記憶してて、でその時僕20代だったんですけども、東京に来たばっかりの時かな。
うん。
で、あと物も書いてない作ってないんで、その瞬間には当事者になれなかったんですけど。
うん。
そうやって生まれた文繰りが、まあ次第に次第に成長していってるっていうのはなんか聞いてて。
うん。
で、その時大塚栄一が、まあその当時の正しい現状認識として、
コミケのようにビッグサイトでは開催できないと思うが、もっと小さい規模でなら、
だったら直接の売り買いって成立するかもしんないよねみたいな、なんかそんな文章があったらしいんですけど。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
なんと、この東京39になってビッグサイトに至ったっていうのが。
うん。
20年前に大塚栄一が、いやビッグサイトは無理だろうけどっていうのを裏切ったっていう意味で、
そういう意味でフォックメイキングだったの。
スピーカー 2
なるほど、はい。
スピーカー 1
っていうのがあって、で僕はその文繰りには行ってなかったんだけど、
その大塚栄一のその議論を読んでたんで。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
ので、ついにと。
スピーカー 2
はい、ついに、なるほど。
いろんな、いろんな意味合いがそこに立ってたんですね。
スピーカー 1
そうそう、ついにね、ついに自分が作ったものを直接売り買いする場にまで出発っていって、
その熱気をね、体験してきたと。
スピーカー 2
うーん、いやそっか、そんな背景があったんですね、文繰りって。
全然知らなかったです。
スピーカー 2
うん。
まあでも、だから自分たちの中で出たもので、
うん。
まあこう、ふさわしいものに賞を与えるみたいな、
うん。
たてつけだってことですもんね。
スピーカー 1
うん。
で、それで食えてない、売れてないんだったら、ダメじゃんっていうようなね、その議論。
うーん。
議論だったと思うんだけど、たぶんね。
はいはい。
スピーカー 2
えー。
どれぐらい、その39の時はどれぐらい今人来たんですか?
スピーカー 1
これがね、今回見たら14,967人って書いてあるんで、まあ15,000人ぐらい。
スピーカー 2
えー、そっか、来場者数。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
出店者数は4,000から絞られるですかね。
スピーカー 1
出店は4,026人って書いてある。
あ、4,026人。
スピーカー 2
うん。
すごいな、すごいっすね。
スピーカー 1
でもこれ、待ってよ、コミケ、コミケだと、コミケと比較するとどれぐらいなんだろう。
スピーカー 2
コミケも行ったことないし、ぶんふりでも。
スピーカー 1
えーと、コミケでは出店サークル数は2万4,000、だから6倍とかですね。
スピーカー 2
おー、さらにすごいな。
スピーカー 1
で、来場者数で言うと、26万人。
うーん。
2日間で。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
初日13万人だね。
スピーカー 2
へー。
スピーカー 1
だからね、そのまあすごい、ビッグサイトに行くぐらい人来たなと思って、あ、すごい盛り上がってるなと思う一方で。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
なんていうかな、この出店者数と参加者数比率で言うと、コミケほどではないんだよね。
だから。
スピーカー 2
うーん。
スピーカー 1
僕一体思ったのは、出してる人が買ってる。
まあ俺もそうだけど。
あー。
出してる人がもう。
スピーカー 2
そっかそっか、はいはい。
スピーカー 1
自分のブース、あの10分でも留守にして、近所に。
あーっつって買いに行くみたいな。
はいはいはい。
書いてる人が買ってるね。
スピーカー 2
おー、でもいいですね、自分たちで。
もうきっと書いてる人もやっぱ好きですもんね。
そうですよね。
スピーカー 1
そうそうそうそう。
だからさっきの出店者数と来場者数の比率で言うと、コミケの方は26,000人に対して、まあ1日で13万人だから、まあ5倍ぐらい。
スピーカー 2
そうですね。
スピーカー 1
で、文クリの方は4,000人に対して、来場1万2,000だから、まあ3倍ぐらい。
スピーカー 2
うーん。
スピーカー 1
だからその、そうね、この来てる人買ってる人比率みたいな。
はいはい。
スピーカー 2
そっか。
スピーカー 1
そこで言うと、コミケはやっぱり買うお客さんがすごいいっぱい来てるって感じじゃない。
スピーカー 2
へー、なるほど、いいっすね、確かに。
あの、今回のその東京のやつも多分、あの知ってる人も出てて、なんかインスタとかでもこうよく流れてきました。
スピーカー 1
あの、SNS見てると、出店の様子みたいなのがすごい、はい、出てきてましたね。
俺それで言うと、あのコミケすら行ったことないから。
はい。
いや、コミケさ、人が多すぎて大変だっていうか、俺コミケさえ行ったことなかったから。
うーん。
もう何もかも初めてだったんだけど。
あのさ、ブースの番号がさ、なんかAの何歩とかさ。
スピーカー 2
うーん。
スピーカー 1
なんかBの30とか。
スピーカー 2
うんうんうん。
スピーカー 1
僕今回Cの29とかだったんですけど。
はい。
あのコミケ近くなると、あの自分のフォローしてるツイッターアカウントのアカウント名が、
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
コミケ、なんかAの30個とか。
スピーカー 2
へー、すごいブース番号になってる。
スピーカー 1
ブース番号書く風潮があるのは知ってたんですけど。
へー。
自分が出してみて、あ、あれ大事だったんだなみたいな。
スピーカー 2
やっぱあったほうがいい?
スピーカー 1
いやもう広すぎて、広すぎてわかんないから。
あー。
うん。
一応その50音と数字順で綺麗に並んでるから、
そこさえわかれば、どの辺かっていうのは想像がつく。
そっか。
スピーカー 2
ですよね、ルール上。
スピーカー 1
はい。
スピーカー 2
あーなるほど、こうやってるんだなって思いましたけど。
そうですよね、きっと多分こう知ってる人が出店してるからとか、
なんかめがけてこのお店っていうかこの人のところに行きたいと思ってても、
ブラブラしてるだけじゃすごいたどり着かないぐらいっていうか、
4000ブースあるってことですもんね、それで言ったら。
スピーカー 1
4000ブースある、ね。
はい。
それすごいっすね。
なんか僕ね、Cの29ってとこだったんだけど、
ABCから始まってIOになっていくんで、
Cっていうのは中盤過ぎたあたりなんですけど、
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
自分のブースにAから順番に、で次はIOから順番に全部見てきましたっていう人が、
はい。
開始から3時間目ぐらいの地点でやってきて、
スピーカー 2
あー。
スピーカー 1
え、全部回ってんですか?みたいな。
まあ、全部ちょっとでもいいから目を向けて歩いてるでしょ?
スピーカー 2
うんうんうん。
スピーカー 1
まあ、でもそういった少数派だね、もう。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
全部見れないから、基本どっかめがけていって、
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
たまたまその近くでとか途中で目に入ったものをね、買うみたいなやつなんですけど。
スピーカー 2
えー、どうだったんですか?その出店してての感じっていうか。
スピーカー 1
あ、これはね。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
あ、今年か。今年ね、なんか出店づいてて。
スピーカー 2
ほんとですか?
スピーカー 1
春はゲームマーケットに出店して。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
で、この秋は、あ、秋が連続してたんだけど。
京都のエヌコレっていう、あのアートコレクションに。
はい。
出店して。
うん。
で、次がヒツジフェスタっていうヒツジのフェスに。
あー。
はい。
リンゴジュースとヒツジゴモの出店して。
うん。
で、最後このブンフリに出店したんですよ。
はい。
で、この2つのイベントのこの出店する側の気持ちが比較できる。
スピーカー 2
あー。
スピーカー 1
だけど。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
俺ちょっと感激したのね。
はい。
あの、ブース出店者は12時までにセッティング整えて。
うん。
で、12時からお客さん入れ始めますよっていう感じなんだけど。
そのね、会場オープンする30秒前に。
はい。
出店者の皆さん今日はお集まりいただきありがとうございましたと。
今回は初の東京ビッグサイト開催ですと。
うん。
このブンフリを立ち上げたその発起人となった大塚英二さんは今はビッグサイトでは開けないと思うけれどもと言ったんだけども。
時間が経ってついにここまで。
うん。
皆さんで盛り上げてくることができましたみたいなこう挨拶が。
うん。
そうするとね4000人からパチパチパチパチパチってこう拍手が上がって。
うん。
そしたらオープン10秒前ですって10秒前だったのみたいな。
え、こんな残り残り30秒くらいで今しゃべり始めたのねみたいな感じで。
でこうパーンってオープンして。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
始まっていくわけね。
でお客さんが入ってくるんだけど。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
で最後5時までで5時でぴったり終わるんだけど。
うん。
あの皆さん今日ご参加ありがとうございましたってなって始まって。
でこんだけ大きなイベントになったんだけれども。
うん。
あのこのイベントみんなで作っていくものですっていう精神は引き続き継続していきたいと思います。
ぜひ皆さんブースとか椅子のお手伝いをお願いしますとか言って。
スピーカー 2
あー。
スピーカー 1
なんかお客さんで行くと金さえ払えばブースもらって終わったら帰るみたいな感じするんだけど。
そういうイベントもあるんだけど。
うん。
どちらかというとみんなで手作りで育ててきたって感じがあるから。
もうみんなでこうちょっと掃除して椅子立たんでなんかやったりしてね。
初参加だったんだけどなんかこう仲間の一人に加えてもらったようなね演出があってね楽しかったです。
スピーカー 2
えーすごいしなんかチーム感あるしなんかモチベーション上がる感じしますね。
スピーカー 1
いや何しろさその挨拶なくても俺思ったけど。
はい。
文字しか書いてない本を探しにこんなに人来るんだってことで感激するわけよ。
はいはい。
あTikTokよりももしかして本の方が好きですかみたいな。
YouTubeよりも本読んでるみたいな。
もうそれもうさそれが嬉しいんだよね。
なんかその文字が書いてあるさ印刷物を作ってるものとしてはこれ誰読むんだろうなみたいな。
これ読むのに半日とか長ければ1日2日かかるような現代においては最も時間がかかるエンターテイメントを誰がこれ読んでくれてるんだろうって思う時あるんですけど、
この人たちが読んでるんだと思うわけですよ。
スピーカー 2
なるほどそうっすよねすごい体験ですねそう考えると。
スピーカー 1
でさこの人たちが読んでるんだなと思ったしこの人たちが作ってるんだな売ってるんだなっていうのは出してる側としてはさ。
スピーカー 2
そうですよね。
スピーカー 1
で今回僕個人のブースだったんですけど隣のブース隣のブースっていうのは隣指定みたいなものができて、
隣のブースが僕の文庫版僕らのネクロマンシーに改札を寄せてくださった中又明雄さんのハセンボウっていう個人の出版レーベルの軽出版の出版レーベルのブースで、
そこに中又さん評論家の中又さんと小説家の藤谷治虫さん2人が出てたんで、
スピーカー 2
一つの長机に中又さん藤谷治虫さん僕って3人で並んでやってたんですよ。
スピーカー 1
で中又さんはその評論のやつ売って藤谷さん小説売ってとかなんですけど、
スピーカー 1
そのデザインまでして、レイアウトして、インデザイン使って。
スピーカー 2
なんか自分で。
スピーカー 1
そうそうそうそう。
それがね、1日こうやっぱり隣にいるって、そういうの買ってく人の顔みたいにね。
呼び込みの文句を聞いたりなんかするとね。
これが文振りだなーと思ってね。
スピーカー 2
でも確かにそういう意味で言ったら、やっぱお客さんとしてもこう、
普段やっぱり書いてる人とか作ってる人に会う機会とかってなかったりしますけど、
むしろそれも目当てに来てる人とかもいるですかね。
スピーカー 1
そうですね。
その藤谷さんのとこに買いに来るわけですよ、その本をね。
で、その人がね、過去作の感想のお手紙をね、持ってるね。
えー。
そこでやり取りされてるものって、商品とお金だけじゃないんだよね。
感想をお届けして、会いに来たっていうこととか、
あ、読んでくれて、ずっと読み続けてくれてありがとうみたいな、
そういうものが交換されてる。
あー、なるほど、はい。
うん。
いや、よかったね。
あとはね、中本さんはね、もう最近、
軽出版の、その自分で出版して出すみたいなこう、運動?
そのやり方を広めるっていうことをやってる人で、なので、
そういうものを見て、その文振りのね、テーマとすごく合うじゃないですか。
まさにそのものだと思うんですよ。
スピーカー 2
そうですよね。
スピーカー 1
そういうものだと思って、そのツイッター見てきましたって人がたくさん来るから、
もともとの知り合いというよりかは、え、中本さんってどちらの、
ま、3人並んでるからさ、どちらの方が中本さんですか?
スピーカー 2
うーん。
スピーカー 1
あ、こちらが中本さん。
あ、初めましてとかって。
あ、すごいツイッター見てこうやって来るんだなって。
スピーカー 2
うーん。
スピーカー 1
思ったりね、してね。
スピーカー 2
はい。
えー。
スピーカー 1
いや、ほんとメディアヌップ持ってるから、僕のやつもいつもコメントくださる方とかがね、来てくれて。
スピーカー 2
おー。
スピーカー 1
いや、すごい嬉しかった。
スピーカー 2
いいですね、たしかに。
スピーカー 1
いや、だってあれですよ、入場料1000円かかるんですよ。
スピーカー 2
あ、そっか、入場料は入場料でかかるんですね。
で、あと商品買うときは商品分。
スピーカー 1
そうなんです。
で、しかも電車賃もかかるから。
スピーカー 2
うーん。
スピーカー 1
で、その通販があるんだったら、まあない本も多いからね、皆さん来るんだけど。
通販でいいんだったらはるかにそっちの方が安くつくと思うんだけど。
うーん。
まあもちろんそれで買えないものもあるし、あるいは買えたとしてもそこで喋りたいっていうか。
うーん。
なんていうの、そういうことが起こってるよね。
スピーカー 2
はいはい、えーそうですね。
あとまあ多分自分が知らない作品出会えるみたいなのもすごい多いでしょうね。
4000もブースが。
いや、まずね。
スピーカー 1
そうですよね。
いや、一般の書店流通に載ってない本がほとんどだから。
あー、へー、そっか。
知らないものしかない。知ってるものがあることなんかない。
スピーカー 2
あー、へー、すごい。
スピーカー 1
だから僕も全然その4000もあるとか事前にこう下調べなんかはできないから。
スピーカー 2
うーん。
スピーカー 1
目に届いた範囲のものしか買えないんだけど。
でもその中でも僕が好きな西村健太っていう小説家の。
はい。
研究本かな、その同人本。
うーん。
西村健太とは誰かっていう本だったり。
スピーカー 2
おー。
スピーカー 1
あと最近あの東の妖怪図鑑を作ろうとしてるんだけど。
はいはい。
似たようなコンセプトで宮城妖怪地図っていうの作ってる人がいて。
スピーカー 2
へー。
スピーカー 1
宮城県に出没する誰も描いてないマイナーな妖怪を50体収録してるっていう。
へー。
スピーカー 2
あ、すごい。
まさに。
スピーカー 1
同じコンセプトじゃん。
スピーカー 2
そうですね。
スピーカー 1
あ、これは自分のが出来かけたら連絡を取ろうと思ってね。
スピーカー 2
うーん。
へーそっか、地図すごい。
スピーカー 1
だからね、俺が好きなこととの相性が良すぎて。
たとえばさ、宮城妖怪地図なんて本さ、宮城県でしか売れなそうじゃん。
スピーカー 2
いや、そうですね。
スピーカー 1
とかさ、妖怪図鑑しか売れなそうじゃん。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
で、東の妖怪図鑑も同じじゃん、もう。
そうですね。
ある地域の人とある趣味の人にしか売れないから。
うーん。
全国の書店流通に流す意味がないんだよね。
だって売れない、売れないんだもん。
スピーカー 2
そうですよね。
スピーカー 1
でも、そのニッチなのを読みたい人はやっぱわずかながらいて。
スピーカー 2
うーん。
スピーカー 1
そういう人に届けたり知ってもらう手段としてやっぱりこういう場所とか機会があるっていうのはね、すごい良いよね。
スピーカー 2
うーん、良いっすね、確かに。
そっかー、すごい良いなー。
スピーカー 1
その本屋さんの話で言ってたんだけど、本屋さんとの違いは。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
僕ね、まだ直販のイベント慣れてないからだと思うんだけど。
スピーカー 2
うーん。
スピーカー 1
売ってる人は書いてる人だっていう圧があるわけよね。
スピーカー 2
あー。
スピーカー 1
確かに。
例えばさ、興味ある本ないかな、興味あるブースないかなと思ってブラブラしてさ、
もうちょっと本に目合うじゃん。
はい。
そうすると売ってる人と目合うじゃん。
スピーカー 2
うーん、そうっすね。
スピーカー 1
で、その人、書いた人なんだよね。
はい。
で、これもう一言話したら、もう絶対買わずにいられないっていうかさ、
買わなきゃいけないことになるんですね。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
で、もちろん買えばいいんだけど、
スピーカー 2
うーん。
スピーカー 1
あの、全部目合わしてなったらもう。
スピーカー 2
切れないっすね。
スピーカー 1
切れないっすね。
で、でもそんなのも気にせずに、ゆっくりこう見ていけばいいと思うんだけど。
うーん。
書いてる人、売ってる人が同じであるっていうこの圧が僕はあると思うんですよ。
で、僕はね、圧を感じやすいんだね、たぶん。
はい。
なもんだから、僕はそのあんまり圧かけないように。
うーん。
僕売り子としてはね、たぶん能力低いんですよ。
もう座って、何も声かけない。
ぼーっと、座ってぼーっとしてて。
スピーカー 2
うーん。
スピーカー 1
で、本当に気になって手に、手に取るまで行った人にちょっと説明するぐらいで。
うーん。
いちいち目合った人にこう目合わして、どうぞーとかって。
うーん。
出てくとちょっと圧だなと思って。
スピーカー 2
そうっすよね、入ったら。
そうっすよね、確かに一個一個扉がある。
違うお店がすごい並んでるみたいな状態ってことですもんね。
うんうん。
うーん。
スピーカー 1
いやでも不思議だよ、なんかあの、本当にこう、
普段からメディアヌープ聴いてるとか、僕の書いたもの読んだことあって買いに来てくれた人もいるんですけど。
はい。
通りがかった人もやっぱ買ってくれて。
うーん。
いや、本当インタビューしたかったもんね。
なんで?
スピーカー 2
そうっすよね、なんで確かに。
スピーカー 1
この、この20秒ぐらいの間に買おうと思ったんですかみたいな。
スピーカー 2
うーん。
気になりますね。
スピーカー 1
聞いたんすよ。
え、遠間あたり興味ありますか?
いや、行ったことないっす。
はい。
岩手とか遠間行ったことありますか?
いや、行ったことないっす。
でもいただきます。
うーん。
どこで買おうと思う?
気になるーって思いながらね。
スピーカー 2
うーん。
スピーカー 1
でもそんなこともありましたね。
へー、そっか。
スピーカー 2
すごいいい出会いがある場所ですね、でもいいですね。
スピーカー 1
うーん。
スピーカー 2
それに本当にいろんなものも持って行ったんですもんね。
手ぬぐいとか。
スピーカー 1
そうね、手ぬぐいと、あと初版の僕らのネクロマンシー。
スピーカー 2
うーん。
スピーカー 1
豪華版1万5千円。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
うーん。
なんと売れましたね、それ。
スピーカー 2
おー、すごい。
スピーカー 1
あの、売れてね、あのトライの富士大さんがびっくりしました。
え?売れた?って言って。
スピーカー 2
へー。
スピーカー 1
でもね、あれ僕内にこの両方、初版の豪華本と。
はい。
真相文庫版を同時に売り取って、今回やりたかったことの一つで。
うーん。
中本昭夫さんのね、その新刊で、モナカと洋館っていう本があって。
はい。
それ売ってたんですけど、タイトルから何に書いてるかわかんないですが、モナカと洋館。
うーん、そうですね。
これ何かっていうとね、発想の元になってるのは吉祥寺にある小笹っていう和菓子店があって。
うーん。
ここね、洋館がすごい有名で。
はい。
まあ高級洋館っていうかな。
スピーカー 2
もう朝の6時には行列ができて、7時前には売り切れちゃうっていう洋館なんだ。
スピーカー 1
で、大体の人は買えない。
うーん。
で、俺も買ったことない。もう売ってんの見たことないっていう洋館なんだけど。
スピーカー 2
へー。
スピーカー 1
じゃあ朝に売り切れて、その後店何売ってるのかっていうと、あのモナカ売ってるんですよ。
うーん。
あ、モナカにあんこ来るんだって。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
なんかあのあんこのその製品を売ってるとこなんだけど。
うーん。
一方で洋館っていう高級品、数が少なくて、すぐ売り切れちゃう、数がないもの。
うーん。
と、あんこちょっとだけ使ったら、モナカ別のもので来るんだ。
うーん。
100円とか200円とかで買えるものが1日売ってる。
スピーカー 2
うーん。
スピーカー 1
で、あそこはあの洋館の店だっていう印象と、行ったら買えないんだけどモナカは買えるっていう。
うーん。
これは安いっていう。
この組み合わせが小さい個人店にとってはすごく大事だ。
それは出版レーベルとしても書き手としても一緒だと。
うーん。
自分を代表するような高級な洋館と。
うーん。
大にでも届けられるモナカと、両方大事なんだっていうことを言ってる本なんだけど。
スピーカー 2
あー、はいはい。
スピーカー 1
お察しでしょうか。
スピーカー 2
いや、なんか、はい。
スピーカー 1
あの豪華本が洋館で、文庫版がモナカなんですよ。
スピーカー 2
そういうことですよね。
スピーカー 1
そうそうそうそう。
スピーカー 2
えー、いやでも確かにそれなんかすごいよくわかる感じしますね。
スピーカー 1
うん。
あ、ちょうどね。洋館はちょっと売れて。
うーん。
モナカはたくさん売れてっていう。
まあ大体金額的にも10倍違うから。
スピーカー 2
そっか、そうですよね。