本日は2023年1月9日21時42分、今私は杉並区の全福寺公園の公園のですね、これベンチっていうかね、テーブルの上にいてこれを収録しています。
なんでこんなことをしているかというと、前回の配信でくしぃさん、ようへいさん、かいさんと一緒に、今年こんなことをやりたいね、みたいな話を一緒にしたんですけども、
その中でソロ回、もう一回やろうね、みたいな話があって、かつその時に、私は年始の抱負は語らない人なんです、みたいな話をしたんですけども、
よく考えたら抱負はないんだけど、なんかちょっと喋りたいことあるな、じゃあソロ回でやろうかなと思って、わざわざ散歩のついでにこの公園までやってきて、ちょっと収録をしています。
メディアヌップってですね、何を話そうとしているかというと、抱負はないんです。ないというか、持たないようにしているというかね。
大前健一さんの有名な言葉で、信念に決意を新たにするみたいなものは一番無駄だと。人生を変えるには方法が3つしかないと。
時間の使い方を変える、付き合う人を変える、住む場所を変える、この3つしかないんだ、決意を新たにするというのは一番無駄なことなんだ、みたいな話があるんですけども、
私もそんな風に思っていて、その決意を新たにするという意味での抱負は言わないようにしているんですけども、
じゃあその変えるもの、時間を変える、付き合う人を変える、住む場所を変えるというのをみんなの前で言うかというと、何か差し支えがありますよね。
だから本当に言える抱負は言えないし、言える抱負は言っても意味ないし、みたいな感じで思っているんですけども、
じゃあ何を言おうとしているかというとですね、私がビジョンしているもの、ビジョンですね。
ビジョンしているというふうに動詞で言ったんですけども、ビジョンという言葉自体は会社とか企業の中だと見慣れたものだと思います。
ビジョン、ミッション、バリューとか、そういうふうに会社の目標というのかな、目指すべきところみたいなものを説明するときのフレームワークとして使われるようなものなんで、見慣れている人も多いと思うんですけども、
私ちょっとその企業で使われるビジョンというのにちょっと違和感を持っているんですよ。
そこで言っているビジョンって、成し遂げたい未来像みたいな、ちょっと目標のようなもののバリエーションとして使われることがあるんですけども、
そういう例が知っている限りほとんどなんですけども、私がビジョンするとかビジョンしたっていうふうに言うときはどういう意味で言っているかというと、
ビジョンって原始、幻、見るって書くので、幻に見るというかね、将来というか未来の世界みたいなものをきっとこうなるだろうってパッと見える、わかるみたいな、そういうのをビジョンって言うと思うんですね。
そういうのをビジョンするとかビジョンしたというふうに私使っているんですけども、私がビジョンしたものっていうのは、なんかあるんですよ、頭の中に。
一言で言うと、カームネットっていう言葉を私使っているんですけども、カームって静かなとかね、そういう意味の英語のカームですけども、
そういうインターネット世界のことなんでカームネットって言うんですけども、そういう言葉を使っているんですね。
そのカームネットって言葉を初めて書いたのが2016年、今からだと7年ぐらい前になりますけれども、そのときに僕らのネクロマンシーっていう小説にその言葉を登場させて、
僕らのネクロマンシーっていうのはSF小説、ちょっと未来を描いた小説なので、そのカームネットが半ば実現している世界、社会っていうのを描写しているので、
私がビジョンしたカームネットっていうのはその作品の中にも書いてある、書きながらビジョンしていったっていうふうに言ってもいいかもしれないんですけども、
7年ぐらい前にそういうふうに思ったんですね。ビジョンしたんです。そのビジョンしたものっていうのは今6年とか7年経って今どうなっているかっていうと、
変える必要のないもの、だんだんとビジョンした通りに近づいてきたなっていうふうに毎年毎年思っているので、変える必要がないものとして頭の中にあるんですね。
なので、そのビジョンって毎年新しくするものでもないし、毎年発表するものでもないから、今年の抱負として言うものではないんですけども、
ただ、今年のじゃなくていいんだったら、こういう未来、こういう世界をビジョンしてますよっていうことを一回記録しておくのは意味があるかなと思って、
それでちょっと今日録音をしているところです。
じゃあ、カームネットが何かっていうと、小説に書いたことを頑張って短く説明してみようとするとですね、
カームネットっていうのは、私が使っている、そういう意味で使っている、私の言葉なんですけども、
インターネットが偏在していて、あらゆるところにあるってことですね。
そしてデバイスがアンビエントと化している世界。
アンビエントって環境化している、環境に埋め込まれて見えない、気づかないようになっているってことですけども、デバイスがアンビエント化している世界。
物の効率化とか情報伝達の効率化とか、
周囲を独占するとか、そういうようなことと非常に相性が良くて、
だからそこが加熱するとかノイジーになっていくわけですけども、
繰り返しになりますが、インターネットが偏在して、デバイスがアンビエント化して、
AIによる情報の生成と伝達、トークンによる取引みたいなものが一般化していって、
都市機能の一部が限界地域に回帰していくっていうことが起こったときには、
集中を前提としたいろんなシステムとかビジネスとか、行動と心理みたいなものが、
何か解けていくんだろうと思っていくんですよね。
静けさになっていく、カームになっていく、そうなるだろうと思っているんですね。
これをカームネットっていうふうに呼んで、絶対きっとそうなるだろう、
何年後かわかんないけど、そういう社会が出来上がっているのを見えた、
ビジョンした、ビジョンできたって思ったんですね。
で、これはもうビジョンするっていうのは見えちゃったものだから、
こういうふうな世界になるように頑張るぞとか、
自分が何かやらなきゃとかって思うようなものでもないんですね。
もし私が別に何にもしなくたって、僕、世の中こうなると思ってるんですよ、本当に。
ビジョンするっていうのはそういう確信を持つっていうことなので。
だからビジョンに対して目標って持ちようがないんですよ。
こうするとか、こうやらなきゃとか、ないんです。だってそうなるから。
なのでビジョンはビジョンなんですね。
じゃあ一方、ビジョンに対してそういうふうに変化していく、そういうふうに変わる。
いずれそうなるってわかってるんだったら、そうなることを前提に
自分の行動とか考え方を変えようっていうふうに思うことができるんですね。
そのビジョンが動かないのに対して、それに合わせて行動する。
そういうふうに思うことができるんですね。
そのビジョンが動かないのに対して、それに合わせて行動する、考えるみたいなことは変えられる。
なのでどちらかというと、こっちこそが目標とか抱負とかっていうことになるんだと思うんですけども、
ちょっとこれを企業風に言うとミッションとかね、使命。
私がこれをやらなきゃとか、やりたいとか、やり遂げるぞっていう使命ってことですけども、
こっちのほうがそういう使命になるんだと思うんです。
でね、これも何かっていうと、私の中にすでにあって、
去年もニュースレターに書いたり、ポッドキャストで言ったり、
人に喋ったりしたこともあると思います。
全部断片的に喋ってると思うんですけども、いくつかキーワードを残しておくと、
その1、トークンRPG。
その2、6次商品。
っていうのをちょっと考えてるんです。
これ何かって言ったの、まずトークンRPGから説明すると、
これ略すとTRPGってなるんですけど、
いわゆるテーブルトークンRPGじゃなくて、トークンRPGですね。
で、さっき言ったようなインターネットが偏在してデバイスがアミュレント化した世界で、
AIとトークンが一般化してると、私思うにですね、
ロールプレイングゲームっていうのがすごく大きな娯楽だったり、
教育とか、場合によっては稼ぎの種っていうかね、
お仕事みたいな風になるぐらいのエンターテイメントというか、
エデュケーションというか、そういうものになるんじゃないかっていう風に思ってるんです。
でね、これがなぜそんな風に思うかっていうのは、
これはほとんど趣味の世界なんだと説明が難しいんですけど、
とにかくそう思ってるわけですね。
で、TRPGって何かっていうと、テーブルトークンRPGの方ですね。
何かっていうと、お話を語ったり、ゲームの処理をしたりするのは人間と、
一方、データっていうのはキャラクターシートに持っていたり、
そのキャラクターシートの中に持っている道具とかお金とかを記録してあるっていう風に、
ちょっと分けてあるんですね。
まあそういうアナログなやり方なんですけども、
このアナログなやり方のうち、キャラクターとかアイテムとか、
お金とかっていう方、こっちの方をトークン、
トークンっていうのはUTTトークンとかNFTとかいろんな種類がありますけれども、
そういったものを使ってトークン化して、
引き続きお話を語るとか、
なんていうかな、世界設定を作り込んでいくみたいなものは、
引き続き人がやる、アナログにやる。
もちろんね、ここにもAIの、ジェネラティブAIの協力があるとかっていうことは
多いにあると思うんですけども、
いわゆる一般的なゲームみたいに、こういったトークンを使って、
いわゆる一般的なゲームみたいに高度なグラフィックとか、
ゲーム処理を必要としないってことですね。
そういったことができるんじゃないかと。
そこのアナログっていうか、処理を軽くしておくことで、
さっきのカームネットに信用性の高い、
娯楽、教育、仕事みたいなことができるんじゃないかと思って、
そういうトークンRPGみたいなコンセプトですね。
このコンセプトを、僕実現したいなと思ってるんですね。
これはね、ビジョンするっていうか、ビジョンしたものとは違って、
自分がやらなければ、多分他の人やらないだろうなと思うんですね。
いるかもしれない、いるかもしれないですけど、
こういったことが相交していて、
やれる能力とタイミングに、自分がたまたまに合わせるっていうことって
すごく珍しいと思うので、
自分がやらなきゃならない、やりたいなと思ってるんですね。
なんでこういうのをミッションっていうかコンセプトだと思うんですけども、
それが一つあります。TRPG、トークンRPGのことです。
あともう一つが、さっき6次商品って言ったんですけど、
これ何かって言うと、6次産業って言葉ありますよね。
こちら一般的な言葉ですよね。
1次生産者、2次生産者、3次生産者って言われるんですけど、
よく言われるのは1次生産者が儲からないというか、
ものづくりを続けていられない。
例えばお米とか、ホップとか、旗を織るとかいろいろありますけども、
それに対して加工品とか、あるいはサービスにするみたいな、
そういうとこまで考えて1次生産していく。
だからそうやってビジネスを、
長く太くしていくみたいな、そういうコンセプトだと思うんですけども、
6次産業っていうのは、どんな説明の仕方をしようとも、
作る側の論理なんですよね。売る側の論理というか。
僕がさっき6次商品、6次プロダクトって言ったのは、
使う側、買う側の論理なんですよ。
つまりどういうことかというと、
お客さんとして、例えばタップルームでクラフトビール注いでもらって飲んで、
会話をするという体験をしますよね。
それって3次産業というか、空間にいて、
お話とビールを一緒に楽しむというのは、
サービス化していますから、3次産業なんですよね。
つまり、お客さんが最後に、
フードとか機械とかを、2次製品そのまま手にする場合もあれば、
3次製品そのまま手にする、3次サービスというのかな、
手にする場合もありますけれども、
最後手にするものって、2次か3次のものだけなんですね。
一時の、そのまま買うこともありますね。
大根を買うこともありますけれども、
お客さんが最後に手にするものって、
1時か2時か3時のものだけなんですよね。
ただ、ここで言って、6次商品、6次プロダクトというのは、
エンドユーザーというか、最後に買う人が、
1時と2時と3時、混ざったものを買えるということなんです。
つまり、さっきのビールの例で言った、
ビールの例で言うと、
お客さんが最後に手にするものって、
3次製品そのまま手にする、
つまり、さっきのビールの例で言った、
ビールの例は、
私の知人、友人に身近な人が多すぎて、
間違ったことに気づかれやすいので、
別なことを言うと、
ちょっと事故ずらして、
リンゴでシードルを作るというのにすると、
リンゴを作るということと、シードルというお酒を作るということと、
それを飲んで楽しむというサービスを、
それぞれ別々に売ってて、別々に買えるというのではなくて、
全部買えると。
リンゴ作りにも関われる。リンゴも買える。
シードル作りにも関われる。シードルも買える。
そのリンゴとシードル作りを楽しむサービスにも参加できるし、
その権利も買える。
むしろ、それがバラバラに買えるのではなくて、
全部まとめて買える。
となると、いわゆる6次商品というかね、
サーバーの論理としての6次というものが見えますよね。
でも、これをしゃべっていて、あるいは聞かれていて、
それをどうやってやるのみたいな話があると思うんですけれども、
ちょっとこうやったらいいんじゃないかなというアイデアが
ちょっと頭の中にあって、
今年それをちょっとやってみようと思っているんですけれども、
これもさっきのTRPGと似ていて、
自分がそこにこだわりを持って、
やれる能力とやれるタイミングにあるときしかできないので、
自分がやらなきゃなみたいな、ちょっと使命感があるんですね。