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2021-04-25 43:30

第1回 「アイアンマン」

MCUラジオ第1回は「アイアンマン」(2008年)について語り合いました。久しぶりに見直すと、あれこれ発見がありましたよ。なお、ネタバレありとなっていますので、ご了承ください。
00:10
みなさんこんにちは。大葉でございます。
こんにちは。ゆうすけです。
はい。今までですね、自分がやってます北九州の片隅の方に
ゆうすけさん来ていただいて何回か MCUの話をしたわけなんですが
今回もう別に一個番組立ち上げてですね
MCUオンリーでディープに語り合おうかなということで
新番組を企画いたしました。
いよいよね、撮り始めちゃいましたね。
ね。なんかね、始めたはいいけど
この先どうなるのかがよくわからないんですが
基本的には順番に喋っていこうかなと思いまして
今回取り上げますのがMCUの第1作ですね。
2008年公開のアイアンマン。
いやーそんな前なんですね。今から考えると。
もう13年前ですか。
うん。
今回これ収録するにあたりまして我々二人本当に久しぶりに
アイアンマン見直してですね。
はい。
これはですね、ディズニープラスの方では配信されておりませんで
Amazonプライムビデオの方で字幕版、吹き替え版と
配信されておりますので自分は吹き替え版の方を今回見ました。
僕の方はですね、ネットフリックスに入ってたんでそっちで見ましたね。
基本的にネットフリックスとAmazonプライムであれば
大抵の人は大体どちらか加入してるんじゃないかと思いますので
割と見やすい環境ではないかと。
逆にディズニープラスにないっていうのがね、仕方ないんですけどね。
これはね、大人の事情というところでですね。
そう、なんか見放題になったじゃないですか、ディズニープラスが日本でも始まって。
はい。
意外とそれ期に見直そうっていう人いたと思うんですけど
肝心の第一弾のアイアンマンがないっていう状態なんですよね。
これはね、事情を知らない人からすると
ディズニープラスに入ったらマーベル全部見れると思ったのにと思ったはずなんですけどね。
例えばのスターウォーズなんかはね、劇場版とかシリーズほぼほぼ全部入っているので
ここですべてのスターウォーズ見れますという形になってるんですけれども
マーベルは作品数が多いっていうのもあるかもしれないし
いろいろ権利関係もあるんでしょうが、全部入ってないというのがなんでだろうみたいなね。
そうですね。これ久しぶりに見たんですけど、配給パラマウントなんですね。
ですね。その辺りがね、ディズニーでできないという理由なんですけれども。
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なるほど、と思いました。
だからこの後に続く、例えばインクレディブルハルクもこれもディズニープラスには入ってないですよね。
他で見れるからなんとかなるんですけれども。
まずは率直な感想を言わせていただくとですね、
まず当たり前だけど、ロバート・ダウニー・ジュニア若いなと。
若い。同じこと言いそうになった。
まあでも10年以上前だからね。
ねえ、確かに。
実年齢で言ったら自分より1個ぐらい下なんですよ、彼の方が。
そうなんですね。
ほぼほぼ近い同世代なんですけどね。
若いなと。
吹き替えてみたんですが、ロバート・ダウニー・ジュニアの声を当ててる声優の藤原圭司の。
圭司さんね。
声も若いっすね、やっぱり。
あ、そうかそうか。そうですね、10年以上前ですもんね。
残念ながらね、彼はもう亡くなってしまったわけなんですけれども。
なんか若いなと。
話ちょっとずれるんですけど、今日たまたま午前中ワーワーつけたら、クレヨン・シンちゃんの映画版をずっとまとめてやってまして、チラッと見たんですけれども。
久しぶりにあの声で、真之介の父親の広志を見たなみたいなね。
そうですね、同じ藤原圭司さんですもんね。
かなりね、アイアンマンとは違いますけれども。
なんかね、妙に懐かしかったですけどね。
そのアイアンマンなんですけれども、自分他のところでも以前感想を語ったんですが、最初公開時に見た時に、つまらなくはなかったけれども大傑作というほどでもないなというのが当時正直な感想だったんですよ。
微妙な言い方ですけど。
正直一つは自分が当時マーベルに対しての知識がほぼほぼなくて。
キャラ的に知ってるのはもうスパイダーマンとハルクぐらいで。
日本でね、有名なのはその2人ぐらいですもんね、やっぱり。
そうですね。
映像作品としてはやっぱりどうしてもDC側のやっぱりバットマンとかスーパーマンとか、そっちの方、特にバットマンの方はダークナイトとかね、傑作もあったりしたので、そちらの方がどうしてもよく見てたので。
だからアイアンマンというのもなんとなくそういったパワードスーツを着ているヒーローがいるということぐらいはうっすらとは知ってたけれども、細かい設定は全然知らずに見て。
ロバート・ダウニー・ジュニアもさっき若いと言ったものの撮影時が40代半ばぐらいで、いわゆるこういう特撮系変身ヒーローみたいなもんですけど、それの主人公をやるにはかなりの年だし、何より彼はこの数年前までいわゆる薬物事件でずっと干されたりとかね、裁判になって実刑くらってとかいろいろあって、
06:12
その前にテレビシリーズのアリー・マイ・ラブが大ヒットしてましたけれども、あの途中でやっぱり薬物で捕まって番組途中交番とか、リハビリとかあって、薬が切れるまで相当大変だったみたいですけどね。
そういうイメージがどうしてもあったので、そういう人がこういうヒーローものの主人公をやるっていうのはなかなか日本だとちょっと考えにくいかなと。
日本でもね、正直薬物やって捕まった俳優とか多々いますけれども、どちらかというとそういう人たちはやっぱりヤクザとか汚れ薬をどうしてもやるようなパターンが多いね。間違っても仮面ライダーの主人公にはならないし。
だからそこはおそらくキャスティングの段階ではいろいろ揉めたりしたんじゃないかと思いますけれども、最終的に彼を使ったのは大正解だったなと。もう今では他の人では絶対考えられないし。
そうですよね。トニー・スタークといえばロバート・ダウニー・ジュニアって感じですもんね。
しかもキャラ的にもね、かなり悪が強いというか、どう見てもヒーローではないし、悪人ではないけれども、正義のヒーローでは絶対ないというね。
身近にいたらやっぱり嫌な奴だろうなと思うけど。
久しぶりに見た時に、やっぱり嫌な奴でしたね。印象変わらないですね。こんな奴だったっけと思うぐらい嫌な奴でした。
逆に言えば先の話してしまうと、この嫌な奴が最終的にエンドゲームでああいうふうなところまで行き着いたと、ヒーローとして。
言ってしまえばMCUの作品群というのは、この嫌なトニー・スタークが本当に宇宙全体を救うヒーローになっていったという、そういう話でもあるわけですよね。
それが一つの真になっているというか、全体のですね。
ただし当時はそんなことになるとは全然知らず、作る方もそこまで細かくはまだ決めてはなかったと思うんですけれども。
おそらくね。
アベンジャーズの一作目のそこにたどり着くまでというところは計画的にやってたけれども、その先のところは正直ね、どこまでどう考えてたかわからないんですけれども。
あとこれが本当に当時アメリカでも大ヒットしたから良かったけど、もしこれこけてたらMCUっていうのはもうそこで終わってた可能性大だしね。
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というか、アメコミヒーローものというジャンルはバットマンとかスーパーマンがヒットはしてたから、それ自体は初めてではないにしても、
こういういわゆる一つの世界観を共通する作品群をずっと系統を立てて作っていくという、こんなすごいプロジェクトというのは今までの映画界でなかったわけですよね、ハリウッドに関わらず。
すごい規模ですよね。
だからスターウォーズみたいなシリーズとしてはあったけれども、個々が独立した作品であってそれがクロスオーバーして全体で大きな一つの話になっていくという。
ただアイアンマン公開時はその辺りも実際どうなるかというのはこちらも分かってなかったし、今の目で見直すとこのキャラクターここに出てたんだとか、このシーンはここに繋がるんだとかいうことがいろいろ見えたので、正直今回はかなり面白く見れました。
いや、同じですわ。やっぱりね、しばらく一通り見終えた後に一作目見るとこんなに見方変わるんだなと思いましたもん。
いや本当にね、全然印象が違うというか、まさからそのトニー・スタークが嫌な奴だということばっかり言ってるけれども、それでも面白いんですよね。
そのトニー・スタークがどう変わっていくかを知ってるし、アイアンマンのスーツも最終的にはナノテクノロジーを使ってすごい形で変身していくけれども、この時期は本当に手作りで。
そう、それがめっちゃ良かったですね。なんか久しぶりに見たなという感じがして、この感覚。
だからこのスーツってやっぱり鎧なんだなというのを改めて今回思い出したというか、特に一番最初に作ったいわゆるマーク1と呼ばれる1号機なんかね。
あれ、デザイン的にはあれですよね。マーベルコミックの初期のアイアンマンのデザインですよね、これって。
みたいですね。
どちらかといったら50年代あたりのC級SF映画に出てくる宇宙人みたいな。
分かります、めっちゃ分かりますわ。
この西暦2000年代にこんなデザインを見ることになろうかとは思わなかったみたいなとんでもないデザインだけれども、これは完璧に手作りだからという。
これはやっぱり作り手がもう初期のアイアンマンのデザインを立体化したい、作ってみたいっていうのは多分あったと思うんですよね。
それをある程度説得力ある作り方にするためには、どっかの研究所で作る人はめちゃくちゃ無理があるので、ギリラの基地に捕まって退出するために100%手作りで作りましたみたいな、そういう設定にしたのかなと思ったりしたんですけれども。
12:08
ここしかないと思ったんでしょうね、きっと。
今改めて見たらあのデザインは本当に冗談みたいなデザインだし。
いやでも火炎放射腕から出したりとかね、結構久しぶりに見てめっちゃ面白かったですけどね。
飛んだはいいけど、すぐ落ちたみたいな。
あの高さで落ちたら、スーツ無事でも中の人間多分死ぬんじゃないかと思ったけど。
それはよくある水の上に落ちたからとか砂の上に落ちたからとかっていうよくあるやつですよね。無理でしょうと思うけど。
相当な衝撃じゃないかと思う。そこはね、映画の面白さというところで。
そうそう。そして冒頭に出てきたいわゆるテロリスト集団がテンリングスという集団で、名前だけはこの後もちょこちょこと他の作品にも出て、
今年公開予定の新作のシャンチーという作品ではサブタイトルがテンリングスの伝説でしたか。
結構またクローズアップされるみたいな。
そっか、テンリングスこと違うとか思いながら見てましたよ。また出てくるんやと思ってね。
どういう形で出てくるかはあれだけれども、こういうところもね。
だから当時は全然分かってなくて、ただのテロリストだというぐらいの認識しかなかったけれども。
しかも途中で退場しますからね、アイアンマンの中では。
そうね、途中でいなくなって、後半は全くまた別の敵というか、違うアレになってくるので。
そういうところで見ておおっと面白かったし、
あといろいろこうあれこれを思いつくというか。
そうそう、後のシリーズとは決定的に違ってくるのが、
トニー・スタークの友人役のローリーですね。
俳優さんが違いますよね。
そうですね。これが結局この1作目を撮った後、ギャラの問題とかで、
契約上のトラブルがあって、2作目からは今我々がよく知っている人に変わったということで。
だから知らずに見ていると全く違うキャラクターかな、みたいな感じでも見れるわけなんですけれども。
だいぶ俳優さんのイメージも違うから、名前でつなげるしかなかったですもんね、2見たぐらいの時にはね。
もし最初から同じ俳優でずっとやってたらまたちょっとね、描写が違ってたのかもしれないし。
特にローディは2作目からアイアンマンスーツというか、ごついというか、本当にアメリカ軍的なスーツを着るけれども、
1作目はそれがなかったので、本当に生身での出演のみだったので。
これ見てておっと思ったのがローディじゃないですか。
ローディがペッパーを助けるために出撃するアイアンマンを見送った時に、
15:03
チラッと部屋の中に残っているスーツを見るんですよ。
あったあった。
ほんで、しばらく沈黙してから、次の機会だな、みたいな感じで。
そうそう、あったあった。
次のシーンに移るんですけどね。
これ多分当時からアメコミ知ってる人は、ローディがオーマシンになるっての知ってるから、
一瞬期待させたシーンやったんかな、みたいなところがあってね、今見たら面白かったですね。
あれも2作目を作る時には着せるんだぞというね、
ちょっと目配せじゃないけれども、伏線を引いておくというね。
そうそうそうそう。
あと割と映画の展開的には早い部分で、
後にテレビシリーズの主人公になりますシルドのコールソンが出てきてまして、
ペッパーともちょっと絡んだりして、変わってないなと。
でも1作目で見た時にやっぱ正体不明ってのがあんのかしらんけど、結構ミステリアスでしたね、存在の仕方が。
そうね。で、そのシールドという単語自体も本当に映画のラストで初めて言って、
あのなんか正式名称が、正式名称聞いてもね、戦略国土朝廷補強配備局。
長い長い。
聞いても意味全然わかんないんだけど。
名前が長いから何だっけ、略称を考えてるところとかって中盤はね、言って。
まあうちらはもうシールドというね、単語で認識してるわけだけれども、
こういう伏線を2作目3作目この後見据えて、
あちらこちらに伏線を引いていくという作りはやっぱりさすがだなと。
それが後々ちゃんと生きてきたからですね。
あともうこの1作目からもお約束でちゃんとスタン・リーは出てるというね。
出てましたね。
なんかあのイベント会場で。
そうそうビデオに囲まれてね、肩組んで。
セリフはなかったかな、確か。
後はね結構ね喋ったりするようになるんだけれどもね、いろいろ絡んできたりとか。
まあ今回本当に顔見せというね、感じで。
あと顔見せで言えばあのニック・ヒューリーが本当の一番ラストに出てきて。
アベンジャーズの話をしようって言って終わるっていう。
終わるという。
でも最初見た時にアベンジャーズって何っていう感じだったけどこっちは。
何ですそれはみたいな。
多分あの時点であのアメコミのファンじゃない限りは。
わかんないですよね。
映画見てね、アベンジャーズって言ったって何のことやろうかみたいな。
というかそもそもこの人誰みたいな。
あのマーベル作品でねおなじみのエンドクレジットが終わった後に、
さらにもうワンシーンありますよっていうのはもう一作目からやられてたというね。
あとちなみにあの吹き替え版だと、今現在はニック・ヒューリーってずっと竹中直人がやってるけれども、
別の人がやってたんで。
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そうなんですね。
なんかちょっと違和感があるというか。
そっかそっか、初期のキャスティング違ったりとかあったんでしょうかね。
そうそう、だからブラックウィード、ナタシャも違いますもんね。
確かアベンジャーズの時に変わったんじゃないかな。
あーそうなんですね。
まあそれをね、前さんもダメじゃんって言ってましたけど。
あと言ってたのはこのアイアンマン一作目見ると30分でどうしても寝てしまうと。
まあね、どうしてもよぎりますよね、そのコメントが見てると。
まあさすがに今回自分は眠くなることはなかったです。
本当に面白くラストまで見ることができたんで。
確かにでもやっぱり一作目ならではの、この頃はこうだったよねみたいな、
豪華な感じというよりかは堅実な感じはありましたね、アイアンマン。
そうね、だからよくよく見ると案外話的には地味な展開というか、
ちゃんと段取りを追っていく感じ?
そうですよね、結構スーツ作るシーンが長かったりとか、
実験して飛べるかどうか試したりとかそんなの多かったですもんね。
だからアイアンマンスーツも完成するマーク3なのかな、
通常の赤い色を塗ったやつ。
あれができるまで結構時間かかってるもんね、もう映画の後半になってたし。
そうですよね。
だからある意味展開がその分ちょっと遅くなるというか。
敵も言うちは悪いけど小物と言えば小物。
テインリングスもテロ集団だし、次の本当の悪いのはすぐそばにいたみたいなね。
アイアンモンガーっていうらしいですよ。
あれやってるのがいわゆるスタークインダストリーのナンバー2の人。
どう見ても最初からもう悪役にしか見えないという。
何の意外性もなく。
分かりやすいですね。
もうちょっとあのキャスティングというか、もうちょっとどうかならんのかなと。
全然ミスリードさせる気ない感じのキャスティング。
もうちょっとね。
まあまあまあ。
あまりにも露骨に分かりやすすぎるというか、隠すつもりも最初からないというのがモロに分かってたんで。
そこはちょっとね今回も見て気にはなったなと。
まあ分かりやすいストーリーではありますけどね。
まあまあこうくるよねっていう感じの。
そう、だからキャラクター設定でもストーリーの展開でもひねってないですよ。
本当にストレートな作り。
そこはやっぱり一作目だから作る方もやっぱりこけるわけにいかないから、ある意味堅実な作りをしてたのかなと。
これは本当にあのアイアンマース作る段取り何回も実験してその飛ぶところも最初からうまくいかずに失敗して天井にぶつかるとか。
なんかういういしいですよね。
後のアイアンマーに見慣れてしまうと。
21:02
そうね、なんか10%から始めたらいきなりガーンとぶつかるとか、あるいは上空に飛び上がりすぎると凍結してしまうとか。
うんうんうん。
確かにそりゃそうだろうなみたいな。
そういうところを結構細かくやっていったし、あともうこの時期はCGがいっぱい入ってきてるから映像化できたんだけれども、この時期のアイアンマースーツっていう名前。
1回の補助を受けて取り付けてもらうみたいな。
うんうん、本当に切るっていう感じですよね。
そうそう。
で、結構細かくマニュピュレーターが操作してネジ締めるみたいな感じの描写があって、カチャカチャカチャカチャと結構時間かけて装着していくみたいな。
この辺りは結構機械マニアは喜ぶような描写かな。
いやー、僕すごい好きでしたよ。後のシリーズで無くなっちゃったのが残念なくらい。
だからアベンジャーズの時には今度は各パーツが飛んできて自動的にはまるみたいな。
マーク6とか言ってたかな。いくつもあるんでもう覚えてないけれども。
最終的に行き着くところがナノテクノロジーで自然にシュッとフィットするみたいな。
どういう理屈かよくわからないんだけれども。
お金もあるし、体力と天才的な頭脳があるからOKなんですよ。
インフィニティウォーとか宇宙が舞台になるから、今までのスーツでは設定的に無理があるという形であんなのも考えたんだろうけどね。
そうですね、いじいじ凍てられないですからね。
冷静に考えればね、あんなスーツ着てあれだけ自由に空飛ぶとか、武器を出すとか、そんなエネルギー源が果たして仕込めるのかとか、
そういうツッコミですよね。いろいろあるんだけれども、そこは映画ということで。
それっぽく重々しい金属製のパワーズスーツを着けて強化しましたというのが描写されているからいいのかなみたいなね。
そういう意味では結構映像化成功した感じじゃないですか。
だからこれがもっと早い時期、例えば本当に90年代ぐらいだったらなかなかここまでうまくいかなかったのかもしれないよね。
ずっとロバート・ダウニー・ジュニアの体にはめ込むような感じね。
90年代ぐらいだったらCG出始めぐらいだから、もうそんな感じで作っていくのかと。
今だからこそもうできるような描写だから面白かったけれども。
そうですね。さっき堅実な展開という話したですけれども、
たぶんロバート・ダウニー・ジュニアもなかなかトニー・スタークというキャラクター、最初本当にいわゆるプレイボーイ的なところの役で出てきて、
現地視察みたいな感じでね、軍の車両に乗せてもらって記念写真を撮るみたいな、
24:03
なんかお気楽な旅行をしてるみたいなところから捕まって捕虜になって、
その目を盗んでね、スーツ作って命がけで脱出してとか。
その後もまた会社に戻ってきたらまたいろいろパーティーシーンとかいろいろあって、
うよ曲折あってという非常にうまいこと演じてたなと。
すごいですね。
彼なりの正義感。
特に目の前で自分の会社の兵器が、もともと最初に言ってた理屈が、
戦争を終わらせるためにはさらに強力な武器が必要だという、
よくよく考えたらとんでもない理屈だけれども、
危険人物ですよね。
ただ本人は結構それ信じてて、
本当に自分のところですごい兵器を作れば、
戦争が終わって平和になるというふうに。
多分それまで当然ながら戦場、現場を見ることがなかったので、
理屈だけで考えてたんだろうけれども、
実際自分が捕まってみて目の前にそういう兵器が置いてあるのを見て、
そこである意味本当に正義の方に目覚めていくと。
ただこれの裏返しが後々に、
ワンダが裏返し的な話になっていくわけですよね。
攻撃を受けて閉じ込められて、
目の前にスタークの会社のミサイルが不発弾としてあったみたいなね。
ワンダビジョンとかでも描写があったけれども。
それがトラウマになってっていうところですもんね。
一番初めの悲劇っていうのが。
その意味ではそういう設定というか描写も、
共通した部分もあったんだなとかいろいろ。
最初から作る方はそこまで後々の作品の伏線って、
全ては考えてはなかったかもしれないし、
逆に例えばワンダビジョンとかエイジオブルトロン作る時に、
ここを使おうみたいな感じで思っていたのかもしれないけれども。
かもしれないですけどね。
遡ってみるとそういうところが繋がっていくっていうのが面白いですよね。
今度の映画でテンリングスがまた出るじゃないですか。
はいはい。
僕ね久しぶりにアイアマン見たので、
風邪に襲い取ったんですけど、
ホーインセンっていう一緒に捕まってて、
逃がしてくれた物理学者みたいな人いたじゃないですか。
はいはい。
あの人めっちゃキャラいいなと思ってて、
ちょっと再登場でもしてくれんかなみたいに思ってるんですよね。
ですね。自分もそう思って。
あれ死んだと思ってたけど、
間一髪命は助かったみたいな。
とかね、回想とかでも全然いいし、
すごい良いキャラクターだし、
命の恩人で自分が死んだから
トニーが助かったみたいなところあるじゃないですか。
はいはい。
トニーも死んじゃったんやけど、エンドゲームで。
結構物語的に重要なキャラクターだし、
良いキャラクターだったから、
27:00
なんかちょっともう一回見たいなって感じがしましたね。
出演シーン短いんやけど。
後の作品の中で触れられることはなかったですよね、彼は。
思いますよ。
ちょっと記憶にない。
アイアンマー2とかでも多分何ももうそこは
言及されてなかったんで、
確かに見直してみると非常に良いキャラだし、
流れ的にはね、多分あそこで死ぬしかなかったとは思うけれどもね。
家族はいるのかいって聞いてきてね、トニーに。
トニーにはいないと。誰もいないと。
だから全てを手に入れてもそれでは虚しいなみたいなことを言われるんやけど、
自分が死ぬ時にトニーに家族に生きて会いに行こうって言われるんやけど、
家族は死んだんだって言ってね。
だから自分が死んだら天国で会えるよって言って死んじゃうんですけど、
そこがすごく良くて。
これ別にマーベル作品だからというわけじゃないんですけれども、
脇のキャラクターを生かすのは、そういったちょっとしたセリフとか行動の味付けだと思うんですよね。
それがあるのとないのではやっぱり全然キャラの膨らみが違うというか、
そういうのがなければ、ただただそのトニー・スタークを助けるためだけに出てきたキャラになっちゃうけれども、
ああいうのを入れると、描写はないけど彼には枯れないのは過去とかドラマがあったんだろうなと想像できるし、
こちらはもうちょっと彼のことを見てみたいなというふうに思わせてくれるみたいな。
そうですね。
そういうところも面白いですよね。
あともう一つ思い出したというか、こうやったなと思ったのが、
初めてトニーって胸のアークリアクターを取り替えながら、命を繋ぎながら戦ったんですね。
ああそうだったそうだったと思いながら。
リアクターの設定も後によく分かるか分からないか。
なんかどっかで直るんですよね、確か。そういうのは。
2か3の時に手術して取り外したんじゃなかったかな。
そんなんでしたね。
設定もね、実はよく分からなくて、今回の1作目の中で複合を起こしてペッパーに手を入れて線を抜いてくれみたいな描写があるじゃないですか。
ありましたありました。
あれ、結構手入ってるけれども、どう考えたらそんなに手入ったらおかしいだろうと思う。
心臓手掴みできるじゃんぐらいのところまで手入ってたから、いやいやいやと思って。
でもね、今回のクライマックスのシーンもそれでピンチになったわけですからね。心臓抜かれて、心臓っていうかリアクター抜かれて。
この段階では重要な縛りというか、強いだけやったらやっぱりあれやから。
そうですね。もともとは心臓のところまで破片が食い込んでたので、それを止めるための電磁石的なものを最初取り付けてて、
30:08
後にそれ脱出した後、それに変わるものとして入れて、さらにそれをエネルギー源として。
もともとどんな感じのエネルギーなんかもよく分からないんだけれども。
理屈はね、分かんないけど。
でもあれだけアイアンマンスーツを着て空を飛び回るということを考えて、しかも相当長距離飛んでるんで。
だってね、スーツ完成したら、要はアメリカ本土から戦場まで飛んでいく。何万キロ飛んでるのよみたいな。
空軍に契機されるんですよね。
あれもね、今思うとなかなか無茶な話で。
米軍からすればね、見たことがないものが、未確認飛行物体だから、あの場で契機されても文句言える立場じゃないし。
1個人がね、飛んでいって。
何の権限もないのに、勝手に国境を越えて。
改めて見て思ったのは、画期的だったのがやっぱりラストで、トニー・スタークが私はアイアンマンだと世間に公表したという。
これは本当に画期的な描写でしたよね。
言うても、そのDCの方で言うバットマンとかスーパーマンとかは、近い人しか知らないわけですよね。
どう見てもバレバレなような気がするけれども、気が付かずに、スーパーマンは新聞記者のクラーク・ケントであり、バットマンは富豪のブルース・ウィーンだけども、みんなは知らないって正体は。
でもトニー・スタークはもう全世界に向けて発表して、その後も普通にスーツ着て、2作目以降もそうだけども、披露活動してると。
こういうキャラクターは本当にそれまでの映画の中には本当にない、あれでしたよね。
そっからあれですもんね。世間のアイアンマンに対する見方が変わるって、完全に設定から変わるじゃないですか。
そうですね。
だいぶ赴きりましたよね。
よくも悪くももう世間がみんなアイアンマン・トニー・スタークだと知ってるから、いいことすればわーっと言うし、何か失敗したらわーっと言うしみたいな。
まあマーベルの中でもね。
そうでもないですね。
はっきり言ってるのもあるし、言ってないのもあるし、微妙なところもあるしみたいなね。
でももともとは世界的な大企業の社長で、超有名人だから。
そうですよね。もともとトニー・スタークその人自身が有名人ですもんね。
まあ今現実社会で言ったら誰になるんですかね、これに該当するような人って。
ティム・クックとかじゃないですか、アップルの男、ビル・ギーツとかそんな。
33:01
じゃあ例えばビル・ギーツが私がアイアンマンだとか言ったら、それはもうみんなひっくり返るわという。
大変ニュースですよそんな。
えーみたいな。
そういう感じ、あの世界の人から見たらそんな感じなんでしょうね。
だからあれでみんながわーっと言った。
まあ同じ話が後々スパイダーマンの2作目のラストで、スパイダーマンがピータ・パーカーですという。
バラされて終わるというのがあったけれども。
そう考えると同じところを辿っていくんですね、なんか弟子みたいな感じやけど。
ピータ・パーカーは隠した人に勝手に晒されてしまって、3作目でどういう話になるのかまだわからないけれども。
そこもアイアンマンの影響がやっぱりあるなぁと思って。
後のシリーズのこういう風に繋がるんやっていうのを1個言うと、武器製造を辞めるって発表するシーンあるじゃないですか、帰ってきて。
その時にね、言ったら後悔してるわけですよ、トニーは。武器を成り輪にしてったこと。
で、インタビューに答える時にね、私は父親の死に会えなかったって。
で、自分の仕事に疑問や不満はなかったのかっていうことを聞くことができなかったって言ってから、私は武器製造を辞めますって言うんやけど。
父親の死に会えなかったってあのシーンやなって思っちゃいますよね。
後にシビルウォーで描写されますけれども、ウィンターソルジャーによって両親殺されたというね。
で、その録画した映像を見せられて、ブチ切れるというね。
トニー・スタークは父親に対しては色々素直になれないというか、いろいろ屈折した思いはあったんだけれども、それでもやっぱり尊敬はしてただろうし。
で、そのあたりはエンドゲームの中で過去に遡って、若い頃の父親に会えたというのもあるし。
そのあたりの伏線がエンドゲームのラストまでずっと色々あって繋がっていってるんですけれども。
それで言うと、エンドゲームの最後の葬式の中で、自分が一番泣いちゃったのが、トニー・スタークにもハートがあるというフレーズというか。
あれ、1作目に出てたんですよね。すっかり忘れてたけど。
あれ見た時に、ああ、ここにあったみたいな。
そう、しかもその時のペッパーとトニーの、まだちょっとういういしい感じ。
その時からあったんやっていう感じがめっちゃ響きましたね。
これはね、今回見直すまで完璧に忘れてましたね。
あ、ほんまですか。何かどっかに出てた気はしたんですよ。
でも1作目のこんなところからあったんやっていうのは、今回見直して驚きましたね。
びっくりして、ああ、自分が一番感動したあのシーンの元はここにあったんだみたいな。
そう、だから一生一番初めなしに改めて見るって。
本当にあちらこちらに、作り手側もやっぱり後の作に作る時に1作目に遡って
36:06
いろいろ使えるところがあるかないかとか多分考えながらやったんだろうけれども。
特に本当にこれだけ間が空いて見直すと面白いなと本当につくづく思うし。
本当にもし万が一このアイアンマン1作目だけで終わってたりしたらね。
まあまあまあね、それだけですけどね。
最後に出てきたあの人のアベンジャーズって何だろうみたいな感じで。
こけてたかもわかんないですから。
さあ、それで言うとね、もう1個僕のグッと来たポイントいいですか。
はいはい。
あのね、ラッチされて生還したわけじゃないですか。砂に倒れて着地して。
で、飛行場に帰ってきて、すぐ病院に行かなきゃとかって言うんやけど、
いやもう病院はいいと記者会見を開くぞって言ってるんやけど、
その時にやっぱチーズバーガーが食べたいって言うんですよ。
来ましたね。
来たよチーズバーガーってなって。
来たね。
ねえ、このシーンって。
これもね、後にエンドゲームのラストのところで、
トニー・スタークの娘に、モーガンに対してハッピーが話してチーズバーガーを食べたいって言ったら、
それはパパが好きだったというね。
そうなんですよ。
あそこがここにまた来たかみたいな。
ねえ。
まだあるのかもしれないけれども。
うんうん。
こんなにね、面白いと思わなかったですね。
ねえ。
いやー、すごいなんか、見てよかったってめっちゃ思ってますもん今。
アイアンマーもう一回見てよかったって。
こういうことがなければね、もしかしたら、正直今までの記憶の中では本当にいまいちだなというところがずっとあったので、
本当にフェーズ2以降の作品って特にディズニープラスに入ってから見直したりしてたけど、
わざわざアイアンマーを見直すとかいうことはしてなかったんだけれども、今回やってみてよかったなと。
はい。
ということはもしかしたらこの後、アイアンマー2とか、あるいはインクレジブルハルクとか、マイティーソウとか、
見直すとまた、当然新たな発見もあるだろうし、また印象が変わってくるのかなと。
そうですね。
というふうに期待して、もしかしたら見直してもあんまり変わらないのかもしれないけれども、期待はしたいなと。
また順番に見ていきたいなって話をしてるんでね。
そうですね。こうなるとやっぱりね、公開順ということで、次は本当にインクレジブルハルクを、これまた自分も相当久しぶりに見直す。
いつぶりかな。本当に一回見ただけですもんね、インクレジブルハルクって。
多分自分もそうだと思う。公開の時に見て以来かな。
あの作品こそね、さっきもちょっと似た話は出たんだけれども、主役の俳優さんが変わってしまうというね、ハルクについては。
39:05
これかなり大きい話もあったりしたんで。
まあね、そうですね。
その印象もあったりするんだけど、それはまたね、その次回話す時にいろいろ語り合えればと思うんですが。
もう結構長く話しましたけれども、あと何か話し足りないようなことは何かありますか、アイアンマンは。
そうですね。トニー・スターク役のロバート・ダウニー・ジュニアの話、一番初めにしてくれたじゃないですか。
それは僕、後から知ったんですけど、最後にアイアンマン、私がアイアンマンだって言う前にね、人格的破綻があって数々の過ちを犯した自分がヒーローだなんてみたいなことをちらっていうのがバッテキされたわけじゃないですか、アイアンマンの主役にね。
そこはね、多分そうだろうし。
今見るとやっぱり、トニー・スタークのキャラって、まだ完全に完成されてない部分はあるんだけれども、何て言うんでしょうね、2作目3作でもあったけれども、かなりやっぱり神経質なキャラじゃないですか、もっともっと。
口達者で、いろいろね、でかい態度は取るけれども、それ多分裏返しの態度で、多分そういったところっていうのはロバート・ダウニー・ジュニア本人とも結構被るところがあるんだろうなと。
重ね合わせちゃいますよね、なんか。
まあ実際の本人はね、もちろん知らないけれども、多分そういうところが、やっぱりあの役の深みを与えてるところじゃないかなと思いますよね。
だからその、薬物移動症で何年も苦しいんだというのも、結果的にはこの役を演じるにあたってはやっぱり役立ってるんじゃないかなと思いましたね。
それでこその何かトニー・スターク役っていうのがこんなに認められたのかなみたいなところまで考えるとすぐにクッときますわ。
どっか影を引きずるようなね。決して孔明盛大な役でもないし。
役の話で言えば本人はいくら自分なりの正義感持ってるといったってやっぱり巨大軍需産業のトップだから。
別に人殺しの兵器売ってそれでお金儲けて好きなものいろいろ作ってるみたいなね。
もう矛盾ありまくりのキャラでもあるし。
バネに好かれる夢人ではなかったでしょうからね。
逆に言うと特に軍需産業のトップで大金持ちって言うと反発する人間の方が多いんじゃないかなと。
そのビル・ゲイツとかと言えば違うからね意味合いが。
そうですね。そんな彼がヒーローになっていくんですねこの後のシリーズで。
結局トニー・スタークが本当の意味でのヒーローになっていく話かなと。
このMCUがエンドゲームまでの流れを見るとね。
それを今追いかけていってるのがピーター・パーカーだというところなんでしょうけれども。
42:05
ここから先もまた。
楽しみですね。
はい。
じゃあそういうことで、そろそろいいですかね。
そういうことで今回、アイアンマン1作目についてあれこれお話しさせていただきましたので、
次回は2作目のインクレディブル・ハルクをまたお互い見直してですね。
はい。
あれこれ話したいと思います。
楽しみです。
こういう話を見直してから語るということなので、さすがに毎週1回配信とかは無理なので。
そうですね。
見たら撮るみたいな感じで。
月に1回とか、できたら2回やれる時もあるかもしれないし。
過去の作品と同時にこの後、例えば7月にブラックウィーズを公開予定になってますので、
そういうの見たら最新作の話もまたじっくりとできればいいなと思ってますので。
ぽちぽちとやっていきますのでお付き合いいただければと思います。
よろしくお願いします。
今回お聞きいただきありがとうございました。
ありがとうございました。
43:30

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