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やっほー、真矢でーす。
前回の放送は、朝の散歩で撮ったんですけど、
1日5千歩の目標を達成していなかったので、今度は夕方に散歩しながら撮っています。
フィンランドの金融教育
今回は、フィンランドの金融教育についてです。
えー、2025年10月にフィンランドに行ってきました。
ここでですね、10代、20代、30代、50代、60代の現地の方々からお話を聞きました。
意外とですね、あ、意外との話の前に、そもそもなんでフィンランドに行ったのかですけど、
フィンランドがですね、2022年のPISAっていう国際的な学力試験で1位を取ったと。
教育水準高いんですね。
さらに国が金融教育でナンバーワンになるぞ、みたいなの掲げてるんですね。
それとプラス幸せ度、幸福度ナンバーワンっていうのがあるので、これは学びにいかねばと思って行ってきました。
それでですね、実際行ってみてお話聞いてみると、
意外と30代以上の金融教育に関しては、日本とそんなに変わらない感じでした。
親からのお金の話もあんまりなくて、まだ投資もこれからやろうかな、みたいな感じですね。
その投資する理由も日本と一緒で、人口ピラミッドが逆三角になっているので、将来年金が減っていくから、
そのために、将来のために投資しようということでした。
ここはご家庭によって違う感じはあるんですけど、それは日本でも多分一緒で、
ご家庭によっては親御さんが子供がちっちゃい時からちゃんとお金のことを教えてたりするという感じでした。
一方ですね、10代がかなり違うと。
学校教育での金融教育の仕方が日本とかなり違っていて、
例えばですね、中学校では貯金した場合と投資した場合の利回りをちゃんと計算したり、
実際に存在する企業の株を仮に買ってみたら半年後、1年後のリターンはどうなるかというのを実際にシミュレーションしてみて、
学校の中で誰が特に成績が良かったかというのを競いながら楽しく実践的に学んでいるそうです。
さらに投資だけじゃなくてお金を稼ぐことについても、
そもそもフィンランドは14歳からバイトができるらしいんですけど、
そのバイトとは別に学校教育として子供たちが自由に選んだ企業、別に限られていないんですね。
この中から選ぶとかじゃなくて、本当に実在する企業の中から好きなところを選んでエントリーをして、
インターンシップみたいなものを中学3年生でできます。
そのエントリーの際に学校がちゃんと指導してくれるという感じですね。
しかも1個だけじゃなくていくつでもできるそうです。
義務教育のカリキュラム自体も将来どんな国にしたくて、
そのためにはどんな人材が必要で、
どんな人材を育てるためには何が必要かといった順序で中身を決めているそうで、
それに対して日本って受験に受かるための学校教育みたいになっているので、
本当に根底から違うなと感じました。
倫理的投資の視点
学生さんも将来自分が何をしたいかというのを中学や高校の時には決めていて、
高校生になる前には決めていて、
そこから逆算でその職種に就くためにはどの大学へ行って、
この大学に行くためにはどこの高校に行って、
みたいな感じで考えて自分で決めていくそうです。
他にも基本的に自主性を重んじるというのがあるようで、
先生からはいつも自分で好きに決めていいよって言われるそうです。
あんまり日本だと今はどうなのかわからないですけど、
昔なんて決まった答えを導き出せないとあかんみたいな感じで、
どこか自由に決める余地がないという感じだったので、
本当に全然違うなと思いました。
あとこれは50代、60代の方に聞いたことなんですが、
投資自体はやっていると、その時に倫理的な視点で見て、
この投資はいいかというのを考えているそうです。
具体的に言うと、その会社がどういうふうに社会に役立っているかですね。
これがまた詐欺に引っかからないための大事な考え方で、
やっぱり実際に社会に役立っている会社って、
ちゃんと喜ばれて稼げるようになるんですね。
だから例えば配当金とか払う余力もできるし、
株価も上がりやすくなります。
でも投資する時に、例えばギツリ30%儲かるみたいなところだけ見て、
自分の利益だけ見てやっていると、
投資詐欺に引っかかるみたいになっちゃうんですよね。
以上のように、フィンランドに行くことで、
たくさん金融教育の観点で学びがありました。
金融だけじゃないですね。
教育そのものも、自由を尊じるとかすごく学びがありました。
日本だけにいると、なかなか他の視点に気づくことはできないので、
ぜひ海外に行って現地の話を聞いてみてください。
現地の方の話を聞くのがお勧めです。
ではまた次回、聞いてくださりありがとうございました。