2024-11-26 09:37

妻はなぜ光浦靖子のワークショップに参加しようと思ったのか?【マーケティング】

バンクーバー在住の芸人光浦靖子さんが定期的に開催している手芸のワークショップがあります。


妻は手芸が趣味というわけではないのですが、ワークショップの募集を見た時に参加を検討していました。

(当日の精神状況が読めないので断念しましたが)


なぜ手芸に興味があるわけでもないのに、ワークショップに参加しようと思ったのか?


その裏には必要性の低いウォンツ系商品を売るために重要なことが隠されています。


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まず今回の話を聞く前にですね、前回のエピソードを聞いてない人は、先にそっちを聞いて欲しいんですけども、前回のエピソードどういう内容だったかっていうと、非常に売りにくい無形商品をオンラインで売る場合にどういうところを意識していけばいいのかっていう、そういう話をしたんですね。
Wants系の商品ですね。特に必要性はないけども、なんかこうね、買ってもらいたいみたいなもの。
ニーズ系の商品ってある意味すごい売りやすいんですよ。本人自身が必要性を感じていて、しかも痛みが強ければ、もうね、欲しいってなってるから、商品が良ければ買ってくれたりってあるんですけど、今すぐに必要のないようなもの。特に趣味系のものだったりとかね。
っていうのは別にもう今すぐやりたいみたいな人っていうのは少なくて、なんかね、ある時ふとなんかやってみようかなぐらいの感じになるんで、タイミングが合わなかったら売れないんですよね。
それをどういうふうにやれば売っていけるのかって話をしたんですけど、その中で特に重要なのが、このライバルとの差別化みたいな話もそこで出てきたんですけど、要するに何で選ばれるかっていうと、人で選ばれたりするわけですよ。
例えば趣味系のワークショップやりますって言っても、同じようなものが他にいっぱいあるんだったら、金額で比較されたりとか、リッチとか内容とか、そういうような感じで比較されてね、条件の良いところを選ぶみたいな感じになると思うんですけど、その人で選ばれるっていう状況を作ったら、それが独り勝ちできるわけですね。
私はこの人だから行きたいっていう状況になる。
で、あんまりそのワークショップとか、その趣味っていうものに興味がなくても参加してくれるようになるんですよ。
ちょっと極端な例ですけど、お笑い芸人の三浦康子さんっているじゃないですか。
オアシスのね。
あの人、バンクーバーに住んでるんですよ今。
今ちょうど収録してる11月は日本に一時帰国して、ちょいちょいテレビに出てるかもしれないんですけど、バンクーバーに住んでいて、あの人は手芸が趣味なんで、たまに在住している日本人向けにそういう手芸のワークショップを開催してるんです。
で、それを見たらうちの妻がですね、ちょっと行ってみようかなみたいな話をしていて、結局なんか行かなかったんですけど、
まあそういうね、別にまあ手芸も趣味ではないんですよ別に。好んでやるようなタイプではない。
けども行ってみようかなと思ってのは、やっぱりその芸能人パワーというか、その三浦康子さんだから行きたいみたいなものがあると思うんです。
それがどこの誰かも分かんない人がやっていたら、たぶん行こうともね、全く思わなかったと思うんです。
要するに、そのね売っている商品自体があんまり興味のないものでも、そこでやっている、まあ商品の出品者ですね。
自身にそういう魅力とか、何か引き付けるものがあれば、それがきっかけで参加したりっていうのもあるってことですね。
だからそういう状況を作っていけばいいわけです。何かワークショップを開催する、趣味系のワークショップを開催するけども、
ライバルと差別化が難しいとか、なかなかそのね欲しいって状態を作るのが難しいんであれば、そこの出品している本人ですね。
例えばそのワークショップだったら講師の人とか、そういう人自身に引き付ける力があれば、来てもらえるわけですよ。
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○○さんに会いたいっていう状態が作れるわけだから。だからこうプチ芸能人とかプチインフルエンサーみたいな感じになっていくとですね。
そうするとその体験自体というかね、その商品そのものはあんまり興味ないけれども、その体験にすごい興味ある。
直接会えるっていうその体験に興味があるから参加しますみたいなね。そういう状況が作れるわけですね。
でそれをどういうふうにやっていけばいいのかということですけど、これはもうもちろん日々の情報発信は必須ですよね。
日常的に見てるからこそどんどん興味を示してファン化されていって、どんな人なんだろうみたいな感じで、相手が自発的に自分のことを色々探しに来たりとかするようになりますし、
あとは距離感っていうのもすごく大事なんですね。それこそ芸能人とかインフルエンサーっていうのは、もちろんSNSとかで発信もしてますけど、やっぱり一般の人と距離があるわけじゃないですか。
毎日こうね、簡単に会えるような存在だったらありがたみもないし、
多分そんなにね、じゃあわざわざ会いに行こうかなっていう気にもならないと思うんですよ。
普段会えない、普段見れないからこそそういうねリアルで会えるってところにすごく価値があるわけですね。
だからその距離感っていうのはすごく大事で、要するにあんまり距離が近くなりすぎるとそういう状況を作りにくいわけです。影響力があんまり大きくなっていかない。
具体的に言うとどういうことかっていうと、発信の媒体ですよね。発信の媒体によってこの見込み客の、いわゆる心理的な距離が作れたり作れなかったりっていうのがあるので、心理的距離が一番近いのがSNSです。
TwitterとかInstagramとかFacebookとかね。本当に一般の人も気軽に発信してるし、簡単に繋がれて簡単にコミュニケーションが取れるから、いわゆるその芸能人っぽさが出ないわけです。
一部のそういう天性のスター性みたいなものを持ってて、Instagramとかインフルエンサーでやってる人は別ですけど、我々みたいな普通の人たちっていうのはそういう状況を作ると難しいじゃないか。自然とそういう状況になるってことはまずないから。
結果的に自分の知名度が上がっていってそういうインフルエンサーみたいな感じになることはあっても、最初からそういう状態を作ると難しいと思うんですよ。
こういう誰でも簡単に発信できて、なおかつ簡単に接触できるコミュニケーションが取れるっていう媒体だけしかやってないと、その心理的な距離を作るってのは難しいんです。
どういう風にすればいいのかっていうと、芸能人みたいな感じになればいいわけですね。
その方法の一つとして一番有効なのがYouTubeです。YouTubeはやっぱり見てる側と出てる側みたいな、そういう立ち位置になるわけですね。
だから見てるのはパソコンの画面とかスマホの画面ですけど、実際にテレビを見てるような感じになるわけですよ。
だから実際に会うと、あ、いつも見てるあの人だみたいな、生の○○さんだみたいな風になるわけですね。
でもそれはYouTubeだからだと思うんですよ。もう本当にテレビの一視聴者として芸能人を見てるみたいな、そういう感覚になるからですね。
そうするとこの心理的な距離ができるわけですよ。
YouTubeもライブは別ですけど、普通の収録して配信するものに関しては、そういう方向のコミュニケーションって基本的には取れないじゃないですか。
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コメント残したら返信が来ることはあっても、そんなにSNSみたいに頻繁にやり取りするわけではないし、やっぱりそういう距離を作りやすいと思うんですよ。
YouTubeっていうのは本当に、もちろん一般の人でも発信してる人はたくさんいますけど、多くの人にとって特別な人が発信するような媒体だっていう、そういうイメージがあるんで。
普通に気軽にヨシはYouTubeやろうとなかなかならないですね。
YouTubeやってるって言うだけですごいねみたいな風に言われるってことは、多くの人にとってYouTubeで発信することっていうのはものすごくハードルの高いことだっていう風に考えられてるわけです。
でも例えばTwitterで発信してますとかInstagramで発信してますって言っても、へーとかね、ぐらいしか思われないわけじゃないですか。
今の時代はブログ書いてますとかって言っても、へーぐらいしか思われないですよね。
だけどYouTubeはまだYouTubeやってるって言うだけですごいねみたいな風に思われるわけですね。
だからそういう影響力を作りやすいわけですよ、YouTubeをやるだけで。
YouTubeをやって相手の姿が見えるっていうのも大事ですよね。
もちろんこういうPodcastの音声だけでっていうのもダメではないんですけど、より相手のビジュアルが見えた方がファン化はしやすいと思うんで、そういうところでとにかく発信をしていく。
発信者の個人のパーソナリティとかそういうものをどんどん出していくわけですね。
人として好きになってもらう必要があるから、そのコンテンツの中だけを見ててもあんまり意味がないわけです。
要するにノウハウ発信とかなんとかの手法とかね、そういうものばっかり伝えていっても発信者自身の人間性みたいなものがあんまり出てこないんで、そういう発信ではないってことです。
だからそういう、例えば自分がワークショップを開催するんであればなんとかの作り方みたいなね、そういう動画だけじゃなくて、その中にも自分の個性とかそういったものを出していく。
そうすると最初はワークショップのなんちゃらの作り方に興味あった人が徐々に発信者の興味を持ち出すわけですよ。
この人どんな人なんだろうみたいな感じでいろいろ興味を持つ。
どんどんファン化が進んでいくとそれこそプライベートな内容まで知りたいって状態になるわけですね。
こういう状態になったらSNSとかでプライベート情報を出しても喜ばれるわけですよ。
一般的にその日記ブログは読まれないとかそういうふうに言われますけど、読まれないわけじゃないです。
興味ないから見ないだけで、興味あったら日記とかそういうプライベートな情報のほうがむしろ反応が出たりするわけですよ。
芸能人がそういうプライベートな情報をブログで発信したりSNSで発信するとちょっと嬉しいじゃないですか。
こんな感じの日々生活を送ってるんだみたいな、そういう状態になるわけですよ。
だから相手との関係性によるんで何が見たい知りたいと思ってるのかっていうのは。
だからそこに至るまでにいろいろそういうファン化をしておく。
そうするとプライベートを出すことによってよりファン化が進むわけですね。
この人好きってなりやすいから。
だからその辺をバランスよく発信していく。
ただのノウハウ発信だけだとあんまり面白みもないしその発信者自身とかノウハウばっかりに注目が集まっちゃうんで。
じゃなくてその講師なら講師の人ですね。
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その人自身のパーソナリティとかメッセージとかいろんな人間性個性とかキャラクターとかそういうものをいろいろと表現していくことによって
いわゆるプチ芸能人みたいになってね。
この人に会いたいとかね。
ワークショップしますって言ったらこの人に会いたいから参加しますとかっていうね。
そういう状況が作れるんで。
だからそういう売りにくい趣味系のワークショップを開催してる人っていうのはやっぱり自分自身に商品価値を持たせるっていうことがすごく大事になってくるんで。
それを踏まえた上での情報発信を組み立てていくっていうのは大事かなと思います。
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