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日本は約30年間、平均賃金がほとんど上がっていないと言われています。
こういうのは先進国では非常に珍しくて、やっぱり日本がいかにこの世界からどんどん格差が離れていくのかというのがよくわかるというか、
それこそ日本の人の平均年収、30代40代とか、そこそこいい年齢の人たちの給料よりも、
例えばカナダの新卒の年収の方が圧倒的に高いみたいな、カナダの新卒は550万とかそれぐらいなんで、日本円に直すとね。
全然違うわけですよ。それぐらい差が開いてるっていうのがあって、
そういう、要するに収入が増えてないってことは経済的に余裕がないわけですよね。
経済的に余裕がないってことは消費ができない。消費ができないってことは経済があんまり回らないということですね。
人々が消費活動を控えたら物が売れなくなっていく。物が売れなくなっていくってことは企業の業績が悪くなっていくわけですね。
企業の業績が悪くなっていけばそこで働くスタッフの待遇もどんどん悪くなっていく。
もしくは職を失ったりして収入がなくなってしまうとかね。
クビになるもしくは倒産する。収入がゼロになったらよりお金がないからお金が使えないっていう状況になってしまうと。
日本は海外からいろいろ輸入しているものもあるんで、海外の物価が上がれば日本の物価も必然的に上がらざるを得ないわけですよ。
収入は上がってないけど物価が上がってるっていうふうに言われてるわけだから、
どんどん人々の生活が苦しくなっていくっていうのはあると思うんです。
これはもちろん日本の政治家にもともとの根本原因があるっていうのはおそらくほとんどの人が思ってると思うし、
それは間違いではないと思うんですけど、それ以外にもあるなって思ったんですよね。
インスタを見ていてちょくちょく流れてくるんですけど、
飲食店系のリール動画とか出るじゃないですか。
僕別に飲食店系のアカウントフォローしてるわけじゃないのに、やたら飲食の動画が流れてくるんですね。
その中の飲食の動画に、いわゆる貧乏自慢じゃないけど、そういうのがあるわけです。
要するに道場商売みたいな感じ。儲かってませんみたいな。
そのコメントに対して応援します、いきます、みたいなものが出ていたりするんですけど、
この間見たやつ、ついさっき流れてきたんで急遽音声を録ってるんですけど、
ついさっき見たやつは、30年間ずっと赤字ですみたいな。
この金額から30年間一切値上げしてませんみたいな。
っていう動画が流れてきたんですよ。
それを見れば当然、そこの店主の人柄もものすごい良かったし、
当然そのコメントの反応もね、ここ美味しいよねとかね、すごいいいねいきますとかね、
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っていうコメントで溢れてるわけですよ。
だからおそらくそのマーケティングとしては成功だと思うんですけど、
僕がそれを見て感じたのは、だから日本人の収入って上がらないんだなと思ったんですよ。
要するに儲かってないことを美徳としてるみたいなところがあるわけですよ。
値上げイコール悪みたいな。
人々の観念がそもそもそういう観念を持ってるから、収入が上がっていかないんだなっていうのはあるんですね。
だから日本の政治の仕組みとかね、そういうものももちろん根本原理としてはあるけども、
そもそも人々の考え方として、値上げをすることはダメなことで、
提供する側、会社とか、売る側がコストを抑えて企業努力で頑張っているみたいな。
儲かってないことが正義みたいな。値上げをしないことが正義みたいな。
そういう価値観をまずは捨てないと、収入はそりゃ上がらんわなって思ったんですよ。
だって値上げしたらそういうふうにいろいろ言われるわけじゃないですか。
しかるべき理由があって値上げするのは当たり前だし、
こっちなんかもう遠慮なくバンバン上げてきますから、
そんなのだってコスト上がってんだから値上げするのは当たり前じゃんみたいな感じだしね。
当然そのいろいろ負担も増えてくるわけだから、
給料たくさん払わないといけないから値上げするのは当たり前でしょみたいな感じになるわけですよ。
だから当然物価も高いけども収入も会社とかで働いている分に関しては上がっていってるんで、
だからそこまで苦しいのはみんな苦しいけども、
そういう日本みたいな不釣り合いなことは起こってないわけです。
物価だけ上がって収入が上がってないみたいなことはないんですよね。
それこそ僕がカナダに来た時、当時アルバータ州に住んでたんですけど、
当時2014年で、いわゆる日本から来たワーホリとかを雇うんですけど、
その時の最低賃金が12ドルだったんですよ、時給。
僕はバンフに3年間くらいいたんですけど、
その時でも確か最低賃金は16ドルまで上がってたんですよ。
州で決めるこれ以上の賃金下げたらダメですっていう。
日本でもあるじゃないですか、最低賃金みたいな。
あれは当時で15、6ドル、今はもっと高いと思います。
多分18ドル、19ドル、下手したら20ドルの最低賃金を超えてるかもしれないんで、
そういうふうに国が決めてこれ以上を時給とか削ったらダメですよみたいなところが決まってるわけですよ。
でもそれに対して別に特に何か反発が起こるわけでもなくて、
それはそうでしょみたいな感じになるわけですよね。
でもやっぱり日本人のああいう反応を見てる限り、
30年間赤字ですって頑張ってるんだろうけど、
そこを賞賛するのは違うかなっていうのはありますよね。
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経営者として考えたとしても30年間赤字ってそれはちょっとまずいですよ、
会社として全く利益を出してないんだから。
そのビジネスモデルを見直さないと、いくらお客さんが喜んでくれてるとか、
その店主が人柄が良かったとしても、やっぱりその店が潰れてしまったりしたら、
もともこもないわけですよ。
もしくはその店主がやられてしまってとか精神的にとか、
そうしたらもともこもないわけですよ。
だからやっぱりその提供する側もある程度潤ってもらって初めて、
そういう良いものが提供できたりするわけだし、
値上げしたからじゃあ全ての人が離れていくのかってそういうわけじゃないと思うんですね。
だからコメントにももっと値上げした方がいいよみたいなことを言ってる人もいるんですけど、
そもそもがそういう風潮なわけですね。
そういう動画を見た時に海外の人がどういう反応するかわからないけど、
やっぱり日本人はそれに対してすごく儲かってない、全然値上げしてないっていうことが
さも美しいことであるかのように考えてしまう人が多いからそういう動画が出るわけですよ。
ビジネス的な視点で見たら何それって思うじゃないですか。
もっと儲かる構造にしろよって思うけど、
そういうところじゃなくて少しでも儲けを減らす、儲けることが悪みたいな風にどうしても考えてしまうから、
やっぱり値上げしたくてもできない人もいると思うんですよ。
本当は値上げしたい人もいると思いますよ、そういう店主とかでも。
だけど値上げしたらどう思われるかわかんないし、
その客足が遠のくっていう恐れもあるのかもしれないけど、
なんかそういう自分に対して悪く思われるんじゃないかなみたいなところもあると思うんですよ。
だからそこをやっぱり取っ払っていかないと、
僕たちのビジネスもそうじゃないですか、値上げのタイミングって絶対あるわけだし、
駆け出しの頃は例えばコンサルとかもすごい単価安いけど、
自分の実力とかスキルとか実績がついてくればくるほどそこのサービスの質とかね、
っていうものは上がってくるわけだから当然金額は変わるわけですよ。
でもその値上げに対してすごく躊躇しているんであれば、
当然ずっと安い金額でやらないといけないし、
なんか安売りすることが正義だっていうふうに思っちゃうとね、
そもそもが安い値段でしか売れないっていうふうになっちゃうわけですよ。
もちろん自分が提供できる価値に見合わないほどの崩壊な金額で売るっていうのは
これはもう完全に話にならんというか、
それはもう詐欺なのでやるべきではないけども、
ずっと安い金額でやる必要はないと思うんですね。
やっぱ自分がちゃんとそれだけの価値を提供できるっていう段階になったんであれば、
値上げは必要だと思います。
だけどやっぱりどうしてもこの人々の価値観の中に、
値上げは悪だとか儲けることは悪だとか、
安売りこそ正義みたいなところがある限り、
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なかなかそういうメンタルブロックで値上げをすることができない
ということになるんじゃないかなっていうふうに思ったんで、
そもそもの日本のその構造にも問題はあるけども、
人々が持っている価値観を変えていかないと
収入っていうのは上がっていかないんじゃないかなと思います。