無形商品の難しさ
コンテンツ販売でよくありがちなことがですね、売っている本人すらですね、何を売っているのかよくわからないみたいなことがあるんですよね。
無形商品というのは、形がないので、それがどういうものなのか、どんな問題を解決してくれるのかとか、そういったことっていうのは、わからないんですね。
だからそれをこう伝えていかないと、当然買ってもらえない。何のために使うのかよくわからないものにお金払うって基本的にはしないと思うので、
有形商品よりもそれが難しいわけですね。有形商品というのは、そのものがどういう用途で使うものなのかっていうのはもうはっきりわかっているので、
いちいちこれはこういう商品ですよ、こういう時に使うんですよということを言わなくても、買ってくれたりっていうのはあるんですけど、
無形商品、しかも1個人が作っているような、そういう無形商品を買う時っていうのはね、それはそもそも何なのかとかどういう内容なのかっていうのがわからないんですよね。
だから例えばセールスレターを書く時なんかも、これ何とか講座ですって書いて、いくらですって言われても、じゃあ中でどういう話をしているのかとか、どれくらい収録されているのかとかね、
っていうのがわかんなかったら、普通買わないと思うんですよ。だからデジタルコンテンツを売る時ってより具体的にその内容とかっていうのを伝えていく必要があるんですけども、
このコンテンツを作る時、以前別の方のチャンネルでポッドキャストの配信に関する発信をしたんですけど、その時にも同じような話をしたんですが、
コンテンツを作る時、何でそれがよくわかんないのかっていうと、複雑にしているからよくわかんないわけですよ。できる限りシンプルにするんですね。
これはこういう講座、こういうコンテンツでこういう人を対象にしていて、こういう状態からこういう状態になりますっていう、それだけでいいんです。
そこに情報をブワーって追加していくと、わけがわからなくなるんですよ。情報が多ければ多いほど、結局何が言いたかったのかよくわかんないみたいな。
情報、自分の伝えたい核心の部分がぼやけてしまうわけですね。わかりやすいのが本だと思います。本って200ページ、300ページとかね、たくさんあると思うんですけど、
あれって結局伝えたいことって本当に、たぶん10ページぐらいに集約できると思うんですよ。でも10ページだと売れないから、
そういう情報を追加して200ページとかにしているわけですね。だけどたくさん情報がありすぎるがゆえに、結局何が言いたかったのかよくわからないみたいな。
っていうのは、そういうふうに情報量が多すぎて、ぼやけてしまう。自分の伝えたいもの。結局何だったんだこれはっていうところが伝わりにくかったりするわけです。
だからそういうふうに複雑に考えてしまうんじゃなくて、もうちょっとシンプルに考えるということですね。
これはこういう講座ですとか、こういうコンテンツですっていうふうに、それだけわかるようにしておく。
そこにね、ああだこうだみたいな、あれもつけたほうがいいのかな、これもつけたほうがいいのかなってなると、結局よくわかんないみたいな感じになってしまうんで、
そこからずれないようにする。だからメインのテーマがこれAっていうテーマだとしたら、その周辺ぐらいまでですよ。
それを全然違うところの情報をつけ足したりとか、よくありがちなのはね、他の人のそういう発信とかね、他の人のコンテンツを見て、
自分もあれ追加しないといけないのかなとか思ってしまうかもしれないんですけど、そういう余分な情報が多ければ多いほど、買う側も混乱してしまうわけですね。
結局このコンテンツね、なんだけど何が言いたかったのかよくわからないみたいな感じになると、結局相手にとっても役に立たないっていうふうになるんで、
誤解されがちなことはですね、情報量が多ければいいって思いがちですけど、もちろんこれは一理あります。ボリュームが大きい方が価値が上がるって確かに一理あるんですけど、
情報量が多ければ多いほどわかりにくいとかね、っていうふうになるわけですよ。情報量が多ければ、じゃあそのコンテンツの質が上がるかっていうと、そういうわけではないんですね。
よりシンプルに、わかりやすく簡潔にまとめてあげる方が、コンテンツとしてはわかりやすかったりするわけです。
買う側の視点を考慮
だから、そういうふうに複雑に考えてしまう人とかっていうのは、引き算で考えてほしいんですよ。
とにかくそういう余分な情報を省いて省いて省いて、自分が結局何を言いたかったのかっていうところだけをちゃんと明確にしてね、そこだけを意識して余計なことを考えないと。
余計なことを考えると、結局売ってる本人も、これ何なんだっていうのがわからないわけですよ。
ターゲットもぼやけてるし、そのコンセプトみたいなものもよくわからないしってなって、売ってる本人がよくわからなかったら、買う側はより一層わからないですね。これ何だったんだろうってなるから、やっぱりその
コンテンツってある程度、ある程度っていうか完全に自由に、自分で自由に作れるが故に、そういうふうなことが起こってしまったりするわけですね。
そのためにちゃんと構成を組み立ててとかっていうのはあるんですけど、その構成を組み立てる段階で、ああだこうだ考えてしまうと、手が止まるしね、よりその結局何だったんだっていうものになってしまう。
だからこの辺のどういう要素を組み込んでいくのかっていうのを考えるのも、コンテンツ販売をする上では重要なスキルになってきたりするわけですね。
過不足なくすることは大事ですけど、情報量を足しすぎたがゆえにそのコンテンツがわかりにくくなってしまうんだったら、それはむしろマイナスになるってことです。
大事なのはその購入者、受行者とか利用する人がそれをコンテンツを視聴することによって実際その実践に移したりとかできるような形にすることが大事なのであって、それを阻害するような余分な情報であればむしろないほうがいいわけですね。
だからそれってもちろんそういうコンテンツ全体に対しても言えるし、一個一個の動画なら動画とかそういったものにも言えるわけですね。
だからよくあるのがスライドにこだわるなって僕はよく言うと思うんですけど、余分な情報は邪魔なんですよね。
不要なイラストとか画像とかってのはなくても別に成立するし、あることによって気が散るとか、より視覚に目に入ってくる情報量が多ければ多いほど人間っていうのはそういうエネルギーを消費するわけですよ。
だからデスクの上を片付けましょうって言われます、そういうことですね。散らかっているとそれが目に入ってくるから、そうするとその一個一個のもの、今視界、この目に映っているものに自分で気づかないうちにエネルギーを奪われてしまってるわけですよ。
だからそういうふうに例えば動画を見るときも、動画に映っているものが本当に情報量が少なければそこに集中して見れますけど、
端っこの方で何か動いてたりとか、よくわかんない画像が映ってたりとかすると、やっぱりそこに視界に入っちゃうんですね。そうすると集中力が削がれてしまったりとかして、理解度が落ちてしまったりする。
だからそういうコンテンツを作るときっていうのは、そういう一個一個の、YouTubeとかでもそうですけど、動画とかもあんまり余分な情報を入れない。
エンタメ系のYouTube動画を作るのであれば、そういう編集にこだわっていろんなエフェクトを使ったりとかするのはありだと思うんですけど、僕たちはエンタメ系のコンテンツではないので考え方が違うんですね。
我々の動画を見に来ている人はどういう目的で見に来ているかというと、情報を欲しくて見に来ているわけですね。
だからその編集を見たくて見に来ているわけではないので、その編集が余計に邪魔してしまうみたいな。
だからBGMとか入ってね。やっぱりあれって聞いていて、ずっと聞いているとやっぱり疲れてしまうというか。
だったらもうBGMなしにするとか。っていう風にすると、より情報が入ってきやすくなったりするから、その購入者側のことを考えて作っていきましょうと。
できる限りシンプルにしないと複雑にしてしまうと、私これ難しそうだなって思ったりしてしまうわけですね。
自分にできないとか難しいと思ったものっていうのは買わないので、このコンテンツを販売するときに大事なことは、私にもできそうと思ってもらうことが大事なわけですね。
できる限りシンプルにしてあげる。そうすると、これ買ったら私にもできそうだなって思ってもらえるわけですね。
だからそのとにかくシンプルにっていうことを考えていく。セールスレターを書くときもそうですね。
いらないことを書いてしまうと結局そのセールスレターで何が言いたかったのかよくわからないっていう風になるから、そういう無駄なことを書かないとかっていう風にしないとぼやけてしまうわけですね、結局。
だからとにかくシンプルにシンプルにっていうことを考えていく。
時間を短くしろとかそういう意味ではなくてシンプルに一本道にしろってことです。余分なところに散らないというかね、このポッドキャストの話し方もそうじゃないですか。話が脱線してあちこち行くと、何がしたかったのかわかんない。
何が言いたかったのかわかんないけども一本道で進めていけばこういうことが言いたかったんだなっていうのがわかるわけです。
だからとにかくそれを意識してシンプルにしていく情報発信もコンテンツ作成もすべてとにかくシンプルに考える。いろいろ考えてしまう人は引き算で考えていくっていうのがいいと思います。とにかく削ぎ落として削ぎ落としてその核となる部分だけ残していくっていう風にするとわかりやすいコンテンツが作れるんじゃないかなと思います。