こだわりの捨て方
コンテンツ作成が速い人の特徴として、余計なこだわりがないというものがあります。
あまりそういう人って見たことないんですけど、このこだわりがやたら強い人ってコンテンツ販売のスピードが全然上がらないんですね。
特に動画コンテンツに関して言うと、これが顕著に現れて、この余計なこだわりっていうのは何かっていうとですね、
大して重要じゃないことにこだわってしまうわけですね。
例えばフォントが何のフォントを使っているのかとか、画像が何の画像を使っているのかとか、色使いとか、
そういう本質と離れたようなところばっかりこだわって、別にそれが変わったことによってじゃあ何かね、コンテンツのクオリティが上がったりとか満足度が上がったり、
エンゲージメントが改善するかという、そういうわけではなくて、単純に作り手のエゴみたいなものだったりするわけですよね。
だからここの時間の使い方を上手にならないと、特に一人ビジネスって時間が非常に限られているので、それを無駄なものに使ってもね、全然リターンが大きくならない。
だったらその時間を他のことに充てれば、そっちの方がね、得られる結果は大きくなるのであれば、こういう余計なこだわりを捨てていくっていうのは非常に大事なんですよね。
だけど動画っていうのは本当にそれこそスライド1枚作るにしても、スライドのね、このテンプレートというか、デザインをどんな感じにするかとかね、
配置とか文字とかね、フォントもそうだし色使いもそうだしとかね、動画編集にしてもそうじゃないですか、動画編集ってもう終わりがないっていうか、
もうどんどん沼にハマってしまうみたいなね、こだわればキリがないみたいな、エフェクトどうしようとかね、なんかそういうのをいろいろ考えたりとかするとものすごい時間がかかるんですよ。
だからそのいらないこだわりを捨てるってことですね。だから自分が今やっていることが本当にそれってそこまで時間を投資するメリットがあるのかなっていうのを考えないといけない。
例えば何か画像1枚探すにしても、そのフリーの画像サイトを1時間も2時間も見たいとか、それを30分でももったいないと思いますよ。
Aという画像とBという画像があってどっちにしようかなみたいな感じで悩んでいたとして、AでもBでも大して変わらないわけですよ。見てる側からしたらもうどっちでもいいっていう感じになるので、
そこってはっきり言って時間を無駄にしているわけですね。自分でその時間を無駄にするっていうことをしてしまっている。だからそういう余計なこだわりをどんどん捨てていくってことですね。
ビジネスとクオリティのバランス
これは自分はこだわっているつもりでも単純にただのエゴでしかないみたいなものなわけですね。
例えばどこでもいいですけど、食堂、レストラン、個人経営でやっているようなレストランだったりとか食堂に行くとしますよね。
その時にうちのこだわりは壁にかけてあるカレンダーがこだわりだと言われたとしたら、そんなところこだわるんじゃなくて料理にこだわれよって思うじゃないですか。
そんなどうでもいいよみたいなカレンダーとかね。っていうのと一緒なわけですよ。そんなのはお客さん求めてないっていうかそこのこだわりはいらないよねっていう。
こだわるんだったら中身にこだわれ、提供物にこだわれっていうふうに思う。でもそれに近いことをやっちゃってるわけですね。
しかもそこにものすごい時間を使って、本来時間を使うべきコンテンツの中身とかクオリティとかそういうところにはあんまり時間を使わないっていうことが結構あるんですね。
だからその時間の使い方を上手になるっていうのもすごく大事ですし、この辺のさじ加減というかどこまでやってどこまでやらないのかっていう余計なこだわりを捨てるっていうのが一個スピードを上げるコツなんですよね。
だから本当にそれこそ台本とか一つにしても台本作るだどうだっていうのもそのまま一つのこだわりだったりね。台本がないと喋れないっていう人もいますけどきっちりやりたいみたいなそういうこだわりだったりとか。
別にそれがその人の個性でもあるからそれが絶対ダメだとは言わないですけど、本当にそこまでやるべきなのかなっていうのも考えないといけないし、あとはどういうコンテンツなのかっていうのも考えたほうがいいんですね。
例えばそのコンテンツが1個10万円ぐらいするようなものすごい高価なものであればこだわりをするっていうのはわかるんですよ。それだけの価値のものを作らないといけないしそれなりの対価をもらってるわけだからこだわってこだわってっていうのはいいと思いますし、費用対効果もそれに見合った費用対効果だと思うんですよ。
それだけマンパワーとか時間や労力を投入してるわけだからそれなりの金額をもらうっていうのは然るべきだと思うんですけど、じゃあ例えばオンライン講座っていうもので言うとユーデミーなんかはね、結局のところはセールでしかほぼ売れないので、ってなると販売金額としては1500-1600円になるわけですよ。
1500-1600円の商品にどこまでこだわんだって話いいじゃないですか。1500-1600円の商品にそんだけこだわって1個作るのに半年とかかけたとしたら、じゃあ3万円のコンテンツ作るのに何年かかるんだって話いいじゃないですか。そこまでこだわっていたとしたら。だからそういうことも考えていかないとその後なかなかさらにもっといいものを作ろうってなったときに苦しくなってしまったりするんで、そこのバランスというかっていうのも考えていったほうがいいわけですね。
逆にそれだけしか対価がもらえないんであれば、ある程度は妥協してもいいというか、許容してあげても全然いいと思うんですよ。だからその大衆食堂に行って高級フレンチみたいなものを提供しようとしてしまうみたいな。
もちろんそれはもらう側からしたらありがたいかもしれないですね。安い金額でおいしいものが食べれて最高級のサービスが受けられるっていうのはいいかもしれないですけど、じゃあそれでビジネス持ちますかということですね。持たないと思うんですよ。そんだけコストものすごいかけてやってて全然収入としては入ってこないっていう。
だから安いっていうのは安いなりの理由みたいなものがあるわけですね。お客さんからしたら安く手に入るっていうメリットがある反面、提供者側からしたら何かしらそういうコストを削減してるとか、そういういろんな事情があるわけですよ。
だからこだわっていいものを作ろうっていうそういう心意気はすごく素晴らしいと思うんですけど、ビジネスとしてそれが成り立つのかということ、やっていけるのかということも考えないと、さっきも言ったみたいな感じですよ。大衆食堂に行って高級フレンチの料理を全員に出すみたいなことやってたら当然ビジネスなんか回らないわけだから。
我々はコンテンツを作って売ってるだけじゃなくて、情報発信だったりコンサルやったりとか雑務やったりもちろん日常の用事もあったりとか本当にやるべきことがたくさんある中で果たしてその一つのことだけにそこまで時間を投入して大丈夫なのかということですね。
自分がもし副業でやっていてコンテンツしか作りませんみたいな人であればコンテンツだけ作っていればいいんで、そういう時間の使い方は一つありかと思うんですけど、我々はそうじゃなくてビジネスとしてやっていかないといけないからコンテンツ作成ってその中の一つに過ぎないわけですね。
時間の使い方を見直す
その中のコンテンツ作成っていう分野の中でさらにそのコンテンツを作るって一個のコンテンツを作ることだけに自分の持っているリソース100%全部投入しちゃったら残りのことが全部止まっちゃうわけですよ。情報発信もできないしセッションとかもできないしとかね一切もう動けないとか他のことの時間がないみたいな風になっちゃうわけですね。
だからやっぱりそのバランスも考えていかないとコンテンツ作成をするときにコンテンツ作成に100%全振りしちゃうみたいな人いますけどそうすると情報発信が止まってどんどん見込み客が冷めていっていざコンテンツができたときにはもう結構見込み客が温まってないみたいな冷めちゃって売れないみたいなこともあるからやっぱりそうなるとある程度コンテンツ作成のボリュームを減らしていかないといけない。
ボリュームを減らすためにはやっぱりそういう労力をできる限り小さくしていかないといけないのでいらないこだわりは捨てるとかね。それこそオンライン講座とかだったらBGMとかいらないと思うんですよ。BGMが聞きたくてオンライン講座を聞いてるわけじゃない。もちろんあれは一つの世界観を表現したりとかそういう点においてはいいのかもしれないけど本当にBGMを選ぶのに何時間もかけてとかね。やるぐらいだったらなくてもいいみたいな。
はっきり言って別にあれがないからなんでBGMついてないんだっていうクレームはまず来ないわけじゃないですか。なんでBGMついてるんだ。うるさくて声が聞こえないじゃないかみたいな声はたまにありますけどその逆はないと思うんですね。ってことは別にいらないわけですよそういうものっていうのは。でもやっぱりそういう風にしないといけないのかなとかね。そういうYouTubeとかの動画見てるとみんなそういう風に作ってるからそういう風にしないといけないのかなとかって思っていろいろそもそもBGMの入れ方ってどうやってやるんだろうとかいろんなことを調べたりとか。
BGMどうやってどの曲にしようとか探したりとかしてしまう。それはやっぱり時間の使い方があんまり上手じゃないと思うんですね。時間の使い方を上手にやっていかないとコンテンツ作成なんかねサクサクできないんでここまではやるここまではやらないっていうのをある程度線引きパッとしとけばもうこれはやらないっていうBGMとか入れないし編集もしないしってやれば時間が本当に少しの時間でいいというかね。他の人が例えば10時間使ってるとしたら自分は3とか2でできてしまうみたいなことになるわけですね。
だからスピードが速くなるわけです。1個作るのに10時間使うのと2だったら単純計算で5倍違うわけですよねスピードが。っていう風になるからもういらないこだわりは捨てる。こだわりって聞くとすごくいい言葉が聞こえるかもしれないけど単純にただのエゴでしかない。自己満足でしかないっていうことなんですよ。
だからそこを本当に気をつけていかないと。こだわるべきはコンテンツの中身であって周辺のものっていうのは別にある意味どうでもいいとかね。あってもなくても変わらないとかであれば単純にそれは無駄なものに時間を使ってしまっているということになるんでね。それではビジネスは成り立ちませんよっていうことです。