子どもの遊びの重要性
皆さんこんにちは、保育士の白石あすなです。
今回は、「うちの子、いっつも同じ遊びばっかりしてるけど、これって大丈夫なのかな?」って感じているママに、ぜひ届けたいお話です。
結論を言いますと、大丈夫です。安心してください。
その理由についてお話ししていきますので、興味のある方は聞いてくださると嬉しいです。
このチャンネルは、保育士歴15年以上であり、自閉スペクトラム症の4歳の男の子と、やんちゃな2歳の男の子を育てている私が、
保育士と母親の両方の目線で見た子育てのことや、自分らしい生き方を模索する中で学んだことについてお話をしています。
今回は、お子さんがね、ずっと同じ遊びとか、同じおもちゃで遊んでいるけど、これでいいのかな?って心配しているママに届けたいと思っています。
私もね、2人の男の子のママなので、いろんな経験をね、子供たちにはしてほしいって思っているんですよね。
楽しいとか、悔しいとか、悲しいとか、いろんな感情をたくさんたくさん感じて、味わって、心も育っていってほしいし、
なんか失敗しちゃっても、くじけない強い心というか、また挑戦してみようって思えるような前向きな気持ちも育ってほしいと思っているんですね。
でも、現実は、またパズルやるの?とか、あれ?ずっと外で走ってるのかな?とか、同じ遊びばかりしている姿もあるんですよね。
これで本当にいいのかな?って思うこともあると思うんですが、
私は保育園で150人ぐらいのお子さんを担任してきて、やっぱり同じように悩むママもいるんですが、安心してください。
結論から言うと、好きな遊びずっとしていてもいいんです。
なぜかというと、ずっと同じ遊びをしているイコール夢中になっているっていうことなんですよね。
この夢中になる力ってすごくすごく大事なことで、この夢中になることでいろんな心の育みが生まれるんですね。
例えばブロック遊びの場面なんですけど、大人から見ると、また同じブロックやって同じもの作ってるなって思うかもしれないんですけど、
子供の中ではいろんなことを考えて、どうやったら、例えばポケモン作ってたとしたらポケモンに似せられるかな?とか、
あとはブロックだったらどうやったら長い電車が作れるかな?とか、
いろいろ試行錯誤をしているんですよね。
外遊びも同じで、ただ長男なんかはずっと走り回って転がったりとか、滑り台やったりとか、鉄棒やったりとか、葉っぱをばら撒いたりとか、いろんなことをしているんですけど、
でもその中でも爽快感とか、あとは今日はここの山まで登れて、転ばずに上から降りてこれたとか、
あとは鉄棒もちょっと長くぶら下がれたとか、たぶん彼なりに達成感とか、挑戦できたっていうことを感じているんですよね。
一見同じことの繰り返しに見えても、子供の中では感情も思考もどんどん動いていて、だから見えない部分すっごくすっごく育っているんですよね。
この遊びの中で、子供の中で働いている力と言いますと、私なりの解釈なんですが、
まず関心を向けるですね。興味を持つ。なんかこれやってみようかなみたいな感じで興味を持って、
じゃあこうしたらどうなるんだろうっていう考えたりとか、何か仮定を持つんですね。
その仮説を持って、じゃあこうしてみようっていう実行とか実践、行動した後に結果を得て、
すごい楽しい、じゃあ次はこうなるようにするにはどうしようとか、次はこうやってみようっていうね、
次への挑戦に向かうんですよね。この流れを言葉で言うと、探求、実践、結果を得て学んで、次への挑戦みたいな感じなんですよね。
だから我々の今勉強しているPDCAみたいなことをですね、子供は自然と遊びの中でやっているわけですよ。
まあちょっと簡単なものだと思うんですけど、なので一見同じことも繰り返しに見えても、
そういったサイクルを子供なりに回しながら夢中になって遊んでいるんですね。
この夢中になって遊び込むっていう経験が、違うことに興味が向いた時にも力が発揮されるし、
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あとは小学校に上がった時に、勉強にも学びの面でも向いていくんですよね。
多分最初はね、1年生の頃は幼稚園とか保育園とかの延長で、そんな座って勉強するっていうものはないと思うんですが、
でもその活動の中でも、関心とか探求心を持ってみんなと一緒にやってみたりとか、
上級生と一緒にやってみようとか挑戦する気持ちとしても育まれていくと思うんですよね。
なので幼稚園の時に遊び込む、夢中になるっていう経験をすることで、
だんだんと成長していくにあたって、小学校に上がった時に学習に向いていくっていう感じなんですよね。
なので今、お子さんが幼児期の時に、
同じことばっかりで遊んでるなとか、同じもので遊んでるなって思って、これでいいのかなって不安になったら、
ぜひ安心して見守ってあげてください。
本当に夢中になれてるってすごいことなんですよ。だって誰も教えてないじゃないですか。
教えてます?夢中になることって。
大人も興味が向いたことに夢中になって、例えばお仕事したりとか、スポーツにハマったりとか、
読書のこの作家さんの作品を全部読むとか、ありますよね。
で、この大人も子どもも夢中になれるってことはとても素敵なことなので、
ぜひお子さんの好きとか、そういった夢中になるものをどうぞ安心して見守ってあげてください。
はい、いかがでしたでしょうか。
ちょっとね、わからない部分とか何かご意見ありましたら、レターやコメントなどで教えていただけると嬉しいです。
最後まで聞いてくださりありがとうございました。
ママが少しでも笑顔で過ごせますように。
白石あすなでした。
ではまた。