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ウェスティナ・レンテ、この放送はSWC、スロースウィズクリエイターズ、コミュニティメンバーのマスコットがお送りします。
今日のテーマは、AIとクリエイティブについて考えてみようと思います。
昨日、AIの危なさみたいな話をしたので、
AIが良い悪いということではなくて、AIとクリエイティブという観点から、僕が思うに考えていきたいと思います。
僕自身、今はやってないんですが、半年以上前になるんですけど、
AIで漫画を作っていました。
フワリちゃんという女の子のキャラクターをまず作って、ミッドジャーニーを使って、
いろんなキャラクターを作ったんですけど、そこのポーズを作って、
その時は、パープレキシティで、
ハイパー企業ラジオという、ヘンスーさんとオバラさんがやっているラジオの、
わかりやすくというか、漫画に7ページとか8ページとかそれぐらいにして、
こういう内容を喋っているよというのがわかるような内容のAI漫画を作りたくてやっていました。
パープレキシティを使って、
AIとかSpotifyとかの音声を変換して、
パープレキシティを使って、そこの要点とか出したりとか、
もちろん自分でも聞いて、この回の大切なポイントとかを整理した上で、
それで台本を作って、それに合う、
最初にさっき言った、ミッドジャーニーで作ったキャラクターを配置していて、
キャンバーで吹き出しとか、
吹き出しとかセリフを入れて、みたいなことをやっていました。
毎週やってたんですけど、ある時からちょっともうやめて、
それは時間的なものもあったというのもあるんですけど、
その時に思ったのは、単純に僕の考えだと、
それを使って、AIを使って、漫画を描くことと並行して描くことがあんまり楽しくなかったんですよね。
このあんまり楽しくないっていうのが、どういうことなのかなっていうのをちょっと考えていきたいと思います。
クリエイティブっていうのをいろいろ分解した時、考えた時に、
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01っていう構想とかコンセプトとかも入ると思うんですけど、
という部分と100みたいな、100が完成としたらですね。
100の部分っていうのが、に近い部分っていうのが選択とかジャッジする部分。
これで決定だってやる部分だと思うんですよね。
そのことを考えた時に、どこにこの楽しさを感じているのかっていうのがあると思っていて、
この0から1の構想の部分なのか、100に近い部分のジャッジなのかっていうのと、
あと1から100の間に例えば葛藤とか発見とか成長みたいなのがあると思うんですよね。
クリエイターの人たちには多分必ずそれがあると思うんです。
他にも多分要素っていうのはたくさんあるんですけど。
この要素が多分AIを使うことによって、葛藤発見成長っていうのが、
割とAIが奪うっていうか、AIによってそこがなくなってしまう可能性があるのかなっていう気がしていて、
どこにその人それぞれのクリエイターの中で楽しいと思う部分を持っているかっていうのにもよるんですけど、
そこの部分が割とこっそり、つまり間の部分をAIっていうのは効率化してギュッとなくすというか短縮するので、
そこがなくなってしまうのかなっていうのが思います。
プロセスというか簡単に言えば、そういう部分がなくなるのかなと。
だからその間の部分、葛藤とか発見とか成長みたいな部分にすごい楽しいな、
クリエイティブというか何かを作るときにそこに喜びを感じる人にとっては、
それがなくなることによってあんまり面白くないなって思うような気もするんですよね。
ただ、クリエイティブというかクリエイターみたいなのを考えていくと、これは建築家の話になるんですけども、
結構有名な建築家の方って、皆さん知っている人もいるのかもしれないですけど、
例えばすごく有名な、著名な建築家の人って、
じゃあまず家を設計するときにどういうふうに案を考えたりするかというと、
これは必ず全員というわけではないですけど、結構多くの建築家の人がスタッフの人とプロジェクトをもちろんやるんですよね。
なぜかというと、たくさんのプロジェクトを抱えて一人で図面を出したりとか図面を描いたりとか、
方法的な調査をしたりとか、いろんな現場管理というのは設計どおりにいっているかという管理なんですけど、
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みたいなことをするというのは結構不可能に近いんですよね、時間的に考えても。
一年に一軒だけ住宅をやるみたいな、一人でやるような人だったらそれはできるんですけど、
数を抱えないと金銭的にも厳しいというのもあるんですが、
大きな有名な建築家になれば、もちろん一人でボスというか社長が抱えるわけにはいかないわけですよね。
そうするとどうなるかというと、まず一人だったりとか数人とかのスタッフが案をどうやって作っていくかという話になるんですけど、
案出し自体もスタッフの人がするんですよ、結構な割合で建築家の人。
スタッフがして、ボスというか社長に案を見せて、そこでディスカッションとかコミュニケーションをしていて、
そのボスが、すみません、ボスと言わせてください、割と建築の業界って何でかよく分からないですけど、
社長ってあまり言わないんで、ボスとかっていうのが多いですね。
ボスと話をしているときに、ボスがいろいろ案に対してこうした方がいいんじゃないかとか、
その塩梅なんですけど、それこそボスが最初に絵を描いてこの通り作れとかっていう風にもしかして考える人も多いと思うんですよね。
そうするとその人の作品にと言えるようなものになるから、そういうプロセスが一般的かなと思うかもしれないですけど、
結構多くの建築家の人がゼロの部分からゼロイチの部分をスタッフの人に任せるみたいな部分もあるんですよね。
なのにその人のスタイルになるって確かにすごいなって思うんですけど、
そういう部分が多い。
つまりスタッフの人がゼロイチを考えて、そこからボスはジャッジするっていう感じなんですよね。
それでどんどんどんどん詰めていくんですけど、
そういう意味ではある種、ボスがやっていることっていうのはジャッジすることであって、
つまりさっき話した100の間の葛藤発見成長みたいな部分が割となくなりやすいというか、
その本人自体は感じづらい部分なのかなというのも思います。
ただ今話してて思ったのが、もちろんいきなりそれで完成っていう風にはならないし、
そこで一緒にボスも考えていくから、
ある種そこには葛藤とか発見成長みたいなのもあるのかなという気もしてきますね。
結論はそんなに僕もこうだって言えるものが出てるわけじゃないけど、
ただそこの間にあるプロセスの部分である楽しさみたいなのは、
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そこに楽しさを感じている人であれば、
それをAIによって感じにくくなってしまうのかもしれないなということを思いました。
そうですね。だから結構人にもよると思うんですよね。
そこのプロセスの部分が一番楽しいって考える人もいれば、
そもそもお客さんに喜んでもらう、クライアントに喜んでもらうということが、
クリエイティブの作ることの原動力にあっている人もいるし、
だからその部分は、だからってやらないほうがいいとか、
僕が今日話したいのはやらないほうがいいとかやったほうがいいとかっていうのではなく、
単純にクリエイティブ考えていくときにAIを使うことによって、
それをプロセスの部分が結構ごっそり短縮されるから、
それによって楽しくないなって思っちゃう人も結構いるかなというのを思いました。
だからどうしようとかもないんですけど、そういうのがあるなと思います。
むしろだからプロセスにすごく楽しみを感じている人、
その葛藤発見成長みたいなことが、だからクリエイティブって楽しんだぜみたいな人にとっては、
別にAIは使って便利だなって分かっていても、
そこのおいしい部分を取られたくないよみたいな感じの人も
絶対一定数いるだろうなという気もしました。
ただやっぱりその上でも結構時間的なAIを使う、
例えば建築家で考えていくと、AIをかなりがっつり使う建築家と
そうでない建築家によっては、
時間的なものが変わってくるんですよ、めっちゃ。
今でも建築の中でビムって言うんですけど、
CGを使って描くことによって平面図、立面図、断面図とか
いろんな図面を本来は描かなきゃいけないのを、
CGを作ることによって一気にそれを図面化しちゃうみたいな仕組みとか、
そこでその計算によって部材の数とかも一気に出たりとかっていう、
効率化できるツールみたいなのは結構何年も前から使われてるんですよね。
だからある種、そういう効率化がすごく進んでいくと、
そういう人たちは数をやっぱり抱えることができるし、
商売として考えていくとそっちのほうがたくさんできるっていうのがあるから
やっぱりAIを使ったほうがいいっていう部分もある。
それと一方で、どこに楽しさを感じたかっていうので
プロセスを感じてた人にとっては、
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それがつまんないからそもそも建築やる意味あるんだっけ?
っていう風になる可能性があるなということを思いました。
今日はAIとクリエイティブっていうことを考えたんですけど、
これはあくまで僕の意見ではあるんですけど、
やってても僕はそうやって漫画作るのつまんなくなってやめちゃった部分が、
もちろん続けられなかったっていう言い訳とかそういうのもあるんですけど、
ただ単純にあんまり楽しくないなって思ったのは自分の中で結構大きくて、
だから僕にとっては葛藤とか発見とか成長みたいなことがあることがすごく楽しい、
自分がやるモチベーションに結構なってたんだなっていう気がしました。
だからってAIを使わないとかっていうわけじゃないんですけど、
そうした時にどう考えていくかみたいなことをまた考えていきたいなってことを思いました。
今日も最後まで聞いてくださりありがとうございます。
それでは皆さん、スロースロースロース。