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2024-12-13 08:47

【そもそも論】音を聞きたいのはなぜ?

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手段の目的化は危ないよと言う話をしました。音のスキルだけ身に付いたからといって、リスナーさんの幸せにはならないと強く感じます。自らの力で音を探し、音を聞き、自分の人生に還元する。そうした主体性があってこそ、音の効果は発揮されるのではないでしょうか。
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みなさんこんにちは、作曲家で大学教員の小松正史です。この放送では、人の心を動かす音や音楽の正体を、音響心理学の切り口から深掘っていきます。
ということで、最近めちゃくちゃ寒い中、音の聞こえも色々変化のあるこの頃ですけども、みなさんいかがお過ごしでしょうか。
今日はですね、原点に戻るような、そんなボイシーなお話をしてみたいなと思います。
音を聞きたいのはなぜ、音を聞きたいのはなぜなのか、みたいな、そこら辺をね、ちょっと深掘っていきたいと思います。
僕はね、音フェチ、そして音を聞くのが人生の一番の喜びとかね、音に、音の正体を追い求めて、研究とか表現とかをずっとやってきて、
それであの、約3年前ですけど、こうしてボイシーでね、話しているわけなんですけど、これね、ずっとそういうことを僕は好きでやったりとかですね、
あとこのボイシーでね、3年近く同じようなことを言ってきているわけなんですけど、もうこれもう1回ね、考え直す必要があるのかなっていうふうに思うんですね。
ただ音を聞くのが好きとかね、こんな音を聞いてみようとか、そういうことをどんどん集積していっても、これ本質には繋がらないんじゃないかなっていう風に、
個人的にちょっとね、秦と思い出したので、ちょっとね、その辺り喋ってみたいなと思います。
それで、目的と手段という言葉よく聞きますよね。目的は、たどり着きたいところとかですね、人生がこんなふうにやってほしいという願望も含めてね、自分が行き着きたいところだと思うんですね。
で、そのためにどんな経路とかどんな道具、どんな手段を使っていくかということで、いろいろなね、スキルとかそういうものがあると思うんですけどね。
僕の話で言うと耳トレのやり方ですよね。
で、最近ですね、すごく思うのは手段がね、肥大化してるんじゃないかなっていうふうに思うんですよ。
目的はなんとなくね、あんまり深掘りせず、手段はこんな曲が好きなんだ、こんな音を聞こう、こんな風な音をね、自分は聴きながらこう思ったんだみたいな、そういうことはね、どんどん増えていくんだけど、
じゃあね、その音を聴きたいっていう根本はどんな方向性に持っていきたいのか、自分のね、ライフスタイルを持っていきたいのかっていうのを考える必要があるんですよね。
それがないと、単なる手段の集積化をしていっただけではですね、何かそのスキルがどんどん増えたりとか、音を聴くっていう機会は増えるかもしれないけど、
時間がなくなったりとか、なんかこう興味がなくなったらもうそこで終わっちゃうとかね、継続することがすごく大事だって言ってるのにそれで終わっちゃうとかね、
僕のね、このボイシーもずっと昔から聴いていただいている方、本当にもうありがたいなと思うんですけど、よくね、このボイシーのですね、アナリティクスっていうのか、こういうのをたまに見るんですけど、
定着率がね、やっぱり少ないんですよね。これどうなんでしょうかね。他の番組なんか、ずっと皆さん右肩上がりに上がってるんでしょうかね。
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僕の場合はですね、ずっと継続して熱心なリスナーさんは聴いていらっしゃるんですけど、わりと新規で入ってきていらっしゃるリスナーさんの離脱がめちゃ多いなって思うんですね。
これやっぱりね、なんかこう、この番組って結局は手段とかね、スキルだけ伝えようとして、それで手段も適当なもんだって感じでどっか行かれちゃうのかもしれないですけどね。やっぱり僕ね、僕の目的言っちゃいますよ。
僕はですね、やっぱりね、自由に行きたい。そして日々こう、風通しの良い歓声でしなやかに行きたいっていうことがね、僕一番大事というか、何者にも束縛されずに自分自身の好きとか気持ちいいっていうそのモードをずっとね、保っていきたいって思うんですよ。
で、そのために音があったり、音の聞こえ方なんかがあるのかなって思うんですよね。なので、たくさん音を聞いたからその先に自分の自由があるとかね、気持ちよいものがあるっていうことはないと思うんですよ。それでいいわけないじゃないですか。たくさん音を聞いてもね、全然ダメだと思うんですよね。
やっぱり自分の目的がしっかりした中で、例えば一つの音を聞き倒すとか、例えば一つの音に多機能な側面を持たせるっていうことが大事なんですよね。で、これ一つの音を聞き倒すっていうのは何かというと、僕よくピアノを演奏したりね、してますけどね。
それって別に小松、他の楽器したらいいんじゃんとかね、ピアノばっかりじゃん、飽きちゃうじゃんっていう人がね、いるかもしれないけど、僕は一生ね、ピアノをやろうと思って追い求めてもね、飽きないですよね。もうそれこそ逆に飽きるどころかすごく深い世界にズブズブ入っちゃうぐらい、すごく奥深いものだと思うんですよね。
一つの音をそれで自分の自由を求めるために、心身の開放を求めるために、やっぱり一つのピアノだったらピアノっていう楽器を弾き倒したり、聞き倒したりするっていうことなんですよね。その結果ですね、たった一つのピアノの音、あるいは環境音でもいいと思うんですよね。
皆さんの好きな水の音とか鳥の声とかね、人の声でもいいと思うんだけれども、それを聞くための仕組みっていうのが、やっぱりどんどんどんどん増えてくると思うんですよね。一つの音を絞ったことによってですね、聞こうとしている時間とか場所とか種類などがね、あると思うんですけど、じゃあ自分にとってね、一番こうたどり着きたい目的があった、そのところの音の聞き方としては、自分これあの絶対、
こういうやり方があるよってことは言えないんですよね。それは人それぞれが探していったらいいんだから。そういうのをね、やっていく、自分の頃合いの時間、場所、種類、これによって自分は開放されていくんだっていうような聞き方を、たくさんこう技術を学ぶっていうよりも、一つのこれだっていうのをね、深盛りしていったほうがですね、結果的に自分が一番たどり着きたいところの部分にね、近づいていけるんじゃないかなっていうふうに思うんですよね。
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まあこれ元の話で言うと、なぜ音を聞きたいのかっていうね、これ聞くことによってね、気分があのまあその、えっと瞬間瞬間でリラックスするとかね、そういう鎮静するっていうことはあるんだけど、それってね、やっぱり一時的なものだと思うんですよ。やっぱり音を聞きたいのはなぜっていうのを、これ僕答え言えない。それはもう聞いてるあなたがこれ答えをね、見つけていくものだから。そのためのやり方でこんなのありますよ、あんなのありますよっていうのがあるけれども、それはやっぱり聞いてる、あの
方が主者選択して、こんなのダメだと思ったらスルーして、いやこれはいいなというものをピックアップしてやっていく。それもね、僕がこの音いいですよ、あの音いいですよっていうのをね、鵜呑みにして、ただ反応するだけではそれダメですよね。
自分なりに、じゃあこの別にボイス聞かなくっても自分で探していったらいいんだっていうね。最後はもう僕の番組聞かない方がというかね、聞くのはこれ僕踏み台ですから。聞いた後で、じゃあ自分はこれっていうのをね、
本当に求めたりして、僕の番組を忘れ去ったっていうことがもしあったとしたら、僕はそれ一番嬉しいですよね。
あ、卒業されたんだ、みたいな感じでね。そんな感じでね、日々聞いていただくのはとてもありがたいことではあるんですけど、やっぱり自分の聞きたいを深掘りしないと、この番組聞かれる目的というかね、その辺りが薄れてくるんじゃないかなという感じで今日はですね、音を聞きたいのはなぜっていう話をね、してみました。
ここまで聞いていただきましてありがとうございます。最後にお知らせでございます。毎週日曜日になるんですけれども、この深掘りの話、1週間のまとめみたいなものを毎回毎回の話をですね、ちょっとギュギュッと圧縮して、自分なりにさらにね、まとめていったような、そんなあの、ひらめきのあるようなね、そういうプレミアムリスナー用の番組を毎週日曜日やってますので、よろしかったら初月無料となっております。
ワイン、ワインじゃない、ワンコインで聞くことできますので、よろしかったらまた聞いていただきつつ、皆さんとっての音の充実は何なのか、人生の目的は何なのかっていうのをね、僕は答えはよく出さない。それはもう皆さんですから、そういうのをね、自分なりに主体的に深掘っていただける方、ぜひこのチャプターにリンク貼っておきますのでね、ウェブからのお申し込みしていただけましたら幸いでございます。それでは今日も音の良い一日をお過ごしください。
ありがとうございました。
08:47

コメント

1日3つしか!おえない🤐挙げすぎ!Nn Nn Nn!揚げ好き🩷⁉️w

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