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みなさん、こんにちは。作曲家で大学教員の小松正史です。
この放送では、人の心を動かす音や音楽の正体を、音響心理学の切り口から深掘っていきます。
今日はですね、手洗いの効用は2つあるような話をしたいと思います。
なぜこんな話になったかというと、ちょっとね知り合いから、手を洗うってめちゃくちゃ効果あるよって言われたんですよ。
ひとつは、雑菌とか売菌を除去するために洗うというかね。
コロナ禍になってから、とにかく手を洗ったりとか、殺菌するってことはすごく多いから、中には荒れてしまった人とか、手が荒れる状態になった人もいらっしゃると思うんですけど、
そういう物理的な、物質的な、これマテリアルって言いますけど、マテリアル的なものはよくされているところが多いと思うんですよね。
もうひとつあるよっていう話になって、ほんまかなって思って聞いたらですね、
手を洗うと心が腫れたりとか、ひとつちょっとネガティブな部分がゼロになるとかね、そういう効果もあるんじゃないかなっていう話を聞いて、
ほんまかなと思って、自分もそういう気持ちでね、普段手洗いますけど、そんなこともあるのかなと思って手を洗ってみたんですよ。
するとね、結構そうなんですよね。なんかすごい切り替えがいくなって思ったんですね。
そういうふうにしていくと、手洗いって物理的なものとですね、今言った心というかメンタルな部分の二つあるかなっていうふうにすごく実感したので、
今日こういう話をしているわけなんですよね。僕の話で言うとですね、普段割と多くの方々と話をしたりとか、
授業をやったりとか、人前に出たり直接対面してお話する機会が割と多い職種だと思うんですよね。
ライブの時もそうですよね。演奏して、それで終わった後はご来場された方と話をしたりとか、そういう機会があったりはします。
そんな時に、いろいろな人って気を持っているわけですよ。本当に多かれ少なかれ気を持っていて、僕は寛容そうで言いながら、
キャパはすごく小さいですからね。やっぱりいろんな人前に出ると、後で帰るとドドーッとなんか来るんですよね。
こんなこと言うと変ですけど、それありますよね。不特定多数の方と喋ったりしていると、後で疲れが出てきたりするわけですよね。
すみません、本当に正直言うと。そういう時に何をするかというと、手を洗うっていうね。
大学なんかでちょっとやってみたりしてるんですけど、するとですね、何かね、今までさっき話した方の気とか何とかっていうのが、
いい感じで流れ去っていくわけですよ。スーッとね。それでまた元の自分に近くなるみたいな感じがあって、
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それでまた次のお仕事をするっていう風にすると、えらい切り替えがいいなっていうかね、そういう効果があるような気がするんですよね。
人によってはね、あの潔癖症な方なんかはね、過剰に手を洗うとか、そういう傾向の方っていうのがいらっしゃるって伺ったんですけども、
そういう方なんかはまた違うね、僕は心理学的な、医学的なものがわからないのでね、さっぱりそんなことは言えないんですけど、
手を洗いがちな人もいらっしゃるっていうことを聞いたことがあります。僕はそういうタイプとかそういう感じではないんですけど、やっぱりね、
人対応した後で手を洗ったりするとやっぱね、変わってくるっていうのがね、あるなぁと思うんですね。
これあの一つ、手を洗うっていうのは水でね、蛇口からひねって、今ひねらなくても手動ででますけど、それで手を洗って、
それであのハンカチかなんかで拭くんですけど、洗ってる時って音が出るじゃないですかね、手を洗えば水が落下する音なんですけど、
これもまたいいなぁと思うんですね。水がね、人工的な状態であってもシャバシャバシャバとかね、ザーとかね、サバサバサバっていう感じで音が聞こえるわけですよね。
あと皮膚感覚っていうのかな、水は冷たい場合が多いですけど、するとね、冬の時期なんかちょっと凛としてしまって、ちょっと寒いところもありますけど、
夏なんかはね、シュッとシャキッとするというか、触覚からも割とピシャッというのか、いいリセット感になるのかなっていうふうに思うんですね。
これ要するに水っていうのはね、五感にもある程度響くというか、触覚的なものと目で見るもの的なものと音が感じられるようなね、そんな効果があるのかなというふうに思うんですね。
なのでやっぱね、手洗いの効果はね、今二つって言いましたけどもっとあるかもしれない状態ですが、
まず二つとしては物質的なもののバイキンを除去していくっていう従来の手の洗い方の効果があると思いますし、
次はね、やっぱりメンタル的なものね、ちょっと心が変化していくっていうね、ポジティブに変化していくことがあるかなというふうに思うんですね。
これは京都で言うところの結界っぽいですよね。特に今、盆じゃなくて節分なので、四つの神社とかお寺を回って結界を巡るっていうことを聞いたことがあるんですけども、
これね、京都だと、まず北の天満宮がね、北の西側にありますよね。続いて北の東側には吉田神社っていうのがありますよね。
そして、南の東側は伏見成大社がありますよね。そして、西の南側は御部寺っていうのがあって、
この四つをね、挟んだところの結界があって、それで京都のあたりは守られているというかね、そういうことがあるそうなんですけど、
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そこを実際にね、僕1日のうちで回ったことはないですけども、それを回ることによって気持ちがすごく手洗いをしたかのようにクリアになったとかね、そういうことも伺ったりしてますので、
何か結界を作るとか、そういうような時間とか行為みたいなものが日々の中で生きているとですね、晴れとけっていう言葉があるようにですね、
晴れは晴れ舞台の晴れ、そして毛はけがれの毛だとは思うんですが、毛の部分をいかにうまく循環というよりも消化していくことがね、すごく大事なんじゃないかなっていう風な、そんなところにもつながると思うので、
たぶんね、手洗いの行為っていうのは2つぐらいね、そういうふうな気持ちで現れると日々のね、ルーティンもまた良い感じで展開するのかなと思ってね、一部分ちょっと音の観点入れましたけど、ぜひそんな気持ちで手を洗ってみてほしいなと思って、今日は手洗いの行為は2つあるという話をしてみました。
最後にお知らせでございます。毎週日曜日はですね、プレミアムリスナーさん対象の1週間の振り返りをしております。実はね、これ1週間の振り返りは自分の振り返りでもあるんですけれども、
即興的にですね、毎週この日はこんなことあった、あんなことあったっていうのを喋っていくとですね、1つの大きな気づきを得られるっていうね、これなかなかこうね、膝をパンと叩くような、そういう時間となっておりますので、そんな感じで感覚をね、統合させることにね、ご興味がございましたら、プレミアムリスナーさんに、またそのなっていただければというふうに思っております。
最近ね、ぼちぼちまたたくさん加入いただいておりまして、よろしければこちら初月無料となっておりますので、ワンコインでございます。ブラウザからこちらのところにリンク貼っておきますから、リンクから貼ってそこで申し込みいただけますとですね、Appleの手数料なしでいけるので、500円で毎月ですね、来月からなりますけどね。
まだあの月始めですのでね、無料でより多く聴いていただけるかと思いますので、よろしかったらご活用くださいませ。それではここまでお聞きいただきありがとうございました。素敵な音の一日をお過ごしください。